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「二番目の夫」チャ・ソウォン、作品への反響に驚きも“人生の中で記憶に残るキャラクターに出会えると思った”

OSEN
写真=NAMOO ACTORS
ドラマ「二番目の夫」に出演し、「チャ・ソウォンを見るために(ドラマを)観ている」と言われるほど視聴者たちを魅了した俳優チャ・ソウォン。

彼は最近、韓国で放送が終了したMBC毎日ドラマ「二番目の夫」で、ユン・ジェミン役を演じた。「二番目の夫」は、止めることができない欲望がもたらした悲劇により悔しくも家族を失った1人の女性が交錯する運命と愛の中で、復讐に乗り出すことになる“激情ロマンスドラマ”だ。この中でチャ・ソウォンは、主人公ポン・ソナ(オム・ヒョンギョン)を最後まで守るユン・ジェミン役を務め、ドラマの視聴者から愛された。

作品の終了に先立ち、OSENと書面インタビューを行ったチャ・ソウォンは「二番目の夫」について「僕の演技人生で最も長い時間集中した作品です」と明らかにした。彼は「約11ヶ月の撮影期間、最後まで応援してくださった視聴者の方々に感謝を伝えたいです」とし「体力的な負担について心配してくださった方々が多かったのですが、実は規則正しい生活をして、もっと健康になりました」と余裕まで見せた。

韓国で昨年8月9日より放送を開始し、作品に1年近い時間を投資することは容易ではなかった。しかし、チャ・ソウォンは「人生の中で記憶に残るキャラクターに出会えると思いました」とし、「二番目の夫」に強く惹かれたと打ち明けた。「結果的にもそうなったと思います」と明かした彼は「感覚的な監督とオム・ヒョンギョンさんとの共演なら、断る理由がなかったです。最高の組み合わせだと思いましたし、幸せな時間でした」と当時を振り返った。

彼は「最も気を遣った部分は、ジェミンの物語が『たくさん愛されて育った青年の成長物語だ』と思いました。なので愛されて育った人ができる表現や考え方について考えましたし、明るい性格を表現するために、現場から茶目っ気溢れて気楽なイメージで仲間たちに近づいていくために努力しました」とし、細かい演技についても説明した。

このような努力のおかげだろうか。「二番目の夫」は、120話で最高視聴率10.5%(ニールセン・コリアの全国基準)を記録するほど、マニア層から愛された。これまで視聴者から「ユン・ジェミンのために観ている」「チャ・ソウォンのために観ている」という好評まで得た。

チャ・ソウォンは、作品に対する好評に「良いチームワークにより生み出した意味のある瞬間だと思います。シノプシス(あらすじ)を見て、そして監督に会って感じた気分の良い第一印象を確信に変えてくれたことに対して生涯感謝します」とし、制作陣に感謝の気持ちを伝えた。

彼は「よく行く食堂があるのですが、そこの社長がいつも『二番目の夫』を観ています。悲しくもあり、笑えることでもあるのですが、僕に気づいていないんです。最終話の放送日には、社長と一緒に(ドラマを)観ながら最後に褒めてもらいたいです。ユン・ジェミンが出るたびに、すごく喜ぶ姿をたくさん観ました」とし、自身が実感した人気を明らかにした。

何よりチャ・ソウォンは「二番目の夫」について、「長い時間愛されただけに、大きくて長い余韻として残ると思います。より一層成熟した人間として、また良い俳優として、ずっと視聴者の記憶に残りたいです」と強い愛情を表した。

一方でチャ・ソウォンは、韓国で2月に放送されたMBCバラエティ番組「私は一人で暮らす」に出演した。当時、放送を通じて彼はロマンを楽しむ素朴な日常の姿を公開し、“ナント”(ロマンチックな変わり者)と呼ばれ、ユニークなバラエティキャラクターとして注目を集めた。これと同時に「二番目の夫」のユン・ジェミンとは違う日常の姿も好評を得た。

