「ハイヒールの男」チャ・スンウォンが明かしたYG、女装、チャン・ジン監督
チャ・スンウォン(43)は強い男性性で代表される俳優だ。あえて外見にこだわらなくてもスクリーンとテレビでいつも深い男の香りを漂わせ、女性ファンの心を掴んできた。そんな彼が映画「ハイヒールの男」(監督:チャン・ジン、制作:チャンチャ)で少し特別な挑戦に挑んだ。
韓国で6月4日に公開される「ハイヒールの男」は完ぺきな男の条件を揃えた強力係刑事ジウクが過去の傷により、自身の致命的な秘密である“女性性”を隠したまま生きていたところ、危険な取引を試み、事件に巻き込まれる物語を描く。チャ・スンウォンはジウク役を担当し、深いペーソス(そこはかとなく身にせまる悲しい情感)を盛り込んだ繊細な演技力と強烈なアクションシーンを披露する。何よりも今回の作品で彼は大胆な女装にチャレンジし、関心を集めている。
チャ・スンウォンは22日の午前、ソウル三清洞(サムチョンドン)で行われたらラウンドインタビューで「女装のために眉毛をすべて剃った。初めて眉毛を剃ったが、眉毛が生えなくなったらどうしようと心配した」とし、「外見だけでなく、全体的な“仕草”を重要視した。ただ座るシーンでも角度、仕草に気を使った」と明かした。
彼は性転換手術後、俳優として人気を集めているパリンヤー・ジャルーンポンの実話をベースにしたタイ映画「ビューティフル ボーイ」(監督:エカチャイ・ウアクロンタム)を参考にしたとし、「妙なニュアンスをいつも念頭において演技した」と強調した。
彼は「ハイヒールの男」を通して「My Son あふれる想い」(2007)以来6年ぶりにチャン・ジン監督と作業した。「拍手するときに去れ」(2005)から、3作目だ。チャン監督と18年間交流を続けているという彼は「チャン・ジンはいい監督であり、友だ。70代になっても一緒に映画を作りたい」と願いを伝えた。
以下はチャ・スンウォンとの一問一答である。
―「戦火の中へ」(監督:イ・ジェハン)以来4年ぶりのスクリーン復帰だ。
チャ・スンウォン:映画は一定金額を支払って、時間を割いて映画館までいく媒体ではないか。観客の立場からすると何かと手がかかる。そのためさらに慎重になり、気を使うようになった。昔は“撮ればなんとかなる”と考えたが、今回の「ハイヒールの男」は違った。与えられた物理的な時間の中で本当に最善を尽くした。
―検事、警察など公権力のキャラクターをたくさん演じてきた。
チャ・スンウォン:公権力という言葉そのものが強圧的だが、僕が演じてきたキャラクターはそうではない。「ハイヒールの男」は職業が刑事であるだけで、SBSドラマ「君たちは包囲された!」の刑事とはまったく違う。
―「ハイヒールの男」というタイトルが印象的だ。
チャ・スンウォン:最初は嫌だった。サブタイトルが「12cm上の男」だった。変だった。チャン・ジン監督にタイトルを変えようと話したら、もっといいアイデアがあるのかと聞いてきた。これというタイトルが思い浮かばず、結局「ハイヒールの男」にすることにしたが、今はかなり気に入っている。
―映画で女性性を持つキャラクターを演じた。普段、女性性を感じるときがあるか。
チャ・スンウォン:もちろん。チャン・ジン監督もそうだ。チャン監督を見ていると女性らしいところがある。チャン監督が時々インタビューするときあえて無礼に座るときがあるが、普段はとても女性らしい(一座爆笑) 恐らく、チャン監督も僕の中にある女性的な面を発見したのだろう。だからと言ってそっち(?)ではない。女性性であれ、男性性であれ、誰にでも共存するものだと思う。
―女装をして、自分でも綺麗だと思ったことがあるのか。
チャ・スンウォン:時々ある。ある角度から見るととても綺麗だった(笑)
―6年ぶりに会ったチャン・ジン監督との作業はどうだったか。
