「大切に育てた娘 ハナ」パク・ハンビョル“人生初のショートヘア…髪を切ると聞いて2日間悩みました”
オルチャン(ネットで話題になった美男美女) 出身、公開恋愛など、パク・ハンビョルの修飾語は多い。しかし、本当のパク・ハンビョルを説明してくれる言葉はなかった。誰が見ても綺麗な彼女は、実は気さくな少女だった。本当のパク・ハンビョルを説明できる言葉は“ポジティブ”だった。
SBS毎日ドラマ(月~金まで放送されるドラマ)「大切に育てた娘 ハナ」の放送終了から1週間も経たないある日に会ったパク・ハンビョルは、明るい隣のお姉さんだった。特に、パク・ハンビョルはポジティブマインドでインタビュアーを驚かせるほどだった。6ヶ月間、休まずこなしてきたドラマのスケジュール、そして休む暇もなく続いた複数のスケジュールにも彼女は明るく笑いながら話をする余裕を持っていた。
彼女に簡単な放送終了の感想を聞くと「まだ実感が沸かない。また撮影に行かなければならないような気がする」という返事が返ってきた。普通俳優なら誰もが言いそうな答えだと思ったが、説明を聞いてみたらそれでもなかった。彼女の話によると「大切に育てた娘 ハナ」は、毎日ドラマの目まぐるしい撮影スケジュールがまるで映画撮影のようだったという。
「現場の雰囲気がとても良かったです。俳優たちが皆仲良くなりましたので。撮影が終わっても1~2時間ほど話したり、お酒を飲んだりしました。グループチャットもしました。作品が終わった後も連絡しています。もしこのドラマが人気がなかったとしても私はそれでよかったと思ったはずです。私は人が好きですが、本当に良い人々にめぐり合えましたので」
そんな彼女と特に息を合わせる機会が多かった二人の男性俳優イ・テゴンとチョン・ウヌとの関係は、格別である。劇中で三角関係になった二人の中で一人を選ぶなら誰になるかと聞いたら、パク・ハンビョルはかなり困った表情を見せた。
「(イ・テゴン)兄さんと(チョン)ウヌは本当に違います。兄さんは男の中の男で兄みたいですが、可愛くて子供のような部分があります。ウヌは弟みたいですが、兄さんのような時も多いですし。テゴン兄さんは茶目っ気たっぷりです。撮影する度に笑ってしまってNGが出ました。本人は男の中の男のように見てもらいたいと思っていますが、子供みたいで純粋な面があります。前喧嘩するシーンがあった時は、その前日から浮かれていました(笑)」
実は、毎日ドラマを撮影しながら俳優たちがプライベートな時間を持ったり、親密な関係を維持することは容易なことではない。ほぼ徹夜することはもちろん、「大切に育てた娘 ハナ」は手間のかかる野外ロケが多かったためだ。当然このドラマの撮影は、ヒロインのパク・ハンビョルには非常に厳しいものだった。
「あまりにも寝ないから、体がおかしくなってきました。初めて感じる気分でした。ドラマの内容自体もスペクタクルでしたが、撮影もミニシリーズドラマ(毎週連続で2日間に2話ずつ放送されるドラマ)のようにしました。出演者たちはいつも『うちのドラマはミニシリーズのような毎日ドラマ』と言うほどでした。例えば、毎日ドラマによく登場するご飯を食べるシーンがうちのドラマにはありませんでした。最終回にたった一度だけ登場しましたが、慣れなくてうまくできませんでした」
非常に苦労して撮ったこのドラマがパク・ハンビョルに特別だった理由は、もう一つある。それは男装演技だった。このドラマは最初からパク・ハンビョルがショートヘアで登場し、男装するという事実だけで話題を集めた。
「髪を切らなければならないという話を聞いて2日間悩みました。キャラクターと作品はとても良かったと思いましたが、生涯髪を切ったことがなかったので負担になりました。でも、前向きに考えることにしました。今じゃなきゃいつ切れるのかと思いました。幸いにも切っても別におかしくはないでしょう?(笑)」
そんなふうに始まった“男性になったパク・ハンビョル”はそれほど難しくなかった。最初は女性のように見えることにノイローゼになったと言った彼女は、男装している自身の写真をモバイルメッセンジャーのプロフィール写真に指定しておくほど愛情を持っていた。パク・ハンビョルはこの写真を見せながら「とても格好いいでしょう」誇らしげに話した。
「声や話し方などは大変でしたが、それ以外には別に大変なことはありませんでした。普段から女らしくないとよく言われましたので(笑) しかも女性はヒールを履いてメイクもして、色々不便じゃないですか。『大切に育てた娘 ハナ』のチャン・ハナは、朝準備する時間が10分しかかかりませんでした。メイクもBBクリームをつけるだけでした。男性俳優よりもメイクをしませんでした。冬に服を10着も重ね着することもできました」
オルチャンとして有名になった彼女は、もう30歳を超えた女優になった。未来への悩みも多い時期であるはずだ。しかし、パク・ハンビョルは悩みよりはポジティブな方を選んだ。あえて悩みを挙げるなら、加齢と共に贅肉が増えたことくらいだ。このようにパク・ハンビョルは明るくて平和な30代の女優になった。
「悩みですか?贅肉?(笑) 20代の頃はいくら食べても太らなかったのに、今は緊張しなきゃと思いました。実は演技への悩みは、世界をどれほど理解するかにかかっているじゃないですか。それで20歳のときは演技を上手にしたいと思っても、それができなかったと思います。今私に『演技が伸びた』とおっしゃってくれる方も多いですが、私はそうは思いません。演技には出来不出来がないです。世界をどれほど知って、理解しているのかの問題です」
