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「イルタ・スキャンダル」チョン・ギョンホ、恋人の少女時代 スヨンに言及“体重維持の秘訣を聞かれたことがある”

Newsen
写真=マネジメントオルム
人気講師で“1兆ウォン(約1038億円)の男”と呼ばれているが、意外に隙だらけの一面で視聴者に愛された。tvN土日ドラマ「イルタ・スキャンダル」で自身の俳優人生を代表するキャラクターを一人追加できた俳優チョン・ギョンホの話だ。

チョン・ギョンホは最近韓国で放送終了した「イルタ・スキャンダル」で年平均1兆ウォンの経済的価値を創出する“イルタ講師(業界トップの予備校講師)”チェ・チヨルを演じた。劇中、ベルトを手にして慌てて出てくる中、転んでしまう演技、サッカー場で力が抜けて倒れる演技などを披露し、「病弱な魅力の最高峰」「隙だらけなところに惹かれる」「病弱男を完璧にこなした」などと好評された。

ドラマ放送終了を記念し、ソウル江南(カンナム)区のあるカフェでNewsenと会ったチョン・ギョンホは、チェ・チヨルについて「1兆ウォンの男、最高の数学講師として本当に良い環境で生きているイルタ講師だけど、摂食障害があったり、誰もいない広い家で一人で暮らしたり、二面性を持っている人物でした。監督と一緒に、より人間らしい姿は何なのかと考えました」と語った。

また「チヨルの人間的な姿をどう見せようかと考えました。僕がうまくできる、病弱なところを見せたらどうだろうかと思ったんです。倒れるシーンなどは、台本に全てある場面でしたが、どんな姿勢で倒れるかまでは書いていなかったんです。脚本家さんが面白く書いてくれたので、台本そのものが面白かったです」と明かした。

俳優として最も心に響いたのはどのシーン、台詞だったのだろうか。チョン・ギョンホは「個人的に、温かいと思いました。温かい家族の話という点が良いと思いました。個人的にはチヨルがドンヒ(シン・ジェハ)を責めながら言った、『揺れているのではなく、変わっているんだよ』という台詞が最も印象深かったです」と振り返った。

チョン・ギョンホはチェ・チヨルと異なる自分の姿について「実際にはあのようではありません。チヨルも温かさに触れ、すごく変わってきました。ある意味で、チヨルだけの成長ドラマだったのではないかと思います。イルタ講師たちの辛さ、ヘンソン(チョン・ドヨン)との運命的な出会いに関する成長ドラマです」と明かした。

チェ・チヨル特有の魅力を表現するためにダイエットをしたのかという質問に彼は「それはたくさん聞かれますが、よく考えてみると、8年近く、神経質であまりご飯も食べない役、エイズ患者役などを続けて演じてきて、摂食障害や痩せている部分を表現しやすかったのではないかと思います」と答えた。

また「僕がなぜ痩せ過ぎた体を維持しているのか、真剣に考えてみました。(少女時代の)スヨンさんとも10年間交際してきましたが、『お兄さん(チョン・ギョンホ)が痩せ過ぎた体を維持できる秘訣は何なの?』と聞いてきたことがあります。ここ10年間、神経質な役をずっとやってきた気がします。そんな役だけがまわってくるわけではなく、偶然の結果なのですが、僕にとっては良い機会でした」とつけ加えた。

さらに「『イルタ・スキャンダル』を始める前に出演した演劇『エンジェルズ・イン・アメリカ』ではエイズ患者役を演じましたけど、今回は摂食障害の役だったので心配もありました。いつもやってきたバウンダリーの中で、僕はあまりにもあくせくしているのではないかと思いました。30代の序盤で表現した神経質さ、デリケートさとそのバウンダリーの中で10年間やってきたけれど、41歳になった今の時点で表現するチェ・チヨルの神経質な一面について、大満足しているわけではありません。tvN『賢い医師生活』のキム・ジュンワンと比べて、チェ・チヨルは僕が『必ず変わらないと』と思ったわけではなく、それなりにやってきた過程の中で変わったのではないかと思います。そこで、ストレスも少し解消されました」とも話した。

心強い支えになっている恋人のスヨンも「イルタ・スキャンダル」を応援する視聴者の一人だった。チョン・ギョンホとスヨンは2014年1月に熱愛を公式に認め、ファンの祝福の中で交際中だ。今回のドラマもモニタリングをしてくれたのかと質問されるとチョン・ギョンホは「本当に面白く見ていると言ってくれました」と答えた。

中央大学演劇映画学科卒業後、2004年にKBS「知ることになるさ」でデビューしたチョン・ギョンホは、今年でデビュー20年目を迎えた。彼は「自分に『3年前、または5年前、10年前に帰りたい?』と質問したりするけれど、本当に2日前にも戻りたくありません。その時に戻ってまたこの作品をやるというのが、僕にはすごく……。撮影の度に自分なりに最善を尽くしてきたと思います。誰かに八つ当たりしたり、デリケートになったわけではないですし、除隊後に出演した『ハートレスシティ ~無情都市~』から、すべての瞬間において最善を尽くしてきました」と伝えた。

そして「僕は戻りたくないです。今が好きですし、記者の皆さんとこうやって話せるのがいいと思っています。そのような瞬間が積み重なっていつの間にか20年になり、僕は光栄にもチョン・ドヨン先輩と共演できるようになりました。また、大好きだった監督、脚本家さん、俳優たち、本当に素敵な人たちと会うことができました。次回作にも本当に期待しています。また良い人たちと遊べる場ができるというのが」と明かした。

