「愛するウンドン」キム・サラン“死んでいた恋愛細胞、作品を通じて蘇ったようだ”
セクシーで華やかなイメージから抜けだした。女優として底知れぬ可能性を見せてくれた。キム・サランは最近韓国で放送終了となったJTBC金土ドラマ「愛するウンドン」で“国民の初恋”に生まれ変わった。4ヶ月間、完璧なチ・ウンドンであり、ソ・ジョンウンであった。4年間のブランクを感じさせないほど明るく愛らしい演技でお茶の間を虜にした。
久しぶりに出会ったキム・サランは依然美しい美貌を誇っていた。「三食を全部取れば太る」という名言を残した女優らしく、一段と綺麗になった美貌をアピールした。その上、素朴で気さくな魅力まで加えていた。「シークレット・ガーデン」でのクールなユン・スルはいなかった。今も眠ったら撮影をしている夢を見ているというキム・サラン。チ・ウンドンとの別れにとても寂しがっていた。もっと多くの作品に休むことなく出演していきたいというキム・サランは新しい覚悟で演技人生の第2幕を開けた。
以下はキム・サランとの一問一答である。
―「愛するウンドン」の放送終了の感想は?
キム・サラン:寂しい。もう少しウンドンとして生きたかった心があった。それでも、適切な時点での上手い幕の下ろし方だったと思う。まだ休息は取れていない。放送終了の打ち上げパーティーの後に、広告撮影のため南海(ナムへ)に行った。休む暇はなかった。
―清純な女性にイメージチェンジすることができた。周りの反応は?
キム・サラン:セクシーなイメージに違和感を感じるようになった。今がずっといい。周りでは「普段のあなたとよく合っていると思う」と言っている。セクシーに、華やかに飾るほうではないためだと思う。母も私のことをよく「ウンドン」と呼んでいた。
―特に30~40代の視聴者に人気があった。実感はあるか。
キム・サラン:よく通っているエステがある。普段ボディマッサージを強めに受けるほうだけど、ある日、院長が優しくしてくれた。強めのほうがいいので「強くしてください」と話したら、院長は「ウンドンはこれ以上痛かったらダメだと思う」と答えた。ドラマでウンドンがすごく辛い日々を過ごしている頃だった。あの時「多くの方がご覧になっている」と感じだ。
―記事のコメントや視聴者掲示板などは確認するほうなのか。
キム・サラン:もちろん見たことはある。けど、撮影の際には見ない。ガラスのようにメンタルが弱い。褒め言葉でも批判でも、とりあえず動揺してしまう。明日撮影があるのに、今日の放送の反応を見てしまうとそれに囚われて明日の撮影がダメになってしまう。なので、時間が経った後にチェックする。
―印象深いコメントや書き込みがあったか。
キム・サラン:劇中で、キム・テフン兄さんが私をいじめた頃だった。あるコメントに「私があんたに走っていって、首を取ってやる」と書いてあった。すごく驚いた。一方では笑えた。
―ラブストーリーの相手だったチュ・ジンモ、キム・テフンとの相性はどうだったか。
キム・サラン:チュ・ジンモ兄さんはチ・ウンホというキャラクターと似ていた。普段もいたずらが多い。濃い顔立ちなので、「強い性格だったらどうしよう」と心配していたけど、全然そんなことはなかった。序盤には離れている部分が多くて、共演に関する心配も多かった。けど、気さくな方だった。現場では冗談もよく言ったり、面白かった。キム・テフン兄さんはチュ・ジンモ兄さんとは逆だ。いたずらが多いのは同じだけど、真剣なところがある。私をいじめる役だったけど、演技をしながらすごく助けてもらった。
―パク・ミンスとの共演も欠かせない。母の役が大変ではなかったか。
キム・サラン:撮影開始前からとても心配していた。実際に母である人と、そうでない人はその差がすごく大きいと思う。とても真似することもできない部分だ。心配が多かったけど、ミンスがよく付いてきてくれた。演技も上手だった。ミンスのお母さんにたくさんアドバイスしてもらった。子供が病気になって、ベッドの隣で見守っている時の心境を伺ったら、「言葉では表現できない気持ち」とおっしゃった。そういうふうに、アドバイスをたくさん受けた。
―後悔のない演技を見せたと思うか。
