「運命のように君を愛してる」チャン・ヒョク“話題のシーンが問題になっても、その責任は監督に…”
「ウムハハハハ」
俳優チャン・ヒョク(37)の賑やかな笑い声のおかげで、韓国のお茶の間は久々にハッピーな雰囲気になった。12年ぶりに共演したチャン・ナラとの演技は“完璧な相性”の意味が何なのかを見せ、二人のやりとりはラブコメの定石と言っても過言ではなかった。
「この3ヶ月間、1日もまともに寝られず大変だった」と苦労を語るチャン・ヒョクだったが、表情は満足感と幸福感に満ちていた。ドラマがくれる幸せな気運が俳優の精神にも影響を及ぼしたように見えた。
韓国で9月4日に最終回を迎えたMBC水木ドラマ「運命のように君を愛している」は、初めから期待されていた作品ではなかった。玉の輿のストーリーに基づいたあらすじはありきたりで、チャン・ヒョクやチャン・ナラも視聴率を保証する俳優ではなかったため、彼らの善戦を予想する人はいなかった。しかし「運命のように君を愛している」は好評と面白さを兼ね備えた作品だった。このキレの良いラブコメは、そうやって徐々に視聴者の心を奪っていった。
以下は「運命のように君を愛している」に終えたチャン・ヒョクの一問一答である。
―これほど話題になると予想していたか。
チャン・ヒョク:韓国版が成功したのは、コメディ的な要素の中にヒューマニズムを入れたからではないだろうか。家族の固い絆を上手く描いたと思う。実は、原作(台湾ドラマ「ハートに命中!100%」)では男女の役割が逆だ。ヒロインがコミカルで、男性主人公が真面目なタイプだったが、韓国ではキャラクターを変えてみた。僕たちなりに、差別化を図ろうと努力した。
―コミカルな演技に対する情熱があったのか。
チャン・ヒョク:視聴者からはそういう風に見られたが、それは演出の部分だ。僕は一度もコミカルな演技をしようと思ったことがない。もちろん、ある程度状況を分かって撮影に入るが、それは演出が調節してくれる部分だと思う。このドラマで僕が一番大事に思っていたのは、コミカルな部分は面白く演じながらも、情緒的な部分ではいつでも真剣な演技ができる自然さを作ることだった。簡単に言うと、コミカルとシリアスを行き来したのだが、これはすべてチャン・ナラがいたから可能だった。非常に助かった。
―笑い声が話題になった。
チャン・ヒョク:イ・ゴンというキャラクターはありふれた御曹司の役だ。しかし、差別化を図りたかった。だから、スクルージの物語からモチーフを得た。「ウムハハハハ」はどことなく彼によく似合う笑い声だと思う。また「運命のように君を愛している」の撮影と時代劇映画「純粋の時代」の撮影を並行していたため、時代劇の笑いに馴染んでいた。少し変えてみたらそんな笑い声が出てきた。良い反応があって良かったと思う。
―餅つきのシーンやライ麦のシーンが大きな話題になったが。
チャン・ヒョク:餅つきのシーンが雰囲気を転換させるきっかけになったのは確かだ。台本にはなかったが、話をしている時に出てきた。イ・ドンユン監督の説明を聞いて「すべて投げようとしてるんだな」と思った。大きなドリルでアスファルトを突きぬくシーンまで話が出たから(笑) そんな過程で選ばれたのが餅つきのシーンで、それが通じた。
―撮影しながら、放送審議のことは心配にならなかったのか?
チャン・ヒョク:まあ審議で問題になっても、どうせ監督にしか行かない。ハハハ。俳優たちには行かないから。
―イ・ドンユン監督とは息がピッタリだった。
チャン・ヒョク:現場で僕と同い年のメインプロデューサーに会ったのは初めてだった。僕にたくさんアドバイスをしてくれたし、たくさん話し合った。感覚的な演出家で、いい人だ。
―チャン・ナラと12年ぶりに共演した。当時に比べて何が変わったのか?
チャン・ヒョク:「明朗少女成功記」の時、チャン・ナラは20歳で僕は20代半ばだった。当時は親しくなかったけれど、今回12年ぶりに会ったのに、まるで昨日会ったばかりのように気楽だった。恥ずかしがり屋なチャン・ナラが今回も恥ずかしがっていたので変わってないなと思った。ところが一緒に演技をしてみたらその歳月が感じられた。チャン・ナラがリアクションをしてくれると纏い付く感じがする。息が合う方なので、他のジャンルも一緒にやってみたい。
―god パク・チュニョンのカメオ出演も面白かった。
チャン・ヒョク:楽しかった。新人だった頃、兄さんと3年も一緒に暮らしていたので切ない気持ちがある。いつ会っても嬉しく、楽しい兄さんだ。
―「本物の男」メンバーたちとは連絡を取っているのか?
チャン・ヒョク:ZE:Aのヒョンシク、ソン・ジニョン、ソ・ギョンソク兄さん、キム・スロ兄さんとは時々連絡を取っている。たまに思い出すと連絡をする。ギョンソク兄さんは「運命のように君を愛している」の撮影現場にも遊びにきた。撮影現場がちょうど兄さんの家の近くだと言っていた(笑)
―今回のドラマを通じて何を得たのか?
