2NE1 vs 少女時代
ガールズグループの最強、少女時代と2NE1が同時にカムバックした。音楽業界はもちろん、ファッション美容業界も両チームの張り詰めたライバル関係に興味を示している。4thミニアルバムでカムバックした少女時代と、2ndフルアルバムでカムバックした2NE1を比較する。
ユナ：シャープなアイメイクと、落ち着いたレッドのリップで、最も無駄のないシンプルなスタイルを披露した。きっちりと分けられ整えられたヘアスタイルとメイクの調和がおしゃれだ。
韓国で最も影響力のある2組のガールズグループ、少女時代と2NE1がカムバックした。彼女たちは、カムバック前から音楽業界だけでなく、ファッションや美容業界にも緊張を与えた。歌はもちろん、スタイル、行動、言葉に至るまで、彼女たちの行動すべてが注目され、トレンドを生み出し、話題を集めるためだ。そして、カムバック前から世間では“一騎打ち”“張り合い”という言葉を使い、両チームを比較するなど、張り詰めた緊張感をさらに煽り、競争の構図を作り出した。
テヨン：ブラック、ホワイト、レッドの対比を最も明確に表現した。黒いアイメイク、レッドのチークとリップがナチュラルウェーブの髪と調和し、少女とセクシーな女性の境界を行き来している。
このような状況の中、少女時代は2月末、2NE1は3月初めに順次音源とミュージックビデオを公開し、活動をスタートした。曲が公開されるとベールに包まれていた彼女たちの個性が明らかとなった。少女時代のタイトル曲「Mr.Mr.」は、R＆Bジャンルのダンス曲で、少女時代ならではの愛らしさ、愉快さ、華やかさが感じられる。様々なジャンルが取り入れられたが、複雑になることなく様々な要素を大衆的に表現している。
ソヒョン：斜めに上がった眉毛と、鮮やかなブラックキャットアイ、マットで濃いレッドのリップで、ガーリッシュかつ妖艶な雰囲気を上手く表現した。目の下につけたホクロがポイント。
2NE1は急激なビートとリズム、グルーヴを強調した「COME BACK HOME」をカムバック曲に選んだ。初期の頃の個性を取り戻したという評価と共に、洗練されたと好評価された。1stフルアルバムで「CAN'T NOBODY」「GO AWAY」「CLAP YOUR HANDS」のトリプルタイトル曲を披露したように、今回のアルバムで「COME BACK HOME」「GOTTA BE YOU」のダブルタイトルを掲げている点も似ている。そのお陰で2NE1は、米ビルボードで「『COME BACK HOME』はレゲエとトラップのハイブリッドジャンル」「互いに違うジャンルの音楽の組み合わせで、爆発的な結果が誕生した」と好評価された。また少女時代は有名音楽専門サイトPOP DUSTで「『Mr.Mr.』のミュージックビデオは彼女たちが最も魅力的なグループであることを証明した」と絶賛された。
サニー：目じりより遥かに長く書いた太いアイラインと、同じ太さのアンダーライン、鮮明なレッドのリップ、そして大きく膨らませて結んだ、ファンキーなヘアスタイルが特徴だ。
スヨン：ボサボサにしたようなボリュームを与えた髪がセクシーで愉快な雰囲気を演出する。グランジな雰囲気で表現したスモーキーメイクとマットなレッドのリップとも調和している。
夢幻的でファンタジーを刺激する雰囲気のミュージックビデオを通じて、今までの初々しさとエネルギッシュな姿を捨て、妖艶で魅惑的な女性に生まれ変わった少女時代。ピンクやレッドのコンセプトの衣装を着たメンバー9人は、レトロ風の魅力的なヘアスタイル、セクシーなキャットアイメイクアップ、刺激的なレッドのリップで、ピンナップガールまたはバービー人形が連想される派手なスタイルにイメージチェンジした。目、頬、鼻の周りには、ビューティースポットを入れてセクシーな魅力を極め、チークは斜めに入れて、キュートというよりはシャープさを表現した。この他にもゴールドカラーを利用したスモーキーアイメイクや、鮮明なブラック＆レッドのメイクで新しいイメージを演出している。
ユリ：ラインよりは影を強調したブラウンのソフトスモーキーアイメイクに、リップも鮮やかなレッドではなく、ヌードに近い、またはオレンジブラウンカラーで温かい雰囲気を強調した。
ティファニー：唇の上の頬につけたクラシックなホクロ、アンダーラインをせずに、太く強調したアイライン、豊富でくっきりしたまつげが、マリリンモンローとピンナップガールを連想させる。
ヒョヨン：ネオンピンク、レッド系のメイクで、コンセプトから最も外れたユニークなスタイルを披露した。レッドピンクのアイシャドウで演出したキャットアイメイクは、すでにビューティーマニアの間で話題。
