グウォン「人々の心に救いを与えられる俳優になりたい」
グウォン(救援の韓国語読み):困難な状況や危険に陥っている人を助けること。
今まさに演技を始めたばかりの新人俳優グウォンは、自分の名前を紹介しながら「演技を通じて困難な状況や危険に陥っている人を助けたかった」と話した。「名前のためにどこかで悪いこともできないだけに、さらに正しく生きなければならないという気持ちもこみ上げてくる」とも付け加えた。先月放送終了したSBS週末ドラマ「清潭洞アリス」(脚本:キム・ジウン、キム・ジンヒ、演出:チョ・スウォン)で演技の第一歩を歩み出した彼は、俳優としての初のメディアインタビューを行いながらこのような大きくしっかりとした意思を示した。
―「清潭洞アリス」でドラマデビューしたが
本当に楽しく撮影したので、放送終了が本当に残念だ。これまでブラウン管を通じてだけドラマに接していたが、今回は作品の中の人物になりその中を歩き、また1本のドラマが作られる過程とバックステージを直接経験しながら感じて考えたことが多かった。全てが初めてだった僕に「清潭洞アリス」は多くのものを知らせ、また演技に対する愛情をさらに大きく感じさせてくれた。
―何をそんなに学んだか?
中央(チュンアン)大学演劇映画学科に在学中の学生だが、学校で学んで実習していたものとはレベルが違う世界が実戦では繰り広げられた。特にドラマは、専攻している演劇や映画とは違い、リアルタイムで変わる部分が多いので、瞬発力が本当に必要であることを学んだ。そのような点で現場で撮影する俳優やスタッフたちは既にそのような準備ができている人たちだったし、彼らと共演しながら自分の足りない部分を大いに知らされた。
―ホミンという役柄は、少しみっともなかったが
分別が無い、可愛い末っ子の弟みたいなキャラクターだった。周りの人から憎いキャラクターとも言われた。財閥家へ嫁いだ姉の財力を使ってパン屋を運営する人物だが、キャラクター設定が劇の序盤とは変わり、少し惜しいところはある。もともとは劇中でロマンスがあって、姉のユンジュ(ソ・イヒョン)に自分勝手に行動してもセギョン(ムン・グニョン)の妹のセジン(ヘジョン)との関係が発展し、愛される過程を通じて成熟していく人物として描かれる設定だった。どうしてもドラマは視聴者の反応のような、リアルタイムで変化を与える要因が発生しがちなので、その点が省略されホミンが結構いい男だということをお見せできなかったと思う。
―SNSではパン屋の社長と呼ばれているが。
ホミン、またはユンジュの弟としか思わなかったが、それを聞いて本当に爆笑した。
―放送終了後、ホミンはそれからどのようになったと思うか?
大人になったと思う。姉が離婚を選択し清潭洞から出てきたのに、ただ自分勝手な弟として姉に頼ってばかりではなさそうな気がする。そのように成長しながら、愛する女性に会いに行ったのではないだろうか。
―初めての作品だったが、困難はなかったか?
叱られて当然という考えで撮影に臨んだのが大いに役立ったと思う。自分が足りないということを認めて取り掛かったら、思ったほどその過程が厳しくはなかった。撮影現場で自分一人のせいで全ての撮影が遅延してスタッフたちを苦労させる想像もしてみたが、幸いそんなことは起こらなかった(笑)
―どのようにして俳優になったか?
子供の頃漠然と夢見てはいたが、博学な雰囲気の父の下で育ったので俳優というものは自分の道ではないとばかり思っていた。そんな中、ニュージーランドに中学と高校時代留学していたが、そこの韓国人教会に通いながら聖劇に初めて接し、演技の魅力がわかった。自分でない他の人として生きる経験を初めて味わい、俳優になろうと決心した。当然父は反対したが、息子があまりにも頑固なので中央大学演劇映画学科に入学したら一度考え直してみようと言われた。そこで本当に有り難いことに、行きたい学校に受かり、今は両親の熱烈な応援の下で演技修業を続けている。
―「清潭洞アリス」をご覧になったご両親の反応は?
「清潭洞アリス」を欠かさず観て、好いてくれている。たくさん出演したわけでもないのに、それだけでも大きく笑う姿を見て親孝行しているような気持ちになった。
―今の所属事務所NAMOO ACTORSとはどういう縁で?
その過程も、一本の映画みたいだった。大学に入学し1年1学期を終えて休学したが、そこで久しぶりに学校に行って、今の事務所の人と偶然知り合うことになった。当時ハ・ジョンウ先輩とキム・ガンウ先輩が後輩の間では我が校の伝説と呼ばれていた時期だったが、学校前のカフェで学科の友達と二人の先輩について話し合っていたら、ある女性から名刺を1枚頂いた。その人が今の事務所に務めていた人で、紹介してもらってNAMOO ACTORSに入ることになった。ところで後で分かってみれば、彼女と知り合うまえに自分がインターネットでNAMOO ACTORSに新人俳優志願をしている状態で、合格の通知も来ていた。僕は自分が志願したのがNAMOO ACTORSかも知らなかった。
―どのような俳優になりたいか?
