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「偉大な誘惑者」ウ・ドファン&キム・ミンジェ対談インタビュー“恋愛を始めたい人にもぜひ見てほしい”

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ウ・ドファン&Red Velvet ジョイで話題を集めたドラマ「偉大な誘惑者(原題)」が、CS放送局・衛星劇場にて、7月18日(水)より日本初放送スタート!

本作はフランスの小説「危険な関係」をモチーフにして、二十歳の若者たちの危険な恋愛ゲームを描いた誘惑ロマンスドラマ。ヒロインを人気アイドルグループRed Velvetのジョイが演じ、ウ・ドファンと恋の誘惑ゲームを繰り広げる。他にも「最高の一発」「初めてだから」のキム・ミンジェや、「Mimi」「EXO NEXT DOOR」のムン・ガヨン、MOMOLANDのヨンウなどフレッシュなメンバーがキャスティングされ、注目を集めた本作。

今回、日本初放送を記念して、ウ・ドファンとキム・ミンジェの対談インタビューが到着。撮影中のエピソードや今作の見どころについて語ってくれた。

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――衛星劇場にてドラマ「偉大な誘惑者」(原題)が7月より日本初放送されます。今作が日本で放送される感想について教えてください。

ウ・ドファン:少し緊張しますね。日本のファンの皆さんにどう見ていただけるのか、それが心配でもありますし、もちろん感謝すべきことでうれしいことですが、少し怖い気持ちもあります。気に入っていただけたらいいなと思います。一生懸命撮影に励んできましたし、たくさんのスタッフや監督と一緒に作りあげた作品なのでたくさんの方に見ていただきたいです。

キム・ミンジェ:ドファンさんが全部言ってくれたので……(笑)、僕もドファンさんと同じ気持ちです。気に入っていただけるかドキドキしますが、とても楽しく撮影したので、その雰囲気が日本の視聴者の皆さんにもうまく伝わればいいなと思います。

――今作への出演を決めた理由は? また出演の感想をお願いします。

ウ・ドファン:まず、シヒョンというキャラクターがとても気に入り、出演を決めました。自信に溢れているけど、心苦しい事情があって愛を信じていなかった主人公が、愛によってすべてのことを捨てることになる過程を表現したいと思いました。また、悪童3人組の関係も面白く描かれていたので、その部分も表現したかったですね。

キム・ミンジェ:僕もドファンさんと似ています。セジュというキャラクターに魅力を感じましたし、セジュは原作ではいないキャラクターなのでどう表現するか悩みました。挑戦してみたいキャラクターで、悪童3人組の姿も面白く描かれていて、セジュがどう変わっていくのかという点も重要なポイントだと思いました。

――それぞれが演じるキャラクター紹介をお願いします。

ウ・ドファン:シヒョンは、男女間の愛とは偽りでできていて表面的なものに過ぎないと考えているキャラクターなので、今作のタイトルがシヒョンそのもののように思えると思います。だけど、異性を誘惑しながら遊んで暮らしてきたシヒョンが、ウン・テヒという女性に出会い、最初はそのテヒにも遊びのつもりで近づくのですが、次第に自分の持っているものをすべて捧げるほど愛してしまう。そんなキャラクターです。

キム・ミンジェ:恋愛の面ではプレイボーイでいたずら好きなキャラクターです。映画も好きです。夢もロマンもありませんが友達のことだけを考えるキャラクターで、友達のためなら何でもやるというキャラクターです。恋愛ゲームに参加することになり、性格や環境などがすべて変わっていくというキャラクターです。

――ウ・ドファンさんはシヒョン役を演じるに当たって、外見・内面などこだわった部分はありますか?

ウ・ドファン:シヒョンのセリフの中で「俺のことを嫌いな女はいないぞ」というセリフがあります。このセリフのように自信に満ち溢れていて、どんな人間も自分のことを好きにさせるにはどうすればいいのか……悩みました。まず外見的にかっこよく見せ、夢中にさせるにはどうするべきか、ということも考えました。声にも気を遣いました。二十歳という年齢の役なので、世間知らずな行動に走ったり、スジとの賭けで危険な恋愛ゲームに飛び込んだり……そんな分別のない行動をどう表現すべきかという点にこだわりました。

――シヒョンは上流階級育ちのクールなキャラクターでしたが、苦労した点はありますか?

