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「モンスター ~その愛と復讐~」カン・ジファン“8ヶ月も復讐心を抱く役…次はキラキラしたロマンスが描かれた作品でお会いしたい”

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。

カン・ジファン×ソン・ユリ×パク・ギウン×イ・ギグァンが豪華共演を果たした「モンスター ~その愛と復讐~」のDVDが2017年9月6日(水) よりリリース!

本作は、「快刀ホン・ギルドン」や「私に嘘をついてみて」「お金の化身」などヒット作への出演が続く人気俳優カン・ジファン待望の2年ぶりの主演最新作! ロマンティック・コメディに定評のある彼が本作ではすべてを奪われながら、死の淵から這い上がり復讐を誓う男の生き様を体当たりで演じている。
また、ヒロインには本作でカン・ジファンと3度目の共演となるソン・ユリ、ライバル役には本作が除隊後復帰作となる若手俳優のパク・ギウン、さらにカン・ジファンの青年期をK-POPグループのBEASTから新しく再始動したHIGHLIGHTのイ・ギグァンが務めるほか、台湾の大スター チェン・ボーリンが国際犯罪集団の大物役として友情出演し、話題を集めた。

今回、DVDリリースを記念して、カン・ジファンのインタビューが到着! 本作で演じた主人公ギタンについてや、8ヶ月にも渡った復讐劇、さらに共演者のソン・ユリやパク・ギウンについて語ってくれた。

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――ドラマ「モンスター」がどのような作品か、またジファンさんが演じたギタン役について紹介してください。

カン・ジファン:巨大な権力集団に家族と人生を一気に奪われた1人の男の復讐劇です。一瞬にしてすべてを奪われ、視力まで失い、路上生活者になりかけました。でも、復讐するために自分もモンスターになり、自分のすべてをさらった集団に復讐をする人物を演じました。

――「モンスター」への出演を決めたきっかけは何だったのでしょうか。

カン・ジファン:前作の「お金の化身」と同じ脚本家です。出演オファーが入ってきた時に、チャン・ヨンチョル先生、チョン・ギョンスン先生の執筆力を知っていたので断る理由がありませんでした。最高の演技ができる作品だと思ったので、すぐに出演を決めました。

――脚本家のお二人はご夫婦ですよね。お二人への絶対的な信頼があってこそドラマに惹かれたのだと思います。そんな「モンスター」の台本を初めて読んだ時の感想はいかがでしたか。

カン・ジファン:初めて台本を読んだ時、「どうしよう……」と思いました。面白そうとかよりもまず、これは大変だと思ったんです。前作に続いて2度もチャンスをいただいたので頑張りたいと思っていましたし、今回の役は両極端の表情を見せなければならなかったので、どうすれば満足していただけるかなと悩みました。「マズいぞ、どう演じよう」という思いが一番大きかったです。


「犬のエサを食べるシーンは最初はちょっと戸惑いましたが…」

――ギタンはいろんな表情を見せなければならないので苦労されたかと思いますが、撮影前に特別にトレーニングを受けたりなどの準備はされたのでしょうか。

カン・ジファン:準備というか、他の作品に出た時よりも、撮影前にチュ・ソンウ監督や脚本家の先生とたくさん話をしました。撮影が始まると話す時間もなくなりますからね。それに、撮影スタートから目が不自由な演技をしなければなりませんでした。今までいろんな役を演じてきましたが、視力を失った役は演じたことがなかったので、参考資料や映画を見て準備しました。撮影がどのようなスタートを切れるかによってその後の撮影が決まってきます。撮影前、撮影現場でもです。最初のほうは、現場から脚本家の先生と電話で話し合うこともありました。監督や脚本家がどんな演技を望んでいるのか、台本を読む時もその点を意識して準備しました。

――カン・ジファンさんは初登場から衝撃的な姿でした。普段のカッコいい姿とは違い、メイクにも時間がかかったのではないですか。

カン・ジファン:ヘアスタイルもですが、顔に傷をつけたりと特殊メイクもしなければならなかったので、1時間半から2時間はかかりました。朝7時から撮影が始まる時は、5時には現場に到着してメイクをしていましたね。序盤はメイクをするため準備に時間がかかりましたが、慣れてくると床に落ちている物を自分で顔につけて汚したりしていたので、準備の時間も半分くらいに減りました。

――犬のエサを食べるシーンもありましたが、実際は人が食べられるものだったんですよね?

