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キム・ミョンス「ナンバーズ」出演&INFINITEの活動について語る“2つを分けずに両方頑張りたい”

OSEN
写真=LOOKMEDIA
キム・ミョンス(INFINITEのエル)が除隊後の復帰作「ナンバーズ」を終えて今後の活動に対する意気込みを語った。

彼は29日に放送終了したMBC金土ドラマ「ナンバーズ:ビルの森の監視者たち」で主人公のチャン・ホウ役を熱演した。同作は、高卒の会計士チャン・ホウが、巨大な会計法人の不条理に立ち向かって、最も会計士らしいが、最も会計士らしくない方法で正義を実現していくヒューマンオフィスドラマだ。彼はソウル市江南(カンナム)区論硯洞(ノンヒョンドン)のあるカフェで韓国の記者に会い、作品について語った。

「ナンバーズ」は彼にとって様々な意味のある作品だ。海兵隊から除隊した後、初めて出演したドラマであり、INFINITEとしてカムバックを準備しながら出演した作品であるためだ。

海兵隊での容易ではない生活について彼は「30代になって軍隊に行きました。軍隊で学んだことが多いとよく言うけれど、20代の初め、社会生活を本格的にする前に行けばもっと学ぶことが多いと思います。もちろん僕も学んだことはあります。階級社会なので、人に接することについてたくさん学びました。でも、僕はINFINITEとして社会生活をしていたので、そういった面では大きく学んだことはありませんでした。でも軍隊で会った人たちは皆若いのに性格やスタイルが本当に違っていました。そのような面で人への理解が深まりましたし、接し方について学んだことも多いです」と伝えた。

また「芸能界の仕事を休んでいる間、皆仕事に復帰したくなると言うじゃないですか。でも、僕はそのように感じないくらい、軍隊に行く前に本当にたくさん働きました。入隊の前々日にもファンミーティングをやりましたし、デジタルシングルも出しました。除隊する直前まで僕が個人YouTubeで撮影したものが公開されていました。仕事に復帰したくなった頃、僕は兵長になりました。休暇に出て具体的な話はできなくても、僕なりのスケッチをたくさん描いて1年分の計画をバケットリストのように作ってみました」と笑った。

「ナンバーズ」の撮影はそんな彼のバケットリストの1番だった。彼は「その時に作ったバケットリストが僕の30代の計画とも言えますが、一番先に『ナンバーズ』を無事に終えたことがとても嬉しいです。すごく大切で、良い思い出です。この後の作品も、INFINITEの活動もできるようにスケジュールを調整して原動力を得ました」と強調した。

特に彼は「ナンバーズ」でチェ・ミンス、チェ・ジニョクなど先輩俳優たちと共演したことについて「皆さん気楽に接してくださり、アドバイスもたくさんしてくださいました」と感謝した。彼は「チェ・ミンス先輩が台本読み合わせの初日に隣の席に座っていました。緊張しながら第1部を読みました。その時、『上手だな』と褒めてくださって、気持ちよく終えることができました。現場でも、『ミンス先生がムードメーカーだ』と思いました。ものすごく可愛らしく登場してユーモアもありました」と笑った。それから「ジニョク兄さんもリーダーシップがありましたし、楽な気持ちで撮影ができました。背も高くて大柄で声もすごく低音なので最初は怖かったのですが、一緒に仕事をしてみると可愛らしい部分がある兄さんでした。一緒にティキタカ(相性が良く、ポンポンとやり取りする様子)しながら終えました」とつけ加えた。

さらに彼は「幸い、ドラマをご覧になった方々の評価が良かったので感謝しています」と話した。残念ながら「ナンバーズ」には錚々たるライバルがいた。SBS「悪鬼」、JTBC「キング・ザ・ランド」など多数の人気作と同時間帯に競争しなければならなかったためだ。これに対して彼は「視聴率など数字について心配しなかったと言えばそれは嘘になります」とし「そのため作品を準備する時から『会計士の話』に集中しました」と強調した。

彼は「僕がこれまでやってきた作品は、この世界にない話が多かったんです。時代劇の暗行御史、猫のファンタジー、天使が出てくる物語まで。でも、会計士は少なくとも現存する話じゃないですか。現職の方々にも会って質疑応答もして、リアルなストーリーが描けたので意味がありました。そして演技についての僕の考えも大きく変わりました」と話した。

意味のある作品を終え、彼は再びINFINITEのエルに戻った。彼を含むINFINITEのメンバーが活動するのは2018年に発売した3rdフルアルバム「TOP SEED」以来、5年ぶりだった。

「INFINITEと言えばカル群舞(体を曲げる角度から指先まで完璧に合わせ、刃物のようにキレのあるダンス)ですが、30代になって年を取っただけに、大変なのも事実です」と冗談を言った彼は「僕たちのダンスは本当に大変です」と笑った。そして「コンサートの練習をしながらも本当に大変です。ですが、あまりにも当たり前の要素ですので仕方ありません。練習生の時から10年以上合わせてきたので、メンバーたちととてもよく合いました。お互いに合わせたことがありますから。ミュージックビデオの撮影の時も、合わせようとしなくてもよく合ったと思います。息ピッタリでした」とメンバーたちと阿吽の呼吸を誇った。

何よりINFINITEのメンバーたちが事務所の代表から商標権を譲渡してもらったことが話題になった。彼は「メンバーたちがかなり努力しました。みんなで訪ねて、代表と話して譲っていただきました。本当にありがたいことです。言葉では簡単ですが、実際にそれを返してもらうのは容易なことではありません。さらにINFINITE Companyを通じて活動するのも、各事務所の代表が努力してくださったからできることです。それを支援してくれるからです。各社の代表にも感謝しています。異例のことだと思います」と自信を持って語った。

かつてないことを作っていくからだろうか。彼はインタビューの間、誰よりも意欲的で情熱的な目を輝かせていた。このような積極的な姿について彼は「僕は実は本当に消極的で内向的な人です。仕事をしながら以前の僕の性格と今の仕事に乖離がありました。でも、はっきりしたきっかけは言えないけれど、グループ活動をしながら自然と変わりました。グループのメンバーとして僕の声を出したりもするけれど、俳優として活動しながら僕の声を出す方法に何があるだろうかと悩み、一番僕らしい姿をお見せしました。それをよく知ることが演技も上手になる道だと思いました。自然な変化です」と説明した。

徐々に訪れた変化。キム・ミョンスが彼を探していく道の中に、俳優とINFINITEの活動の両方があった。彼を呼ぶ名前も俳優としてのキム・ミョンスとINFINITEのエルの両方を維持したいという。彼は「以前は正直に言って、INFINITEの活動と俳優としての個人的な活動を区別しようとしました。2つは違うので、そのように区別するのが正しいと思っていたんです。でも今は変わったところが多いです」と打ち明けた。

彼は「歌手として、INFINITEのメンバーとして出てくる僕の雰囲気に慣れているところがあります。俳優として活動する時は、30代のキム・ミョンスとして磨いてきた社会的な性格が出てきます。異なるけれど、両方とも僕の姿です。もう区別はしたくありません。例えるとクローゼットで黒い服を着れば歌手、白い服を着れば俳優になる感じです」とし「2つの仕事をしていて、またやり遂げる過程で考えの幅が変わりました」と話した。
元記事配信日時 : 
記者 : 
ヨン・フィソン
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