僕の名前がグウォンだ。本名のキム・テヒョンはありきたりなので、事務所と相談して新しい芸名を作ることにした。そこでメンター(良き指導者)からグウォンという名前はどうかと提案され、事務所からも快いOKサインが出て、俳優として活動する間はグウォンという名前を使うことになった。名前が持つ意味があるだけに、自分の演技を通じて一人だけでも救うことができたらどれほど嬉しいだろうと思ったりする。もちろん人気スターにもなりたいし、演技がうまいとも言われたいが、困難な状況に陥っている人やがっかりしている人たちの心に救いを与えられる俳優になりたいと思う。
今まさに演技を始めたばかりの新人俳優グウォンは、自分の名前を紹介しながら「演技を通じて困難な状況や危険に陥っている人を助けたかった」と話した。「名前のためにどこかで悪いこともできないだけに、さらに正しく生きなければならないという気持ちもこみ上げてくる」とも付け加えた。先月放送終了したSBS週末ドラマ「清潭洞アリス」(脚本:キム・ジウン、キム・ジンヒ、演出:チョ・スウォン)で演技の第一歩を歩み出した彼は、俳優としての初のメディアインタビューを行いながらこのような大きくしっかりとした意思を示した。
―「清潭洞アリス」でドラマデビューしたが
本当に楽しく撮影したので、放送終了が本当に残念だ。これまでブラウン管を通じてだけドラマに接していたが、今回は作品の中の人物になりその中を歩き、また1本のドラマが作られる過程とバックステージを直接経験しながら感じて考えたことが多かった。全てが初めてだった僕に「清潭洞アリス」は多くのものを知らせ、また演技に対する愛情をさらに大きく感じさせてくれた。
―何をそんなに学んだか?
中央(チュンアン)大学演劇映画学科に在学中の学生だが、学校で学んで実習していたものとはレベルが違う世界が実戦では繰り広げられた。特にドラマは、専攻している演劇や映画とは違い、リアルタイムで変わる部分が多いので、瞬発力が本当に必要であることを学んだ。そのような点で現場で撮影する俳優やスタッフたちは既にそのような準備ができている人たちだったし、彼らと共演しながら自分の足りない部分を大いに知らされた。
―ホミンという役柄は、少しみっともなかったが
分別が無い、可愛い末っ子の弟みたいなキャラクターだった。周りの人から憎いキャラクターとも言われた。財閥家へ嫁いだ姉の財力を使ってパン屋を運営する人物だが、キャラクター設定が劇の序盤とは変わり、少し惜しいところはある。もともとは劇中でロマンスがあって、姉のユンジュ(ソ・イヒョン)に自分勝手に行動してもセギョン(ムン・グニョン)の妹のセジン(ヘジョン)との関係が発展し、愛される過程を通じて成熟していく人物として描かれる設定だった。どうしてもドラマは視聴者の反応のような、リアルタイムで変化を与える要因が発生しがちなので、その点が省略されホミンが結構いい男だということをお見せできなかったと思う。
―SNSではパン屋の社長と呼ばれているが。
ホミン、またはユンジュの弟としか思わなかったが、それを聞いて本当に爆笑した。
―放送終了後、ホミンはそれからどのようになったと思うか?
大人になったと思う。姉が離婚を選択し清潭洞から出てきたのに、ただ自分勝手な弟として姉に頼ってばかりではなさそうな気がする。そのように成長しながら、愛する女性に会いに行ったのではないだろうか。
―初めての作品だったが、困難はなかったか?
叱られて当然という考えで撮影に臨んだのが大いに役立ったと思う。自分が足りないということを認めて取り掛かったら、思ったほどその過程が厳しくはなかった。撮影現場で自分一人のせいで全ての撮影が遅延してスタッフたちを苦労させる想像もしてみたが、幸いそんなことは起こらなかった(笑)
―どのようにして俳優になったか?
子供の頃漠然と夢見てはいたが、博学な雰囲気の父の下で育ったので俳優というものは自分の道ではないとばかり思っていた。そんな中、ニュージーランドに中学と高校時代留学していたが、そこの韓国人教会に通いながら聖劇に初めて接し、演技の魅力がわかった。自分でない他の人として生きる経験を初めて味わい、俳優になろうと決心した。当然父は反対したが、息子があまりにも頑固なので中央大学演劇映画学科に入学したら一度考え直してみようと言われた。そこで本当に有り難いことに、行きたい学校に受かり、今は両親の熱烈な応援の下で演技修業を続けている。
―「清潭洞アリス」をご覧になったご両親の反応は?
「清潭洞アリス」を欠かさず観て、好いてくれている。たくさん出演したわけでもないのに、それだけでも大きく笑う姿を見て親孝行しているような気持ちになった。
―今の所属事務所NAMOO ACTORSとはどういう縁で?
その過程も、一本の映画みたいだった。大学に入学し1年1学期を終えて休学したが、そこで久しぶりに学校に行って、今の事務所の人と偶然知り合うことになった。当時ハ・ジョンウ先輩とキム・ガンウ先輩が後輩の間では我が校の伝説と呼ばれていた時期だったが、学校前のカフェで学科の友達と二人の先輩について話し合っていたら、ある女性から名刺を1枚頂いた。その人が今の事務所に務めていた人で、紹介してもらってNAMOO ACTORSに入ることになった。ところで後で分かってみれば、彼女と知り合うまえに自分がインターネットでNAMOO ACTORSに新人俳優志願をしている状態で、合格の通知も来ていた。僕は自分が志願したのがNAMOO ACTORSかも知らなかった。
―どのような俳優になりたいか?
僕の名前がグウォンだ。本名のキム・テヒョンはありきたりなので、事務所と相談して新しい芸名を作ることにした。そこでメンター(良き指導者)からグウォンという名前はどうかと提案され、事務所からも快いOKサインが出て、俳優として活動する間はグウォンという名前を使うことになった。名前が持つ意味があるだけに、自分の演技を通じて一人だけでも救うことができたらどれほど嬉しいだろうと思ったりする。もちろん人気スターにもなりたいし、演技がうまいとも言われたいが、困難な状況に陥っている人やがっかりしている人たちの心に救いを与えられる俳優になりたいと思う。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- チョン・ソンハ 写真:チ・ヒョンジュン
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