「警察家族」チン・セヨン“ホン・ジョンヒョンさんとのキスシーン、そんなにリアルでしたか?”
女優チン・セヨン(21)がやっと年相応の役を見つけた。いつも実際の年齢よりずっと上の役を演じてきた彼女は「危険な相見礼(サンギョンネ)2:警察家族」(以下「警察家族」)でこれまで見せたことのない20代前半の爽やかさを発散する。自分にぴったりの服を着たためか、いつになくリラックスした演技を披露した。成功的なスクリーンデビューだと言える。
早くもデビュー5年目。チン・セヨンはこれまでドラマ「カクシタル」「感激時代:闘神の誕生」「ドクター異邦人」などで安定的な演技力でドラマをリードしてきた。2010年モデルデビューして以来、初主演作「カクシタル」のヒロイン役を手に入れるまでにかかった時間は2年。長いといえば長く、短いといえば短い期間だが、確かなことはチン・セヨンのフィルモグラフィーは同年代の女優の中でもっとも充実しているということ。
「意外と同年代の女優が多くないです。これも運ではないかと思います」と謙遜する彼女だが、監督たちが彼女に年齢より成熟なキャラクター、経歴に比べて重みのある役割を与えたのは、何を頼んでもそれ以上にやって見せる演技力のおかげであろう。彼女はスクリーン主演デビュー作である「警察家族」でもドラマスタイルの演技をするミスを犯さず、肩の力を抜いた自然な演技で映画にリアルさを吹き込んだ。
「映画でドラマ演技をするね?これだけは言われないのが目標でした。映画の演技、ドラマの演技がはっきり区分されるわけではありませんが、映画はドラマより画面や音がずっと大きいじゃないですか。少しでも大げさにやれば、すごく浮いて見えます。例えば、車を追うシーンを演じるとしたら、ドラマでは車の方に一度視線を向けてから飛ばないとダメです。しかし、映画はそんな風に演技をするとすごく浮いてみえます。映画に迷惑をかけたくありませんでした。ドラマの演技習慣を捨てて、できるだけ自然にやろうと努力しました」
「警察家族」(監督:キム・ジニョン)は2011年に公開された「危険な相見礼」の続編で、恋に落ちてはならない二人の人物、警察家族の末っ子の娘ヨンヒ(チン・セヨン)と泥棒家族の一人息子チョルス(ホン・ジョンヒョン)の結婚を阻止するための両家の結婚反対プロジェクトを描いた映画だ。チン・セヨンは警察家族の大切な末っ子の娘ヨンヒ役を演じ、しっかりしていながらも可愛らしい魅力を映画のあらゆるところで発散している。それだけでなく、警察を目指すチョルス役のホン・ジョンヒョンと共に格別なケミストリー(男女間の相性)を見せつけ、初々しいロマンス演技を披露した。
「ドラマで大人っぽいキャラクターをたくさん演じました。キム・ジニョン監督は“若いのになぜあんなに成熟した演技をするのだろう”と思ったそうです。私も似ているキャラクターを立て続けにやっていたので、視聴者の方が飽きてきていると感じていました。『警察家族』のおかげでイメージ変身が出来ました」
前作「危険な相見礼」がソン・セビョク、イ・シヨンのコミカルな演技と全羅道(チョンラド)と慶尚道(キョンサンド)の出会いという設定で笑いを誘ったとしたら、今回の作品は泥棒家族のシン・ジョングン、チョン・スギョンカップルが笑いのほとんどを担当する。警察家族と泥棒家族の出会いという設定は、笑いよりは主にロマンスを引き出すことに機能を発揮した。“ハングルも読めなかった”チョルスの警察受験生活を熱心にサポートするヨンヒの姿は普通の20代カップルを見るように可愛らしい。
「ホン・ジョンヒョンさんが人見知りだと聞いて心配しましたが、むしろ自ら親しくなろうととても努力してくれました。ジョンヒョンさん特有の可愛い表情があります。こちら(芸能界)の生活をするとずる賢くなるというか、本人がどんな風に振舞えば愛されるか分かる人がいますが、ジョンヒョンさんはそんな面でとても鈍いです。まったく計算をしません。実は、私もすごく鈍いんです。それでもこちらの生活をして少し変わりはしましたが、天性は変わらないですね。あえて計算したり、頭を使ったりはしません。その面でジョンヒョンさんと良く合いました」
