「IRIS 2」チャン・ヒョク“緊張感の溢れる現場…生身のアクションに魅力を感じた”
(c)DATV
9月1日よりDATVで絶賛放送中の「IRIS-アイリス2-」(以下「IRIS 2」)。前作の主演イ・ビョンホンの死から3年後を描いた物語は、ハンガリーやカンボジア、そして日本を舞台にIRISとNSS(国家安全局) 要員らが繰り広げるスピーディーな追撃アクションが特徴的であり、ワンシーンごとに目が離せない展開が話題を呼んだ。
人間味溢れる姿から冷徹な姿まで、様々な表情を見せたチョン・ユゴンを演じたチャン・ヒョクが「IRIS 2」を選択した理由、撮影秘話、そして自身のプライベートについて語った。
チャン・ヒョク:初めてシノプシスを受け取ったとき、メロドラマの要素が強い「IRIS」に比べて、スパイアクションの要素が強い作品だったので、このような役柄は初めてだと思いました。デジタルではない、生身のアクションと、スパイドラマの要素を表現できたら面白いと思って出演を決めました。
―前作「IRIS」やスピンオフ作品「ATHENA -アテナ-」との違いや、「IRIS 2」ならではの魅力は何だと思いますか?
チャン・ヒョク:「IRIS」は恋愛要素が強く、「ATHENA -アテナ-」はスパイドラマとも言えますが、「IRIS 2」はさらにアクションの要素が強くなっているかと思います。
―ユゴンが記憶を失い、ケンとしてスヨンに銃を向けるシーンなど、数々の衝撃的なシーンがありましたが、チャン・ヒョクさんにとって一番印象に残ったシーンはどこでしたか?
チャン・ヒョク:確かに、そのシーンも印象的です。その場面では記憶をなくした人の感覚、雰囲気をちゃんと掴めたように思います。そして個人的にはデビッドさんと一緒に撮影することが多かったのですが、彼とシーンを作り上げていくのが楽しかったですね。アクションシーンをはじめ、彼との場面はいつも緊張感があり、ひとつひとつがとても印象に残っています。
―日本でも撮影をしたとのことですが、感想を聞かせてください。また、日本で好きな場所や好きな食べ物はありますか?
チャン・ヒョク:日本には15日ほど滞在しました。そこではユゴンではなくケンというアイリス所属の人物としての撮影だったので、新たに役作りをしなければならない状況でした。NSS要員ではなく、テロリストとして動かねばならず、ケンとして事件に介入したり、誰かを拉致したり。そんなエピソードを日本で撮影しましたが、撮影が終わった後が楽しかったです。温泉に行ったりもしました。400年の伝統のある温泉だったのですが、とても良いところでした。でも2日間硫黄のにおいが取れなかったです。そういうことも楽しくて。そしてスノーバイクに乗って先に現場に行ったりもして、撮影の合間にもスノーバイクに乗って遊んだりして楽しかったですよ。
そして、地名が思い出せないのですが、ケンが使っていた隠れ家があって、そこの朝と夜の景色が全く違ったのが印象的でよかったです。食事も美味しかったですね。日本の食べ物では味噌ラーメンが好きです。スープの味が好きで。いつも餃子と一緒に食べます。
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―「IRIS 2」に出演されるにあたって、前作や海外のアクション映画など参考にされた作品はありましたか? 個人的にアクションドラマ・映画に興味がありましたか?チャン・ヒョク:アクションにも興味がありましたし、そのような運動(武術) もずっとやっていました。そしてそんな映画もドラマもたくさん見ました。「TAKEN」から「ボーン・アイデンティティー」などいろいろ見ています。でも“アクション俳優”になりたいわけじゃないんです。アクションだけやりたいとは思わなくて。いろんな役柄を経験してみたいです。
―ユゴンは勇敢なキャラクターですが、演じていて実は“怖かった”シーンはありましたか?
チャン・ヒョク:全てのシーンが毎回怖かったです。今回の作品は一度も代役を使わなかったので、実際にアクションを行っていました。人は自分がどこまでだったら動けるか、限界みたいなものを知っていると思うんですが、実際にやってみて怪我したりもして。でも「もうちょっと(やれるかも)」「もうちょっと(やってみよう)」そんな限界とのせめぎ合いが恐ろしかったです。実際に大事故になりそうなこともありました。でも、やりきった時のこと、成功した時のことを浮かべたりして。常に緊張感あふれる現場でした。
―NSSが実際にあったら、チャン・ヒョクさんはメンバーとして仕事をしてみたいと思いますか? (そしてその理由は?)