ウ・ドファン:上流階級自体を経験したこともなく、自分とはなじみがないものだったので少し苦労しました。育ちがよく上流階級にいて、すべて与えられたような人物をどう表現するのかという点で、スタイリストの方が苦労されていましたし、監督にも家などのセットを華やかに作っていただきました。僕たちがそのセットの中でうまく雰囲気を生かせたのかなと思います。シヒョンよりセジュの方が裕福なのですが、2人とも上流階級育ちなのであまりこの差は感じないと思います。

――キム・ミンジェさんは模範生からチョイ悪男子へ、完璧な変貌を遂げられましたが、ファンの皆さんや周りの反応はいかがでしたか?

キム・ミンジェ:この役がぴったりだという反応もあり、僕みたいだとも言われました。もちろん、セジュというキャラクターと100%同じというわけではありませんが、キム・ミンジェと重なる部分も見え隠れしていたと思います。本当です。

――セジュはムードメーカー的なキャラクターでしたが、キム・ミンジェさんご自身と似ている部分はありますか?

キム・ミンジェ:その時の状況によって違うと思います。誰といるかによっても違います。友達といる時はセジュそのままの姿かもしれません。言葉遣いや行動、表情などがキム・ミンジェそのままのようなところも多いです。だけど、他の人と会うときはそういう姿がまったく現れないこともあります。友達といる時は活発だ、という感じです。

――シヒョンはプレイボーイのようで実は一途で優しい男でしたが、ウ・ドファンさんご自身と似ている部分はありますか? 反対に似ていない部分は?

ウ・ドファン:似ている点を挙げるなら友人間の絆というか、友情を大切に考える点は似ていると思います。ですが、プレイボーイという点はまったく似ていないと思います。しかし、テヒと出会い、テヒとの距離を縮めようとする姿や、すべてをテヒに捧げようとする恋愛の仕方は似ていると思います。

――ウ・ドファンさんは制作発表会で「シヒョンのキザなセリフも今作への出演の決め手の一つ」とおっしゃっていましたが、劇中のセリフで一番お気に入りのセリフは?

ウ・ドファン:先ほども少しお話しましたが「俺のことを嫌いな女はいないぞ」というセリフがシヒョンのキャラクターを最もうまく表現していると思いますし、シヒョンの自信に溢れた姿も表現できるので一番好きなセリフです。捉え方によってはキザなセリフですが気に入っています。

――キム・ミンジェさんが演じたセジュは、明るく子どもっぽい一面がある反面、実は母親に関する悲しい事情を抱えた複雑なキャラクターですが、演じる上で難しかった点や大変だった点はありますか?

キム・ミンジェ:セジュというキャラクターだけでなく、何かを演じる時は常に悩みます。そんな時の僕の考え方として、そのキャラクターとして生きようというのがあります。どう演技するかを考えたときに、セジュが友達といる時などは明るく活発に、その反面、悲しい事情を話す時は視聴者に深く近づくことができるのではないかと思って演じました。

――劇中のファッションアイテムも話題となりましたが、ファッションの面で気を使った部分などはありますか?

キム・ミンジェ:生まれて始めてファーコートというのを着ました。すごく暖かかったです。色も多彩で、さまざまなデザインの服を着ました。セジュは服が好きというキャラクターでもあるので、服で表現する部分もたくさんありました。最初は派手な服を着たりしましたが、話が進むにつれシンプルなデザインの服を着たりしました。うまく伝わるといいのですが。

ウ・ドファン:僕はその逆でした。セジュというキャラクターは話が進むにつれてシンプルになりますが、シヒョンは最初の方は黒系の服をたくさん着ていましたが、恋に落ちて活発な雰囲気を表現するために赤色の服を着たりもしました。

――お気に入りのシーン、エピソードはありますか?

