「朝鮮名探偵2」イ・ヨニ“キム・ミョンミン先輩を誘惑するシーン、特に難しかった”
“国民の初恋相手”だった少女イ・ヨニが女性になって戻ってきた。清純な外見に清涼感溢れる微笑みで数多くの男性の心をときめかせた。今までは完熟した魅力ではなく、初々しい少女、初恋の感じだった。
その少女は映画「朝鮮名探偵2 失われた島の秘密」(以下「朝鮮名探偵2」)で女になった。濃艶な仕草と眼差し、自身の魅力を思いっきりアピールできるボイスまで全て備えた。芸者のヒサコ役を務めたイ・ヨニは、「朝鮮名探偵 トリカブトの秘密」の続編というプレッシャーを抱えても、本人の役割を全うした。
時代劇への恐怖があった。初めての演技は時代劇だったが、その時の記憶により避けるようになった。しかし、いつまでも時代劇を拒否するわけにはいかなかった。「朝鮮名探偵2」は、このようなイ・ヨニに自信を持たせた作品でもあった。
少し遅いが、一歩ずつ進んでいる。高校生という立場で演技を始めたイ・ヨニは、いつしか20代後半の女優になり、その分成長した。一度に大胆なイメージチェンジをしたり、「何かあったのか」と思わせるほど演技力が伸びたわけではない。しかし、自身ならではのペースで地道に歩んできた。今もイ・ヨニの女優人生は現在進行中だ。
イ・ヨニ:心配していたよりは良かった。なぜ心配したかというと、撮影があまりにも速く行われたし、モニターできる時間がなかった。メディア向け試写会の時に完成した作品を観た。ストーリーや流れに合わせてよく出来上がったようで、私としては嬉しかった。
―「朝鮮名探偵2」でヒサコは多様な姿を見せなければならなかった。
イ・ヨニ:キャラクター的に説明された部分が足りなかったので心配した。映画を観た時、自然に流れて行くようで良かったと思った。私なりに衣装を変えていくことは楽しかった。
―準備することが多かったのでは?
イ・ヨニ:衣装からとても気を使った。衣装とヘアメイクにたくさん気を使った。撮影に入る前からコンセプト会議もたくさんした。着物を準備するために日本に行き来するなど、非常に大変だったけれど、苦労した分、綺麗に映ったと思う。個人的に満足している。
―特に難しかった部分は?
イ・ヨニ:序盤、芸者を演じる時の感じ、振舞いにたくさん気を使った。資料を調べながら勉強もした。また、難しかった部分はキム・ミン(キム・ミョンミン)を誘惑する場面だ。リハーサルをしながら固めていく部分もあった。そういったところが難しかった。衣装を着替えることは楽しかった(笑)
―キム・ミンを誘惑する部分は本当に面白かった。
イ・ヨニ:今回の役柄は新たな挑戦だった。男性を誘惑することにおいて、新しい挑戦だと見られる。監督は、もっと近寄り、もっと密着するようにとおっしゃった。色々と多様な角度から撮影した。そのうち、誘惑する場面が出来上がった。手の仕草や台詞を言う時に口づけしそうに台詞を言ったりすることが。最初は少し恥ずかしかった。後からはキム・ミョンミン先輩が「もっと近寄っていいよ」と言って下さり、リアクションも上手く受け入れてくださった。
―キム・ミョンミンやオ・ダルスの間で共演することは難しくなかったか?
イ・ヨニ:お二人は、呼吸がとても良く合った。面白いと思った。私は真剣な人物だから演じながらそのような面白いことは感じられなかったと思う。監督やスタッフからとても配慮して頂いた。映画の花だとして女優に気遣って頂き、待機する時間なく順調に演じられるようにして頂いて、ありがたく感謝した。自然に似合うことができた。
―前編に出たハン・ジミンとの比較は避けられないだろう。
イ・ヨニ:「前編と比べられる」ということは大きく考えなかった。そんな心配をするより、私なりのキャラクターを理解し、どう見せるかについてたくさん考えた。役者が持っていることは、みんな異なるものだ。「どのように比べられるだろう」と心配して演じるより、本人がどんなキャラクターなのかを考えて演じた方がいいと思う。
―時代劇をわざと避けたこともあったと聞いた。
イ・ヨニ:ドラマ「ミスコリア」が終わった後、時代劇への出演オファーをたくさん頂いた。時代劇が、どうしても私の心に入ってこなかったし、シナリオも読んでも進まなくて、他の色々な作品を検討しているうちに、この作品が入った。前編を楽しく観たので、短いけれどイメージ的に残せるだろうと思った。女優としてキャラクターも残る映画だった。それで選択したのもあった。一層成熟した姿も披露できそうで。だから選択した作品だ。
―「朝鮮名探偵2」を通じて時代劇への自信も得たか?
