『ボイプラ』で大バズり!トヨナガタクト、愛されキャラの素顔に迫る「夢をつかむため1人で韓国へ」
グローバルボーイズオーディション番組「BOYS PLANET(ボーイズ・プラネット)」で人気を集めたトヨナガタクト(TAKUTO/豊永拓斗)が、5月28日(日)に日本で初のファンミーティングを開催。Kstyleでは、その翌日にインタビューを敢行。初ファンミーティングの感想や「BOYS PLANET」の秘話、K-POPアイドルを目指したきっかけ、韓国での生活の様子などをたっぷりと聞いた。
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初のファンミーティングに「僕がやっていいのかなって…」
――昨日は日本初ファンミーティング「2023 TOYONAGA TAKUTO FANMEETING IN JAPAN ~START~」を開催しましたが、改めて感想を聞かせてください。タクト:始まる前はすごく緊張していたのですが、終わってみたらすごく楽しくて幸せな時間だったなと思います。1部と2部の2回の公演をしましたが、1部では緊張しすぎて、2部では緊張がなくなったぶんテンションが上がりすぎて体力が消耗しました(笑)。
――自分のソロファンミーティングをすることが決まった時、どんな気持ちでしたか? 会場のLINE CUBE SHIBUYAは、なかなか大きな会場ですが……。
タクト:お兄ちゃんが会場の写真を送ってくれたのですが、すごく大きな会場だったので驚いて、本当にこんなところで自分がやっていいのかなって思いました。そして実際にリハーサルの時に客席を見たら椅子の数がとても多いので、ここにお客さんが座ったらどんな感じになるんだろうって思って期待が膨らみました。
――緊張をほぐすためにしたことはありますか?
タクト:ストレッチをしながら「ここにいらっしゃる人たちは、みんな僕のことが好きな方々なんだ」って思いながらマインドコントロールをしました。
――日本のタラン団(タクトのファンの名称)の印象はいかがでしたか?
タクト:“皆さんとても優しいな”という印象です。僕のことを優しい目で見てくださって、すごくかわいがってくださいました。
――ご両親もいらしていたそうですが、公演を見てなんとおっしゃっていましたか?
タクト:「普段、見ている姿と舞台の上では全然違うな」とか「すごくキラキラしていた」と言っていました(笑)。
――オリジナルの新曲「Peach Peach」を披露して大反響がありましたね。
タクト:「Peach Peach」は今回のファンミーティングのために、プレゼントの意味で作った曲です。「BOYS PLANET」の中で僕の愛称が“赤ちゃん桃”だったので、そこから準備したのですが、僕の中では「BOYS PLANET」の集大成という感じの曲です。その曲をファンの皆さんの前で披露したことで一区切りがついた感じがしました。
――レコーディングやダンスの練習秘話を教えてください。
タクト:最初は高音がうまく出せなくて苦労しましたし、ソロでレコーディングをするのが初めてだったので戸惑いもありました。自分の声が録音されたのを聞いてみたら、自分の声が思っていたものと違ったんです(笑)。ダンスに関しては、レッスンの時間以外にも、ダンスの先生が作ってくださった振付け動画を見ながら、とにかくたくさん自主練習をしました。
――日本ファンミーティングに先がけて5月20日には韓国でサイン会や映像通話をされましたが、感想を聞かせてください。
タクト:やっぱり実際にお話しをしたら、すごく愛されている、愛してもらえているんだなということが伝わってきて“もう僕はひとりじゃない”と感じました。
――ファンからはどんな言葉を言われましたか?
タクト:「デビューを待っているよ」とか「これからも成長を期待しているよ」と言われました。
「BOYS PLANET」で年上メンバーを虜に!“可愛がってくれて…”
――「BOYS PLANET」を通じて得たことは?タクト:まずはテレビの撮影に慣れたことです。普通はデビューしてからカメラに慣れていくと思いますが、僕はデビュー前からずっとカメラが回っている環境に慣れたので、その部分は他の練習生よりも有利なことがあると思います。また、いろいろなタイプの練習生と会ったので、視野が広くなって自分の目標が明確になったような気がします。
――グローバルオーディションという特性上、言葉の問題でコミュニケーションをとるのが大変なこともあったと思いますが、いかがでしたか?
タクト:英語もちょっと勉強しておかないといけなかったな~って思いました(笑)。韓国語で話す外国人練習生もいましたが、僕も相手も未熟な韓国語で話すから、正確に物事が伝わらないこともありました。通訳ができる子がいたら通訳してもらったり、ジェスチャーを使ったりとか、いろいろと頑張ってコミュニケーションをとったのですが、いい経験にはなったと思います。
――番組中、一番大変だったことは?
