Vol.1 ― T-ARA ウンジョン「最後の恋愛は昨年…自分の歌を聞いて涙がにじんできた」
写真=MBKエンターテインメント
ガールズグループT-ARAのウンジョンがソロ歌手Elsie(エルシー)になって戻ってきた。Elsieという馴染みの薄い名前を掲げ戻ってきたウンジョンはしばらくの間T-ARAのメンバーとしての姿を置いて、自身だけの個性をアピールすることになった。ときにはハツラツとした姿を、とくには落ち着いた姿を見せる彼女の様々な魅力が輝いた。
ウンジョンは最近、ソウル鍾路(チョンノ)区にあるカフェでOSENのインタビューに応じた。自身の話を愉快かつ率直に語る彼女だった。特にウンジョンは自身の最後の恋愛は昨年だと明かし「別れを題材にした歌詞だったので私の歌を聞いて涙がにじんできた」と告白した。
ウンジョン:ステージも衣装も色々助けてもらい、私が思ったより完成度の高いアルバムが出ました。歌はもっと上手に歌いたいです。正直に言って、録音したAR(All Recorded:録音された伴奏と歌)を聞きながらずっと「こう歌えば良かったのに」と物足りなさを感じました。デビューと関連しては、ソロって新人デビューのような感じだと思いました。最初からやり直す気分です。T-ARAのときのやり方ではなく、他のやり方でソロステージを準備する過程で新人になった気分でした。最初は自信もなかったです。
―タイトル曲が「一人が楽になった」だ。実際にソロデビューと意味が重なるのではないか。
ウンジョン:反語法です。タイトル曲の曲名通りです。「一人が楽になった」と呪文を唱えますが、本当に楽になったわけではありません。私もソロとして変わった姿をお見せするため「一人でも大丈夫」と呪文を唱えている感じです。本当に一人が楽なわけではありません。緊張しています。
―ソロとして変わった点は?
ウンジョン:T-ARAのときのイメージはボーイッシュでパワフルな感じだったと思います。ソロとしてはもっと落ち着いて女性らしい姿をお見せしたいと思いました。実は、こうすれば私だと気付かれない方もいらっしゃるんじゃないかなと思いましたが、ある方々は本当にそうでした(笑)
―ソロステージを初披露した後、メンバーの反応はどうだったか。
ウンジョン:一応ジヨンは今中国にいて(5月14日時点)携帯で見られません。見たいけど映像がだめで見られないと言われました。ヒョミンとボラムは直接来て見ましたが、本当に女性らしい、T-ARAのときとはかなり違う、実力がかなり伸びたようだと言ってくれました。ステージでのパフォーマンスの実力が伸びたという意味だと思います(笑) 余裕があるように見えたようです。
―ウンジョンが考えた今回のコンセプトとは?
ウンジョン:実は女性らしいものがしたいと思いましたが、何だか違う女性らしさはどうかと思いました。たくさんのスタッフと作曲家の方々、そして社長が「落ち着いて女性らしい感じがいい」とおっしゃって「かしこまりました」と言いました。昨年はボーイッシュな感じがいいとおっしゃったのに…(笑) 多分曲を受けてから変わったと思います。曲がいいのがT-ARAのモチーフでしたので、曲によって変わったのでしょう。
―T-ARAのときとソロのときの一番の違いは?
ウンジョン:6人でステージに立つときは面白いし、ステージがいっぱいになるような豊かな感じがあります。一人でやるときに気をつけるのは、カメラを向けられたとき変化を見せることです。歌の過程と変化、歌詞による雰囲気が全部異なってきますが、それを満たすため努力しています。
―ライブが大変ではないか。
ウンジョン:それでも海外コンサートのとき、それぞれソロステージを何度もしてきたので、練習した部分です。もちろんこれからもっと気をつけなければならないことがたくさんありますが、大丈夫です。そして男性ができて(笑) 活動が終わる前、ソロステージをお見せすると思います。そのときは本当に上手にしなければなりません。
―今回カムバックするとき、一番気になった部分は?
ウンジョン:Elsieという名前で出てきたのが気になりました。BEASTのチャン・ヒョンスンさんとSecretのヒョソンさん(のソロアルバム)も出てくる中で、Elsieだとお分かりにならないのではないか心配しました。
―自身の強みは何だと思うのか。
ウンジョン:感情がよくあらわれる叙情的な曲だったことが私にとってはプラスになったと思います。音楽番組ではいつも楽しくてハツラツとした姿をお見せしましたが、今回は感情的で落ち着いた姿をお見せできるのが私にとってはソロとしてよかったと思います。ダンスも舞踊的な振りつけが多いし、魅惑的な姿が…自分で魅惑的と言うのも(笑) そのような姿をお見せすることが強みだと思います。
―一番聞きたい褒め言葉があるのか。
ウンジョン:T-ARAのときとは確かに違う魅力があるとおっしゃって頂ければ本当にありがたいだろうと思います。次のソロではどういう姿を見せてくれるかと想像して頂ければ嬉しいだろうと思います。今回のコンセプトとはまた違うコンセプトで2ndソロアルバムを出すことが目標です。まだ計画はありませんが。
―ウンジョンは演技もしたが、ダンスに役に立ったのか。
ウンジョン:演技をしたからこういうダンスが似合うだろうという話がありました。アコースティックなサウンドに似合うものを探してストーリーを入れることになりました。演技をしているときは演技が楽しかったのですが、ステージの上ですることはまた新しいチャレンジでした。ダンスを踊りながら演技をするのが最初は難しかったです。これまでは強烈な動きのダンスばかりしてきましたので感情をそのまま表現しながら手だけを使うことがどんなことか、ピンと来ませんでした。それでもそれが強みだとおっしゃってくださってもっと自信を持ってやりました。
―最近「魔女狩り」で“赤い鉛筆先生”というあだ名をつけられた。
ウンジョン:実は番組に出演したとき、それが放送だと思いませんでした。友達との会話だと思って放送しました。ところが私がものすごい恋愛上手のように映って恥ずかしかったです(笑) 私は実際に恋愛上手ではないと思います。私も誰かに会えば判断力が落ちて何が何だか分からなくなるでしょう。ただ私はそのストーリーの当事者ではなかったので話すことができたと思います。誰だってその場にいたらそうしたでしょう。
―最後の恋愛はいつ?
ウンジョン:昨年初め頃です。それで「一人が楽になった」を初めに聞いたとき、涙がにじんできました。私が書いた歌詞ではありませんが、歌詞がとてもいいです。別れを経験すればわけもなく悲恋のヒロインになったような感じになるでしょう。それで私の歌の歌詞を聞きながら本当にいいと思うようです。知人の中でも別れを経験した方は皆この歌が好きだとおっしゃいました。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・サラ
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