「すずめの戸締まり」新海誠監督、韓国での大ヒットに驚き“日韓の文化の壁がなくなったことを実感した”
韓国で「THE FIRST SLAM DUNK」の記録を抜いた「すずめの戸締まり」の新海誠監督が、韓国での人気について自身の考えを伝えた。
映画「すずめの戸締まり」を演出した新海誠監督は最近、ソウル龍山(ヨンサン)区のノボテルアンバサダーソウル龍山で行われたインタビューで、興行成績などについての感想を語った。
同作は、災いを呼ぶ扉を偶然開いてしまった少女の鈴芽が、日本各地の廃墟を舞台に災いの元となる扉を閉じる旅に出る物語だ。
昨年11月11日に日本で公開され、新海誠監督の作品としては史上最高のオープニングスコアを記録し、観客1000万人を突破し、“すずめブーム”の始まりを予告した。
韓国では3月8日に公開された後、累計観客497万人(4月26日、映画振興委員会統合ネットワーク集計基準)を動員し、2023年に公開された作品として最多観客の動員および歴代日本映画興行収入1位という新記録を樹立した。これは中国、日本に続き、全世界の興行収入3位に相当する成績だ。
新海誠監督はこの日のインタビューで「韓国でこんなに愛されるとは思っていなかったので、かなり驚きました」とし、「公開当時、観客300万人を超えたらまた韓国に来ると言ったのですが、その間に500万人に近い方が見てくださいました。感謝の挨拶をするためソウルに来ることになりました」と話した。
続けて「『すずめの戸締まり』は12年前に日本で起きた災害を描いているので、果たして韓国の皆さんに面白く見て頂けるだろうかと心配しました。しかし、『君の名は。』以上に多くの韓国の観客が見てくださって安心しました」と語った。
「今回の来韓は、まるで親友の家に遊びに来たような感覚です」と語った新海誠監督。彼は「どうして韓国の若い観客がこんなにたくさん見てくださるのか、その理由が気になります」とし、「僕は20年以上アニメを作っています。新作を作るたびに韓国に来ましたが、その間、韓国と日本の関係は良かったり悪かったりしました。それとは関係なく、僕は韓国を訪れましたし、韓国の観客とコミュニケーションしてきました。なので、このような良い結果が出たのではないかと思います」と語った。
「すずめの戸締まり」の前に、映画「THE FIRST SLAM DUNK」が韓国でヒットし、日本のコンテンツへの関心が高まった。一部の韓国の若者から「ノー・ジャパン」ではなく、「イエス・ジャパン」世代という言葉も出ていることについて監督は「『イエス・ジャパン』というよりも、韓国と日本がお互いの文化を受け入れることに抵抗がなくなったのではないと思います。韓国の若者が『THE FIRST SLAM DUNK』や『すずめの戸締まり』が日本のコンテンツだから好きなのではなく、国に関係なく、面白いから楽しんでいるのではないでしょうか。日本の若者もK-カルチャーが好きで、お互いの文化の壁がなくなったことを実感しています」と感想を語った。
「すずめの戸締まり」が観客455万人(4月26日、映画振興委員会統合ネットワーク集計基準)を動員した「THE FIRST SLAM DUNK」の興行成績を上回ったと聞いたとき、気分はどうだったかという質問には「難しい質問です」と答えた新海誠監督は「日本でも両作品はライバルで、中国でも同じです。韓国では『THE FIRST SLAM DUNK』を先にご覧になって『日本のアニメは面白い』と思われて『すずめの戸締まり』が公開された時に興味を持ってくださったのではないかと思うのですが、中国では公開が逆で『THE FIRST SLAM DUNK』が『すずめの戸締まり』を猛追しています」と語った。
「日本を超えて、アジアのアニメがすごいという評価を受けてほしいです」と語った新海誠監督は、「アジアのコンテンツがもっと大きな力を持ち、その中でもアニメの力が強くなれば嬉しいですね」と付け加えた。
映画「すずめの戸締まり」を演出した新海誠監督は最近、ソウル龍山(ヨンサン)区のノボテルアンバサダーソウル龍山で行われたインタビューで、興行成績などについての感想を語った。
同作は、災いを呼ぶ扉を偶然開いてしまった少女の鈴芽が、日本各地の廃墟を舞台に災いの元となる扉を閉じる旅に出る物語だ。
昨年11月11日に日本で公開され、新海誠監督の作品としては史上最高のオープニングスコアを記録し、観客1000万人を突破し、“すずめブーム”の始まりを予告した。
韓国では3月8日に公開された後、累計観客497万人(4月26日、映画振興委員会統合ネットワーク集計基準)を動員し、2023年に公開された作品として最多観客の動員および歴代日本映画興行収入1位という新記録を樹立した。これは中国、日本に続き、全世界の興行収入3位に相当する成績だ。
新海誠監督はこの日のインタビューで「韓国でこんなに愛されるとは思っていなかったので、かなり驚きました」とし、「公開当時、観客300万人を超えたらまた韓国に来ると言ったのですが、その間に500万人に近い方が見てくださいました。感謝の挨拶をするためソウルに来ることになりました」と話した。
続けて「『すずめの戸締まり』は12年前に日本で起きた災害を描いているので、果たして韓国の皆さんに面白く見て頂けるだろうかと心配しました。しかし、『君の名は。』以上に多くの韓国の観客が見てくださって安心しました」と語った。
「今回の来韓は、まるで親友の家に遊びに来たような感覚です」と語った新海誠監督。彼は「どうして韓国の若い観客がこんなにたくさん見てくださるのか、その理由が気になります」とし、「僕は20年以上アニメを作っています。新作を作るたびに韓国に来ましたが、その間、韓国と日本の関係は良かったり悪かったりしました。それとは関係なく、僕は韓国を訪れましたし、韓国の観客とコミュニケーションしてきました。なので、このような良い結果が出たのではないかと思います」と語った。
「すずめの戸締まり」の前に、映画「THE FIRST SLAM DUNK」が韓国でヒットし、日本のコンテンツへの関心が高まった。一部の韓国の若者から「ノー・ジャパン」ではなく、「イエス・ジャパン」世代という言葉も出ていることについて監督は「『イエス・ジャパン』というよりも、韓国と日本がお互いの文化を受け入れることに抵抗がなくなったのではないと思います。韓国の若者が『THE FIRST SLAM DUNK』や『すずめの戸締まり』が日本のコンテンツだから好きなのではなく、国に関係なく、面白いから楽しんでいるのではないでしょうか。日本の若者もK-カルチャーが好きで、お互いの文化の壁がなくなったことを実感しています」と感想を語った。
「すずめの戸締まり」が観客455万人(4月26日、映画振興委員会統合ネットワーク集計基準)を動員した「THE FIRST SLAM DUNK」の興行成績を上回ったと聞いたとき、気分はどうだったかという質問には「難しい質問です」と答えた新海誠監督は「日本でも両作品はライバルで、中国でも同じです。韓国では『THE FIRST SLAM DUNK』を先にご覧になって『日本のアニメは面白い』と思われて『すずめの戸締まり』が公開された時に興味を持ってくださったのではないかと思うのですが、中国では公開が逆で『THE FIRST SLAM DUNK』が『すずめの戸締まり』を猛追しています」と語った。
「日本を超えて、アジアのアニメがすごいという評価を受けてほしいです」と語った新海誠監督は、「アジアのコンテンツがもっと大きな力を持ち、その中でもアニメの力が強くなれば嬉しいですね」と付け加えた。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ベ・ヒョジュ
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