ウ・ドファン:何よりもコンビニでのテヒとの初キスシーンです。2人の気持ちが固まっていく場面ですね。シヒョンも戸惑いながらも表現していますし、テヒも「私もあなたが好き」というセリフがあります。キスをしたからではなく、これがきっかけとなり2人の関係が始まっていきます。

キム・ミンジェ:僕は悪党3人組を卒業するシーンです。撮影がとても楽しくて、たくさんのアイデアを出しながらドラマの中ではなく現実の世界で悪党を卒業するような感じで撮影しました。この卒業をきっかけに話が広がっていくので、このシーンが一番印象に残っています。

――共演者と実際の年齢も近かったようですが撮影現場の雰囲気はどうでしたか? ムードメーカーは誰でしたか?

ウ・ドファン:ミンジェさんがムードメーカーでした。4人で撮影する機会はあまりありませんでした。僕の場合はテヒと2人きりだったり、スジとセジュとの3人でのシーンが多かったのですが、4人で別荘に遊びに行くシーンがありました。すごく寒かったのですが、休憩時間には一緒にお肉を焼いて食べながら楽しく撮影しました。また、僕以外の3人が同い年なので、よくからかわれたりしました。僕が年上ですが、みんな大人びているので友達のように楽しく過ごせました。

キム・ミンジェ:僕はムードメーカーになろうと思ったわけではなく、現場に行くとシヒョンとスジとセジュは友達のようで気分もよくなり、つい踊ったり歌ったりしてふざけたりしていました。そのせいでムードメーカーと言われているんだと思います。現場の雰囲気もよく、悪童3人組が集まるシーンだとふざけたりしてとても楽しかったですね。

――ウ・ドファンさんとパク・スヨンさん(Red Velvet ジョイ)は撮影現場で、お互い役名で呼び合っていたと耳にしたのですが、演技の相性はいかがでしたか?

ウ・ドファン:演技の相性はとてもよかったです。スヨンさんは演技経験があまり多くはありませんが、とても一生懸命な人だと今作を通して分かりました。また、女優パク・スヨンでもあり、Red Velvetジョイという歌手でもあり、この2つを両立するのは簡単なことではないと思いますが、他の俳優とも引けをとらないくらい努力されているので、僕にとってはとてもいいパートナーでした。

――悪童3人(ウ・ドファンさん、キム・ミンジェさん、ムン・ガヨンさん)のやりとりは、演技ではなく本当の友達のようなリアリティがありましたが、アドリブで演技をすることはありましたか?

キム・ミンジェ:アドリブだけでなく、セリフも役に合わせて変えたりしました。セジュはこの状況でこうは言わないだろう、セジュはここで落ち着いたことは言わないだろう、ということを考えながら、現場の雰囲気に合わせて変えました。なので、アドリブは多いと言えると思います。監督も任せてくれました。

ウ・ドファン:ミンジェさんの言った通りで、アドリブだけでなく動きなども、監督が僕たちに任せてくださることも多かったです。

――制作発表会にて、“今作は愛が詰まったドラマ”だとおっしゃっていましたが、ウ・ドファンさんにとって“愛”とは?

ウ・ドファン:愛というのは人が愛する時に最も重要な感情で、愛するということは価値のあることだと思います。それくらい最も大切で美しいもので、恋人を愛することだけがすべてではなく両親を愛することも愛なので、私たちは愛の中で生きていると思います。そのくらい愛というのは自分の人生で大きな比重を占めています。

――劇中、年上の女性たちを誘う肉食系男子&片思いするチェ・スジ(ムン・ガヨンさん扮)に気持ちを伝えられない草食系男子、2つの恋愛スタイルを見せてくれていますが、実際のミンジェさんの恋愛スタイルは?

キム・ミンジェ:僕の恋愛スタイルはこれだ、と言い切ることはできません。こういう時もあるしああいう時もあるし、言い切ることはできません。自分でもよく分かりません。撮影が終わってあまり時間も経っていないので、まだセジュから抜け切れずにいます。ですので、今もセジュのような一面も見え隠れしています。

――お二人が思う今作の魅力は?

