映画「暗数殺人」モチーフにした事件の遺族から上映禁止仮処分申請…制作会社が謝罪
写真=フィルム295
実話をベースにした映画「暗数殺人」が遺族から上映禁止仮処分申請を受けた中、制作会社が謝罪文を発表した。「暗数殺人」の制作会社フィルム295は本日(21日)、報道資料を通して「映画『暗数殺人』の上映禁止仮処分申請に関し、制作会社は映画がモチーフにした実話の被害者遺族の方々を傷つけたことについて、心からお詫び申し上げます」と伝えた。
制作会社は「犯罪実話劇という映画のジャンルの特性上、『暗数殺人』は実話からモチーフを得て、暗数犯罪を暴く刑事を中心に制作しました」とし、「特定被害者を暗示する部分は、観客が実際と誤認しないよう、制作過程で取り除き、最大限脚色しました」と説明した。
「暗数殺人」は2007年、釜山(プサン)で発生した殺人事件を描いた映画だ。ある被害者の妹が、映画が遺族の同意なしに該当事件を描写しているとし、20日ソウル中央地方裁判所に映画上映禁止仮処分申請書を提出した。
「暗数殺人」は、この被害者の年齢を実際と同じく表記し、犯行の過程も元の事件と同じように描写したと知られた。
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【映画「暗数殺人」制作会社 公式コメント全文】
映画「暗数殺人」の上映禁止仮処分申請に関し、制作会社は映画がモチーフにした実話の被害者ご遺族の皆様を傷つけたことについて、心よりお詫び申し上げます。
映画は公式な犯罪統計に集計されないまま忘れられていく犯罪に対する関心を喚起し、捜査過程について問題を提起するという趣旨から制作されました。
犯罪実話劇という映画ジャンルの特性上、「暗数殺人」は実話からモチーフを得て、暗数犯罪を暴く刑事を中心に制作しました。特定被害者を暗示する部分は、観客が実際と誤認しないよう、制作過程で取り除き、最大限脚色しました。
実話からモチーフを得る過程で、この事件に関係した方々が傷つくことを繊細に配慮できず、ご遺族の方の同意を求める過程で足りない部分がありました。足りないと感じてらっしゃる部分について申し訳なく思います。遅れましたが、制作会社は実際の被害者のご遺族の方と十分コミュニケーションをし、これからマーケティングおよび広報過程においてもご遺族の方に被害が及ばないよう、最善の措置を取ります。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ジヒョン
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