チャ・ソウォンは“ナント”というニックネームについて「昔の感性が好きな僕に、知人達が『ロマンがあるんだね』と言ってくれた言葉です。時には『まだこういう人がいたんだ』と言われ、悲しい瞬間もありますが、“ナント”というニックネームができてから一つの個性として、また新しい魅力として受け止めていただいているようで嬉しいです」と打ち明けた。

ただ、彼は「ロマンを追い始めたのは、何かに新しく挑戦しなければいけないかなと思いながら、自分の誠実さとは何なのかについて懐疑心を持ち始めた頃でした」と話した。また「結果的に自分の価値を評価する上で、『あまり厳しすぎる必要はない』という結論に至りました。それで幸せでした。若者達に僕が伝えるロマンとは、好きな価値を口に出してたくさん言ってみるようにという提案です。それが皆さんの個性になります」とアドバイスした。

第3者の視線から自分の日常を見るというのは、珍しい経験でもあった。チャ・ソウォンは「第3者の視線で見ていたら、かなり寒い生活をしていたことを自覚するようになりました」と照れながら伝えた。しかし、彼は「後悔はないです。選択は自分がしたので」とし、「周りからは『やっと君らしい姿が出てきた』とたくさん言われたのですが、実はインタビューをしている今も、どんな姿が自分らしいものかよく分からないです」とし、笑顔を見せた。

特に彼は「私は一人で暮らす」で、献血で銀章、金章まで受けるほど着実に献血をしてきたことが好評を得たことにプライドを表した。彼は「銀章と金章をもらった回数ほどさらに達成できれば、名誉の殿堂に入ることができる。それだけ忍耐の時間を耐えてこそ得られるものだと思います。個人的に成熟した良い人になっていく頃に目標を成し遂げられるんじゃないかと思います」と話した。

また「『私は一人で暮らす』で献血をする様子が公開され今回、献血広報大使として活動することになりました。良い影響力を発信することができて本当に嬉しいです。名誉の殿堂に入るその日まで、絶対に止まらないです」と付け加えた。そんなチャ・ソウォンにとって「私は一人で暮らす」はいつも再出演したい番組でもあるという。また、彼の仲間キム・ソンチョルを一緒に番組に出演したいメンバーとして挙げ「ソンチョル、一緒にやろう、待ってるから」と伝えた。

チャ・ソウォンは演技やバラエティはもちろん、舞台とテレビを行き来しながら、着実に演劇やミュージカルにも出演している。「二番目の夫」の終了後には、創作ミュージカル「チャミ」への出演を控えている。このような活躍に対して、彼は「僕が願っている道が、短くて1年、長くて数十年後には、整った信念になっていると思います」と淡々と説明した。「なので今は大きな理由や信念よりは、自ら幸せな道を探していくために努力しています」と伝えた。

何より彼は「舞台での演技については、新型コロナウイルスの影響により公演に関する多くの制作陣と俳優たちが苦労していることを知っているので、少しでも役に立つように最善を尽くしていると申し上げたいです」と付け加えた。

また、チャ・ソウォンはOTT作品出演への意気込みを表した。バラエティも彼にとっては変わらずに挑戦したい分野だという。「最近は『あなたが夢中になっている間』と『しっぽにしっぽを噛むその日の物語』という番組をよく観ているのですが、機会があればぜひ参加できれば嬉しいですね」とし、出演の意志を明らかにした。

最後に彼は、このように様々な挑戦を続けられる原動力として“ファンの愛”を挙げ、「僕の夢と未来を応援していただけなかったら、絶対にやり遂げられなかったです」と感謝を伝えた。また「成功した人生が何かについてはいつも悩みますが、単なる人気やお金が自分の人生を変えられるとは思っていないです。成功のためには良い人にならなければいけないと思っています。地道で着実に努力する人になりたいです」と意気込みを語った。
元記事配信日時 : 
記者 : 
ヨン・フィソン
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