「夜関門」シン・ソンイル“76歳で俳優としての存在感を示せただけで満足”
俳優シン・ソンイルが映画「夜関門:欲望の花」(監督:イム・ギョンス、制作:Beyond Film Eight Works、以下「夜関門」)を通じて20年ぶりのスクリーン復帰を果たした感想を述べた。
シン・ソンイル(76歳)は最近、ソウル江南(カンナム)区駅三洞(ヨクサムドン)で取材陣とインタビューを行い、「夜関門」や俳優として生きてきた人生について率直な話を打ち明けた。
「夜関門」で死を目前にして欲望に目覚めるジョンソプ役を務め、貫禄の演技を披露したシン・ソンイルはこの日のインタビューで、「表には出していなかったが、実は僕もとても緊張していた。20年ぶりの復帰作なので、心配も多かった。マスコミ向けの試写会を開いた時はとても怖かった。しかし、試写会を見てからは安心した。周りの反応も良いので期待もしているし、ほっとしている。『久しぶりに品格のある映画が出た』という評価だった」と伝えた。
「夜関門」は、ずっと教職に就いてルールだけを守りながら生きた後、校長を退任した末期癌患者のジョンソプ(シン・ソンイル)と彼を看病するためにやってきた若くて美しい女性介護人ヨンファ(ペ・スルギ)の間で展開される、拒否することのできない感情、隠された真実のストーリーを描く。
今回の作品でシン・ソンイルは余命6ヶ月と診断された末期癌患者であり、毅然とした姿勢で死を準備する76歳の老人ジョンソプ役を演じた。ジョンソプは美しい介護人ヨンファ役のペ・スルギに人生最後の欲望と夢のような愛を感じるようになる。
この日、シン・ソンイルは映画公開前に“露出”という言葉でPRが行われて苦しかったというペ・スルギについて「制作会社としては話題作りが必要だったのでしょう。年寄りと若い女性の愛としてアピールをしたかったんだと思います。スクリーンデビュー作として清純な役を務めたいというのが女優たちの願いでしょう。しかし、最近はそのような作品はほとんどありません。全部扇情的です。(そのために)ペ・スルギがストレスを受けたかもしれませんね」と伝えた。
「テレビドラマは台詞中心であり、映画は映像中心です。台詞を控え目にしているのが映画です。テレビドラマでは、登場人物が何も話さなかったら視聴者はチャンネルを変えることでしょう。皿洗いをしながらも見るし、横になっても見れるのがテレビなんです。映画は観客がお金を払って直接映画館まで足を運びます。そのような差がありますね。テレビはどちらかというとプレッシャーが少なくなります」
「夜関門」を通じて20年ぶりに観客を訪れた彼は「最近6つの作品からオファーがあったが、全部癌患者の役でした。僕が一番行きたくないと思っているのが老人ホームで、見舞いに行くのも嫌いです。僕はもう76歳になりました。周りの友達もみんな老人ホームに入っています。(入ってくる)作品も全部そのようなものばかりです。そんな中で、『夜関門』が僕に響きました」と打ち明けた。
「映画界だと僕が一番年上でしょう。テレビのほうだとイ・スンジェ(78歳)さんが最年長ですね。テレビでずっと活躍してくれてありがたいです。映画では僕みたいに長くやっている俳優がいません。僕も探してみたんですが、僕と同じような年齢の人はいませんでした。76歳で俳優としての存在感を披露できるということで『夜関門』に感謝しています。この映画がヒットすればこの上なく嬉しいでしょうが、映画俳優としてのシン・ソンイルが依然存在しているということを表現できたことだけでも感謝しています。ペ・スルギはこれからもいい機会がたくさんあると思いますが、僕には限界がありますからね。だから、幸せなんです。『夜関門』を撮影しながら、まだまだ健康でいて、また新しい作品もやろうと思いました」
シン・ソンイルはこの日のインタビューで妻オム・エンランに関する率直なトークを披露して、場内を爆笑させた。
「元気に暮らす秘訣?嫌いな人と同じ家で住まなければ元気になりますよ。会わないと嫌いな気持ちがなくなって、会いたくなりますから。そして、いつも誰かを愛していることですね。僕が1995年に国会議員になって大邱(テグ)に行ってから、妻とは20年間も離れて暮らしています。妻はタバコを吸いますが、僕は吸いません。禁煙のことで喧嘩をしたこともあります」
来年オム・エンランとの結婚50年目を迎えるシン・ソンイルは家族と共に素朴な金婚式を行う予定だ。
「僕は車に乗って長時間行ったり来たりするのが一番嫌いです。運転も1時間以上はしたくありません。1963年に車を買いましたが、車に乗って移動するのが嫌いです。全国の良いところにはほとんど行って撮影をしてきました。結婚50周年も旅行には行かずに家族で過ごそうと思っています。tvN『花よりおじいさん』の出演のことをたくさん言われますが、全く出演したいとは思いません。『花よりおじいさん』は飛行機に乗って旅行に行くでしょう?僕はそれが嫌いです。永川(ヨンチョン)で自然と共に暮らすのが好きです」
「夜関門」は、49歳の年齢差を乗り越えたシン・ソンイルとペ・スルギの出会いで制作段階から話題を集めただけでなく、シン・ソンイルの20年ぶりにスクリーン復帰作であり、彼の507番目の映画出演作としても注目を浴びている。イム・ギョンス監督が映画「6月の日記」以降、7年ぶりにメガホンをとり、韓国で11月7日に公開された。
