ホ・ガク&チャン・ヒヨン、音楽業界にも“演技派”がいる
写真=A-CUBEエンターテインメント
俳優の中でももっぱら演技で勝負する人を“演技派”という。しかし、映画界にだけ演技派がいるわけではない。音楽業界でも、実力で武装しさらに曲に集中させる歌手たちが人々から継続的な支持を得ている。代表的な人としてオーディション番組が誕生させた実力派歌手ホ・ガクがいる。これまで多数のシングル曲とOST(劇中歌)を披露したホ・ガクは、2月5日、1stフルアルバムである「LITTLE GIANT」を発売し、活発な活動をしている。音楽配信を始めた初日と第1週にチャートで1位を記録したのはもちろん、目まぐるしく動く音楽市場では異例の、「1440」と「モノドラマ」の2曲が1ヶ月間チャート10位以内にとどまり、長い間人気を得ている。
ホ・ガクが人々の支持を受ける理由は、何より感性溢れる声のおかげだ。安定した歌唱力だけではなく、心の琴線に触れる声が彼の音楽にのめり込ませる。
歌詞を考え、その人になったかのように
ホ・ガクは最近OhmyStarとのインタビューで、特有の感性と歌唱力を調和させる秘訣について「本当に一生懸命歌うことしかない」としながらも、「歌詞を考えながらその人になったかのように、キャラクターに入り込んで歌を歌う」と伝えた。歌詞の中の主人公になり歌を歌いながらその人になったように“演技”をするということだ。彼は「ステージで歌を歌う時、感情が込み上がってくると涙があふれ、曲が終わった後も感情を落ち着かせることに時間がかかったりもする」と説明した。ホ・ガクが選んだ女性演技派の歌手としてはALiとチャン・ヒヨンがいる。ALiは13ヶ月ぶりに発表した新曲「消しゴム(ZIUGAE)」で“高級ボイス”という賛辞を受けている。淡々としながらも響きのある声で別れの痛みをさらに色濃く伝えていると評価されている。今年新曲「You can't do that」を発表したチャン・ヒヨンもGavy NJ時代から支持された切ないながらも悲しみの込もった声で今回の曲でも爆発的な感性を導き出した。
ホ・ガクは「最近一緒に活動しているALiとチャン・ヒヨンは本当に最高の歌唱力を持っている歌手だ。リハーサルのため朝早くから準備をして歌を歌わなければならない時があるが、まだ早い時間であるにもかかわらず、本当に切ない感性で歌う。同じ歌手だがどうすればあのように集中して歌を歌えるのか……本当にすごい」と称賛した。
チャン・ヒヨンの「You can't do that」とALiの「消しゴム」はチャート上位圏にとどまっているわけではないが、継続的に人々の感性を刺激し人気を得ている。
チャン・ヒヨンもOhmyStarとのインタビューで歌唱力の秘訣を聞く質問に対し「これまで別れの曲をたくさん歌った。歌を歌う時、過去に自分が経験した時のことを思い出して歌ったり、似たような経験がない時には歌詞の中の主人公になったように感情を作りながら歌う」と話す。また「ニューアルバムを準備しながらレコーディングをする時は何度も切ない感性で歌わなければならないが、その感情に浸って精神的に疲れたりもする」と付け加えた。
ホ・ガクは今後このような実力派のミュージシャンが継続的に声援を受けてほしいという願いを語った。ホ・ガクは「アイドルブームが韓流ブームまで起こしてものすごい活躍をしているが、これと同時に良い歌を上手に歌うミュージシャンもたくさんの声援が得られればいいと思う」と伝えた。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・ジョンミン、チョ・ギョンイ
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