特に二人は観客の予想(?)より濃密なキスシーンならびに、死にかけていた恋愛細胞を刺激する甘いロマンス演技で映画をバラ色に染める。チン・セヨンはキスシーンに関する質問に豪快に笑っては「そんなにリアルでしたか?ドラマのキスシーンと変わりありませんでしたが、角度がすごく絶妙でした。もちろん、ぎこちないところがありましたが、スキンシップのシーンを撮影すると相手の俳優がより親密に感じられます」と打ち明けた。
まだ恋愛経験がないというチン・セヨン。「二十歳を越えてから恋愛する」という両親との約束を守るために、男性に興味を持たなかった10代を過ぎ、気がつけば芸能活動で忙しい日々を過ごしていたため、自意半分、他意半分で相変わらず恋愛経験ゼロだと可愛い愚痴をこぼした。
「正直、10代のときは彼氏が出来たら出来たで、出来なくてもいいやと思いました。ところでいざ20代になってみると私が仕事をしているじゃありませんか。同じ職業の人は付き合いたくないです。理想のタイプですか?私、見るのと違って誰かを世話するより世話をされるのが好きです。頼れる人がいいですね。あ、結婚は早めにしたいです。友達のような母親になりたいですから。一番綺麗なときウェディングドレスを着たいというのもあります(笑)」
彼女はしっかりしていて、どこかずる賢そうなイメージとは違って、実際の性格はとても鈍いという。友達の間でも世話を受ける方だという。もちろん、悪質なコメントを見ても「これも私に対する関心の一つ」と気にすることなく、両親が心配しないように悩みは打ち明けない姿からは、早く始めた社会生活を通して作られた大人っぽさが感じられたりもする。
「『警察家族』を準備しながら、フェンシング選手の方々と一緒に訓練を受けましたが、スポーツと芸能界には似ているところが多かったです。競争もすごく激しくて、練習した分だけ結果が出るというところです。これまで運が良かったのもあるし、演技の面で自分でも物足りないと感じたことがありました、もっとがんばらないと。『警察家族』で明るい演技をしてみると良かったです。私、明るい演技これより上手くできますよ(笑)!」
早くもデビュー5年目。チン・セヨンはこれまでドラマ「カクシタル」「感激時代:闘神の誕生」「ドクター異邦人」などで安定的な演技力でドラマをリードしてきた。2010年モデルデビューして以来、初主演作「カクシタル」のヒロイン役を手に入れるまでにかかった時間は2年。長いといえば長く、短いといえば短い期間だが、確かなことはチン・セヨンのフィルモグラフィーは同年代の女優の中でもっとも充実しているということ。
「意外と同年代の女優が多くないです。これも運ではないかと思います」と謙遜する彼女だが、監督たちが彼女に年齢より成熟なキャラクター、経歴に比べて重みのある役割を与えたのは、何を頼んでもそれ以上にやって見せる演技力のおかげであろう。彼女はスクリーン主演デビュー作である「警察家族」でもドラマスタイルの演技をするミスを犯さず、肩の力を抜いた自然な演技で映画にリアルさを吹き込んだ。
「映画でドラマ演技をするね?これだけは言われないのが目標でした。映画の演技、ドラマの演技がはっきり区分されるわけではありませんが、映画はドラマより画面や音がずっと大きいじゃないですか。少しでも大げさにやれば、すごく浮いて見えます。例えば、車を追うシーンを演じるとしたら、ドラマでは車の方に一度視線を向けてから飛ばないとダメです。しかし、映画はそんな風に演技をするとすごく浮いてみえます。映画に迷惑をかけたくありませんでした。ドラマの演技習慣を捨てて、できるだけ自然にやろうと努力しました」
「警察家族」(監督:キム・ジニョン)は2011年に公開された「危険な相見礼」の続編で、恋に落ちてはならない二人の人物、警察家族の末っ子の娘ヨンヒ(チン・セヨン)と泥棒家族の一人息子チョルス(ホン・ジョンヒョン)の結婚を阻止するための両家の結婚反対プロジェクトを描いた映画だ。チン・セヨンは警察家族の大切な末っ子の娘ヨンヒ役を演じ、しっかりしていながらも可愛らしい魅力を映画のあらゆるところで発散している。それだけでなく、警察を目指すチョルス役のホン・ジョンヒョンと共に格別なケミストリー(男女間の相性)を見せつけ、初々しいロマンス演技を披露した。