チャ・スンウォン:チャン・ジン監督はアクションシーンを撮ったことがない人だ。僕が予想しなかった瞬間にOKと言った。“そうしちゃダメ”と言った。古い友達であり、同僚として僕たちが最初約束したように、撮れるだけ撮ってみようと話した。この問題で最初はトラブルが多かったが、後にはどれだけ強いアクションシーンでもなかなかOKと言わなくなった(笑)
―アクションを代役なしですべてこなしたそうだ。
チャ・スンウォン:一人で12人とケンカするシーンは必ず代役が必要だった。問題は、代役が来たが、僕より背が低かったことだった。仕方なく、僕が直接やった。
―コミカルな演技とアクションすべてが可能な数少ない俳優だ。
チャ・スンウォン:今回の映画でも面白いシーンがある。チャン・ジンと僕が出会ったのに、まさかないわけがない。僕は正劇(シリアスで深みのある内容を扱った作品)と喜劇を絶妙に綱渡りする俳優になりたい。
―YGエンターテインメントとの専属契約が話題だった。
チャ・スンウォン:最初は社内食堂のためだ(笑) そこで働くおばさんたちは、僕が行くとすごく喜ぶ。ヤン・ヒョンソク会長の弟であるヤン・ミンソク代表の息子と僕の娘イェニが小学校5年生の時、隣の席だった。YGでも俳優が必要だということで会って話してみたら、子どもたちの母は知り合い同士で、子どもたちも同じクラスだった。ヤン・ミンソク代表のマインドが僕と良く合う。今は僕にとって必ず必要な人だ。
―久しぶりの映画だけにヒットに対するプレッシャーもありそうだ。
チャ・スンウォン:ヒットすれば多くの人が幸せになる。僕が好きなチャン・ジンという人が「ハイヒールの男」のヒットを土台にさらにいい映画を作るかもしれないじゃないか。もちろん、ヒットしなくても長く胸に残る作品がある。アン・パンソク監督と一緒に撮った「国境の南」がその例だ。広報のためならMBC「無限に挑戦」で練炭を運ぶ準備も出来ている(笑) また、25日にはKBS 2TV「ハッピートゥゲザー3」の収録がある。主演俳優として一生懸命に広報活動をしないのは、職務怠慢に他ならない。
韓国で6月4日に公開される「ハイヒールの男」は完ぺきな男の条件を揃えた強力係刑事ジウクが過去の傷により、自身の致命的な秘密である“女性性”を隠したまま生きていたところ、危険な取引を試み、事件に巻き込まれる物語を描く。チャ・スンウォンはジウク役を担当し、深いペーソス(そこはかとなく身にせまる悲しい情感)を盛り込んだ繊細な演技力と強烈なアクションシーンを披露する。何よりも今回の作品で彼は大胆な女装にチャレンジし、関心を集めている。
チャ・スンウォンは22日の午前、ソウル三清洞(サムチョンドン)で行われたらラウンドインタビューで「女装のために眉毛をすべて剃った。初めて眉毛を剃ったが、眉毛が生えなくなったらどうしようと心配した」とし、「外見だけでなく、全体的な“仕草”を重要視した。ただ座るシーンでも角度、仕草に気を使った」と明かした。
彼は性転換手術後、俳優として人気を集めているパリンヤー・ジャルーンポンの実話をベースにしたタイ映画「ビューティフル ボーイ」(監督:エカチャイ・ウアクロンタム)を参考にしたとし、「妙なニュアンスをいつも念頭において演技した」と強調した。
彼は「ハイヒールの男」を通して「My Son あふれる想い」(2007)以来6年ぶりにチャン・ジン監督と作業した。「拍手するときに去れ」(2005)から、3作目だ。チャン監督と18年間交流を続けているという彼は「チャン・ジンはいい監督であり、友だ。70代になっても一緒に映画を作りたい」と願いを伝えた。
以下はチャ・スンウォンとの一問一答である。
―「戦火の中へ」(監督:イ・ジェハン)以来4年ぶりのスクリーン復帰だ。
チャ・スンウォン:映画は一定金額を支払って、時間を割いて映画館までいく媒体ではないか。観客の立場からすると何かと手がかかる。そのためさらに慎重になり、気を使うようになった。昔は“撮ればなんとかなる”と考えたが、今回の「ハイヒールの男」は違った。与えられた物理的な時間の中で本当に最善を尽くした。
