「馬医」キム・ソウン“明朗なスクフィ姫を演じて本当の性格まで明るくなりました”
韓国で25日に放送が終了したMBC月火ドラマ「馬医」には、空前絶後のお姫様がいた。姫という身分にふさわしく体面を守る姿はそもそも期待しない方がよかった。女優キム・ソウン(24)が演じたスクフィ姫はそうだった。片思いの男性、それも賤民のペク・クァンヒョン(チョ・スンウ)にいきなりキスし、王室の虚礼や虚飾は大胆に諦めるしっかりしたお姫様であった。
キム・ソウンは6ヶ月間、スクフィ姫として人気を得た。運命の渦に巻き込まれたペク・クァンヒョンとカン・ジニョン(イ・ヨウォン)の側で明るくて希望に満ちた姿を見せ、ドラマをより面白くした。スクフィ姫という人物が視聴者から愛された理由は、演技力を持った若い女優キム・ソウンのおかげだった。
イ・ビョンフンプロデューサーは、キム・ソウンに時代劇ではなく現代劇のように普通の話し方で話すことを要求した。だが、いくら現代ドラマのように演技しろと言われても時代劇と調和させることは簡単ではなかった。
「監督が『気楽に演じて』とアドバイスしてくれました。スクフィ姫は『私はそうだった』のような話し方をしますよね。スクフィ姫だけの話し方を作りたくてわざわざ“た”に力を入れたり、キャラクターに合わせて言葉を選ぶなど、努力しました」
キム・ソウンは、実際は落ち着いた性格だ。そのためハツラツとしたスクフィ姫を演じることは容易ではなかった。キャラクターの明るい姿を見せるため努力し、その中でいつの間にか本当の性格まで明るくなったと彼女は言う。
キム・ソウンは「私も自分がこんなに明るくなるとは思いませんでした。性格が活発になったことが『馬医』に出演してから一番変わったことです」と笑った。イ・ビョンフンプロデューサーは、キム・ソウンにたくさんの要求はしなかった。明るいキャラクターを演じるキム・ソウンが自由に演じられるように配慮した。自由な現場の雰囲気からスクフィ姫のハツラツとしたキャラクターが完成した。
キム・ソウンが人々に本格的に知られ始めた作品は、2009年に放送された「花より男子~Boys Over Flowers~」だった。劇中でチュ・ガウル役を演じた彼女は相手役だったキム・ボム(ソ・イジョン)から“カウルヤン”と呼ばれたことで強い印象を残した。おかげでしばらく本名よりも“カウルヤン”という名前で人々に知られた。
「『馬医』に出演する前までは“カウルヤン”と呼ばれていました。これからは“スクフィ姫”と呼ばれるのではないでしょうか?(笑)」
キム・ソウンは「この作品は、私の演技人生のターニングポイントのような作品です。明るいキャラクターをよくこなせるだろうかとたくさん心配しましたが、視聴者の反応が良くてよかったです。キム・ソウンという女優はこのようなキャラクターも演じられるということをお見せできたことが一番嬉しいです」と明かした。
一つ一つ、一段階ずつ上がっていくことが好きなキム・ソウン。だが、今回の作品は「スクフィ姫というキャラクターに欲が出ました。本当に上手にやりたいと思いました」と言う。
「一つ一つのシーンをたくさん勉強しました。不思議なことに欲が出ました。キャラクターがよかったし、台詞が本当に面白かったです。撮影現場も楽しかったです。キャラクターそのものが愛されるキャラクターだったためか、力を出せました」
実は時代劇、それも冬に撮影される時代劇は本当に大変だと俳優たちは口を揃える。キム・ソウンにとっても同じだった。
「もともと寒がりですが、本当に寒い時は氷点下20度まで下がりました。口が凍って台詞が言えないほどでした。暖炉も使えなかったし、ホッカイロが凍るほどでした。薄い韓服を着て撮影をしなければならなかったので大変でした。体が大きく見えるのが心配で重ね着をすることもできませんでした」
厳しい撮影だったが、撮影現場は楽しかった。共演した俳優チョ・スンウ、イ・ヨウォン、イ・サンウたちは彼女よりも10歳以上年上だった。彼らはキム・ソウンを可愛い末っ子として大事にしてくれた。
キム・ソウンは「あまりにも待機時間も長くて大変だから俳優たちは仲が良かったです。お姉さん、お兄さんとかなり年の差があったので逆にいたずらをしながら気楽に過ごすことができたと思います」と面倒を見てくれた先輩たちへの感謝の気持ちを表現した。
キム・ソウンは、同じ年頃の女優たちに比べバラエティ番組にはあまり出演しない方だ。だからといってバラエティ番組への出演を嫌がっているわけではない。いつでも出演したいという意思を明かした。
「バラエティ番組は好きです。でも、いざカメラの前に立つと上手くできないようです。私も知らないうちにあちこちで撮られていることに慣れなくて(笑) 他の出演者たちがあまりにもお話が上手でいつ話せばいいのかもよく分かりません。それでもバラエティ番組には出演したいと思っています」
キム・ソウンはしばらく次回作を検討しながら休息する予定だ。これまで行けなかった旅行にも行って、あまり一緒にいられなかった家族とも一緒に過ごす計画だ。最後に、彼女に役者としてやりたいことを聞いた。意外にも彼女はミュージカルだと即答した。これは一緒に演技をしたチョ・スンウの影響だ。
彼女は「ミュージカルに出演したいとは思っていませんでした。でも、チョ・スンウお兄さんが、ミュージカルは面白いと話すので別の世界のような気がして、やってみたくなりました。お兄さんが私ならできると勇気をくれたのでそのことをいつも思い出します」と明るく笑った。
