キム・ヘス&ヨム・ジョンアら出演の映画「密輸 1970」トークイベントを開催!芸人みなみかわが絶賛
全国公開に先立って、7月2日(火)に特別試写会が実施された。上映後には、映画好きで知られる芸人のみなみかわと映画パーソナリティの伊藤さとり登壇のトークイベントが開催され「観ていてずっと面白かった!」と本作の魅力を熱く語った。
「ベテラン」「モガディシュ 脱出までの14日間」などで知られる“韓国のタランティーノ”ことリュ・スンワン監督が、1970年代の韓国で、実際に海女たちが密輸犯罪に関わっていたという史実に着想を得て放つ海洋クライム・アクション作。昨年夏に韓国で大ヒットを記録し、韓国の権威ある映画賞「青龍映画賞」では、作品賞、助演男優賞、新人女優賞、音楽賞の4冠に輝き、「大鐘賞」では監督賞、「百想芸術大賞」映画部門では助演男優賞を受賞した。
母親が熱狂的なイ・ビョンホンのファンだった事から、韓国ドラマ&韓国映画好きになったというみなみかわ。本作については「観ていてずっと面白かった。水中アクションは珍しいし、『RRR』っぽさもあって凄く良かった。会話もクスっと笑えるし、シリアス過ぎないのもいい。時間軸をシャッフルするタイムトリックもタランティーノみたいだ」と太鼓判を押した。
伊藤も「この世代の女性たちを主人公にしてくれたことが嬉しかった。韓国映画は脂の乗った男たちが暴れる映画が多いけれど、それを女性たちに置き換えてのアクションあり、嫉妬あり、世代を超えたシスターフッド感もありで最高。展開も飽きさせることなく、まさかのサメ映画にもなっている」と称えると、みなみかわは「まさに韓国版『あまちゃん』!」と断言していた。
またみなみかわは、キム・ジョンスが演じた検挙率100%に挑戦する税関係長ジャンチュンを推しキャラに挙げて「韓国映画には、必ずこういう顔をした悪い官僚がいる。最終的に絶対に悪い奴になるし、しっかりとやらかしてくれるのも良い」と気に入った様子で、「日本の俳優だったら和製ハーヴェイ・カイテルこと西岡徳馬さんに演じてほしい」と期待した。
劇中には海女さんたちの貧困を表す市場での物悲しいシーンがあるが、みなみかわは「あのシーンを観た時に、昔おばあちゃんが公園で採ったタンポポの葉っぱで作ったあえたものを食べさせられていたことを思い出した」と懐古。伊藤は物語の舞台が1970年代であることに触れて「音楽やファッションに懐かしさがあるけれど、今の時代で見ると一周回ってレトロなオシャレさになっている」と見どころに挙げていた。
そんな中、「密輸 1970」妄想日本版リメイクトークに花が咲いた。大物俳優から人気の若手まで様々な俳優の名前が妄想キャスティングで挙がると、客席から納得の声が出たり異議の声が出たり……。会場を巻き込んでのまさかの盛り上がりを見せた。それに対しみなみかわは「こんなに白熱するとは。皆さん、本当にリメイクされるわけではないですからね?」と注意喚起をした。
日本公開に合わせてリュ・スンワン監督とチョ・インソンの来日も決定したばかり。このニュースにみなみかわは「めちゃめちゃ会いたい!」と大興奮。伊藤も「リュ監督はアクション、男臭さ、スピーディーな展開がめちゃくちゃカッコいい監督。エンターテインメントとして社会問題を取り上げる天才で、映画を通して世界を広げるのが上手い。来日時には次にどんな作品を手掛けたいのか聞きたい」と来日を心待ちにしていた。
最後にみなみかわは「女性たちの活躍が爽快で痛快。老若男女にお勧めできる映画。時間軸のシャッフルにも驚かされるし、一つ一つの展開も気持ちがいい。是非とも映画館の大きなスクリーンでご覧いただきたい」と猛プッシュした。
■イベント概要
映画「密輸 1970」試写会トークイベント
日程:7月2日(火)※上映後トーク
場所:日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホール
登壇者(敬称略):みなみかわ(芸人)、伊藤さとり(映画パーソナリティ)
■作品概要
映画「密輸 1970」
7月12日(金)新宿ピカデリー他 全国ロードショー
●キャスト
キム・ヘス「国家が破産する日」
ヨム・ジョンア「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」
チョ・インソン「モガディシュ 脱出までの14日間」「ムービング」
パク・ジョンミン「ただ悪より救いたまえ」
キム・ジョンス「工作 黒金星と呼ばれた男」
コ・ミンシ「The Witch 魔女」
●監督
リュ・スンワン「モガディシュ 脱出までの14日間」「ベテラン」
●脚本
リュ・スンワン、キム・ジョンヨン、チェ・チャウォン
【ストーリー】
1970年代半ば、韓国の漁村クンチョン。海が化学工場の廃棄物で汚され、地元の海女さんチームが失職の危機に直面する。リーダーのジンスク(ヨム・ジョンア)は仲間の生活を守るため、海底から密輸品を引き上げる仕事を請け負うことに。ところが作業中に税関の摘発に遭い、ジンスクは刑務所送りとなり、彼女の親友チュンジャ(キム・ヘス)だけが現場から逃亡した。その2年後、ソウルからクンチョンに舞い戻ってきたチュンジャは、出所したジンスクに新たな密輸のもうけ話を持ちかけるが、ジンスクはチュンジャへの不信感を拭えない。密輸王クォン(チョ・インソン)、チンピラのドリ(パク・ジョンミン)、税関のジャンチュン(キム・ジョンス)の思惑が絡むなか、苦境に陥った海女さんチームは人生の再起を懸けた大勝負に身を投じていくのだった……。
製作:外柔内剛
提供:KADOKAWA Kプラス、MOVIEWALKER PRESS KOREA
配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス
原題:밀수/英題:SMUGGLERS/2023年/韓国/韓国語/129分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/字幕翻訳:根本理恵
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■関連リンク
映画「密輸 1970」公式サイト
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部
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