As One「活動15年目の秘訣?些細な喧嘩も愛」
写真=Brand New Music
1999年にデビューし、2000年初頭、魅力的な歌声でファンの耳を魅了したR&Bデュオ。「Day by Day」「Want and Resent」などで人々の記憶に強い印象を残したAs Oneの話だ。5枚のアルバムと数々のシングルを発売し、依然として15年目の現役歌手として着実に活動を続けるAs Oneが、ニューミニアルバム「Simply As One」でカムバックした。「まだ緊張しているけど、嬉しい」と明るく笑うAs Oneと光化門(クァンファムン)付近のカフェに座り、15年間の活動を振り返りながら楽しいおしゃべりをした。
「まだ緊張している。1週間に全ての音楽番組を回りながら活発に活動をするわけではないが、私たちの名前でまた新たなアルバムが出せたことだけで胸がいっぱいだ」(イ・ミン)
15年目。女性デュオとしてここまで長く活動したチームがどれだけあるだろうか。15年間という歳月が流れる間、音楽界には本当に数え切れないほど多くの女性グループが生まれては消え、As Oneはこれを見守りながら自分たちの場所で歌い続けた。
「友達2人で手をつないで韓国に来て歌を始めた。どうしても他のチームは事務所によって組まされたものなので、お互いを理解し、努力することが容易でない可能性がある。私は私、あなたはあなた……多少ビジネスパートナーのように思うかもしれないが、私たちは家族だと思った。もちろん今までいっぱい喧嘩をしてきたし、今でもたまに軽く喧嘩をしたりする」(クリスタル)
他のチームと同じように何かあれば喧嘩して、そうして1stアルバムの活動をしている時に解散の危機を迎えたことがあると笑いながら打ち明けた。意外な話だ。
「次の日『人気歌謡』があるのに、2人で大喧嘩をした。『私、あなたと番組に出ないから』と宣言した。マネージャーが来て『男だったら、僕が殴って焼酎でも買ってあげるのに』とも言われた。1stアルバムの時にそうやって解散しそうになった。理解できないことも多かったし、大変だった。振り返ってみると、その時は本当に未熟だった」(イ・ミン)
2人が数多くの喧嘩を繰り返した時、韓国にいた2人の叔母さんが卓越した和解方法を薦めてくれて、これによって2人の絆がより固くなるきっかけとなった。その秘訣とは喧嘩した時、お互いに手紙で気持ちを伝えることだ。
「怒っている状態で話せば喧嘩が大きくなるだけだ。その時に叔母さんから『手紙を書く』ことを薦められた。極限の状態まで怒っていても、手紙を書き出すと心が徐々に落ち着いた。一緒に車の中にいても、喧嘩すると携帯メールで話をしたりした」(イ・ミン)
「車の中で喧嘩すると、一人が携帯を取り出してメールを書き始める(笑) 最初は高ぶった感情で書いても内容を全部消して『私がさっきそうした理由は……』と送り、相手から返事が来る。歳をとりながらたくさん学び、今は些細な喧嘩をしながらも愛し合う仲になった」(クリスタル)
最近、Mnet「M COUNTDOWN」に出演し、控え室で経験したことが未だに鮮明に残っている。SHINeeなど数多くのアイドルグループが控室を訪れて、90度で挨拶をしながらCDを渡してきたからだ。多少ぎこちなくなる可能性もあったこの日の記憶は、幸い出演者のリストにイム・チャンジョンと紫雨林(ジャウリム)がいて助かった。
「馴染みのある先輩がいて安心した。私たちは未だに挨拶されるより、挨拶をするほうが楽だ。控室で紫雨林先輩が手を握って歓迎してくれた。とても嬉しかった」(クリスタル)
「アイドル?とても礼儀正しくてかっこいい。特に2NE1、BIGBANGなど、YG ENTERTAINMENT(以下YG)のアーティストが好きだ。YGは自身ならではの色を見つけることが出来るように、フリーにさせているようだ」(イ・ミン)
As Oneは今回のアルバムのタイトル曲「What Are We?」で「Bad girl」「Attraction」などで最近音楽配信パワーを発揮しているBUMKEYと初めて一緒に作業をした。R&Bジャンルの直属の後輩であるBUNKEYは、As Oneのためにプロデュースを担当して一緒に歌った。同曲はBUNKEYが他の歌手に提供した初の楽曲であるだけに、さらに特別だった。
「会う前からBUNKEYの歌が好きだった。歌手としても、プロデューサーとしても優れた才能の持ち主だ。私たちが高校生の時に米国で聞いたR&Bのフィール(Feel)を求めていますと言ったら『分かりました』と答え、求めているものをしっかりとおさえてくれた」(クリスタル)
新しい後輩との作業だけでなく、15年間という歳月が流れる間にたくさんのことが変わった。クリスタルは昨年9月に2歳年上のマネージャーと結婚し、現在妊娠5ヶ月目に入った。また、イ・ミンは来月29日に2年余りの交際を経てきた年上の恋人と式を挙げる予定だ。しかし2人はこれからも、これまで歌ってきたように歌い続けていく計画だ。
「正直、私たちのように長く活動をした人にとっては、今や立てるステージがそう多くない。しかし、それはあまり重要ではないと思う。たった1人でもいいから、私たちの音楽を愛してくれて、呼んで頂けるのであれば、最後までずっと歌い続けたい」(イ・ミン、クリスタル)
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- パク・ヒョンミン
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