チャン・ヒョク:作品に出演するたびに毎回新しいものを得る。特に「運命のように君を愛している」に参加しながら思ったのは、チームプレーの大切さだ。準備ができているチームは、良いチームプレーのできるドラマは、長く続くということを思った。結局コンテンツは人のやることにかかっているから。イ・ドンユン監督をはじめ、チャン・ナラともまた一緒に仕事をしたい。
俳優チャン・ヒョク(37)の賑やかな笑い声のおかげで、韓国のお茶の間は久々にハッピーな雰囲気になった。12年ぶりに共演したチャン・ナラとの演技は“完璧な相性”の意味が何なのかを見せ、二人のやりとりはラブコメの定石と言っても過言ではなかった。
「この3ヶ月間、1日もまともに寝られず大変だった」と苦労を語るチャン・ヒョクだったが、表情は満足感と幸福感に満ちていた。ドラマがくれる幸せな気運が俳優の精神にも影響を及ぼしたように見えた。
韓国で9月4日に最終回を迎えたMBC水木ドラマ「運命のように君を愛している」は、初めから期待されていた作品ではなかった。玉の輿のストーリーに基づいたあらすじはありきたりで、チャン・ヒョクやチャン・ナラも視聴率を保証する俳優ではなかったため、彼らの善戦を予想する人はいなかった。しかし「運命のように君を愛している」は好評と面白さを兼ね備えた作品だった。このキレの良いラブコメは、そうやって徐々に視聴者の心を奪っていった。
以下は「運命のように君を愛している」に終えたチャン・ヒョクの一問一答である。
―これほど話題になると予想していたか。
チャン・ヒョク:韓国版が成功したのは、コメディ的な要素の中にヒューマニズムを入れたからではないだろうか。家族の固い絆を上手く描いたと思う。実は、原作(台湾ドラマ「ハートに命中!100%」)では男女の役割が逆だ。ヒロインがコミカルで、男性主人公が真面目なタイプだったが、韓国ではキャラクターを変えてみた。僕たちなりに、差別化を図ろうと努力した。
―コミカルな演技に対する情熱があったのか。
チャン・ヒョク:視聴者からはそういう風に見られたが、それは演出の部分だ。僕は一度もコミカルな演技をしようと思ったことがない。もちろん、ある程度状況を分かって撮影に入るが、それは演出が調節してくれる部分だと思う。このドラマで僕が一番大事に思っていたのは、コミカルな部分は面白く演じながらも、情緒的な部分ではいつでも真剣な演技ができる自然さを作ることだった。簡単に言うと、コミカルとシリアスを行き来したのだが、これはすべてチャン・ナラがいたから可能だった。非常に助かった。
―笑い声が話題になった。
チャン・ヒョク:イ・ゴンというキャラクターはありふれた御曹司の役だ。しかし、差別化を図りたかった。だから、スクルージの物語からモチーフを得た。「ウムハハハハ」はどことなく彼によく似合う笑い声だと思う。また「運命のように君を愛している」の撮影と時代劇映画「純粋の時代」の撮影を並行していたため、時代劇の笑いに馴染んでいた。少し変えてみたらそんな笑い声が出てきた。良い反応があって良かったと思う。
―餅つきのシーンやライ麦のシーンが大きな話題になったが。
チャン・ヒョク:餅つきのシーンが雰囲気を転換させるきっかけになったのは確かだ。台本にはなかったが、話をしている時に出てきた。イ・ドンユン監督の説明を聞いて「すべて投げようとしてるんだな」と思った。大きなドリルでアスファルトを突きぬくシーンまで話が出たから(笑) そんな過程で選ばれたのが餅つきのシーンで、それが通じた。
―撮影しながら、放送審議のことは心配にならなかったのか?
チャン・ヒョク:まあ審議で問題になっても、どうせ監督にしか行かない。ハハハ。俳優たちには行かないから。
―イ・ドンユン監督とは息がピッタリだった。
チャン・ヒョク:現場で僕と同い年のメインプロデューサーに会ったのは初めてだった。僕にたくさんアドバイスをしてくれたし、たくさん話し合った。感覚的な演出家で、いい人だ。
―チャン・ナラと12年ぶりに共演した。当時に比べて何が変わったのか?
チャン・ヒョク:「明朗少女成功記」の時、チャン・ナラは20歳で僕は20代半ばだった。当時は親しくなかったけれど、今回12年ぶりに会ったのに、まるで昨日会ったばかりのように気楽だった。恥ずかしがり屋なチャン・ナラが今回も恥ずかしがっていたので変わってないなと思った。ところが一緒に演技をしてみたらその歳月が感じられた。チャン・ナラがリアクションをしてくれると纏い付く感じがする。息が合う方なので、他のジャンルも一緒にやってみたい。
―god パク・チュニョンのカメオ出演も面白かった。
チャン・ヒョク:楽しかった。新人だった頃、兄さんと3年も一緒に暮らしていたので切ない気持ちがある。いつ会っても嬉しく、楽しい兄さんだ。
―「本物の男」メンバーたちとは連絡を取っているのか?
チャン・ヒョク:ZE:Aのヒョンシク、ソン・ジニョン、ソ・ギョンソク兄さん、キム・スロ兄さんとは時々連絡を取っている。たまに思い出すと連絡をする。ギョンソク兄さんは「運命のように君を愛している」の撮影現場にも遊びにきた。撮影現場がちょうど兄さんの家の近くだと言っていた(笑)
―今回のドラマを通じて何を得たのか?
チャン・ヒョク:作品に出演するたびに毎回新しいものを得る。特に「運命のように君を愛している」に参加しながら思ったのは、チームプレーの大切さだ。準備ができているチームは、良いチームプレーのできるドラマは、長く続くということを思った。結局コンテンツは人のやることにかかっているから。イ・ドンユン監督をはじめ、チャン・ナラともまた一緒に仕事をしたい。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ジヒョン、写真 : チョ・ソンジン
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