オム・ギジュン「2日間は公演、残りは撮影現場で懸命に取り組みました」
写真=マイデイリー
彼より忙しい俳優がいるだろうか。たまに、ドラマと映画の撮影を並行している俳優たちを見受けることはあるが。しかし、公演とドラマの撮影を同時に進める俳優は珍しい。俳優オム・ギジュンは、こんな奇跡のようなスケジュールをこなした。オム・ギジュンはケーブルチャンネルOCNドラマ「ザ・ウイルス」の撮影と、ミュージカル「三銃士」の公演を同時に行った。ハードスケジュールで大変なこともあっただろうが、彼の顔から笑みが消えることはなかった。
一週間ずっと休まず走り続けました
一週間ずっと生放送に出演したら、どんな気持ちだろう。オム・ギジュンは生放送のようなドラマ撮影のスケジュールと、生放送と変わらないミュージカルのステージを同時にこなした。2日間は公演のステージに上がり、残りの時間はドラマの撮影に邁進しなければならなかった。「一週間ずっと休まず走り続けました。2日間はステージで、残りは撮影現場で。『ザ・ウイルス』でワントップ主演を初めて務めましたが、本当に大変でした。初めて撮影する時は、私の出演分量があそこまで多いとは知りませんでした。他のチーム長たちはチームのメンバーたちに仕事をさせておき、よく出かけていたが、私は仕事をさせてはまた働いて……。チーム長は容易なことではありませんでした」
今までオム・ギジュンは、様々なキャラクターを演じてきた。彼の言葉によれば、多彩なキャラクターを演じたが、主にオフィスで仕事をする役柄だった。しかし「ザ・ウイルス」では、走って、転んで、倒れて、行き来するという苦難の連続だった。そのせいか痩せた。
「ドラマ撮影をしながら2Kg痩せました。体重が激減したわけではありませんが、67Kgだった私の体重が65Kgに落ちたので痩せました。ハードスケジュールでしたが、ストレスを感じませんでした。ストレスを感じると損だということをよく知っています。現場で欲しいものがあっても、大変な状況だと思えば早く諦める方です。いつも笑顔で臨もうと思っています」
いくらストレスを感じない、ポジティブな人でも辛いことはある。きっと体力的な面や精神的な面で辛いスケジュールだったに違いない。しかしオム・ギジュンが感じた現場で一番辛かったことは、意外だった。それは“夜食”だ。
「普通夕飯を7時に食べたとすれば、だいたい12時をまわるとお腹が空くじゃないですか。撮影をするときは、真夜中の12時~2時までの間に、小腹を満たす程度の簡単な夜食が提供されます。ところが『ザ・ウイルス』では提供されませんでした。どれほど辛くて撮影終了の感想に寒くてお腹が空いていたと書くでしょうか。今日もインタビューが終われば、美味しいものを食べにいきます(笑)」
結婚、考えただけでできますか?
オム・ギジュンは、「ザ・ウイルス」ではカリスマ性溢れるキャラクターを演じ、ミュージカル「三銃士」では明るいダルタニャンとして生きなければならなかった。あまりにも相反するキャラクターを同時に演じなければならないことは、負担に感じるだろうが、オム・ギジュンの言葉は違った。「むしろ全く違ったキャラクターなので難しくなかったです。似ていればもっと混乱したでしょうが、本当に違うキャラクターなのであまり難しくありませんでした。『ザ・ウイルス』のイ・ミョンヒョンと、『三銃士』のダルタニャン、オム・ギジュン一個人の似た点ですか?2つのキャラクターとも、私の要素が少しずつ含まれているのではないでしょうか?」
オム・ギジュンは俳優として生活する間、いつも“並行”の連続だった。デビューしてからミュージカルや演劇、ドラマや映画の中で必ず二つは同時に取り組んできた。そのためか、今はむしろ一つだけに臨むとぎこちないと語る。
「ミュージカルと映画、ドラマの並行。初めからそのように始めたからそうなのか、大変だとはあまり感じないようです。むしろ休むのに慣れません。一つだけに取り組むと、なんだか物足りなく思います。本当に熱心にしているのに、何か足りない感じがして(笑)」
オム・ギジュンの年齢は、いつのまにか30代半ばを過ぎ37歳になっていた。まだ結婚していない彼だが、忙しいスケジュールでも寂しく感じる日があるのだろうか。しかし、そんなオム・ギジュンも、ある程度は結婚のことを考えていた。
「結婚をしようとは思っています。計画は、今年から付き合い始めて来年にするんです。ところで、こんなに好き勝手にできるでしょうか?ハハ。理想のタイプは前にも言ったことがあるように、パク・ボヨンさんです。映画『私のオオカミ少年』を見て惚れました」
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- 記者 :
- イ・ウンジ
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