「鰻の男」ハン・チェア“パク・ギウンとのキスシーン、誰も息をしなかったそうです”
“お茶の間の女王”であり、“お母さんたちの大統領”である女優ハン・チェア(33)。出演したドラマがヒットし、お茶の間で売れる女優の一人になった彼女は最近放送終了となったKBS 1TV毎日ドラマ(月~金曜日に放送されるドラマ)「あなただけが私の愛」で年配の視聴者まで虜にした“Queen of Queen”だ。そんな彼女が久しぶりに映画に出演した。
「追従の王」(2012、監督:チョン・スング)以来3年ぶりに映画に出演したハン・チェアは今回は“破格”の代名詞で呼ばれるキム・ギドク監督と手を組んだ。キム・ギドク監督が脚本・制作を手がけた6作目の映画「鰻の男(Made in china)」(監督:キム・ドンフ、制作・配給:キム・ギドクフィルム)を選んだ彼女は周りの懸念にもかかわらず前に進んだ。
「この作品の出演を引き止める人はいませんでした。私は作品の出演を決める時、他人の話を聞きません。ハン・チェアという自分自身といざこざしました。他人の話に左右されやすく、心配も多いタイプなんですが、今回だけは所信に従いたいと思いました。懸念より、自分に対する不安はありましたね。一人で『できるかな?』とたくさん考えました」
周りの懸念より、自らに対する心配に囲まれたというハン・チェア。最初「鰻の男」の提案を受けた時は怖くてまず断ったという。映画とキャラクターをこなす自信がなかったから自ら退いた。ところが、引き続き目が行く作品が「鰻の男」だった。
「ハハ。気まぐれのようだけど、最初は『鰻の男』に出演しないと言いました。自信がなかったから。KBS 2TV『未来の選択』の終盤にこの作品をもらいました。ドラマの終了後、休息期に再び読んでみたらまたやりたくなりました。結局“Go”しました。
悩みの末、「鰻の男」の主人公に抜擢されたハン・チェアは妙な魔力のあるシナリオに心を奪われたと告白した。キム。・ギドク監督が直接脚本を手がけた「鰻の男」は彼の作品なのかどうか首を傾げるほど妙な感じがしたという。そのようなところを心配したものの、やはりこのシナリオから目を逸らす自信はなかった。
「最初はキム・ギドク監督が脚本を担当したと聞いて怖かったです。でもいざ読んでみたらキム・ギドク監督のスタイルじゃないんですよ(笑) 破格的なシーンもないし。何より映画の中のミ(役名)の心理が気になりました。冷たいミに同情しました。ミの寂しさをどうやって表現するか想像しながら」
映画で生きるためには真実を隠さなければならない女、ミを演じたハン・チェア。その女性は棘のあるバラのようなルックスをしているが、中身は切なくて空しい、悲しい女だった。針で刺しても一滴の血も出ないように見えて、実は世界に対する罪悪感でガードを上げる女だった。
「『鰻の男』を受け取った時の私の心理状態がちょうどミと同じでした。寂しい時期でした(笑) 30歳を越えて撮影した作品ですからね。自らとても深い暗闇に落ちたし、カッとなることもありましたから。寂しさが一番高まった時でした。撮影を通じてミに感情移入したら解消されました。成熟した気もしましたし」
しばらくの間ミになって中国人のチェン(パク・ギウン)との恋に落ちたハン・チェア。映画でミがチェンに急激にハマっていくことも、寂しさを感じた人なら十分理解できる部分だという。恋に落ちるのは一瞬だという名言を残したりもした。
「ハハ。もともと寂しい人がもっと怖いです。ミはずっと鉄壁女みたいにチェンに接するけど、ある瞬間その人の真心を知り、抑えきれないほど夢中になります。みんな一度くらいはそのような経験があると思います。いつも一人だった寂しい家にチェンがいて、彼が温かく自身を包み込んでくれるから、言葉が通じなくても恋に落ちることはできます」
ハン・チェアはミとチェンの感情にはまることができた。とりわけミに感情移入ができた彼女。すべてはパク・ギウンの配慮のおかげだという。以前KBS 2TVドラマ「カクシタル」で一度共演したため、人並み外れたケミストリー(相手との相性)を見せた。
「(パク)ギウンはとても気楽な相手です。もし初めて会った俳優がチェンを演じたらこれほど没入することはできなかったと思います。ギウンは私のことをあまりにもよく知っているし、私が映画に没頭するまで静かに待ってくれます。私たちはただミとチェンになりました。映画でロングテイクのキスシーンが登場しますが、撮影当時、誰もそのシーンでは息をしなかったと言います。キム・ドンフ監督もそのシーンを見てとても悲しかったと言いました。とてもよく合うコンビだと思います。今は入隊して一緒に仕事できないけど、除隊したらもう一度ラブストーリーで共演してみたいです(笑)」