カン・ジファン:実際に食べたのはスープ用の器に入っていたごはんでした。ただ、小道具係が用意してくれた器は犬が食べるにはきれいすぎるなと感じました。偶然、現場には本当に犬のエサが入った器があったんです。これを食べたほうがいいなと思い、用意してあったごはんを混ぜて食べました。

――実際に食べてみていかがでしたか。

カン・ジファン:犬たちはおいしいものを食べているんだなって思いました。最初はちょっと戸惑いましたが、いざ食べてみると平気でした。動物であれ人であれ生き物が食べるものなので、おいしくいただきました。


「僕も俳優をしていてスタッフやたくさんの方々に支えられている」

―― 50話という長丁場の撮影ではいろいろなエピソードが生まれそうですが、特に印象に残っているシーンやエピソードについて教えてください。

カン・ジファン:ドラマの撮影で海外ロケをしたのは今回が初めてでした。撮影序盤で半月ほど中国の海南で撮影をしました。また、台湾人俳優のチェン・ボーリンさんも出演して異色を放つシーンを撮ることができました。確かに撮影は大変でしたが、スタッフの皆さんがいい環境を作ってくれたおかげで楽しむことができました。そして、長丁場に及ぶ撮影の基盤を作ることもできて、とてもいい思い出になっています。

――演じられたカン・ギタンは両親のかたきを討つために必死に生きる役どころでしたが、ご本人と似ているところはありますか。

カン・ジファン:誰かに復讐したいと思ったことがないので……。序盤のギタンは復讐心の塊でしたが、ストーリーが進んでいくなかで周囲の人たちに助けられながら危機を乗り越えていきました。最初は復讐心を抱いていたギタンも、周囲の人たちの幸せを意識するようになります。僕も俳優をしていてスタッフをはじめたくさんの方々に支えられていますし、周囲の人を大切に思い、その人のために仕事をするという姿勢や生き方は、少し似ているのかなと思います。


「共演したパク・ギウン、除隊したばかりで軍人のオーラが出ていました」

――パク・ギウンさんとの共演も話題を集めましたが、共演はいかがでしたか?

カン・ジファン:この作品で初めて会った時は、ギウンは除隊したばかりで軍人のオーラが出ていました。ドラマに対する情熱や愛情も強かったので、同じ俳優として負けられないなと刺激をもらったんです。一緒に大変な思いもしながら楽しく撮影できました。

――パク・ギウンさんとおそろいの花柄のシャツを着て抱き合うシーンがありましたよね。本当にキスしているのかと思いました。演じていていかがでしたか。

カン・ジファン:もちろん照れはあったと思うんですが、実はアドリブだったんです。台本にはない演技でした。演技をしながら、やっぱり僕は女の子が好きだと確信しました。犬のエサを食べたり、男同士で抱き合ったり、俳優という仕事は型がなくて楽しいなと改めて実感しましたね。

――パク・ギウンさんとは三角関係でもあり、ライバル関係でもありましたが、コミカルなシーンもありました。プライベートでは、撮影中に食事をされたりしたのでしょうか。

カン・ジファン:序盤以降の撮影になると、共演シーンがそんなに多くなかったんです。8ヶ月も撮影していたのに、一緒に食事をしたりする機会はほとんどありませんでした。それに、ギウンはお酒が飲めません。僕はお酒が大好きなんですが、チョン・ボソクさんもお酒が大好きなので、最大の敵とは飲むことがありました。ギウンとはコーヒーでしたね。コーヒーとスイーツを一緒に食べたりはしました。面白いでしょ。


「ソン・ユリと3度目の共演…僕たち自己管理ができてるねと褒め合いました」

――相手役のソン・ユリさんとは「快刀ホン・ギルドン」、映画『チャ刑事』に続いて3度目の共演でしたが、いかがでしたか。

カン・ジファン:そうですね。2度の共演はあったとしても、3度も共演するというのはとてもめずらしいことなんです。僕自身、3度も共演するのはユリさんが初めてです。3度目なので楽でした。初めて共演する相手とは親しくなるための時間が必要ですからね。ユリさんとはお互いに演技のトーンなども分かり合っているので、最初の段階を省くことができ、すぐに演技に集中できるのがよかったです。初めての共演は10年ほど前になりますよね。彼女も僕もきれいに年を重ねていると思います。「僕たち自己管理ができてるね」と褒め合いましたよ。4度目の共演はどんな作品になるかは分かりませんが、お互いに出会った頃の姿を忘れずに役者人生をまっとうしようと約束しました。