イ・ヨニ:もともとは、撮影しながら大変だと思った。後に私の声を聞いてみたら時代劇だから逆にトーンが合うようだったし、良かった。声を通じて力が持てる役を絶えずやった方が良いと思った。努力もしなければならないけど。時代劇への恐怖はずいぶんなくなったと思う。昔は本当に大きかった。
―時代劇への恐怖はどうして生じたのか?
イ・ヨニ:初の作品が時代劇だった。本当に叱られながら学んだ。本当に難しかったし、慣れなかった。時代劇の口調がとても難しかった。後で演技経験を積んでからするべきで、むやみに時代劇に挑戦してはいけないと思った。苦労して撮影して、怖かったようだ。
―役者デビューしてから10年が経った。あの時と今、変わったことは?
イ・ヨニ:私のキャラクター研究や解釈できる能力が多様になったと思う。あの時は若くてよく分からなかったことも多かったし、下手なところも多かった。人々と話しながらコミュニケーションすることにおいても対応できるようになった。幼い頃には言われたとおりにしたならば、今は私の考えも話したりしている。
―女優イ・ヨニはどこまで来ているか?
イ・ヨニ:少しずつ見つけていくようだ。新しい作品を務めるときにはいつも新しく、いつも難しいようだ。簡単ではないと思う。楽しもうとして楽しめない瞬間も多い。その分、責任感が大きくなり、やっているうちにそうなるようだ。その中で楽しさを少しずつ見つけ出して行けば、仕事するのがもっと楽しくなるのではと思う。ラブコメディもやりたいし、おしゃべりのような役も、相変わらずやりたい。上回ったからといって若い役は避けたりすることより、多様に行き来した方がいいと思う。チソン先輩も「キルミー・ヒールミー」で行き来しているじゃないか。
―今後女優イ・ヨニはどんな姿になりそうか?
イ・ヨニ:ある目標があって走って行くよりは、毎度、一つの作品、一つの作品に慎重を期して臨みたい気持ちしかない。私が必ず賞をもらいたいというより、与えられた役割を全うして演じたい、そんな気持ちだ。
その少女は映画「朝鮮名探偵2 失われた島の秘密」(以下「朝鮮名探偵2」)で女になった。濃艶な仕草と眼差し、自身の魅力を思いっきりアピールできるボイスまで全て備えた。芸者のヒサコ役を務めたイ・ヨニは、「朝鮮名探偵 トリカブトの秘密」の続編というプレッシャーを抱えても、本人の役割を全うした。
時代劇への恐怖があった。初めての演技は時代劇だったが、その時の記憶により避けるようになった。しかし、いつまでも時代劇を拒否するわけにはいかなかった。「朝鮮名探偵2」は、このようなイ・ヨニに自信を持たせた作品でもあった。
少し遅いが、一歩ずつ進んでいる。高校生という立場で演技を始めたイ・ヨニは、いつしか20代後半の女優になり、その分成長した。一度に大胆なイメージチェンジをしたり、「何かあったのか」と思わせるほど演技力が伸びたわけではない。しかし、自身ならではのペースで地道に歩んできた。今もイ・ヨニの女優人生は現在進行中だ。
以下はイ・ヨニとの一問一答である
―映画の中の姿を観てどう思ったのか?イ・ヨニ:心配していたよりは良かった。なぜ心配したかというと、撮影があまりにも速く行われたし、モニターできる時間がなかった。メディア向け試写会の時に完成した作品を観た。ストーリーや流れに合わせてよく出来上がったようで、私としては嬉しかった。
―「朝鮮名探偵2」でヒサコは多様な姿を見せなければならなかった。
イ・ヨニ:キャラクター的に説明された部分が足りなかったので心配した。映画を観た時、自然に流れて行くようで良かったと思った。私なりに衣装を変えていくことは楽しかった。
―準備することが多かったのでは?
イ・ヨニ:衣装からとても気を使った。衣装とヘアメイクにたくさん気を使った。撮影に入る前からコンセプト会議もたくさんした。着物を準備するために日本に行き来するなど、非常に大変だったけれど、苦労した分、綺麗に映ったと思う。個人的に満足している。
―特に難しかった部分は?