写真=tvN「イルタ・スキャンダル」 放送画面キャプチャー
チョン・ギョンホは20年間、多数のキャラクターを演じてきた。KBS「ごめん、愛してる」ではチェ・ユン、MBC「犬とオオカミの時間」ではカン・ミンギそのものだった。JTBC「ハートレスシティ ~無情都市~」のチョン・シヒョン、JTBC「純情に惚れる」のカン・ミンホ、tvN「刑務所のルールブック」のイ・ジュノ、OCN「ライフ・オン・マーズ」のハン・テジュ、シーズン2にまで続いたtvN「賢い医師生活」のキム・ジュンワンというキャラクターを通じても、視聴者の脳裏から簡単には消えない、強烈な印象を残した。ジャンルやキャラクターごとに姿が変わるチョン・ギョンホという俳優には、「八色鳥(多彩な魅力の例え)」という修飾語でも足りない。

演技をすることにおいて最も意味があったキャラクターとしては、キム・ジュンワンを挙げた。チョン・ギョンホは「最も愛着が沸くキャラクターです。あまりにも長くやってきて、僕の人生で初めて3年という時間をキム・ジュンワンとしてだけ生きました。チョン・ギョンホがキム・ジュンワンなのか、キム・ジュンワンがチョン・ギョンホなのか分からないほど、24冊の台本と一緒に、ずっと一人の人物として生きました。僕の人生の中で最も幸せで意味のある人物だったのではないかと思います」と愛情を語った。

チョン・ギョンホは「美しき人生」「千日の約束」「子なしが最高」などを演出したチョン・ウリョンプロデューサーの息子だ。一時は「チョン・ウリョンの息子」と呼ばれていたチョン・ギョンホだが、今は一人前の俳優、チョン・ギョンホとして輝いている。

彼は「幼い頃から父がとても有名な監督だったので、俳優としてデビューする前から常に良い人になろうと思っていました。良い役者になるために、まずは良い人になろうと思いました」と語った。

そんな脈略から、「刑務所のルールブック」と「賢い医師生活」は、良い人が良いドラマを作るという信頼をより固くした作品だ。チョン・ギョンホは「『賢い』シリーズをしながら、良い人たちに恵まれました。良い人が良いドラマを撮るという善良な影響力をすごく感じました」と当時を振り返った。

そして「善良な影響力の偉大さ、価値について考えるようになりました。人々は僕に『疲れてない?』と聞きます。簡単に言うと、『良い人コンプレックス』みたいに、あまりにも周りに配慮しているように見えるみたいです。『一人で家にいる時は、周りの物を壊したりしない?』と聞かれるくらいでした。ですが僕はそれががいいと思います。息が詰まると思ったことはありません。ストレスもあまり受けないですし、だからと言って鈍い方でもないです」と笑った。

写真=マネジメントオルム
俳優チョン・ギョンホ、人間チョン・ギョンホとしての強みを質問されると「人として、出たがりでもなく、調子に乗らないところです。俳優としてだと、まだよく分かりません。少し恥ずかしいですね」と言って再び笑顔を見せた。

また「どんな俳優として覚えられたいか」という質問に対しては「視聴者や観客にはありきたりな話ですが、期待できる人として覚えられたい」とし「体も心も変わる年齢だと思います。一昨日、オ・ウィシクさんとお酒を飲みながら『現場に行くと多くも少なくもない年だけど、この年だからこそちゃんと耐えないと』と話しました。もう少し自分自身がしっかりできたらと、なんでも変化していこうと思いました。重要な時期であるだけに、頑張りたいです」と答えた。

パク・ソンウンは昨年のインタビューでチョン・ギョンホについて「本当に可愛く、存在そのものが癒しになる」と伝えた。チョン・ギョンホは「パク・ソンウンさんとは3本も作品でご一緒しました。共演していた時間は、とても良かったです。大好きなお兄さんです。兄さんがそう言ってくれるのはありがたいです。兄さんは本当に素晴らしく、僕は逆に恥ずかしがり屋です。MBTIで言うと『I』です。あまり喋れないんです」と打ち明けた。

内向的な人だと言った彼だが、tvN「出張十五夜」「賢い山村生活」では素晴らしいタレント性で注目を浴びた。彼は「バラエティ番組で頑張れたのは、お酒を飲んだからです。楽な人たちと一緒だと上手くできる感じですが」とし「『静寂の中の叫び』(ゲーム名)とか、そんなのは見ていません。スタートからもう恥ずかしすぎて。申し訳ないです」と話した。

次回作は俳優チョ・ウジン、パク・ジファン、イ・キュヒョンらと共演する映画「ボス」(仮題)だ。チョン・ギョンホは今年の計画について 「4月末から『ボス』の撮影に入っています。5月からはできるだけ僕を満たせる時間を過ごそうと思います。本当にありがたいことに、休まず仕事をしてきました。僕の変化を作品で表現できたと思います。役をしながら、僕がどんどん大きくなって成長する変化に満足した感じです。少し休んで、僕を満たしたいです。もっと自分を確立できれば、演技ももっとしやすくなると思います」と伝えた。

最近SNSには、真夏でもダウンジャケットを着て、カートに犬を乗せて散歩させるチョン・ギョンホの写真がアップされ、話題となった。隣人たちは怪しい男性が歩いていると通報し、警察が出動するハプニングもあった。これについてチョン・ギョンホは「休む時は、犬を散歩させたりして休もうと思っています。最近はサウナスーツを着たりはしません。体重を増やしたいので」と言って笑った。
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