タクト:やっぱり時間がないことです。ミッションにあたって練習を十分にする時間がなかったので。僕は未熟な部分が多くて、うまい子たちみたいにすぐできるわけではないから“うまくやれるかな”という不安がいつもあって精神的に大変だったのですが、それでも最大限努力をしました。
――そういう姿がファンの心をつかんだのでしょうね。練習生仲間とのケミもファンから反響が大きかったです。ヒロト(井汲大翔)さんは親しい練習生にタクトさんの名前を挙げていましたが、ヒロトさんとのエピソードを教えてください。
タクト:ヒロトくんとは1日中一緒にいた気がします。日本人同士だから本音で話すことができるので、僕の話し相手になってくれました。
――他にリッキーさん、ハルトさん、キム・ジウンさん、オ・ソンミンさん、アントニーさんとのケミも話題になっていましたが、それぞれの練習生との秘話を教えてください。
タクト:リッキーさんは、スーツケースにお菓子をたくさん入れていて、それを一度もらったのですが「食べたかったら、食べていいよ」と言われていたので、その次の日くらいに何も言わずにお菓子をもらっちゃいました(笑)。リッキーさんは優しいので、きっと許してもらえるだろうって思って。ハルトさんは「Super Charger」の時に同じチームだったので、僕の面倒をよく見てくれましたが、同じチームになる前から積極的に話しかけてきてくれて、それからずっとかわいがってくれていました。キム・ジウンさんは、合宿が終ってから外で撮影をする機会があって、みんなが携帯で風景を撮ったり記念撮影をしていたのですが、その時に僕のところに来てくれて一緒に写真を撮りました。オ・ソンミンさんは僕が朝、寝ていたら起こしに来てくれたのですが、ずっと僕の胸を叩いても起きないから「練習が大変すぎて死んじゃったのかと思った」って言っていました(笑)。アントニーさんは、僕がコンタクトがとれてしまった時にカバンから保存液を取り出してきて貸してくれて、なんでも用意周到に持っているんだなって思いました。
――弟としてお兄さんたちにかわいがられていましたが、自分が兄みたく接していた練習生はいますか?
タクト:Kグループに僕と同い年の子が2人(チェ・スンフン、チョン・セユン)いて、シグナルソングの「Here I AM」を教えたりとかしましたが、お兄さんというよりは普通の同い年の友だちみたいな感じでした。
――第1回目のレベルテストでRainさんの「さよならという言葉の代わりに」を披露しましたが、この曲を選んだ理由は?
タクト:練習の時にラップの先生に課題として出された曲で、それを「BOYS PLANET」の出演者を決めるオーディションのときに披露したのですが、番組側からそれをレベルテストの時にもやってほしいと言われてやることになりました。
――1分PR動画では「トヨナガタクト!」というラップがとても印象的で話題になりましたが、どういう経緯であのラップは生まれたのですか?
タクト:ラップの先生と僕で一緒に考えたのですが、自分の名前を覚えてもらうのには印象に残るからいいのではないかと思って決めました。
チャンスを掴むため中3で韓国へ「両親の応援が力に」
――韓国に渡ったきっかけが気になります。中学3年生の時にスカウトされて韓国に渡ったそうですが、どのようにスカウトされたのですか?タクト:正確には中学2年生の終わり頃にスカウトされたのですが、ビザの関係で中3の時に韓国に行くことになりました。SNSに動画をアップしていたところ、それが韓国の事務所の目にとまって声をかけていただいたのがきっかけです。
――まだ幼くして韓国に渡ることになりましたが、どんな気持ちで韓国に行ったのでしょうか? ご家族の心配や反対はなかったですか?
タクト:僕はチャンスを掴めるなら掴みたいと思っていたし、お父さんもお母さんも僕の夢を応援してくれたので、戸惑いはなかったです。
――もともとK-POPのアイドルになりたいという夢を持っていたということですか?
タクト:はい。でも、だからといって韓国に行けるとか、アイドルの練習生になれるとかは思ってもいなかったので、本当にすごくラッキーだったと思います。
――K-POPは元々好きだったのでしょうか? K-POPアイドルを目指すきっかけになったアーティストなどはいますか?
タクト:中学生の時にK-POPのステージを見て、ものすごくクオリティが高いので驚きました。でも残念ながら、誰のステージを見たのかは覚えていなくて……。それからいろんなアイドルの動画を見るようになって、SEVENTEEN先輩が人数が多いのにダンスがピッタリ揃っているところとかを見てすごいなと思っていました。
――ロールモデルにはGOHST9を挙げていましたが、どんなところが魅力ですか?
タクト:以前、会社の方の紹介でお会いする機会があったのですが、とても優しくしていただいて、かっこよかったので憧れるようになりました。
――子どもの頃に憧れていた日本のアイドルやアーティストはいますか?
タクト:子どもの頃ではないですが、お母さんと一緒にSKY-HIさんが主宰するオーディション番組「THE FIRST(ザ・ファースト)」を見ていたのですが、SKY-HIさんの考え方とか人間性に惹かれて楽曲を聞いてみたら、曲もすごくかっこよくて好きになりました。
――「THE FIRST」以外のオーディション番組も見ましたか?
タクト:お母さんは見ていたけど、僕は学校や習い事があったので、あまり見る時間がなくて「Girls Planet 999 : 少女祭典」だけ見ました。
――お母様はK-POPファンですか?