「ドラマで大人っぽいキャラクターをたくさん演じました。キム・ジニョン監督は“若いのになぜあんなに成熟した演技をするのだろう”と思ったそうです。私も似ているキャラクターを立て続けにやっていたので、視聴者の方が飽きてきていると感じていました。『警察家族』のおかげでイメージ変身が出来ました」
前作「危険な相見礼」がソン・セビョク、イ・シヨンのコミカルな演技と全羅道(チョンラド)と慶尚道(キョンサンド)の出会いという設定で笑いを誘ったとしたら、今回の作品は泥棒家族のシン・ジョングン、チョン・スギョンカップルが笑いのほとんどを担当する。警察家族と泥棒家族の出会いという設定は、笑いよりは主にロマンスを引き出すことに機能を発揮した。“ハングルも読めなかった”チョルスの警察受験生活を熱心にサポートするヨンヒの姿は普通の20代カップルを見るように可愛らしい。
「ホン・ジョンヒョンさんが人見知りだと聞いて心配しましたが、むしろ自ら親しくなろうととても努力してくれました。ジョンヒョンさん特有の可愛い表情があります。こちら(芸能界)の生活をするとずる賢くなるというか、本人がどんな風に振舞えば愛されるか分かる人がいますが、ジョンヒョンさんはそんな面でとても鈍いです。まったく計算をしません。実は、私もすごく鈍いんです。それでもこちらの生活をして少し変わりはしましたが、天性は変わらないですね。あえて計算したり、頭を使ったりはしません。その面でジョンヒョンさんと良く合いました」
特に二人は観客の予想(?)より濃密なキスシーンならびに、死にかけていた恋愛細胞を刺激する甘いロマンス演技で映画をバラ色に染める。チン・セヨンはキスシーンに関する質問に豪快に笑っては「そんなにリアルでしたか?ドラマのキスシーンと変わりありませんでしたが、角度がすごく絶妙でした。もちろん、ぎこちないところがありましたが、スキンシップのシーンを撮影すると相手の俳優がより親密に感じられます」と打ち明けた。
まだ恋愛経験がないというチン・セヨン。「二十歳を越えてから恋愛する」という両親との約束を守るために、男性に興味を持たなかった10代を過ぎ、気がつけば芸能活動で忙しい日々を過ごしていたため、自意半分、他意半分で相変わらず恋愛経験ゼロだと可愛い愚痴をこぼした。
「正直、10代のときは彼氏が出来たら出来たで、出来なくてもいいやと思いました。ところでいざ20代になってみると私が仕事をしているじゃありませんか。同じ職業の人は付き合いたくないです。理想のタイプですか?私、見るのと違って誰かを世話するより世話をされるのが好きです。頼れる人がいいですね。あ、結婚は早めにしたいです。友達のような母親になりたいですから。一番綺麗なときウェディングドレスを着たいというのもあります(笑)」
彼女はしっかりしていて、どこかずる賢そうなイメージとは違って、実際の性格はとても鈍いという。友達の間でも世話を受ける方だという。もちろん、悪質なコメントを見ても「これも私に対する関心の一つ」と気にすることなく、両親が心配しないように悩みは打ち明けない姿からは、早く始めた社会生活を通して作られた大人っぽさが感じられたりもする。
「『警察家族』を準備しながら、フェンシング選手の方々と一緒に訓練を受けましたが、スポーツと芸能界には似ているところが多かったです。競争もすごく激しくて、練習した分だけ結果が出るというところです。これまで運が良かったのもあるし、演技の面で自分でも物足りないと感じたことがありました、もっとがんばらないと。『警察家族』で明るい演技をしてみると良かったです。私、明るい演技これより上手くできますよ(笑)!」
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・スジョン、写真 : ムン・スジ
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