―検事、警察など公権力のキャラクターをたくさん演じてきた。
チャ・スンウォン:公権力という言葉そのものが強圧的だが、僕が演じてきたキャラクターはそうではない。「ハイヒールの男」は職業が刑事であるだけで、SBSドラマ「君たちは包囲された!」の刑事とはまったく違う。
―「ハイヒールの男」というタイトルが印象的だ。
チャ・スンウォン:最初は嫌だった。サブタイトルが「12cm上の男」だった。変だった。チャン・ジン監督にタイトルを変えようと話したら、もっといいアイデアがあるのかと聞いてきた。これというタイトルが思い浮かばず、結局「ハイヒールの男」にすることにしたが、今はかなり気に入っている。
―映画で女性性を持つキャラクターを演じた。普段、女性性を感じるときがあるか。
チャ・スンウォン:もちろん。チャン・ジン監督もそうだ。チャン監督を見ていると女性らしいところがある。チャン監督が時々インタビューするときあえて無礼に座るときがあるが、普段はとても女性らしい(一座爆笑) 恐らく、チャン監督も僕の中にある女性的な面を発見したのだろう。だからと言ってそっち(?)ではない。女性性であれ、男性性であれ、誰にでも共存するものだと思う。
―女装をして、自分でも綺麗だと思ったことがあるのか。
チャ・スンウォン:時々ある。ある角度から見るととても綺麗だった(笑)
―6年ぶりに会ったチャン・ジン監督との作業はどうだったか。
チャ・スンウォン:チャン・ジン監督はアクションシーンを撮ったことがない人だ。僕が予想しなかった瞬間にOKと言った。“そうしちゃダメ”と言った。古い友達であり、同僚として僕たちが最初約束したように、撮れるだけ撮ってみようと話した。この問題で最初はトラブルが多かったが、後にはどれだけ強いアクションシーンでもなかなかOKと言わなくなった(笑)
―アクションを代役なしですべてこなしたそうだ。
チャ・スンウォン:一人で12人とケンカするシーンは必ず代役が必要だった。問題は、代役が来たが、僕より背が低かったことだった。仕方なく、僕が直接やった。
―コミカルな演技とアクションすべてが可能な数少ない俳優だ。
チャ・スンウォン:今回の映画でも面白いシーンがある。チャン・ジンと僕が出会ったのに、まさかないわけがない。僕は正劇(シリアスで深みのある内容を扱った作品)と喜劇を絶妙に綱渡りする俳優になりたい。
―YGエンターテインメントとの専属契約が話題だった。
チャ・スンウォン:最初は社内食堂のためだ(笑) そこで働くおばさんたちは、僕が行くとすごく喜ぶ。ヤン・ヒョンソク会長の弟であるヤン・ミンソク代表の息子と僕の娘イェニが小学校5年生の時、隣の席だった。YGでも俳優が必要だということで会って話してみたら、子どもたちの母は知り合い同士で、子どもたちも同じクラスだった。ヤン・ミンソク代表のマインドが僕と良く合う。今は僕にとって必ず必要な人だ。
―久しぶりの映画だけにヒットに対するプレッシャーもありそうだ。
チャ・スンウォン:ヒットすれば多くの人が幸せになる。僕が好きなチャン・ジンという人が「ハイヒールの男」のヒットを土台にさらにいい映画を作るかもしれないじゃないか。もちろん、ヒットしなくても長く胸に残る作品がある。アン・パンソク監督と一緒に撮った「国境の南」がその例だ。広報のためならMBC「無限に挑戦」で練炭を運ぶ準備も出来ている(笑) また、25日にはKBS 2TV「ハッピートゥゲザー3」の収録がある。主演俳優として一生懸命に広報活動をしないのは、職務怠慢に他ならない。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・スジョン、写真 : イ・ソンファ
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