「泣く男」チャン・ドンゴン“イメージにとらわれず、作品選びが自由になった”
SBSドラマ「紳士の品格」で女心をくすぐったロマチックガイのキム・ドジンを演じた俳優チャン・ドンゴンが、今回は迫力あるアクションで戻ってきた。映画「アジョシ」で韓国のアクションジャンルの新境地を切り開いたと評価されるイ・ジョンボム監督とタッグを組んだ。
映画「泣く男」の予告編でチャン・ドンゴンは、いつにも増して熟している雰囲気だった。寂しい殺し屋ゴンに変身した彼は、どことなく貫禄や余裕が感じられた。デビューして早22年。40歳を超え、それこそ貫禄を見せているのではないだろうか。
本人も年を取って経験を積み重ね、もう少し余裕が持てるようになったと話す。おかげで作品選びにおいても自由になったという。若いときは、イメージのためにやりたくてもできなかった作品があったが、今はいいと思ったらやるという。現在検討中の作品も、以前ならやらなかったはずの作品だとし、「小さい映画です」とヒントをくれた。
「デビューして20年が過ぎましたが、今がとてもいいです。一時は、自分がこんな作品をしたいのに、何だか他の要因があってやってはいけないと思って断ったりしたときもありました。しかし、今はそんな時期は通り過ぎたと思います。あのときは何と言うか、皆が僕だけを見ているように思う時もありました。今はそういった部分からは自由になれました。自分がいいと思ったらやれる時期になりました。そういった点がとてもいいです。そして、以前は人から成功したと言われてもそれを受け止めていなかったし、そのためいい瞬間を楽しめなかったようで後悔しています。しかし、今はやりたいことをやっていい評価を受けた時、それを楽しめる余裕ができました」
余裕ができたためだろうか。チャン・ドンゴンは自身のルックスについても寛大になった。以前は、この彫刻のような容姿が嫌な時があったという。それで反抗もしたが、今は感謝するばかりだという。“イケメン”というイメージのため、得をしたと思っているためだ。「ご本人がイケメンであることは知っていますよね?」という記者の質問に「今は違いますね」と答えたという妄言はビハインド・ストーリーだ。
「僕の容姿は、僕にとっては得だと思います。とにかく最初から人々の関心を集めることができたので、当然得です。“イケメン”というのは、今は一つのイメージになったと思います。それが嫌だとは思いません。でも、幼かった時は嫌だった時もありました。それで、一人で反抗もしました。作品を選び、役を選ぶ時、最大限容姿とは関係のない役を意図的に選びました。わざわざ壊れる役もしましたし。違う一面を見せたかったためです。しかし、今は感謝しているばかりです」
年を取って、幼い頃のチャン・ドンゴンと一つ変わったところを選ぶとしたら、今彼のそばには一生を共にするパートナーと、彼に瓜二つの子どもたちがいることだ。演技を除く日常での楽しいことを聞く質問に、迷わず「子どもの面倒を見ることだ」と答えた彼は、子どものために写真を学んでいるという。子どもたちの姿をもっと可愛く捉えるために自然と写真を学ぶことになったという。やっぱり子どもがいる家にはカメラは欠かせないとして、時ならぬ井戸端会議が繰り広げられた。
「子どもたちの面倒を見る楽しさが一番大きいです。最近は写真に興味ができて、カメラを勉強していますが、家で子どもたちの写真を撮りながら自然に興味が沸きました。最初は携帯で撮っていましたが、このように撮ってみようか?と構図を研究して、走っている姿を撮ろうとしたら、もっといいカメラを買うようになって(笑) 写真展までではないけれど、子どもたちのために自然にできた趣味です。
20代のチャン・ドンゴン、そして40代のチャン・ドンゴン。それでは60代のチャン・ドンゴンはどうだろうか。40代になって中年のアクションを披露する予定の彼は、60代でもこのようなアクションをこなせるのだろうか。特に、60代の俳優のアクションがあまりない韓国で、観客は60代のチャン・ドンゴンのアクションを期待してもいいだろうか。その時まで演技をしたいというのがチャン・ドンゴンの願いだ。今回も運動をしながら、10年前の体に戻ったような気分だと喜んでいる彼は、60代も地道に運動をしてアクションがしたいという。
「僕も以前、そんなことを思ったことがあります。果たして僕がアクション演技をいつまですることができるのだろうか。今回の映画を撮影する前に、アクションへの負担感がありました。体の管理を4年ほどしていなかったからです。この映画に加わって久しぶりに運動を始めましたが、最初の1ヶ月はこれが最後のアクションなのかもしれないと思いました。でも、1~2ヶ月やって平気になりました(笑) 10年前に戻ったようだと周りの人からも言われました。映画は終わったけれど、運動は着実にやっています。60代までですか?その時までやることができたらいいですね(笑)」