SBS毎日ドラマ(月~金まで放送されるドラマ)「大切に育てた娘 ハナ」の放送終了から1週間も経たないある日に会ったパク・ハンビョルは、明るい隣のお姉さんだった。特に、パク・ハンビョルはポジティブマインドでインタビュアーを驚かせるほどだった。6ヶ月間、休まずこなしてきたドラマのスケジュール、そして休む暇もなく続いた複数のスケジュールにも彼女は明るく笑いながら話をする余裕を持っていた。
彼女に簡単な放送終了の感想を聞くと「まだ実感が沸かない。また撮影に行かなければならないような気がする」という返事が返ってきた。普通俳優なら誰もが言いそうな答えだと思ったが、説明を聞いてみたらそれでもなかった。彼女の話によると「大切に育てた娘 ハナ」は、毎日ドラマの目まぐるしい撮影スケジュールがまるで映画撮影のようだったという。
「現場の雰囲気がとても良かったです。俳優たちが皆仲良くなりましたので。撮影が終わっても1~2時間ほど話したり、お酒を飲んだりしました。グループチャットもしました。作品が終わった後も連絡しています。もしこのドラマが人気がなかったとしても私はそれでよかったと思ったはずです。私は人が好きですが、本当に良い人々にめぐり合えましたので」
そんな彼女と特に息を合わせる機会が多かった二人の男性俳優イ・テゴンとチョン・ウヌとの関係は、格別である。劇中で三角関係になった二人の中で一人を選ぶなら誰になるかと聞いたら、パク・ハンビョルはかなり困った表情を見せた。
「(イ・テゴン)兄さんと(チョン)ウヌは本当に違います。兄さんは男の中の男で兄みたいですが、可愛くて子供のような部分があります。ウヌは弟みたいですが、兄さんのような時も多いですし。テゴン兄さんは茶目っ気たっぷりです。撮影する度に笑ってしまってNGが出ました。本人は男の中の男のように見てもらいたいと思っていますが、子供みたいで純粋な面があります。前喧嘩するシーンがあった時は、その前日から浮かれていました(笑)」
実は、毎日ドラマを撮影しながら俳優たちがプライベートな時間を持ったり、親密な関係を維持することは容易なことではない。ほぼ徹夜することはもちろん、「大切に育てた娘 ハナ」は手間のかかる野外ロケが多かったためだ。当然このドラマの撮影は、ヒロインのパク・ハンビョルには非常に厳しいものだった。
「あまりにも寝ないから、体がおかしくなってきました。初めて感じる気分でした。ドラマの内容自体もスペクタクルでしたが、撮影もミニシリーズドラマ(毎週連続で2日間に2話ずつ放送されるドラマ)のようにしました。出演者たちはいつも『うちのドラマはミニシリーズのような毎日ドラマ』と言うほどでした。例えば、毎日ドラマによく登場するご飯を食べるシーンがうちのドラマにはありませんでした。最終回にたった一度だけ登場しましたが、慣れなくてうまくできませんでした」
非常に苦労して撮ったこのドラマがパク・ハンビョルに特別だった理由は、もう一つある。それは男装演技だった。このドラマは最初からパク・ハンビョルがショートヘアで登場し、男装するという事実だけで話題を集めた。
「髪を切らなければならないという話を聞いて2日間悩みました。キャラクターと作品はとても良かったと思いましたが、生涯髪を切ったことがなかったので負担になりました。でも、前向きに考えることにしました。今じゃなきゃいつ切れるのかと思いました。幸いにも切っても別におかしくはないでしょう?(笑)」
そんなふうに始まった“男性になったパク・ハンビョル”はそれほど難しくなかった。最初は女性のように見えることにノイローゼになったと言った彼女は、男装している自身の写真をモバイルメッセンジャーのプロフィール写真に指定しておくほど愛情を持っていた。パク・ハンビョルはこの写真を見せながら「とても格好いいでしょう」誇らしげに話した。
「声や話し方などは大変でしたが、それ以外には別に大変なことはありませんでした。普段から女らしくないとよく言われましたので(笑) しかも女性はヒールを履いてメイクもして、色々不便じゃないですか。『大切に育てた娘 ハナ』のチャン・ハナは、朝準備する時間が10分しかかかりませんでした。メイクもBBクリームをつけるだけでした。男性俳優よりもメイクをしませんでした。冬に服を10着も重ね着することもできました」
オルチャンとして有名になった彼女は、もう30歳を超えた女優になった。未来への悩みも多い時期であるはずだ。しかし、パク・ハンビョルは悩みよりはポジティブな方を選んだ。あえて悩みを挙げるなら、加齢と共に贅肉が増えたことくらいだ。このようにパク・ハンビョルは明るくて平和な30代の女優になった。
「悩みですか?贅肉?(笑) 20代の頃はいくら食べても太らなかったのに、今は緊張しなきゃと思いました。実は演技への悩みは、世界をどれほど理解するかにかかっているじゃないですか。それで20歳のときは演技を上手にしたいと思っても、それができなかったと思います。今私に『演技が伸びた』とおっしゃってくれる方も多いですが、私はそうは思いません。演技には出来不出来がないです。世界をどれほど知って、理解しているのかの問題です」
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- パク・ジョンソン
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