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FNCハン・ソンホ代表「抱き合わせ販売?コンテンツを殺すなら、それはあり得ない!」 ― Vol.2

OSEN
写真=FNC、JTBC
常に大きな夢を持っていることについて、彼は自分でも「とんでもない」と表現した。それにもかかわらず、FNCエンターテインメントのハン・ソンホ代表はその“とんでもない”夢を現実にするため、人の何倍も努力してきた。彼の自分に対する評価は厳しい。彼は天才が1時間でやり遂げることを自分は100時間かけてやり遂げる能力を持っていると言う。しかし、そうしてでもやりたいし、やらなければならないことであれば100時間それに専念する。そうやって出てきたのはいつも予想外の驚くべき結果だった。踊って歌うアイドルが溢れる中、バンドコンセプトのアイドルFTISLAND、CNBLUEを成功させたことも、FNCエンターテインメントという会社をKOSDAQ(コスダック:韓国の証券市場)に上場させたことも、“国民的MC”ユ・ジェソクを迎え入れたこともそうだった。いつも意外な姿を見せる彼に総合エンターテインメント会社謙コンテンツ制作会社としてのFNCエンターテインメントの未来と計画について聞いてみた。


ユ・ジェソク合流後…「お笑いタレントを追加で迎え入れる可能性もある」

ユ・ジェソク以後、お笑いタレントを迎え入れる計画は“ある”。ハン・ソンホ代表は「追加の迎え入れは必ずあり、それが誰になっても全ての可能性は開いている。現在議論中だが、確定したことはない」と話した。ユ・ジェソクと契約を締結した後、あらゆるところから様々な推測が出てきた。「無限に挑戦」メンバー全員がFNCエンターテインメントと契約を締結するという噂もあり、キム・テホプロデューサーも契約したという話もあった。重要なのは誰にでも可能性はあるということだ。ハン・ソンホ代表は「プロデューサーや脚本家を迎え入れる可能性もあるか」という質問に「ある。バラエティ制作のような部分のために接触したし、話もしている」と明かした。

彼がこのように“バラエティ帝国”を目指す理由は何か? 多くの芸能プロダクションはバラエティやドラマコンテンツの制作に挑戦したが、失敗するケースが多かった。ハン・ソンホ代表は「失敗もあると思う」と言い、その過程で経験する失敗まで甘受すると意気込んでいた。

写真=FNC、JTBC
「(制作を)すべきだと思います。僕が初めて歌手を制作したときも『歌手を制作して成功するのは難しい』と言われました。それでも僕はしました。コンテンツを制作して成功するのは難しいです。それでもコンテンツを作って成功するのが僕の目標です。そのためには失敗もあるはずです。僕はそう思います。僕は人が行かない道を飛び越えて行くことはできない。ただ、他の人たちが10年かけて行く道を5年で行けたなら、それはうちの会社がよくやったことだと思うんです。試行錯誤を減らして良いコンテンツを作る会社を作りたいです」

良いコンテンツを作る自信があるのは彼が“若い”ためだ。いつも先頭に立って責任を負ってきたし、会社の規模が大きくなったからといって責任や役割に変わりはない。若いからこそ先頭に立って引っ張っていくことができるし、失敗を甘受して責任を負うことができる。

「多くのマネジメント会社がコンテンツ制作に参入してきてはほとんどが失敗するという話をよくします。ところが僕はコンテンツを作るときもほとんど自分が先頭に立って物事を進めます。このような話をしたことがあります。『我が社は若い』。僕もまだ若いです。後で報告を受けるより、もっとやりたい仕事がたくさんあります。コンテンツを作るときも人より一生懸命にすればできると思います。本当に良いコンテンツを作り出す会社を作りたいんです。『あの会社はドラマやコンテンツもよく作るね』と言われるような会社を作りたい。そうしてこそ名前だけの総合エンターテインメント会社ではなく、全てを包括する会社になるのだと思います。それが会社が進むべき道です。早くやらなければなりません」

ユ・ジェソクを迎え入れるという事実が知られた当日、ハン・ソンホ代表と周りの人々も驚いた。ユ・ジェソクとの契約は極秘で準備し、妻にさえ内緒にしていたためだ。所属歌手たちはユ・ジェソクの合流を(当たり前だと思うが)歓迎した。ハン代表は「(FTISLANDやCNBLUEなど、所属歌手の)『うわ、すごい』という反応が多かった」と言って笑った。

「ユ・ジェソクさんが入ってきて、会社のアーティストの手本になると思います。いつもしっかり自己管理されているので、その部分についてすごく模範になります。プライベートもそうです。そしてCNBLUEのジョン・ヨンファとFTISLANDのイ・ホンギが中国で人気を得ており、AOAのソリョンもイ・ミンホさんと映画を撮って良い反応を得ています。それに中国でお笑いタレントとして有名なユ・ジェソクさんのようなホットな方が合流したことで、最近中国でわが社への関心が高まっているようです」

写真=FNC、JTBC

”抱き合わせ販売”疑惑?コンテンツを殺すならNO!

ユ・ジェソクが合流してから、一部では制作会社も兼ねているFNCエンターテインメントの“抱き合わせ販売”が始まるのではないかという懸念の声が上がった。これに対し、ハン・ソンホ代表は「『恋するジェネレーション』にもうちの会社に所属する役者は出演しなかった」と初めて制作したドラマを例に挙げ、人々を安心させた。

「『僕たちが企画した作品にうちの会社の芸能人が出演するのは抱き合わせ販売に見えるからやらない』というのは話にならないと思います。作品によってはうちの芸能人が力を合わせればさらに上手くできる部分があると思います。しかし、そうでないのにコンテンツを殺してまでそうしたくはありません。それ以外にも色々たくさんやるつもりですので。“Win-Win”になる場合に限ってできるものだと思います。すべてのことに“Must Be”はありません。必ずやらなければならないことではないのです」

FNCエンターテインメントが最終的に描く図は、終わるところを知らないほど無尽蔵だ。もしかすると驚かせることが好きなハン代表の性格がそれを可能にしたのかも知れない。

「僕も気になります。マネジメントも上手く、コンテンツもしっかり作る会社にしたいです。マネジメント中心で、コンテンツは付随的なものになるのではなく。コンテンツ制作もマネジメントのように強化することが目標です。上手く作ってみたいです。いつもそうです。小さかったうちの会社が上場したし、そういう一つ一つが意外だと言われます。『へえ? あそこが?』それができたのは僕が攻撃的に冒険し、集中したためだと思います。面白くありませんか? 僕も自分の会社がどうなるか気になります」

休まず走り続けることができた原動力はやはり“初心”だ。ハン・ソンホ代表は「夢だと思ったことについて一度も後ろを振り返ったことはない」と言った。また「今自分がしていることはとても面白い」と繰り返し言った。面白さも良いが、ひょっとすると休まず走り続けてきただけじゃないか? 休息も要るんじゃないか?と聞いたら、面白い答えが返ってきた。

「長い間無名で走れませんでした。ジャンプしたりしながらどれほどウォームアップしてきたか(笑) 7~8年はウォームアップでした。スタートラインから走ることができず、9年やってついに走ったわけです。さらに一生懸命走りたいです」
元記事配信日時 : 
記者 : 
チョン・ユジン
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