――ソン・ユリさんと髪の毛をつかみあってケンカをするシーンも出てきます。撮影はNGを出すことなく順調に進んだのでしょうか。

カン・ジファン:髪の毛をつかみ合ってケンカするというのも台本には書かれていなかったんです。あのシーンはペアごとに分かれて、それぞれで演技をしなければなりませんでした。気心の知れてるユリさんとだからできたんです。NGが出ると余計につらいから、本気でぶつかって一度で終わらせようと話をしました。あとはもう演技に集中するだけです。いったんこれまでの関係は終わりにしようという意気込みで取っ組み合い、一度で撮り終えました。ソン・ユリさんの髪の毛をつかむ日が来るとは思いませんでした。


監督のカットにも感情を止めることができなかった怒りのシーンとは…

――復讐心に駆られる表情がとてもリアルでした。怒りが込み上げるシーンはたくさんあったかと思います。特に、絶対悪を演じたチョン・ボソクさんやチン・テヒョンさんの悪行の中で、これはあまりにもひどいだろうと思ったシーンはありますか。

カン・ジファン:チョン・ボソクさん演じるピョン・イルチェが、ギタンの両親の遺灰を燃やすシーンがあったんです。このシーンに関しては、台本を読んだ瞬間から怒りと涙が込み上げてきました。撮影の時も、監督のカットがかかっても感情を止めることができなかったくらいです。今も思い出しただけで憤りを感じます。そのくらい、全50話をとおして怒りの頂点に達したシーンだったと思います。

――実際には、チョン・ボソクさんとはいい関係を育まれたのでしょうか?

カン・ジファン:もちろんです。大ベテランでいらっしゃいますし、現場の雰囲気を盛り上げてくれました。ただやはり、一緒のシーンで演じる時は、他の共演者の方たち以上に緊張しました。カン・ギタンとピョン・イルチェは常に張り詰めた距離感でしたからね。僕も演技を始めて15年が過ぎましたが、チョン・ボソクさんと共演して、俳優としてワンランク上の姿勢を学ぶことができて貴重な経験になりました。

――人生の底辺ともいえる状況からのし上がり、復讐を遂げていくという姿がとても強烈でした。カン・ジファンさん自身は、これまでの人生でどのようにして困難を乗り越えていったのでしょうか。

カン・ジファン:ドラマのような極限状態に陥ったことはありませんが、俳優をしていてデマに苦しめられたことがありますし、トラブルに巻き込まれることもありました。事実とは違うことを言われて怒りを覚え、復讐とまではいわなくても物申したいと思うことはありました。それでも軽々しい発言はできないので、言いたいことをぐっとこらえてきたんです。そんな時に励みになり、つらい気持ちを乗り越えることができたのは、僕を応援してくれるファンの皆さんの存在が一番大きかったです。また逆境でも奮起して演技をすれば認めてくれる視聴者の方がいてくれたおかげで、何とか克服できたんだと思います。


「8ヶ月も復讐心を抱く役…次回作では明るく愛し合える作品に出たい」

――撮影中にケガをされたという話を聞きました。徹夜での撮影も多かったと思いますが、当時の大変だったエピソードを教えてください。

カン・ジファン:撮影期間が8ヶ月間にも及んだんです。韓国では全16話がスタンダードなので、「モンスター」が放送されている間に、他局では3作も入れ替わりました。撮影スケジュールは全16話の作品と変わらないので休む暇もなく、8ヶ月も復讐心を抱く役に入り込んでいたので、僕もスタッフもとてもつらかったです。そういったストレスがたまり、ヤケドもしましたし交通事故にも遭いました。腸炎にもかかって、すごく苦しい思いをしました。これまでの出演作の中で、作品のテーマも重たかったですが、体力的にも精神的にも一番追いやられた作品になったと思います。