イ・ヨニ:序盤、芸者を演じる時の感じ、振舞いにたくさん気を使った。資料を調べながら勉強もした。また、難しかった部分はキム・ミン(キム・ミョンミン)を誘惑する場面だ。リハーサルをしながら固めていく部分もあった。そういったところが難しかった。衣装を着替えることは楽しかった(笑)
―キム・ミンを誘惑する部分は本当に面白かった。
イ・ヨニ:今回の役柄は新たな挑戦だった。男性を誘惑することにおいて、新しい挑戦だと見られる。監督は、もっと近寄り、もっと密着するようにとおっしゃった。色々と多様な角度から撮影した。そのうち、誘惑する場面が出来上がった。手の仕草や台詞を言う時に口づけしそうに台詞を言ったりすることが。最初は少し恥ずかしかった。後からはキム・ミョンミン先輩が「もっと近寄っていいよ」と言って下さり、リアクションも上手く受け入れてくださった。
―キム・ミョンミンやオ・ダルスの間で共演することは難しくなかったか?
イ・ヨニ:お二人は、呼吸がとても良く合った。面白いと思った。私は真剣な人物だから演じながらそのような面白いことは感じられなかったと思う。監督やスタッフからとても配慮して頂いた。映画の花だとして女優に気遣って頂き、待機する時間なく順調に演じられるようにして頂いて、ありがたく感謝した。自然に似合うことができた。
―前編に出たハン・ジミンとの比較は避けられないだろう。
イ・ヨニ:「前編と比べられる」ということは大きく考えなかった。そんな心配をするより、私なりのキャラクターを理解し、どう見せるかについてたくさん考えた。役者が持っていることは、みんな異なるものだ。「どのように比べられるだろう」と心配して演じるより、本人がどんなキャラクターなのかを考えて演じた方がいいと思う。
―時代劇をわざと避けたこともあったと聞いた。
イ・ヨニ:ドラマ「ミスコリア」が終わった後、時代劇への出演オファーをたくさん頂いた。時代劇が、どうしても私の心に入ってこなかったし、シナリオも読んでも進まなくて、他の色々な作品を検討しているうちに、この作品が入った。前編を楽しく観たので、短いけれどイメージ的に残せるだろうと思った。女優としてキャラクターも残る映画だった。それで選択したのもあった。一層成熟した姿も披露できそうで。だから選択した作品だ。
―「朝鮮名探偵2」を通じて時代劇への自信も得たか?
イ・ヨニ:もともとは、撮影しながら大変だと思った。後に私の声を聞いてみたら時代劇だから逆にトーンが合うようだったし、良かった。声を通じて力が持てる役を絶えずやった方が良いと思った。努力もしなければならないけど。時代劇への恐怖はずいぶんなくなったと思う。昔は本当に大きかった。
―時代劇への恐怖はどうして生じたのか?
イ・ヨニ:初の作品が時代劇だった。本当に叱られながら学んだ。本当に難しかったし、慣れなかった。時代劇の口調がとても難しかった。後で演技経験を積んでからするべきで、むやみに時代劇に挑戦してはいけないと思った。苦労して撮影して、怖かったようだ。
―役者デビューしてから10年が経った。あの時と今、変わったことは?
イ・ヨニ:私のキャラクター研究や解釈できる能力が多様になったと思う。あの時は若くてよく分からなかったことも多かったし、下手なところも多かった。人々と話しながらコミュニケーションすることにおいても対応できるようになった。幼い頃には言われたとおりにしたならば、今は私の考えも話したりしている。
―女優イ・ヨニはどこまで来ているか?
イ・ヨニ:少しずつ見つけていくようだ。新しい作品を務めるときにはいつも新しく、いつも難しいようだ。簡単ではないと思う。楽しもうとして楽しめない瞬間も多い。その分、責任感が大きくなり、やっているうちにそうなるようだ。その中で楽しさを少しずつ見つけ出して行けば、仕事するのがもっと楽しくなるのではと思う。ラブコメディもやりたいし、おしゃべりのような役も、相変わらずやりたい。上回ったからといって若い役は避けたりすることより、多様に行き来した方がいいと思う。チソン先輩も「キルミー・ヒールミー」で行き来しているじゃないか。
―今後女優イ・ヨニはどんな姿になりそうか?
イ・ヨニ:ある目標があって走って行くよりは、毎度、一つの作品、一つの作品に慎重を期して臨みたい気持ちしかない。私が必ず賞をもらいたいというより、与えられた役割を全うして演じたい、そんな気持ちだ。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・ウンジ
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