シン・ソンイル(76歳)は最近、ソウル江南(カンナム)区駅三洞(ヨクサムドン)で取材陣とインタビューを行い、「夜関門」や俳優として生きてきた人生について率直な話を打ち明けた。
「夜関門」で死を目前にして欲望に目覚めるジョンソプ役を務め、貫禄の演技を披露したシン・ソンイルはこの日のインタビューで、「表には出していなかったが、実は僕もとても緊張していた。20年ぶりの復帰作なので、心配も多かった。マスコミ向けの試写会を開いた時はとても怖かった。しかし、試写会を見てからは安心した。周りの反応も良いので期待もしているし、ほっとしている。『久しぶりに品格のある映画が出た』という評価だった」と伝えた。
「夜関門」は、ずっと教職に就いてルールだけを守りながら生きた後、校長を退任した末期癌患者のジョンソプ(シン・ソンイル)と彼を看病するためにやってきた若くて美しい女性介護人ヨンファ(ペ・スルギ)の間で展開される、拒否することのできない感情、隠された真実のストーリーを描く。
今回の作品でシン・ソンイルは余命6ヶ月と診断された末期癌患者であり、毅然とした姿勢で死を準備する76歳の老人ジョンソプ役を演じた。ジョンソプは美しい介護人ヨンファ役のペ・スルギに人生最後の欲望と夢のような愛を感じるようになる。
この日、シン・ソンイルは映画公開前に“露出”という言葉でPRが行われて苦しかったというペ・スルギについて「制作会社としては話題作りが必要だったのでしょう。年寄りと若い女性の愛としてアピールをしたかったんだと思います。スクリーンデビュー作として清純な役を務めたいというのが女優たちの願いでしょう。しかし、最近はそのような作品はほとんどありません。全部扇情的です。(そのために)ペ・スルギがストレスを受けたかもしれませんね」と伝えた。
「テレビドラマは台詞中心であり、映画は映像中心です。台詞を控え目にしているのが映画です。テレビドラマでは、登場人物が何も話さなかったら視聴者はチャンネルを変えることでしょう。皿洗いをしながらも見るし、横になっても見れるのがテレビなんです。映画は観客がお金を払って直接映画館まで足を運びます。そのような差がありますね。テレビはどちらかというとプレッシャーが少なくなります」
「夜関門」を通じて20年ぶりに観客を訪れた彼は「最近6つの作品からオファーがあったが、全部癌患者の役でした。僕が一番行きたくないと思っているのが老人ホームで、見舞いに行くのも嫌いです。僕はもう76歳になりました。周りの友達もみんな老人ホームに入っています。(入ってくる)作品も全部そのようなものばかりです。そんな中で、『夜関門』が僕に響きました」と打ち明けた。
「映画界だと僕が一番年上でしょう。テレビのほうだとイ・スンジェ(78歳)さんが最年長ですね。テレビでずっと活躍してくれてありがたいです。映画では僕みたいに長くやっている俳優がいません。僕も探してみたんですが、僕と同じような年齢の人はいませんでした。76歳で俳優としての存在感を披露できるということで『夜関門』に感謝しています。この映画がヒットすればこの上なく嬉しいでしょうが、映画俳優としてのシン・ソンイルが依然存在しているということを表現できたことだけでも感謝しています。ペ・スルギはこれからもいい機会がたくさんあると思いますが、僕には限界がありますからね。だから、幸せなんです。『夜関門』を撮影しながら、まだまだ健康でいて、また新しい作品もやろうと思いました」
シン・ソンイルはこの日のインタビューで妻オム・エンランに関する率直なトークを披露して、場内を爆笑させた。
「元気に暮らす秘訣?嫌いな人と同じ家で住まなければ元気になりますよ。会わないと嫌いな気持ちがなくなって、会いたくなりますから。そして、いつも誰かを愛していることですね。僕が1995年に国会議員になって大邱(テグ)に行ってから、妻とは20年間も離れて暮らしています。妻はタバコを吸いますが、僕は吸いません。禁煙のことで喧嘩をしたこともあります」
来年オム・エンランとの結婚50年目を迎えるシン・ソンイルは家族と共に素朴な金婚式を行う予定だ。
「僕は車に乗って長時間行ったり来たりするのが一番嫌いです。運転も1時間以上はしたくありません。1963年に車を買いましたが、車に乗って移動するのが嫌いです。全国の良いところにはほとんど行って撮影をしてきました。結婚50周年も旅行には行かずに家族で過ごそうと思っています。tvN『花よりおじいさん』の出演のことをたくさん言われますが、全く出演したいとは思いません。『花よりおじいさん』は飛行機に乗って旅行に行くでしょう?僕はそれが嫌いです。永川(ヨンチョン)で自然と共に暮らすのが好きです」
「夜関門」は、49歳の年齢差を乗り越えたシン・ソンイルとペ・スルギの出会いで制作段階から話題を集めただけでなく、シン・ソンイルの20年ぶりにスクリーン復帰作であり、彼の507番目の映画出演作としても注目を浴びている。イム・ギョンス監督が映画「6月の日記」以降、7年ぶりにメガホンをとり、韓国で11月7日に公開された。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・スジョン、写真 : チョ・ソンジン
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