ソン・ヨウン「『3度結婚する女』のチェリン、悪女だとは思わなかった」
たった一本のドラマでスターになった女優がいる。ドラマの中でまるで小雨で服が濡れるように徐々に存在感を増していた彼女には、いつの間にか“主人公を越える活躍”という好評が殺到した。まだこの人気が実感できないと言うソン・ヨウンがその主人公だ。
ソン・ヨウンは、韓国で3月30日に放送を終了した「3度結婚する女」でチェリン役を演じ、一気にスターになった。かなり長い間無名女優の生活をした彼女はこの作品一つで名前を知らせ、だんだん出番も増えて主人公に劣らない登場で話題になった。一部のネットユーザーは「チェリンを見るために『3度結婚する女』を見る」と言うほどだった。
そんな彼女に「3度結婚する女」は特別だった。帽子を被らなくても気付いてくれなかった人々はもう帽子を被っても、飾らなくてもチェリンだと一目で分かってくれる。
「2005年にデビューしました。今回のドラマで無名を脱したと言われて『もう10年も経ったんだ』と感じるようになりました。ところで、今は帽子を被っていても気づいてくれます。チェリンを見ることが面白いとおっしゃてくれます。それだけドラマが沢山注目されたんだと感じて責任感も強くなりました」
劇中でチェリンという人物がこれほど大きな存在になるとは、ソン・ヨウンさえ知らなかった。いや、キム・スヒョン脚本家の他には誰も知らなかった。ソン・ヨウンは知らないうちにヒロインのイ・ジアほど大きな役を任されたのだ。
「テウォン(ソン・チャンウィ)と結婚することは知っていたけれど、これほど大きな役になるとは思いませんでした。最初から大きな役か、小さな役かが決まっていたわけではありませんでした。私も時間が経つにつれて主人公になるとは思いませんでした。どうしても私が演技した状況が非常にインパクトのあるものだったので皆様に注目して頂けたようです」
チェリンはドラマによく登場する悪女とはかけ離れている。それこそ新しいキャラクターだ。ドラマが放送されていた時は、チェリンを分析する記事が多数出たほどチェリンは新しかった。そうだっただけに、チェリンを演じるソン・ヨウンには難しい課題が与えられた。全く違う、新しい悪役を作れ。ソン・ヨウンに与えられたミッションだった。
「チェリンを演じるうちに激しいシーンも多くて、理解できない部分も多かったです。大変だったけれど、悩んで台本の中に答えがあると思いました。視聴者の方々がご覧になったチェリンはその結果です。チェリンも一人の人間で、変わっていく環境の中で悪人にも、善人にもなれる人物ではないかと思います。人間的にアプローチしようとしました。ドラマの中で悪女になっていても理由のない悪役に描きたくはなかったです。
ソン・ヨウンにキム・スヒョン脚本家の話を聞かざるを得なかった。彼女と一緒に働く俳優たちは“キム・スヒョン師団”と呼ばれるほど影響力の高い脚本家との作業。無名俳優の生活が長かったソン・ヨウンには特別な機会だった。
「キム・スヒョン脚本家と初めてお会いした時は緊張して怖かったです。『叱られたら死ぬ』と思いながら台本読み合わせに行ったけれど、怖いというよりは正確で率直な方でした。一言で温かい人?その方は全てのキャラクターが揃って、人生が溶けこんでいる作品をなさる方だと思います。一つ一つの台詞に人生が込められています」
ソン・ヨウンが考えるチェリンはどんな人物なのだろうか。悪女という一言で説明できない人物に対するソン・ヨウンの考えが気になった。
「未熟で自分しか知らない性格のせいで周りに被害を与えることもあるけれど、私が話そうとした部分は純粋な子供のような性格とそれによって社会に適応できない人物でした。劇中でのシーワールド(夫の実家)も一つの社会と見られるけれど、そこで適応できないじゃないですか。一言で純粋な子供です。悪女だとは思いません」
ソン・ヨウンは、韓国で3月30日に放送を終了した「3度結婚する女」でチェリン役を演じ、一気にスターになった。かなり長い間無名女優の生活をした彼女はこの作品一つで名前を知らせ、だんだん出番も増えて主人公に劣らない登場で話題になった。一部のネットユーザーは「チェリンを見るために『3度結婚する女』を見る」と言うほどだった。
そんな彼女に「3度結婚する女」は特別だった。帽子を被らなくても気付いてくれなかった人々はもう帽子を被っても、飾らなくてもチェリンだと一目で分かってくれる。
「2005年にデビューしました。今回のドラマで無名を脱したと言われて『もう10年も経ったんだ』と感じるようになりました。ところで、今は帽子を被っていても気づいてくれます。チェリンを見ることが面白いとおっしゃてくれます。それだけドラマが沢山注目されたんだと感じて責任感も強くなりました」
劇中でチェリンという人物がこれほど大きな存在になるとは、ソン・ヨウンさえ知らなかった。いや、キム・スヒョン脚本家の他には誰も知らなかった。ソン・ヨウンは知らないうちにヒロインのイ・ジアほど大きな役を任されたのだ。
「テウォン(ソン・チャンウィ)と結婚することは知っていたけれど、これほど大きな役になるとは思いませんでした。最初から大きな役か、小さな役かが決まっていたわけではありませんでした。私も時間が経つにつれて主人公になるとは思いませんでした。どうしても私が演技した状況が非常にインパクトのあるものだったので皆様に注目して頂けたようです」
チェリンはドラマによく登場する悪女とはかけ離れている。それこそ新しいキャラクターだ。ドラマが放送されていた時は、チェリンを分析する記事が多数出たほどチェリンは新しかった。そうだっただけに、チェリンを演じるソン・ヨウンには難しい課題が与えられた。全く違う、新しい悪役を作れ。ソン・ヨウンに与えられたミッションだった。
「チェリンを演じるうちに激しいシーンも多くて、理解できない部分も多かったです。大変だったけれど、悩んで台本の中に答えがあると思いました。視聴者の方々がご覧になったチェリンはその結果です。チェリンも一人の人間で、変わっていく環境の中で悪人にも、善人にもなれる人物ではないかと思います。人間的にアプローチしようとしました。ドラマの中で悪女になっていても理由のない悪役に描きたくはなかったです。
ソン・ヨウンにキム・スヒョン脚本家の話を聞かざるを得なかった。彼女と一緒に働く俳優たちは“キム・スヒョン師団”と呼ばれるほど影響力の高い脚本家との作業。無名俳優の生活が長かったソン・ヨウンには特別な機会だった。
「キム・スヒョン脚本家と初めてお会いした時は緊張して怖かったです。『叱られたら死ぬ』と思いながら台本読み合わせに行ったけれど、怖いというよりは正確で率直な方でした。一言で温かい人?その方は全てのキャラクターが揃って、人生が溶けこんでいる作品をなさる方だと思います。一つ一つの台詞に人生が込められています」
ソン・ヨウンが考えるチェリンはどんな人物なのだろうか。悪女という一言で説明できない人物に対するソン・ヨウンの考えが気になった。
「未熟で自分しか知らない性格のせいで周りに被害を与えることもあるけれど、私が話そうとした部分は純粋な子供のような性格とそれによって社会に適応できない人物でした。劇中でのシーワールド(夫の実家)も一つの社会と見られるけれど、そこで適応できないじゃないですか。一言で純粋な子供です。悪女だとは思いません」
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- パク・ジョンソン
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