「君は私の春」ユン・バク“俳優を目指していた頃、キム・ドンウクと演技することが夢だった”

俳優のユン・バクが「君は私の春」出演俳優たちとの共演について語った。

ユン・バクは最近オンラインで行われたtvNの月火ドラマ「君は私の春」（脚本：イ・ミナ、演出：チョン・ジヒョン）放映終了のインタビューで、7歳の心を胸に抱いたまま大人になったチュ・ヨンド役を務めたキム・ドンウク、カン・ダジョン役のソ・ヒョンジンらと初めて共演した感想を明かした。

これに先立ちユン・バクは「君は私の春」の制作発表会で、キム・ドンウクとの共演について「12年ぶりに成し遂げた夢」と表現したことがある。彼は同じ韓国芸術総合学校の出身で、今作で出会ったキム・ドンウクについて「僕のデビュー前、俳優を夢見る学生だった時、キム・ドンウク兄さんはすでにスターでした。僕はデビューをすることができるのかさえも不透明で、一緒に演技することが一つの夢だったのですが、叶えられました。とても不思議な気持ちですし、このような機会が来たことに感謝しました。今もこれからのために夢を作り続け、成し遂げることができるよう、着実に生きなければならないなと感じました。できないことはないんだと思いました」と感激した。

続いて「現場で（キム・ドンウクは）ディテール一つひとつにこだわりながらシーンを作っていっていました。僕も台本を分析しますが、その姿を見ながら、もう少し細かく見てみなくてはと考えました。多くの部分において学ぶことがありました」と語った。

チェ・ジュン、またイアン・チェイスとして共演したソ・ヒョンジンについては「台本の中の感情を十分に探った後に演技をします。だから僕も予想できなかった感情が出てくることがありました。感情の交流、感情を与え、受け取ることがとても上手な女優です。だからソ・ヒョンジン、ソ・ヒョンジンと言われるんだと感じました」と述べた。

撮影現場の雰囲気メーカーとして知られているユン・バクは「みんな僕に劣らず活発で面白い方なので、現場の雰囲気はとても良かったです。監督、俳優の方々もよくしゃべるのに、僕の声が大きいからそう思われるのでしょう。みんながムードメーカーでした」と現場の雰囲気を伝えた。

ヒーリングドラマ「君は私の春」の中でスリラーの主軸を担ったユン・バクは、今回の作品を通じて好評を受けて“ジャンル支配者”という修飾語も得た。彼は「僕の口から言うのは恥ずかしいですが、『ユン・バクがこのような演技をする人だったか？』『こんな顔だったっけ？』というような反応が記憶に残っています。とても良い賞賛なので、良く見てくれたようで感謝しています。それ以外にも善バク悪バク、生きている子、死んでいる子と表現してくださったのも面白かったです。現場で監督は、ジョンバクと言っていました」と話して笑った。

ヒーリングロマンスだけでなく、殺人犯、チェイスの正体などを推理していく過程も「君は私の春」のポイントであった。ミステリーの中心にいたユン・バクは「推理されている（視聴者）の方々を見ると、鳥肌がたつほぼよく当てている方がいらっしゃいました。また、全く思わぬ方向に推理した方もいて『このようにしても面白かっただろう』と思ったりもしました。それが僕たちのドラマの魅力ではないかと思います。スポイラー（ネタバレ）をしたくてもできないから、推理を見る面白さがたくさんありました」と、視聴者の反応を伝えた。

初放送が3％（ニールセン・コリア、全国有料世帯基準）で、後半は1％台に落ちた視聴率には物足りなさはなかったのか。ユン・バクは「作品を作っていくうちの1人ではありますが、視聴率は僕の役割ではないと思っています。うまくできた作品であっても（視聴率が）高いという保証はなく、そうでないとしても良い視聴率になることもあるでしょう。視聴率を成功の基準とすることもできると思いますが、話題性も無視できない部分ですので、たくさん関心を持っていただき、感謝しています。複数のプラットフォームがあるのでリアルタイムの放送ではなくても見ていただけたと思います。良い反応を下さって感謝しています」と答えた。

続いて「『君は私の春』は、より一生懸命に最善を尽くす原動力、俳優としてより成長するために力を与えてくれた作品だと思います。また、今回の作品を通じて素晴らしい人と縁ができました。（おかげで）今後の人生がより豊かになりそうです」と自分にとっての作品の意味を語った。