リュ・ギョンス、Netflix映画「JUNG_E/ジョンイ」のヒットに家族も喜び“記事をたくさん送ってくれた”
写真=Netflix
俳優リュ・ギョンスが、故カン・スヨンさんに対する思いや家族の反応を打ち明けた。最近、ソウル三清洞(サムチョンドン)のあるカフェでは、Netflix映画「JUNG_E/ジョンイ」の主演俳優リュ・ギョンスのインタビューが行われた。
「JUNG_E/ジョンイ」は、気候変動によりこれ以上地球で暮らせなくなった人類が作った避難先のシェルターで発生した内戦を終わらせるため、伝説の傭兵ジョンイ(キム・ヒョンジュ)の脳を複製し、最高の戦闘AIを開発しようとする人々の物語を描くSF映画だ。「地獄が呼んでいる」「謗法~運命を変える方法~」「新感染 ファイナルエクスプレス」などを手掛けたヨン・サンホ監督の新作で、昨年5月に亡くなったカン・スヨンさんの遺作である。
リュ・ギョンスは劇中、連合軍の勝利の鍵となるジョンイの脳の複製実験を必ず成功させなければならない研究所所長サンフンを熱演した。2021年に公開されたNetflixオリジナル「地獄が呼んでいる」に続き、もう一度ヨン・サンホ監督、キム・ヒョンジュと息を合わせた。
「JUNG_E/ジョンイ」は公開1日にしてNetflixの映画部門で世界1位を獲得した。また、公開から3日にして1,930万に及ぶ視聴時間を記録し、NetflixグローバルTOP10映画(非英語)部門で1位を獲得した。韓国をはじめ、アメリカ、ドイツ、スペイン、台湾、シンガポールなど、計80ヶ国・地域のTOP10に入るという快挙を成し遂げた。
リュ・ギョンスは「これほどの成績を収められるとは思わなかったのですが、1位を取れて当然気持ちが良いです。結局映画というのは観客が見てくれなければならないですので、たくさん見てくれたことに感謝しています。しかし、実感したことはまだないです」とし「それでも嬉しくて、監督とヒョンジュ先輩などと話をしながら『無駄なことをしてはいなかったんだ』と思いました」と感想を明かした。
最近、旧正月の連休に家族と親戚に会ったという彼は「時間がなくて少しだけ会ったのですが、喜んでくれました。『ジョンイ1位』という記事をたくさん送ってくれましたし、すごく喜んでくれているようでした」と話した。
写真=Netflix
リュ・ギョンスはカン・スヨンさんにも言及した。「カン・スヨン先輩が、『JUNG_E/ジョンイ』の完成版をとても見たがっていました。おそらく公開された時に一緒に見ていたのではないかと思います」とし、「どこか場所を一つ借りて見たり、絶対に見過ごすことはなかったと思います」と話した。また「今回はみんなそれぞれ見て、キム・ヒョンジュ先輩、ヨン・サンホ監督と連絡を取りました。カン・スヨン先輩は、何もなくても、日常生活を送りながらふと何度も思い出して、胸に迫るものがあります」と明かした。撮影時の思い出について「カン・スヨン先輩は、俳優たちと集まる機会をたくさん作りました。お酒も一杯飲んで、おしゃべりをたくさんしました。集まると話が絶えませんでした。『JUNG_E/ジョンイ』に対する好き嫌いがあると思いますが、個人的には意味が大きい作品です。それは確かです。『JUNG_E/ジョンイ』が最終的には良い結果を収めましたが、結果よりも過程が重要だと考えています。『JUNG_E/ジョンイ』の現場のように、笑顔で強要なしに、幸せに、互いに気を配り合いながら仕事がしたいです。良い過程を経験すれば、結果が残念でもまた会いたくなりますし、ずっと連絡を取り合います。また一緒に仕事をすることもできます。そういった過程の力を信じています」と話した。
「もし先輩が『JUNG_E/ジョンイ』を見ていたらどんなことを言ったと思うか」という質問に彼は、「日常会話でも否定的なことを言われたことがなかったんです。だから普段からすごく力になっていました。撮影前は、伝説のような話だけが伝えられている大先輩だったので、不安もたくさんありました。演技が下手だと怒られたらどうしようと思っていたのですが、初対面の時に元々知り合いだったかのように思えたんです。監督とお酒を飲んだのですが、途中でトイレに行った時、ドアが締まる瞬間に『あの子、本当にいいね。魅力があるわ』と言われました。本当に幸せでした。それ以来、撮影現場ではおやつ担当でした。先輩はまずいと言ったことが1度もありませんでした」と当時を振り返り、笑顔を浮かべた。
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- 記者 :
- ハ・スジョン
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