チェ・テジュン「映画『カッター』で初主演…幸せなプレッシャーを感じた」
俳優チェ・テジュンが自身の魔力を思う存分アピールしている。ドラマでは母親たちの心を捉え、バラエティでは魔性の男としての魅力を誇った。さらに初主演映画「カッター」まで公開された。
「カッター」は酔っ払った女性たちを狙う黒い手と、それに巻き込まれた高校生たちの衝撃的な殺人事件を描いた犯罪ドラマ。チェ・テジュンが酔っ払った女性を狙う高校生セジュン役を演じた。
今回の映画は130分間の上映時間中、大部分のシーンでチェ・テジュンの活躍を見ることができるということだけでも意味がある。上映中、徐々に盛り上がっていくチェ・テジュンの演技を見ていると、彼の今までの演技が低く評価されてきたのではないかと疑問を持つようになる。
「楽しくドラマの撮影をしていましたが、スクリーンでも自分の姿を確認してみたいと思っていました。『カッター』のシナリオをいただいて、制服まで着られるチャンスでした(笑) 大人の役を主に演じてきましたが、普段から挑戦してみたかったソシオパス(社会病質者)から喧嘩まで、美味しいキャラクターでした(笑) ドラマ側に了解を求めてオーディションを受けました。『カッター』出演を断る理由がありませんでした」
並外れた役を演じてみたかったと話すチェ・テジュンにとって、セジュンは強烈なキャラクターの味を感じさせてくれた人物だ。シナリオではより爆発する人物として描かれているが、冷たくて余裕のある姿が逆にセジュンをより冷たい人物に思わせると考え、チョン・ヒソン監督と話し合ってから自身が描いてきたセジュンの姿をカメラの前で披露した。
「『カッター』を見て『もう少し強く演じた方が良かったかな』と残念にも思いました。『お願い、ママ』というドラマと撮影を並行したため、二つの人生を一緒に経験してみると欲が出てきました。体力さえあれば、どちらにもご迷惑をお掛けしないことができるなら、同時に撮影できると思いました。体が辛くても、演技的な部分は自分が努力し、集中すれば上手くできるでしょう。撮影が重なるのではないかと心配しましたが、幸いにも双方とマネージャーがスケジュールを上手く調整してくれました。短期間に二つの人生を生きてみるのは楽しかったです。二人のキャラクターが正反対だったので、より面白かったです」
「初めて主演を務めることになり、とても幸せでありがたかったです。逆にプレッシャーも感じました。幸せなプレッシャーでした。そして映画に出演したいという願いも叶いました。中心となる人物になれたことに感謝し、しっかりやりきりたいと思いました。足りない部分や直すべき部分が多いことは知っています。将来の可能性をより見守ってほしいです(笑)」
彼の願い通り、可能性をたくさん見ることができた103分だったため、残念に思う部分があるのか聞いた。自身の演技に100%満足できない他の俳優たちのように、それに対して残念に思うと答えた。
「自分自身に対して残念な部分がありました。セジュンの癖ではなく、チェ・テジュンの癖を披露した気がします。分かっているのに直すことができなかった部分にいつも気を使うべきですが、そのような部分が残念でした」
「アドバイスをいただきたかったのですが、とても忙しかったんです。ご挨拶するために電話をすると、体力の管理や現場、作品に臨む態度についてたくさん話してくれました。必ず自ら基準点を決めるべきだと助言してくれました。たまに送ってくださるメッセージも役に立ちました。精神的にメンター(良き指導者)になってくれた方です」
チェ・テジュンはキム・ミョンミンが近いところにいること自体が大きな幸運だと話した。他の俳優たちにはできないことだからだ。
「一緒に山に登る時に交わす会話を通じて多くのことを学びます。友達や他の俳優たちも幸運だと思うでしょう。『キム・ミョンミンにアドバイスをもらうだけでも勉強になるでしょう。一緒に食事でもしたい』と言われるたびに、僕はとても運がいいと思います。また普段にはとても優しくて親切です。料理も作ってくれるのですが、お上手なんです。料理番組に出演してもいいほどです(笑)」
「カッター」は酔っ払った女性たちを狙う黒い手と、それに巻き込まれた高校生たちの衝撃的な殺人事件を描いた犯罪ドラマ。チェ・テジュンが酔っ払った女性を狙う高校生セジュン役を演じた。
今回の映画は130分間の上映時間中、大部分のシーンでチェ・テジュンの活躍を見ることができるということだけでも意味がある。上映中、徐々に盛り上がっていくチェ・テジュンの演技を見ていると、彼の今までの演技が低く評価されてきたのではないかと疑問を持つようになる。
「『カッター』出演を断る理由がありませんでした」
