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「LTNS」イ・ソム、アン・ジェホンとのラブシーンを語る“アクションだと思って演じた”

Newsen
写真=TVING
女優イ・ソムが味のある悪口を言う演技について「実際は、悪口が言えない性格です」と明かした。

イ・ソムは最近、ソウル鐘路(チョンノ)区某所でNewsenの記者と会い、TVINGオリジナルドラマ「LTNS」の裏話を明かした。

「LTNS」は生活に追われて関係まで疎遠になった夫婦のウジン(イ・ソム)とサムエル(アン・ジェホン)が、お金を稼ぐために不倫カップルたちの後を追いながら起こる予測不可能な“不倫追跡ドラマ”だ。タイトルは「Long Time No Sec」の略だ。今回の作品のために映画「ユンヒへ」で優れた映像美を披露したイム・デヒョン監督、「小公女」でウェルメイド現実反映コメディの大家と好評されたチョン・ゴウン監督がタッグを組んだ。

「LTNS」は1月19日に公開された後、「大人たちのための興味深い19禁ドラマ」と評価された。

イ・ソムは3つ星ホテルのフロントスタッフ、ウジン役を演じた。ドラマでタクシー運転手のサムエルを演じた俳優のアン・ジェホンと、結婚5年目の夫婦を演じた。2人が同じ作品で共演したのは映画「小公女」(2018)、映画「ドキドキする胸を抱いて」(2020)以降、3回目だ。イ・ソムは「(アン・ジェホン)兄さんが出るというので、すごく嬉しかったんです。『やった』と思いました」と明かした。

イ・ソムは「前作も彼と一緒にやったからか、打ち解けた姿が自然に映っていると思っています。スキンシップの部分も、私たちは本当にワンチームでした。スキンシップがあるシーンはアクションだと思って演じました。ほとんどのスキンシップは動線と息を合わせるのがとても重要です。動線を考え、台詞を考え、ミスしないためのアクションだと思いながら撮影しました。『お兄さん、大丈夫?』『ソム、大丈夫?』と聞きながらスキンシップの演技をしました」と話した。

続いて「(大胆なシーンであったのにもかかわらず)ジェホンさんだったからよかったと思った瞬間が多かったです。私たちの目指す目標が同じでした。なので、ずっと限界を超える過程を繰り返しました。私と同じ目標地点があると思い、戦闘シーンだと表現したぐらい、熾烈に撮影しました」と付け加えた。

次の作品でも共演したいと思うかという問いに、イ・ソムは「これまで全てがカップル役だったので、次の作品では兄妹役もよさそうです。良い作品があれば、ジェホンさんとご一緒したいです。ジェホンさんは演出もするので、彼の演出する作品が良かったら、また共演できると思います」と答えた。

イ・ジェフン、キム・ウビン、イ・ドンウク、カン・ドンウォンなど、最近共演した俳優の中でまた共演したい俳優を尋ねると、彼女はアン・ジェホンを挙げた。イ・ソムは「アン・ジェホンさんは、私が『小公女』に出演する前からとても会いたいと思っていた俳優さんで、元々ファンでしたし、作品を撮影する時はとても良い同僚であり仲間でした。またチャンスがあるかは分からないですし、彼と次に会える機会がいつになるか分かりませんが、また共演したい俳優がいるとしたら、アン・ジェホンさんです」と話した。

イ・ソムは「今回の作品で“アン・ジェホン”という俳優、人間がようやくわかった気がしています。とても繊細な方です。リアルさをすごく大事に考え、それを表現しようとする繊細な俳優です。『同じ台詞でも、ジェホンさんがやると、どうしてあんなに味を生かせるんだろう?』と思いました。このジャンルの頂点を極めた方だと思います。そんな彼を見ながら、共演しながら、勉強になる瞬間が多かったです」と明かした。

台詞とスキンシップのうち、どちらが大変だったのかという質問には「台詞の方が大変でした。あんな台詞は言ったことがありません。ここまで露骨的なのかと驚きました。しかし、私が恥ずかしがれば笑えないし、コメディ的な要素も減ってしまうと思い、むしろそういう台詞は豪快に言おうと思いました」と答えた。一番衝撃を受けた台詞を尋ねると、「私は遠回しに言った台詞の方が面白かったです」と付け加えた。

大胆な19禁の演技だけでなく、悪口を言う演技も話題を集めた。イ・ソムは「19禁の台詞は、私にはやはりレベルが高いと思いました。前半は監督に『監督、私悪口ですらあまり言えないのですが、大丈夫ですか?』と聞きました。(それを受けて)監督がしっかり台本を作ってくれました」と話した。

続いて「私は悪口が言えないのですが、監督も演技を見て『もともとこんなに悪口を言うのが上手だったの? 隠していたの?』と言われました。がむしゃらにやってみようと頑張ったら、できるようになりました」と笑った。

印象的な第6話のエピソードに関する裏話も公開した。イ・ソムは「いざ、撮影をしてみるとあまりにも辛かったです。スタジオで雨に打たれるのも初めてで、2日にわけて撮影をしたので、感情をキープする必要がありました。体力もなくなって、寒くて。見てみるとジェホンさんと私の唇が青いです。戦場だったと思いました。私も、ジェホンさん、監督、スタッフさんもすごく苦労して作ったシーンです。私もあのシーンがとても好きで、一番記憶に残っています」と話した。

ウジンは肉体的な浮気を、サムエルは精神的な浮気をして破局を迎える。イ・ソムは「個人的にウジンを演じた人間として、どちらがより悪いとは言い難いです。サムエルが精神的に他の人が好きになり、私は肉体的に浮気をしますが、どちらの方が悪くて、どちらの方がセーフなのか、バランスをとるために頑張りました」と明かした。

イ・ソムは「ウジンの性格上、ギソク(リュ・ドクファン)のところに行ったのは、愛しているからではなく、関係があったからだと思っています。私はバランスをとろうとしました。できるだけ、ギソクのところに行くまでは、ウジンが可哀そうに見えてほしくて、傷ついてカッとなってギソクのところに行ったことにしたいという思いが大きく、それが課題でした」と話した。

彼女は不倫と愛について「私はまだ結婚をしていないですし、チョン・ゴウン監督しか結婚していなかったので、結婚についてまだ知らないことも、気になることもたくさんありました。ウジンを演じながら、監督と話しながら、結婚生活について少し知ることができたと思います。不倫というのも、ウジンというキャラクターを通じてすごく悪いことであることを知りました。でも、愛することはいいことです」と語った。

続いて「結婚生活はしたことがありませんが、周りの友達がほどんど結婚しているし、大して違いはないと思いました。どこまでお互いを理解できるのかが、いつも気になっていました。夫婦と言っても、お互いに知らないことも多いですし、知りたいことも多いと思うので」と付け加えた。

イ・ソムは「LTNS」撮影後、結婚に対する考えが変わり、混乱したと明かした。これについて「元々悩んでいる部分がありましたが、考え方が変わったので。良い瞬間もたくさんあるけれど、関係が疎遠になり、不倫を目撃して(ドラマの)結果がそうなったように、とても慎重に結婚生活をしなければいけないと思いました。恋愛をするのと同じように考えてはいけないですし、次元が違う問題だと思いました。今も混乱していますし、(結婚については)以前よりも慎重に決めると思います。結婚したいと思っても、とても慎重に悩むと思います」と話した。
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