映画「泣く男」の予告編でチャン・ドンゴンは、いつにも増して熟している雰囲気だった。寂しい殺し屋ゴンに変身した彼は、どことなく貫禄や余裕が感じられた。デビューして早22年。40歳を超え、それこそ貫禄を見せているのではないだろうか。
本人も年を取って経験を積み重ね、もう少し余裕が持てるようになったと話す。おかげで作品選びにおいても自由になったという。若いときは、イメージのためにやりたくてもできなかった作品があったが、今はいいと思ったらやるという。現在検討中の作品も、以前ならやらなかったはずの作品だとし、「小さい映画です」とヒントをくれた。
「デビューして20年が過ぎましたが、今がとてもいいです。一時は、自分がこんな作品をしたいのに、何だか他の要因があってやってはいけないと思って断ったりしたときもありました。しかし、今はそんな時期は通り過ぎたと思います。あのときは何と言うか、皆が僕だけを見ているように思う時もありました。今はそういった部分からは自由になれました。自分がいいと思ったらやれる時期になりました。そういった点がとてもいいです。そして、以前は人から成功したと言われてもそれを受け止めていなかったし、そのためいい瞬間を楽しめなかったようで後悔しています。しかし、今はやりたいことをやっていい評価を受けた時、それを楽しめる余裕ができました」
余裕ができたためだろうか。チャン・ドンゴンは自身のルックスについても寛大になった。以前は、この彫刻のような容姿が嫌な時があったという。それで反抗もしたが、今は感謝するばかりだという。“イケメン”というイメージのため、得をしたと思っているためだ。「ご本人がイケメンであることは知っていますよね?」という記者の質問に「今は違いますね」と答えたという妄言はビハインド・ストーリーだ。
「僕の容姿は、僕にとっては得だと思います。とにかく最初から人々の関心を集めることができたので、当然得です。“イケメン”というのは、今は一つのイメージになったと思います。それが嫌だとは思いません。でも、幼かった時は嫌だった時もありました。それで、一人で反抗もしました。作品を選び、役を選ぶ時、最大限容姿とは関係のない役を意図的に選びました。わざわざ壊れる役もしましたし。違う一面を見せたかったためです。しかし、今は感謝しているばかりです」
年を取って、幼い頃のチャン・ドンゴンと一つ変わったところを選ぶとしたら、今彼のそばには一生を共にするパートナーと、彼に瓜二つの子どもたちがいることだ。演技を除く日常での楽しいことを聞く質問に、迷わず「子どもの面倒を見ることだ」と答えた彼は、子どものために写真を学んでいるという。子どもたちの姿をもっと可愛く捉えるために自然と写真を学ぶことになったという。やっぱり子どもがいる家にはカメラは欠かせないとして、時ならぬ井戸端会議が繰り広げられた。
「子どもたちの面倒を見る楽しさが一番大きいです。最近は写真に興味ができて、カメラを勉強していますが、家で子どもたちの写真を撮りながら自然に興味が沸きました。最初は携帯で撮っていましたが、このように撮ってみようか?と構図を研究して、走っている姿を撮ろうとしたら、もっといいカメラを買うようになって(笑) 写真展までではないけれど、子どもたちのために自然にできた趣味です。
20代のチャン・ドンゴン、そして40代のチャン・ドンゴン。それでは60代のチャン・ドンゴンはどうだろうか。40代になって中年のアクションを披露する予定の彼は、60代でもこのようなアクションをこなせるのだろうか。特に、60代の俳優のアクションがあまりない韓国で、観客は60代のチャン・ドンゴンのアクションを期待してもいいだろうか。その時まで演技をしたいというのがチャン・ドンゴンの願いだ。今回も運動をしながら、10年前の体に戻ったような気分だと喜んでいる彼は、60代も地道に運動をしてアクションがしたいという。
「僕も以前、そんなことを思ったことがあります。果たして僕がアクション演技をいつまですることができるのだろうか。今回の映画を撮影する前に、アクションへの負担感がありました。体の管理を4年ほどしていなかったからです。この映画に加わって久しぶりに運動を始めましたが、最初の1ヶ月はこれが最後のアクションなのかもしれないと思いました。でも、1~2ヶ月やって平気になりました(笑) 10年前に戻ったようだと周りの人からも言われました。映画は終わったけれど、運動は着実にやっています。60代までですか?その時までやることができたらいいですね(笑)」
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ギョンジュ
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