UKISS スヒョン、グループ活動への熱意と愛情語る「メンバーの脱退や交代も…一緒に感じた幸せのほうが大きい」
写真=TANGO MUSIC
UKISSのスヒョンが1stミニアルバムでグループ活動の時とは異なる魅力を披露した。スヒョンは最近、1stミニアルバム「COUNT ON ME」をリリースした。
「COUNT ON ME」はスヒョンがデビュー14年にして初めて発売するミニアルバムで、ソロアーティストとしての彼の力量とファンへの真心が込められたアルバムだ。今年1月、新設されたプロダクションのTANGO MUSICと専属契約を締結した後、初めて披露するニューアルバムでもあり、さらに意味深い。
プレッシャーはあったが、事務所から積極的な支援を受け、アルバムを準備したという彼は、タイトル曲「The Soju Fairy」をはじめ、「Wake Up」「My Friend」「Marry Me」「The Soju Fairy(inst.)」の全5曲をアルバムに収録した。
今回のアルバムの多くの部分にスヒョンの意見が反映された。アルバムのタイトルである「COUNT ON ME」について彼は「『僕を信じてほしい』という意味がある。僕がファンの皆さんに一番よく言う言葉だ。『僕を信じてついてきてください』『僕が頑張ってUKISSを生かしてみせます』『一緒にできるよう努力してみます』と伝えてきた。前から考えていたアルバム名だ」と話した。
スヒョンにとって今回のアルバムは、新しいUKISSの活動の足場であり、最初の歩みだ。その一方で、彼はソロ歌手としての魅力を見せることも自身の課題だと強調した。彼は「UKISSといえば『Man Man Ha Ni』のイメージが強すぎて抜け出すことが少し難しい。ソロアルバムを通じて他のものもお見せできる気がした」とし「収録曲をよく聴いたら面白い部分も多い。4番トラックから1番トラックに上がるほどテンポは速くなり、逆に1番から4番までは起承転結のように見せるため努力した」と説明した。
タイトル曲「The Soju Fairy」はロックベースのポップダンスナンバーで、男性が恋に落ちる過程を焼酎を飲みながら酔う感情の変化で表現した。夏の雰囲気に合わせて爽やかで涼しげな印象を与える。
初めてこの曲を聴くやいなやタイトル曲にしたいと思ったというスヒョンは、できるだけときめきと恋に落ちた感情を表現するため努力したという。スヒョンは「導入部ではときめく感情を与えるため歌も少し控えめに歌った。後になるにつれてますます力が入って、より楽しくリズムに乗って歌った」とポイントについて紹介した。
「The Soju Fairy」というユニークなタイトルのため周りからトロット(韓国の演歌)ではないかという誤解も受けたという。彼は「うちの家族もトロットなのかと言っていたし、プロデューサーさんたちに会った時も『トロットをやるのか』と聞かれた。どんでん返しを与えたいと思って、そのような曲名が誕生した」とし「曲名とは違って曲にはロックな要素が入っている。アルバム全体がロックをベースに構成されている」と話した。
スヒョンは「The Soju Fairy」という曲名と関連して、広告が入ってきてほしいと希望を語った。彼は「曲がヒットして、焼酎の広告も入ったらいいなと思った。僕が撮ってもいいし、CMのBGMとして流れてもいい。まずは、曲がうまくいってこそ、そのようなチャンスが来るのではないか」と意気込みを述べた。
今回のアルバムにはTEENTOPのNIELと歌ったデュエット曲「My Friend」も収録された。スヒョンは「TEENTOPがデビューする時からNIELさんに注目していた。ぜひデュエットがしたいと思ったし、『文明特急』の『隠れて聴く名曲コンサート』の時、もっと仲良くなった。歌を聴いてNIELさんに連絡したら、快く参加してくれた。NIELさんがよくやってくれたおかげで良い歌ができた」と褒め称えた。
スヒョンはUKISSのメンバーたちと共にTANGO MUSICと専属契約を締結した後、公式SNSとTikTokチャンネルを開設するなど、新しいスタートに拍車をかけている。
グループで唯一の元祖メンバーであり、グループへの責任感は強い。UKISSというグループがなかったらここまで来ることもできなかったという彼は「活動しながら本当に大変でやめたい時も多かった。メンバーの脱退や交代も多くて、その過程でプレッシャーもあったけど、それもリーダーである僕が乗り越えなければならない状況だった」としながらも「メンバーたちと一緒に過ごして一緒にステージをした時に感じた幸せのほうがはるかに大きい」と話した。
続けて「ただUKISSの活動については少し後悔がある。もっとやればよかった。『もう少ししたら』といつも思う」とし「UKISSへの愛情がより深くなったと思う。UKISSとしてもう一度準備してヒット曲をもう一つ作りたい」と付け加えた。
スヒョンは自身を信じてついてきてくれたメンバーのキソプとフンにも感謝の気持ちを伝えた。彼は「キソプとフンには家庭があって、本人たちの時間もあったので、グループ活動について考える部分が多かった。でも、僕たちが一緒にいることを一番に考えてくれた」とし「弟たちから意欲を感じた。弟たちが僕の気持ちを理解して、本人たちにも情熱があって団結できたのではないかと思う。過去にUKISSとして活動した時よりグループへの愛情が深まったことも感じる。もう一度きちんとやれば良いチャンスが来ると確信している」と語った。
グループで唯一の独身である彼は「今は結婚の計画は全くない」とし「今は結婚するつもりはなく、まずは自分の家族の幸せを先に考えて、その後に僕だけの幸せを探すつもりだ。そして今は仕事だけに集中したい」と明かした。また「独身主義ではないけど、今は1人でいるほうが楽だ。まだファンと愛し合いたい(笑)」と冗談を言った。
スヒョンはUKISSのヒット曲「Man Man Ha Ni」を超える楽曲を作りたいという願いも明かした。彼は「歌手がヒット曲を一つ持つためには運とタイミングが良くなければならない。長い間愛されている『Man Man Ha Ni』というヒット曲があるのは本当にありがたいことだ。しかし、もどかしさを感じることもある。色を変えることが難しい。努力をしてもうまくいかなかった」とし「『Man Man Ha Ni』以降もアルバムを本当にたくさん発売したけど、『Man Man Ha Ni』の印象が強すぎて、他の楽曲はうまく入ってこないようだった。ソロアルバムだけでなく、UKISSの活動についてもその部分に対する課題が大きい。お互いにたくさん話し合いながら準備している」と話した。
それと共に彼は「誰もが満足できるアルバムを作らなければならないと思う。以前のUKISSが懐かしい方々のための曲も入れて、タイトル曲では2022年の新しいUKISSの特色をお見せすることもできると思う」と期待を呼びかけた。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・ハナ
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