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Eluphant「SISTAR ソユとのコラボ?アイドルとラッパーの作業はWin-Win」

OSEN
写真=BRANDNEW MUSIC
ヒップホップデュオEluphant(Minos(32歳)、Kebee(32歳))が7月8日、新しいフルアルバム「MAN ON THE MOON」を発表した。「MAN ON THE EARTH」「APOLLO」に続く3連作フルアルバムシリーズの完結編である今回のアルバム「MAN ON THE MOON」は、月に関連した情緒をコンセプトにしたアルバムで、いつも見えるが手の届かないところにあるものへの感情を月に喩えて表現したEluphantだけの話が、音楽ファンの胸をときめかせる。

今年1月、ラッパーRhymerが代表プロデューサーを務めるヒップホップレーベルBRANDNEW MUSICの専属アーティストとして合流した彼らは、さらに精力的に活動する予定だ。特に、Eluphantは3年ぶりに3連作アルバムシリーズの終止符を打った今回のアルバムで、完成度に集中したと伝えると共に、音楽面とそれ以外の面で色々と悩んだと打ち明けた。

「3rdフルアルバムだ。5年近い時間をかけた作業のラストである。音楽面とそれ以外の面で色々と変化があった。アルバムを出す過程、発表する過程でたくさん学んだし、良い仲間にも巡り合えた。困難もあったが、これから音楽をするのが楽しみだ。僕たちはけっこう時間を置いてアルバムをリリースする方だった。最近では毎月1曲のペースで出している。それで僕たちは再出発だと思っている。以前こんなアルバムがあったなと、その関連性を見つけようとする方もいらっしゃると思う」(Minos)

「前から僕たちは個人の作品とEluphantの音楽を平行した。ところが、僕たちが音楽を始めた頃は、フルアルバムを出すことに集中したが、今は作品よりも一つの曲を発表する方向へ市場の流れが変わった。そこから僕たちの欲を捨てることや、僕たちの話に集中することなど、色々な悩みができた。作業した楽曲の中でトラックリストに含まれなかった曲も多いが、欲を捨てるのにかなり時間が必要だった」(Kebee)

「このアルバムで、タイトル曲以外に僕たちが精魂を込めて作った全ての楽曲を聞いて頂くことができるのかと思った。欲張ったかもしれないが、僕たちの音楽に興味のある方には、全ての楽曲が十分に気に入って頂けるように、タイトル曲以外はただの脇役ではなく、全ての楽曲が有機的に繋がる作品集を作りたいと思った」(Kebee)

3年ぶりにニューアルバムを発表したEluphantの悩みは深かったが、自信もすごかった。Eluphantは今回も自分だけの特色を生かし、一風変わった音楽を披露すると伝えた。ストーリーテリングを通じてヒップホップシーンの固定観念を破った“感性ヒップホップ”のトップランナーEluphantは、ヒップホップの歌詞を聞く面白さをもう一度教えてあげると話した。

「最近では直観的かつ刺激的な音楽が多いと思った。もちろん、そういう音楽にも込めようとするメッセージがあるだろうが、僕たちが目指すのは十分に考えられるメッセージだ。長い間気楽に聞ける音楽が作りたい。10代の頃、ユン・ジョンシンとPANICの音楽が好きだった。今僕たちはヒップホップをしているが、それが土台になって反映されたと思う。僕たちの音楽を聞いて、人々が何だか心の琴線に触れるストーリーがあると思い、歌詞にも集中できる音楽を作りたい」(Kebee)

だが、彼らは自分たちの名前の前に置かれる“感性ヒップホップ”という言葉についてそれほど満足していないように見える。Eluphantは一つの言葉でイメージが固定化されることを警戒し、Eluphantの多彩な姿に期待してほしいと言った。

写真=BRANDNEW MUSIC
「感性ヒップホップ? 鳥肌が立つ。その言葉が初めて出たとき、曖昧だなと思った。全ての音楽には感性が入る。個人の怒りであれ、悲しみであれ、愛に関する話であれ。そのような話をするとき、感性なしで歌詞を書く人はいないと思う。感性が一つのジャンルとして表現されることは腑に落ちない。それでも僕たちを感性ヒップホップと言って下さることは、何だか胸に響くことがあるからだと思う。結局聞く人によると思う。でも、その言葉に限定するには、僕たちの特色はもっとある」(Minos)

「話をする人として受け入れて頂きたい。音楽を聞いて夜に町の公園に出かけ、おしゃべりをして家に帰って思い出す音楽になってほしい」(Kebee)/「近所に住んでいる素敵なお兄さんみたいな?」(Minos)

特に、Eluphantは今回のアルバムでSISTARのソユをはじめ、キム・テウとキム・ピル(先行公開曲「Lighthouse」「Crater」)、R&B界の新星ジュヨン、インディーズバンド秋休みのゲピ、そして所属事務所BRANDNEW MUSICの同僚アーティストVerbal Jint、P-Type、Eluphantと同じクルーに所属しているおしゃべり、Huckleberry P、RHYME-A-など様々なアーティストたちと一緒に作業し、より一層期待を高めている。

「BRANDNEW MUSICのRhymer兄さんとは長い付き合いだ。僕たちのアルバムが準備された状態で一緒にやってみようと言われたし、僕たちの特色と違ったものを強要することはないだろうと思って、一緒にすることにした。アルバムを作る過程で悩みが多かったため、仕上げの過程でかなり力になった。表現する過程で応援される部分があって満足した。“もしかしたら”と思った部分もない」(Minos)

「家族になってから感じたことだが、BRANDNEW MUSICでも他の会社のようにアーティストが直接やらなければならないし、それをサポートしてくれるのが会社だ。あまりにも優秀なミュージシャンが多いから、非常に刺激になる。システムの中で動くというより、ミュージシャンの力量をさらに発揮して、相乗効果が引き出せるようにサポートしてくれる会社だと思う」(Kebee)

「ソユとタイトル曲の作業を一緒にした。アルバム作業をしながら『誰かの声が聞こえてくる』と思ったが、それがソユの声だった。都会的だが、僕たちよりは幼い少女のような感じの声を求めた。満足できる表現になった。Rhymer代表が直接交渉してくれた。僕たちが願う絵が完成した。アイドルとラッパーの作業はお互いに必要な部分があると思う。アーティスティックなイメージを持つラッパーと作業すれば、アイドルにもそのイメージが移ると思うし、ラッパーはアイドルのファンが音楽を聞いてくれるからウィンウィン(Win-Win:自分も勝ち、相手も勝つ)になる。僕たちはアイドルとラッパーのコラボに、反感や疲労感は持たない。結局良い音楽が出てくることは、完成度の面で考えなければならないと思う」(Minos)

「長い間作業した。完成度の面で満足できると思う。3連作の最後の作品だ。どうすれば伝わるか、たくさん悩んだ。一つの楽曲を注意深く聞くよりは、最初から最後まで聞いてみたらどうかと思う。『私たちの隣にいて、同じ人生を生きる人なんだ、悩んでいるのは私一人じゃなかったんだ』と考えて頂ければ良いだろう。アルバムを通じて話しかけるために非常に努力した。一緒に聞いて、話し合えればと思う」(Minos)

「僕たちが悩んで作ったアルバムだから、聞く人々には慰めになり、話題を投げかけるアルバムになってほしい。確実にヒップホップシーンにはないアルバムだ」(Kebee)
元記事配信日時 : 
記者 : 
クォン・ジヨン
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