ウ・ドファン:「偉大な誘惑者」は無茶なセリフも多く、分別がないと捉えられてしまうかもしれませんが、真心のこもったドラマです。そして見どころも多いです。前にも話は出ましたが、上流階級の話なので華やかなものが好きな方にはピッタリなドラマだと思います。また、恋愛を始めたい人にもぜひ見ていただきたいです。

キム・ミンジェ:「偉大な誘惑者」はさまざまな魅力があります。華やかさもあり、二十歳の世間知らずで可愛らしい姿や、緊張感あふれる場面、初々しい恋愛も描かれています。多様な魅力があるので飽きることなく、楽しんでご覧いただけると思います。

――今作はお二人にとって、それぞれどのような作品になりましたか?

ウ・ドファン:「偉大な誘惑者」のおかげで2018年は暖かい春を迎えられたと思います。そして来年の春になっても去年の春を思い、今作のことを思い出すと思います。今作でたくさんのことを得ることができて、忘れられない作品になりました。

キム・ミンジェ:「偉大な誘惑者」はドファンさんを残してくれました。一緒に撮影に挑んだ仲間の大切さを感じられるいい機会になりました。僕の人生をさらに作り上げてくれ、得ることの多い作品になりました。ずっと忘れないと思います。

――今作を通して、得たものは何ですか?

ウ・ドファン:ミンジェさんが話したように、私もたくさんの仲間を得ることができました。先輩や後輩と大変なときでも互いに励まして支え合ってきました。そのくらい愛を得ることができた作品です。また、今作を応援してくれたたくさんのファンの方に感謝していますし、今作で愛を得ることができたと思っています。

キム・ミンジェ:ドファンさんが話したようにたくさんのことを得ることができました。ウ・ドファンという俳優と息を合わせながら、色んな感情や状況がとても楽しくて、これからも演技をしながら思い出すと思います。2018年に今作に出会わなければ、キム・ミンジェがこれから進む道も変わっていたと思うので、自分を成長させてくれた作品だと思います。

――今作をこれからご覧になる日本の皆さんへ、視聴ポイントを教えてください。

ウ・ドファン:おすすめしたいシーンはテヒとシヒョンの初キスシーンです。桜が舞う中、キスする場所がコンビニなので、それくらい彼ら二十歳の男女が熱い恋愛をしていて、他人からの視線も考えず2人だけの愛しか見えていないからこそ、あのような場所でキスができるのだと思います。テンポのいいドラマなので、皆さんにも楽しんでいただけると思います。

キム・ミンジェ:おすすめしたいシーンは悪童3人組のシーンですね。活力あふれる二十歳の元気な姿を見ることができます。今作は恋愛ゲームを中心に物語が進んでいくので、どのようにそのゲームが変わっていくのか、そのゲームを通して主人公たちがどう変わっていくのかを見ていただきたいです。

――このドラマを楽しみにしている日本の皆さんへメッセージをお願いします。

ウ・ドファン:こんにちは、ウ・ドファンです。「偉大な誘惑者」が7月18日から日本で初放送となります。緊張していますがとても楽しみです。楽しく見ていただけたらうれしいです。

キム・ミンジェ:こんにちは、キム・ミンジェです。「偉大な誘惑者」が日本で放送されるということで緊張していますが楽しみです。楽しく撮影したドラマです。楽しく見ていただけるとうれしいです。ご視聴よろしくお願いします。

Photo:Kim Kyungpyo (STUDIO DAUN)

「偉大な誘惑者」放送情報
CS放送局・衛星劇場にて、7月18日(水)より日本初放送!
毎週(水)午後11:00~深夜1:30 (2話連続放送)
※再放送 翌週(火)午後1:30~4:00 (2話連続放送)

2018年/韓国MBC/全16話
演出:カン・イン、イ・ドンヒョン
脚本:キム・ボヨン
出演:ウ・ドファン、ジョイ(Red Velvet)、ムン・ガヨン、キム・ミンジェ

■関連サイト
http://www.eigeki.com/special/hanryu_drama_sengen

元記事配信日時 : 
記者 : 
Kstyle編集部
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