「追従の王」(2012、監督:チョン・スング)以来3年ぶりに映画に出演したハン・チェアは今回は“破格”の代名詞で呼ばれるキム・ギドク監督と手を組んだ。キム・ギドク監督が脚本・制作を手がけた6作目の映画「鰻の男(Made in china)」(監督:キム・ドンフ、制作・配給:キム・ギドクフィルム)を選んだ彼女は周りの懸念にもかかわらず前に進んだ。
「この作品の出演を引き止める人はいませんでした。私は作品の出演を決める時、他人の話を聞きません。ハン・チェアという自分自身といざこざしました。他人の話に左右されやすく、心配も多いタイプなんですが、今回だけは所信に従いたいと思いました。懸念より、自分に対する不安はありましたね。一人で『できるかな?』とたくさん考えました」
周りの懸念より、自らに対する心配に囲まれたというハン・チェア。最初「鰻の男」の提案を受けた時は怖くてまず断ったという。映画とキャラクターをこなす自信がなかったから自ら退いた。ところが、引き続き目が行く作品が「鰻の男」だった。
「ハハ。気まぐれのようだけど、最初は『鰻の男』に出演しないと言いました。自信がなかったから。KBS 2TV『未来の選択』の終盤にこの作品をもらいました。ドラマの終了後、休息期に再び読んでみたらまたやりたくなりました。結局“Go”しました。
悩みの末、「鰻の男」の主人公に抜擢されたハン・チェアは妙な魔力のあるシナリオに心を奪われたと告白した。キム。・ギドク監督が直接脚本を手がけた「鰻の男」は彼の作品なのかどうか首を傾げるほど妙な感じがしたという。そのようなところを心配したものの、やはりこのシナリオから目を逸らす自信はなかった。
「最初はキム・ギドク監督が脚本を担当したと聞いて怖かったです。でもいざ読んでみたらキム・ギドク監督のスタイルじゃないんですよ(笑) 破格的なシーンもないし。何より映画の中のミ(役名)の心理が気になりました。冷たいミに同情しました。ミの寂しさをどうやって表現するか想像しながら」
映画で生きるためには真実を隠さなければならない女、ミを演じたハン・チェア。その女性は棘のあるバラのようなルックスをしているが、中身は切なくて空しい、悲しい女だった。針で刺しても一滴の血も出ないように見えて、実は世界に対する罪悪感でガードを上げる女だった。
「『鰻の男』を受け取った時の私の心理状態がちょうどミと同じでした。寂しい時期でした(笑) 30歳を越えて撮影した作品ですからね。自らとても深い暗闇に落ちたし、カッとなることもありましたから。寂しさが一番高まった時でした。撮影を通じてミに感情移入したら解消されました。成熟した気もしましたし」
しばらくの間ミになって中国人のチェン(パク・ギウン)との恋に落ちたハン・チェア。映画でミがチェンに急激にハマっていくことも、寂しさを感じた人なら十分理解できる部分だという。恋に落ちるのは一瞬だという名言を残したりもした。
「ハハ。もともと寂しい人がもっと怖いです。ミはずっと鉄壁女みたいにチェンに接するけど、ある瞬間その人の真心を知り、抑えきれないほど夢中になります。みんな一度くらいはそのような経験があると思います。いつも一人だった寂しい家にチェンがいて、彼が温かく自身を包み込んでくれるから、言葉が通じなくても恋に落ちることはできます」
ハン・チェアはミとチェンの感情にはまることができた。とりわけミに感情移入ができた彼女。すべてはパク・ギウンの配慮のおかげだという。以前KBS 2TVドラマ「カクシタル」で一度共演したため、人並み外れたケミストリー(相手との相性)を見せた。
「(パク)ギウンはとても気楽な相手です。もし初めて会った俳優がチェンを演じたらこれほど没入することはできなかったと思います。ギウンは私のことをあまりにもよく知っているし、私が映画に没頭するまで静かに待ってくれます。私たちはただミとチェンになりました。映画でロングテイクのキスシーンが登場しますが、撮影当時、誰もそのシーンでは息をしなかったと言います。キム・ドンフ監督もそのシーンを見てとても悲しかったと言いました。とてもよく合うコンビだと思います。今は入隊して一緒に仕事できないけど、除隊したらもう一度ラブストーリーで共演してみたいです(笑)」
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- チョ・ジヨン、写真 : ムン・スジ
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