キム・サラン:良いと思った方も、物足りないと思った方ももちろんいると思う。撮影に入る前に、「後悔を残さないようにしよう」と思っていた。なので、後悔はない。演技のために極端に集中しながら生きていたので、3.5kgも体重が減った。心がすごく辛かった。最初はウンドンの気持ちを理解することができなかった。さらに、記憶が戻ってくる時点が何回も変更されていった。第7話を撮る時は1話から7話の台本を読み返した。取りこぼしがあるのは嫌だった。それだけ愛情を注いだ。努力した分、視聴者のみなさんもキャラクターをたくさん愛してくださったと思う。なので、当分はウンドンとして呼ばれたい。
―4年というブランクがあった。
キム・サラン:これまであまりにも華やかで都会的な役だけを務めてきた。そんなキャラクターに飽きて休息をとった。疲れていた。そうやって休んでいたら、時間があまりにもたくさん過ぎていた。当時は演技を辞めるべきかと悩んだ。その時に私を訪れたのが「愛するウンドン」だった。実は、難しくてできないと思った。私には手に負えない役だと思った。子持ちの母親であり、記憶喪失でその記憶が戻ってくるだけでも大変なのに周りの状況も主人公を苦しめていた。しかし、監督と脚本家さんが「心配しないで、気楽に演じればいい」とおっしゃった。もし挑戦していなかったら後悔したと思う。
―「愛するウンドン」が本当に意味深かったようだ。
キム・サラン:「愛するウンドン」は私が役者でいることを許してくれた作品だ。「愛するウンドン」を通じて、視聴者がチ・ウンドンである私を受け止めてくれた。昔は作品が終わったら休みたかった。けど、今は休みたくない。「愛するウンドン」が私を変えた。たくさんの声援を受けただけに、もっと素晴らしい作品で演技を見せたくなった。ブランクが長かった分、再び演技を始めた以上はもっと頑張って、もっと多くの作品をやってみたい。
―ウンドンのような愛を受けたことがあるか。
キム・サラン:昔はあったと思う。今は恋人がいないので分からない。“恋愛細胞”が死んでいたけど、「愛するウンドン」を演じながら蘇ったように感じる。
―恋愛の話と言えば、理想のタイプの質問が欠かせない。
キム・サラン:理想のタイプは純粋でありながらも知恵のある人だ。純粋だけど世間しらずだと私が子守りをするかのようにケアしなければいけないので、知恵も兼ね備えた人がいい。外見までは望まない。芸能人の中で挙げるならニコラス・ホルトがいい。映画「ウォーム・ボディズ」を見てハマった。ゾンビにときめくなんて初めてだった。
―ラブストーリー映画が好きみたいだ。
キム・サラン:「ノッティングヒルの恋人」「ラヴソング」「きみに読む物語」「めぐり逢い」。そのようなラブストーリーが好きだ。感情に従っていく内容がいい。その流れで魅力を感じる。なので、「愛するウンドン」は私にとってギフトの詰め合わせのような感じだった。
―次回作は考えているか。
キム・サラン:今回は映画を撮りたい。もうすぐ秋が来るので、秋に相応しいラブストーリー映画に出演したい。
―セクシーな役がまた入ってくるかもしれない。それも大丈夫か。
キム・サラン:女優としてセクシーなイメージはとてもいいものだと思う。昔はあまりにもそっちばかりだったので疲れていただけだ。セクシーな役ももちろん人々が共感できて、セクシーなだけの役でなければ感謝する気持ちで挑戦する。私に演じられる役ならいいと思う。
久しぶりに出会ったキム・サランは依然美しい美貌を誇っていた。「三食を全部取れば太る」という名言を残した女優らしく、一段と綺麗になった美貌をアピールした。その上、素朴で気さくな魅力まで加えていた。「シークレット・ガーデン」でのクールなユン・スルはいなかった。今も眠ったら撮影をしている夢を見ているというキム・サラン。チ・ウンドンとの別れにとても寂しがっていた。もっと多くの作品に休むことなく出演していきたいというキム・サランは新しい覚悟で演技人生の第2幕を開けた。
以下はキム・サランとの一問一答である。
―「愛するウンドン」の放送終了の感想は?
キム・サラン:寂しい。もう少しウンドンとして生きたかった心があった。それでも、適切な時点での上手い幕の下ろし方だったと思う。まだ休息は取れていない。放送終了の打ち上げパーティーの後に、広告撮影のため南海(ナムへ)に行った。休む暇はなかった。
―清純な女性にイメージチェンジすることができた。周りの反応は?