チャン・ヒョク:はは……僕は俳優ですから……(苦笑)
―秘密や嘘、裏取引など「IRIS 2」ではさまざまな諜報戦が行われますが、チャン・ヒョクさんの秘密をひとつだけ教えてください!
チャン・ヒョク:秘密……秘密ですか……。多いですよ、秘密は(笑) 皆さんにお話しできる秘密は……そう、ぼくの親指ってすごく曲がってるんですよ。実は。
―プライベートでは良き父親だという記事を拝見しました。俳優としてのご自分と家庭でのご自分はどう違いますか?
チャン・ヒョク:俳優としての僕と家庭での僕というより、仕事の時とプライベートの差についてお話しますと、仕事の時はとても冷静だと思います。僕たち俳優はキャスティングする側(選ぶ側) ではなくされる側(選ばれる側) ですよね。だから毎回その作品ごとに自分の持っている力を思いっきり発揮しなくてはなりませんし、よく考えるのは作品が終わってもまた一緒に仕事をしたいと思っていただけるように頑張ろうということ。それでこそ、次のお話も来るものです。プライベートでは全然違いますね。友達と会ったりする時にそんなことは考えないので。
―緊張感あふれる撮影の中で、普段どうやってリラックスしたりストレス解消していますか?
チャン・ヒョク:撮影中、そんなにストレスを感じないんです。撮影でストレスを感じるのも好きなのかもしれません。楽しかったり、幸せだったり、一方で腹が立つこともあるし、どっちにしろ常にいろいろありますよね。それが面白いなと思っています。
そして僕の父が仕事のことを家に持ち込まない人だったんです。それが当たり前だと思っていたので、僕も家には持ち込まないですね。先ほど、仕事の現場では冷静でクールなタイプだとお話しましたが、仕事のことは仕事の場で終わらせて、他のスポーツしたりプライベートでの活動はストレス解消のためというか、ただ好きでやっているという感じです。
―9月に日本でも放送が決まりました。日本の視聴者に注目してほしい部分や、楽しんでほしい部分など「IRIS 2」の魅力や見どころを教えてください。
チャン・ヒョク:あまり難しく考えずに楽しんで観ていただきたいですね。こういったジャンルはいろんなことを考えながら見ると楽しくないですから。壮大なアクションシーンにはわっと驚いてもらって、一緒に楽しんでいただけたらと思っています。
―チャン・ヒョクさんが出演された「TRUNQ KOREA」という旅番組が9月にDATVで放送されます。京畿道(キョンギド) に行かれていましたが、韓国旅行でおすすめの場所があったら教えてください。
チャン・ヒョク:僕は個人的に坡州(パジュ) をおすすめしたいです。映画の撮影所もあるので撮影でよく行っていたのに、知らなかった部分が実はたくさんあって。例えば昔の、70年代の街並みを再現した博物館があります。その当時の空気を感じられていいですよ。僕も70年代に生まれたので、その当時のことが思い起こされました。
―「IRIS 2」の放送を楽しみにしている視聴者へメッセージをお願いします。
チャン・ヒョク:楽しく見ていただけたらと思います。俳優もスタッフも、皆さんが楽しめるスパイアクションドラマになるように頑張りました。その努力と思いがみなさんにも伝わるといいなと思います。ぜひご期待ください!
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「IRIS-アイリス2-」DATVにて9月1日より日本初放送!毎週日曜23:00~
放送情報:DATV「IRIS-アイリス2-」ページ
韓国アクションドラマの最高峰「 IRIS-アイリス- 」シリーズ最新作
手に汗握るスパイ作戦、裏切り、そして恋愛模様から目が離せない!
前作「アイリス」の主人公ヒョンジュン(イ・ビョンホン)の死から3年後の物語。主役ユゴンを演じるのは人気と実力を兼ね備えた俳優チャン・ヒョク。ヒロインのチ・スヨンはイ・ダヘが演じる。またアイドルグループ「BEAST」ユン・ドゥジュンと「MBLAQ」のイ・ジュンも出演し話題に。
ハンガリーのブダペストや世界文化遺産であるカンボジアのアンコール・ワットなどで海外ロケを敢行し、迫力ある映像、華麗なアクションシーンも見どころ。
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- 記者 :
- Kstyle編集部
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