――50話という長丁場でそれだけの苦労をされた分、俳優として得たものも大きいのではないでしょうか。

カン・ジファン:一番大きかったのは、50話の作品をやってはいけないという教訓を得たことです。どれだけすばらしい作品だとしても50話は避けるべきだということを悟りました。また、50話という長い作品に出演して、様々な演技パターンを役に注ぎ込みました。恥ずかしい話ですが、自分の演技の限界を感じることもあったんです。笑ったり、泣いたりという基本パターンを最大限の振り幅で演技するなかで、うまく演じられていないと感じさせられました。15年にわたって演技を続けてきましたが、実力不足を痛感しましたね。恥ずかしいですが演技をしていて強く感じたことなので、次回作ではぜひとも克服したいです。

――復讐劇ということで精神的なストレスもあったということでしたが、次回作で演じてみたいキャラクターはありますか。

カン・ジファン:まず、復讐はこりごりです。復讐してみて分かったんですが、復讐はいけません。幸せに愛し合わなければいけませんよね。今回は復讐というシリアスなテーマだったので、次回作では明るく愛し合える作品に出たいなと思っています。


「次回はもっとキラキラしたロマンスが描かれた作品でお会いしたい」

――何か夢中になっていることでもいいですし、やってみたいことでも大丈夫です。

カン・ジファン:こうして日本の皆さんにご挨拶するのに、「お金の化身」「ビッグマン」と復讐劇が3作も続きました。なので次回は、もっとキラキラしたロマンスが描かれた作品で皆さんにお会いしたいですね。皆さんも楽しみにしていてください。

――プライベートで今1番やりたいことはありますか。

カン・ジファン:ドラマが終わってからも、海外旅行にも行けてないんです。旅行したいなと思っていたんですが、最近はしばらく会えていなかった友人や家族と過ごしていました。次回作に入る前には旅行したいですね。暖かい国に行ってそこで泳いだり、おいしいものを食べたりしたいです。事務所のスタッフたちと一緒に、次回作でまた大変な思いをする前に楽しい時間を過ごせたらいいなと思います。

――日本の皆さんにメッセージとドラマの見どころをお願いします。

カン・ジファン:こんにちは。「モンスター」でカン・ギタン役を演じたカン・ジファンです。お久しぶりです。2016年最強の韓国復讐劇が、遂に日本に上陸することになりました。ぜひ応援してください。カン・ジファン印の復讐劇が、今回はどのように展開していくのか楽しんでいただけたらと思います。どうもありがとうございます。

「モンスター ~その愛と復讐~」DVD情報

【セル商品情報】
●DVD-BOX1 2017年9月6日(水) 発売
品番:TCED-3637/価格:¥15,000+税/形態:DVD6枚組(第1話~第12話収録)
<封入特典 (予定) >
・ストーリーブック
<特典映像 (予定) >
・撮影風景&コメントPart1(イ・ギグァン&イ・ヨルム)

●DVD-BOX2 2017年10月4日(水) 発売
品番:TCED-3638/価格:¥15,000+税/形態:DVD6枚組(第13話~第24話収録)
<封入特典 (予定) >
・ストーリーブック
<特典映像 (予定) >
・パク・ギウン 撮り下ろしインタビュー

●DVD-BOX3 2017年11月2日(木) 発売
品番:TCED-3639/価格:¥15,000+税/形態:DVD6枚組(第25話~第36話収録)
<封入特典 (予定) >
・ストーリーブック
<特典映像 (予定) >
・カン・ジファン 撮り下ろしインタビュー

●DVD-BOX4 2017年12月6日(水) 発売
品番:TCED-3640/価格:¥15,000+税/形態:DVD7枚組(第37話~第50話収録)
<封入特典 (予定) >
・ストーリーブック
<特典映像 (予定) >
・撮影風景&コメントPart2(カン・ジファン&パク・ギウン&ソン・ユリ)
<セル・レンタル共通 仕様>
2016年/韓国/カラー/本編各話約60分/16:9LB/片面1層(一部片面2層)
音声:[オリジナル韓国語]ドルビーデジタル2.0chステレオ/字幕:日本語字幕/全50話

【レンタル情報】
Vol.1~6 2017年9月6日(水) DVDレンタル開始
Vol.7~12 2017年10月4日(水) DVDレンタル開始
Vol.13~18 2017年11月2日(木) DVDレンタル開始
Vol.19~25 2017年12月6日(水) DVDレンタル開始

発売元:博報堂DYミュージック&ピクチャーズ/クロックワークス
販売元:【セル】TCエンタテインメント 【レンタル】クロックワークス
(C)2016 MBC

公式サイト:http://monster-aifuku.com/

元記事配信日時 : 
記者 : 
Kstyle編集部
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