キム・サラン:セクシーなイメージに違和感を感じるようになった。今がずっといい。周りでは「普段のあなたとよく合っていると思う」と言っている。セクシーに、華やかに飾るほうではないためだと思う。母も私のことをよく「ウンドン」と呼んでいた。
―特に30~40代の視聴者に人気があった。実感はあるか。
キム・サラン:よく通っているエステがある。普段ボディマッサージを強めに受けるほうだけど、ある日、院長が優しくしてくれた。強めのほうがいいので「強くしてください」と話したら、院長は「ウンドンはこれ以上痛かったらダメだと思う」と答えた。ドラマでウンドンがすごく辛い日々を過ごしている頃だった。あの時「多くの方がご覧になっている」と感じだ。
―記事のコメントや視聴者掲示板などは確認するほうなのか。
キム・サラン:もちろん見たことはある。けど、撮影の際には見ない。ガラスのようにメンタルが弱い。褒め言葉でも批判でも、とりあえず動揺してしまう。明日撮影があるのに、今日の放送の反応を見てしまうとそれに囚われて明日の撮影がダメになってしまう。なので、時間が経った後にチェックする。
―印象深いコメントや書き込みがあったか。
キム・サラン:劇中で、キム・テフン兄さんが私をいじめた頃だった。あるコメントに「私があんたに走っていって、首を取ってやる」と書いてあった。すごく驚いた。一方では笑えた。
―ラブストーリーの相手だったチュ・ジンモ、キム・テフンとの相性はどうだったか。
キム・サラン:チュ・ジンモ兄さんはチ・ウンホというキャラクターと似ていた。普段もいたずらが多い。濃い顔立ちなので、「強い性格だったらどうしよう」と心配していたけど、全然そんなことはなかった。序盤には離れている部分が多くて、共演に関する心配も多かった。けど、気さくな方だった。現場では冗談もよく言ったり、面白かった。キム・テフン兄さんはチュ・ジンモ兄さんとは逆だ。いたずらが多いのは同じだけど、真剣なところがある。私をいじめる役だったけど、演技をしながらすごく助けてもらった。
―パク・ミンスとの共演も欠かせない。母の役が大変ではなかったか。
キム・サラン:撮影開始前からとても心配していた。実際に母である人と、そうでない人はその差がすごく大きいと思う。とても真似することもできない部分だ。心配が多かったけど、ミンスがよく付いてきてくれた。演技も上手だった。ミンスのお母さんにたくさんアドバイスしてもらった。子供が病気になって、ベッドの隣で見守っている時の心境を伺ったら、「言葉では表現できない気持ち」とおっしゃった。そういうふうに、アドバイスをたくさん受けた。
―後悔のない演技を見せたと思うか。
キム・サラン:良いと思った方も、物足りないと思った方ももちろんいると思う。撮影に入る前に、「後悔を残さないようにしよう」と思っていた。なので、後悔はない。演技のために極端に集中しながら生きていたので、3.5kgも体重が減った。心がすごく辛かった。最初はウンドンの気持ちを理解することができなかった。さらに、記憶が戻ってくる時点が何回も変更されていった。第7話を撮る時は1話から7話の台本を読み返した。取りこぼしがあるのは嫌だった。それだけ愛情を注いだ。努力した分、視聴者のみなさんもキャラクターをたくさん愛してくださったと思う。なので、当分はウンドンとして呼ばれたい。
―4年というブランクがあった。
キム・サラン:これまであまりにも華やかで都会的な役だけを務めてきた。そんなキャラクターに飽きて休息をとった。疲れていた。そうやって休んでいたら、時間があまりにもたくさん過ぎていた。当時は演技を辞めるべきかと悩んだ。その時に私を訪れたのが「愛するウンドン」だった。実は、難しくてできないと思った。私には手に負えない役だと思った。子持ちの母親であり、記憶喪失でその記憶が戻ってくるだけでも大変なのに周りの状況も主人公を苦しめていた。しかし、監督と脚本家さんが「心配しないで、気楽に演じればいい」とおっしゃった。もし挑戦していなかったら後悔したと思う。
―「愛するウンドン」が本当に意味深かったようだ。
キム・サラン:「愛するウンドン」は私が役者でいることを許してくれた作品だ。「愛するウンドン」を通じて、視聴者がチ・ウンドンである私を受け止めてくれた。昔は作品が終わったら休みたかった。けど、今は休みたくない。「愛するウンドン」が私を変えた。たくさんの声援を受けただけに、もっと素晴らしい作品で演技を見せたくなった。ブランクが長かった分、再び演技を始めた以上はもっと頑張って、もっと多くの作品をやってみたい。
―ウンドンのような愛を受けたことがあるか。
キム・サラン:昔はあったと思う。今は恋人がいないので分からない。“恋愛細胞”が死んでいたけど、「愛するウンドン」を演じながら蘇ったように感じる。
―恋愛の話と言えば、理想のタイプの質問が欠かせない。
キム・サラン:理想のタイプは純粋でありながらも知恵のある人だ。純粋だけど世間しらずだと私が子守りをするかのようにケアしなければいけないので、知恵も兼ね備えた人がいい。外見までは望まない。芸能人の中で挙げるならニコラス・ホルトがいい。映画「ウォーム・ボディズ」を見てハマった。ゾンビにときめくなんて初めてだった。
―ラブストーリー映画が好きみたいだ。
キム・サラン:「ノッティングヒルの恋人」「ラヴソング」「きみに読む物語」「めぐり逢い」。そのようなラブストーリーが好きだ。感情に従っていく内容がいい。その流れで魅力を感じる。なので、「愛するウンドン」は私にとってギフトの詰め合わせのような感じだった。
―次回作は考えているか。
キム・サラン:今回は映画を撮りたい。もうすぐ秋が来るので、秋に相応しいラブストーリー映画に出演したい。
―セクシーな役がまた入ってくるかもしれない。それも大丈夫か。
キム・サラン:女優としてセクシーなイメージはとてもいいものだと思う。昔はあまりにもそっちばかりだったので疲れていただけだ。セクシーな役ももちろん人々が共感できて、セクシーなだけの役でなければ感謝する気持ちで挑戦する。私に演じられる役ならいいと思う。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ファン・グンジ、写真 : キム・ジェチャン
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