タクト:よくわかりませんがK-POPというよりも、たぶんオーディション番組のファンなんだと思います。「THE FIRST」を見てからオーディション番組にハマって「Girls Planet 999」も見るようになったみたいです。
――そうなんですね。「BOYS PLANET」でのお母様の1pickは当然タクトさんだと思いますが、他にお気に入りの練習生はいるようでしたか?
タクト:ワン・ツーハオさんがイケメンだし上手だからイイって言っていました(笑)。
――オーディション番組の魅力はどんなところにあると思いますか?
タクト:デビューしたアイドルでは見せられない姿、どんな練習をしているのかとか、練習中のトラブルだったり、そういった部分がリアルに見られるところですね。デビューしたアイドルだと完成したステージだけ見られるけど、オーディション番組では未熟な姿から頑張って成長していく姿が見られるのが魅力だと思います。
韓国在住1年!日本との違いや苦労したことは?
――韓国に渡った当初は韓国語がまったくできなかったそうですね。どんな苦労がありましたか?タクト:やはりコミュニケーションが一番苦労しました。その頃、僕以外にもうひとり日本人の練習生がいたのですが、少し韓国語ができるから通訳をしてもらっていたんです。でも、その子もまだ中学生で自分のことで精いっぱいだったから、僕のことにまで気を回せる余裕がなくて、通訳をしてもらえない時もあったんです。それで先生がなにを言っているのかが理解できずに怒られてしまうこともあって、そういう時が大変でした。
――食べ物で苦労したことは?
タクト:それはなかったです。基本的に好き嫌いがないので、全部おいしく食べました。韓国に行ってから辛い物がすごく食べられるようになって、最初は辛いと思っていたプルダック ポックンミョン(激辛炒め麺)も、今ではおいしく食べられます(笑)。
――今は韓国語がとてもお上手ですが、タクトさんなりの韓国語上達法を教えてください。
タクト:最初は単語を少しずつ、10個でも20個でも覚えたら、次は動詞を覚えて、また単語を覚えて、みたいな感じで、ある程度文章を作れるようになったら、その次はひたすら会話をするということを続けていたら、ある程度の会話はできるようになりました。でも、一番韓国語をたくさん話したのは「BOYS PLANET」の時です。韓国人のお兄さんたちとたくさん会話をしながら、上手になった気がします。
――韓国でホームシックになるときはありますか?
タクト:今まではなかったのですが、これから日本の実家に帰って、それからまた韓国に行く時に悲しいとか寂しいとか、そういう気持ちになるかもしれないです。
――韓国にいる時に無性に食べたくなる日本食はありますか?
タクト:韓国でも日本食は食べられるのでそんなにはないんですけど、韓国では高いから「日本でならもっと安く食べられるのに」と思うことはあります(笑)。
――好きな韓国料理やコンビニお菓子、お気に入りのアイテム、好きなテレビ番組などを教えてください。
タクト:生クリームパンっていう、あんぱんのパンの中身が生クリームになっている感じのパンを食べてみたらすごくおいしかったです。お菓子はあまり食べないので、よくわからないです。お菓子よりは生クリームパンみたいな甘いパンをよく食べています。そしてテレビは、韓国の宿舎にテレビがないです。
――韓国に住んで1年くらい経つそうですが、日本と違う感じるところを教えてください。
タクト:コンビニでワンプラスワンとかワンプラスツーとか、1個かったら1個、2個と同じものがついてきたりするのがおもしろいと思いました。道路が右側通行なのも最初は慣れなかったです。宅急便も置き配が普通で、届かないと思ったらドアの外に置かれていたりとか。あとは人間関係的な部分で、人と会話をする時に韓国ならではのマナーがあって、そこが難しいなって思います。
――普段はK-POP以外にどんなことに興味がありますか?
タクト:もともとは読書とかサイクリングが趣味だったのですが、練習生になってからは本を読む時間があまりないのと、本屋さんにいっても日本語の本があまり置いていないので最近読書はしていません。
――もともとはどんな本を読んでいましたか?
タクト:動物の本とか雑学とかの本です。
――雑学系が好きなのですね。動物の本とはどんなものですか?
タクト:「ざんねんないきもの事典」とか、動物の豆知識みたいな本です。あ、でも小説とか文庫本とかも読みます。
――これからどういう形でデビューされるのか期待が高まりますが、どんなアーティストになりたいなど目標を教えてください。
タクト:デビューしてからも常にどんどん成長していく姿をお見せしていきたいです。そして僕は落ち込んだ時に音楽にとても救われて元気をもらえたので、僕自身もそんな音楽ができるアーティストになることが目標です。
――最後にKstyleをご覧の皆さんにメッセージをお願いします。
タクト:これからも韓国を拠点に活動をすることになると思いますが、今回のように日本でイベントなどをする時は皆さんに来ていただけるとありがたいです。日本のファンの皆さんも、韓国のファンの皆さんも、それ以外の国のファンの皆さんも、本当に心から愛しています。またお会いしましょう!! ありがとうございました。
取材:安部裕子 / 撮影:朝岡英輔
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部
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