今までチェ・テジュンは真面目なイメージの役を演じてきた。最近、ドラマ「お願い、ママ」を通じて見せた真面目で明るい末っ子イ・ヒョンスンというキャラクターが変身した姿のように思われるほどだ。オムチナ(何でもできる完璧な息子)または室長のようなイメージが浮かび上がるチェ・テジュンは、イ・ヒョンスンになって世間知らずなキャラクターの魅力をアピールした。これよりもさらに際立つ変身が「カッター」のセジュンだ。誰も逆らうことができない校内の実力者で、冷たいが心を開いた親友ユンジェ(キム・シフ)の前では優しい人物だ。「楽しくドラマの撮影をしていましたが、スクリーンでも自分の姿を確認してみたいと思っていました。『カッター』のシナリオをいただいて、制服まで着られるチャンスでした(笑) 大人の役を主に演じてきましたが、普段から挑戦してみたかったソシオパス(社会病質者)から喧嘩まで、美味しいキャラクターでした(笑) ドラマ側に了解を求めてオーディションを受けました。『カッター』出演を断る理由がありませんでした」
並外れた役を演じてみたかったと話すチェ・テジュンにとって、セジュンは強烈なキャラクターの味を感じさせてくれた人物だ。シナリオではより爆発する人物として描かれているが、冷たくて余裕のある姿が逆にセジュンをより冷たい人物に思わせると考え、チョン・ヒソン監督と話し合ってから自身が描いてきたセジュンの姿をカメラの前で披露した。
「『カッター』を見て『もう少し強く演じた方が良かったかな』と残念にも思いました。『お願い、ママ』というドラマと撮影を並行したため、二つの人生を一緒に経験してみると欲が出てきました。体力さえあれば、どちらにもご迷惑をお掛けしないことができるなら、同時に撮影できると思いました。体が辛くても、演技的な部分は自分が努力し、集中すれば上手くできるでしょう。撮影が重なるのではないかと心配しましたが、幸いにも双方とマネージャーがスケジュールを上手く調整してくれました。短期間に二つの人生を生きてみるのは楽しかったです。二人のキャラクターが正反対だったので、より面白かったです」
「映画初主演、幸せなプレッシャーを感じる」
チェ・テジュンはスクリーンよりもドラマで活躍してきた。2012年「ペースメーカー」で天才マラソン選手ミン・ユンギ役を演じた彼の次回作が「カッター」だ。「ペースメーカー」を通じて助演として華やかにデビューしたチェ・テジュンは、「カッター」で堂々と主演を務めることになった。「初めて主演を務めることになり、とても幸せでありがたかったです。逆にプレッシャーも感じました。幸せなプレッシャーでした。そして映画に出演したいという願いも叶いました。中心となる人物になれたことに感謝し、しっかりやりきりたいと思いました。足りない部分や直すべき部分が多いことは知っています。将来の可能性をより見守ってほしいです(笑)」
彼の願い通り、可能性をたくさん見ることができた103分だったため、残念に思う部分があるのか聞いた。自身の演技に100%満足できない他の俳優たちのように、それに対して残念に思うと答えた。
「自分自身に対して残念な部分がありました。セジュンの癖ではなく、チェ・テジュンの癖を披露した気がします。分かっているのに直すことができなかった部分にいつも気を使うべきですが、そのような部分が残念でした」
「キム・ミョンミン先輩のアドバイス?六龍がとても忙しく飛びまわっていました」
チェ・テジュンは俳優キム・ミョンミンが代表を務めるMMエンターテインメント所属だ。所属俳優がキム・ミョンミンとチェ・テジュン、二人しかいない家族のような事務所でもある。そのため“演技大家”であるキム・ミョンミンが、初めて主演を務めるチェ・テジュンに特別なアドバイスをしたのか気になった。チェ・テジュンは「当時、六龍がとても忙しく飛び回っていました」と冗談を言い、キム・ミョンミンがドラマ「六龍が飛ぶ」の撮影で忙しかったことを明かした。「アドバイスをいただきたかったのですが、とても忙しかったんです。ご挨拶するために電話をすると、体力の管理や現場、作品に臨む態度についてたくさん話してくれました。必ず自ら基準点を決めるべきだと助言してくれました。たまに送ってくださるメッセージも役に立ちました。精神的にメンター(良き指導者)になってくれた方です」
チェ・テジュンはキム・ミョンミンが近いところにいること自体が大きな幸運だと話した。他の俳優たちにはできないことだからだ。
「一緒に山に登る時に交わす会話を通じて多くのことを学びます。友達や他の俳優たちも幸運だと思うでしょう。『キム・ミョンミンにアドバイスをもらうだけでも勉強になるでしょう。一緒に食事でもしたい』と言われるたびに、僕はとても運がいいと思います。また普段にはとても優しくて親切です。料理も作ってくれるのですが、お上手なんです。料理番組に出演してもいいほどです(笑)」
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ミリ、写真 : ソン・イルソブ
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