キム・ソウンは6ヶ月間、スクフィ姫として人気を得た。運命の渦に巻き込まれたペク・クァンヒョンとカン・ジニョン(イ・ヨウォン)の側で明るくて希望に満ちた姿を見せ、ドラマをより面白くした。スクフィ姫という人物が視聴者から愛された理由は、演技力を持った若い女優キム・ソウンのおかげだった。
イ・ビョンフンプロデューサーは、キム・ソウンに時代劇ではなく現代劇のように普通の話し方で話すことを要求した。だが、いくら現代ドラマのように演技しろと言われても時代劇と調和させることは簡単ではなかった。
「監督が『気楽に演じて』とアドバイスしてくれました。スクフィ姫は『私はそうだった』のような話し方をしますよね。スクフィ姫だけの話し方を作りたくてわざわざ“た”に力を入れたり、キャラクターに合わせて言葉を選ぶなど、努力しました」
キム・ソウンは、実際は落ち着いた性格だ。そのためハツラツとしたスクフィ姫を演じることは容易ではなかった。キャラクターの明るい姿を見せるため努力し、その中でいつの間にか本当の性格まで明るくなったと彼女は言う。
キム・ソウンは「私も自分がこんなに明るくなるとは思いませんでした。性格が活発になったことが『馬医』に出演してから一番変わったことです」と笑った。イ・ビョンフンプロデューサーは、キム・ソウンにたくさんの要求はしなかった。明るいキャラクターを演じるキム・ソウンが自由に演じられるように配慮した。自由な現場の雰囲気からスクフィ姫のハツラツとしたキャラクターが完成した。
キム・ソウンが人々に本格的に知られ始めた作品は、2009年に放送された「花より男子~Boys Over Flowers~」だった。劇中でチュ・ガウル役を演じた彼女は相手役だったキム・ボム(ソ・イジョン)から“カウルヤン”と呼ばれたことで強い印象を残した。おかげでしばらく本名よりも“カウルヤン”という名前で人々に知られた。
「『馬医』に出演する前までは“カウルヤン”と呼ばれていました。これからは“スクフィ姫”と呼ばれるのではないでしょうか?(笑)」
「今回の作品には欲が出ました」
「馬医」はキム・ソウンにたくさんのものを残した。キム・ソウンの知人たちはあまりにも明るいスクフィ姫を彼女が演じられるのか、とても心配したという。彼女はこれまで演じてきた大人しいキャラクターから抜け出し、ハツラツとして明朗なスクフィ姫を表現するため演技に変化を付けた。キム・ソウンは「この作品は、私の演技人生のターニングポイントのような作品です。明るいキャラクターをよくこなせるだろうかとたくさん心配しましたが、視聴者の反応が良くてよかったです。キム・ソウンという女優はこのようなキャラクターも演じられるということをお見せできたことが一番嬉しいです」と明かした。
一つ一つ、一段階ずつ上がっていくことが好きなキム・ソウン。だが、今回の作品は「スクフィ姫というキャラクターに欲が出ました。本当に上手にやりたいと思いました」と言う。
「一つ一つのシーンをたくさん勉強しました。不思議なことに欲が出ました。キャラクターがよかったし、台詞が本当に面白かったです。撮影現場も楽しかったです。キャラクターそのものが愛されるキャラクターだったためか、力を出せました」
実は時代劇、それも冬に撮影される時代劇は本当に大変だと俳優たちは口を揃える。キム・ソウンにとっても同じだった。
「もともと寒がりですが、本当に寒い時は氷点下20度まで下がりました。口が凍って台詞が言えないほどでした。暖炉も使えなかったし、ホッカイロが凍るほどでした。薄い韓服を着て撮影をしなければならなかったので大変でした。体が大きく見えるのが心配で重ね着をすることもできませんでした」
厳しい撮影だったが、撮影現場は楽しかった。共演した俳優チョ・スンウ、イ・ヨウォン、イ・サンウたちは彼女よりも10歳以上年上だった。彼らはキム・ソウンを可愛い末っ子として大事にしてくれた。
キム・ソウンは「あまりにも待機時間も長くて大変だから俳優たちは仲が良かったです。お姉さん、お兄さんとかなり年の差があったので逆にいたずらをしながら気楽に過ごすことができたと思います」と面倒を見てくれた先輩たちへの感謝の気持ちを表現した。
キム・ソウンは、同じ年頃の女優たちに比べバラエティ番組にはあまり出演しない方だ。だからといってバラエティ番組への出演を嫌がっているわけではない。いつでも出演したいという意思を明かした。
「バラエティ番組は好きです。でも、いざカメラの前に立つと上手くできないようです。私も知らないうちにあちこちで撮られていることに慣れなくて(笑) 他の出演者たちがあまりにもお話が上手でいつ話せばいいのかもよく分かりません。それでもバラエティ番組には出演したいと思っています」
キム・ソウンはしばらく次回作を検討しながら休息する予定だ。これまで行けなかった旅行にも行って、あまり一緒にいられなかった家族とも一緒に過ごす計画だ。最後に、彼女に役者としてやりたいことを聞いた。意外にも彼女はミュージカルだと即答した。これは一緒に演技をしたチョ・スンウの影響だ。
彼女は「ミュージカルに出演したいとは思っていませんでした。でも、チョ・スンウお兄さんが、ミュージカルは面白いと話すので別の世界のような気がして、やってみたくなりました。お兄さんが私ならできると勇気をくれたのでそのことをいつも思い出します」と明るく笑った。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ピョ・ジェミン
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