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「サムバディ」キム・ヨングァン“役作りのため体重を94kgまで増やした後に減量した”

Newsen
写真=Netflix
最近公開されたNetflixシリーズ「サムバディ」は、愛情、執着、殺意のハーモニーを描いたサスペンススリラーだ。

ソーシャルコネクティングアプリの“サムバディ”を媒介にした殺人事件が起き、開発者のソム(カン・ヘリム)と、彼女の周りの友達が謎の人物ユノ(キム・ヨングァン)と絡んで繰り広げられる物語を描く。

これまでハンサムなビジュアル、少年のような魅力でラブコメディで活躍してきたキム・ヨングァンは、「サムバディ」で暗く歪んだ欲望を持つ建築家ソン・ユノを演じ、大胆なイメージチェンジを図った。

―― チョン・ジウ監督の作品は、ベッドシーンが大胆なことで有名です。出演のオファーを受けた時に覚悟したかと思いますが、撮影は容易ではなかったのではないでしょうか?準備はどのようにしたのですか?

キム・ヨングァン:最初の準備段階では、ユノについて巨大な男、大柄な人だと言われたので、体を大きくしていました。しかし、そのうちにちょっと行き過ぎかなと思って、監督と相談して再び減量しました。体を作っていく過程が面白かったです。この作品をやっている間、全てが面白かったです。楽しく撮影しました。こんなに面白くてもいいのかと思うほど、楽しかったです。ベッドシーンには特に抵抗感はありませんでした。ベッドシーンそのものも作品の中に馴染むものだったので、プレッシャーに思ったりはしませんでした。

―― 体を大きくしていたのに、再び小さくした理由は何ですか?

キム・ヨングァン:僕の平均体重は82~83kgほどですが、準備段階で94kgまで増量しました。太り過ぎて顔が丸くなりましたが、ユノはシャープであってほしいと思いました。監督と相談しながら、これ以上増量したらいけないと思ったんです。シャープなイメージを作るために、撮影3ヶ月前に再び減量し始めました。ユノが終盤に大きなストレスを受けるんです。その表現をビジュアルで分かりやすくするために、終盤の撮影の頃は72kgにまでなりました。そのような外見をお見せするために努力しました。

―― どうやって体重を減らしたのですか?

キム・ヨングァン:食事を調節しながら減量して、後になってユノがストレスを受ける姿を表現する時にはほとんど食べませんでした。1日に1食、ほんの少しだけ食べました。8話ほど撮影した時は、写真や服を見たら頬がげっそりとしています。そのように見せたかったんです。わがままに生きていそうなユノが、激しいストレスを受けているように見えてほしかったんです。終盤に進むにつれて、そういったところが見えてほしいと願っていました。崩れていくのを表現したいと思いました。

―― 体重が減った後、回復は容易ではなかったのではないですか?

キム・ヨングァン:時間がかかりました。作品が終わって1ヶ月後に別の作品に入らなければならなかったんです。痩せている状態で始めて、そのドラマを撮っている間、ずっと維持しなければなりませんでした。全部終わって友人たちとお酒を飲んだら回復しました。

―― 体を作ること以外にキャラクターのために準備したことはありますか?

キム・ヨングァン:どうすれば怖く見えるか、1対1で会った時にどうしたら相手の手が震えるだろうか、そういうことを工夫しました。ユノは連続殺人犯なので、もっと怖くしなければならないのかなと思ったんですけど、時間が経つにつれて、自分がどのようにやられるかを知っていたら、あまり怖くなさそうだと思いました。「むしろ何もしないようにしよう。何もしなかったらこっちが何を考えているか分からないから、相手もどのような方法でやられるか分からないからもっと怖いだろう」という結論に至りました。その次からは歩きながら何も考えないようにしようと思いました。

―― メガネなど、ユノのスタイリングはどのようにして決まったのですか?

キム・ヨングァン:チョン・ジウ監督と初めてミーティングをして、2~3回会って話した時、自分はオールドな雰囲気のメガネが好きなので、実際にかけていったことがあります。監督がそれをじっと見て、『これを作品でかけたらどうですか?』と聞いてくださって決まりました。

―― 刺激的で強いという反応が多かったですね。

キム・ヨングァン:僕が演技したせいか、僕自身はあまり強いとは思いませんでした。ユノの雰囲気そのものはすごく怖いですが、柔らかいんです。チョン・ジウ監督がおっしゃったように“奇怪な恋愛物語”だと思います。

―― ユノに不気味に感じられた場面はあったのですか?

キム・ヨングァン:台本には思ったよりも怖く書かれてはいませんでした。監督と色々とアイデアを交換しながら、どうすれば視覚的に怖く見えるだろうか、どのように表現すればいいか悩みました。バスタブでのシーンの場合、実はバスルームでするものだったんですけど、監督に「画面上、こういう形だと視聴者にとっては見慣れないんじゃないでしょうか?」と言って作った場面です。「サムバディ」は、そのように作っていった場面が多かったです。

―― 楽しかった理由を具体的に挙げるとしたら何でしょうか?

キム・ヨングァン:ロマンスをたくさんやってきたので、異なる役をやって楽しかったのもありましたし、公開された時に対する期待もありました。撮影現場に行く度に気分が良かったです。

―― “ラブコメディ専門俳優”というニックネームにプレッシャーはありますか?

キム・ヨングァン:できる限り、いつも最善を尽くしてきました。やりたくなかった時はなかったです。ただ、もう少し幅広いジャンル、別のものを披露したかっただけです。「これはやらない」と思ったことはありません。いつも最善を尽くして頑張っています。
元記事配信日時 : 
記者 : 
イ・ミンジ
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