ハン・ヒョジュ「21人の俳優とキスシーン、最初は慣れなかったけど…」
毎日違う人生を生きる男性がいる。眠りから目が覚めると、顔はもちろん声、年齢、さらには国籍まで自分ではない他の人になっている。昨日の自分が自分だったのか、今日の自分が自分なのか、あるいは明日の自分が自分なのか誰にも分からない。こんな男性、いえ、人を愛することができるのだろうか。変わらない内面だけで愛せるだろうか。
カンヌ国際広告祭でグランプリを受賞し、クリオ賞で金賞を受賞したIntel&東芝の合作ソーシャルフィルム「The Beauty Inside」を原作としたファンタジーラブストーリー映画「ビューティー・インサイド」(監督:ペク、制作:ヨンフィルム)はこのような内容の映画だ。毎日顔が変わる男性がいて、そんな男性を愛する一人の女性。まるで夢のような話を女優ハン・ヒョジュ(28)が展開した。
アンティーク家具専門店のママスタジオで働いていた中、偶然客として出会ったウジン(パク・ソジン)にデートに誘われ、家具が好きな自分と似ているところの多いウジンに強烈に惹かれ、恋に落ちるホン・イス。誰もが一度は夢見るような女性になったハン・ヒョジュは美しい童話の主人公であった。昨冬、4ヶ月間とても甘い夢を見た女性だった。
「今まで見たことのないジャンルの映画が誕生したと思います。昨冬から撮影を始め、4ヶ月間イスとして生きましたが、幸せで楽しかったです。代理満足のような気持ちで、可愛く恋したと思います。運がとても良かったです。ハハハ」
以下はハン・ヒョジュとの一問一答である。
ー1年中、最も熾烈な夏の映画シーンに挑戦状を叩きつけた唯一のラブストーリー映画だが。
ハン・ヒョジュ:本当です。思ったよりとてもよくできていて驚きました(笑) こんなに大きな市場に挑戦できるような完成度を誇っています。私自身も見ていてとても面白かったですし、満足した映画の一つです。
ー「ビューティー・インサイド」が連日のように好評を受けているが、特にハン・ヒョジュの美貌に関する絶賛が多い。
ハン・ヒョジュ:ハハハ。私の顔が綺麗だからではなく、ペク監督があまりにも綺麗に撮ってくれて温かく見てくださっているのだと思います。デビューして時間が経ちましたが、まだ自分の顔をスクリーンで見るのは負担に感じます。けど、今回の作品は集中して見れたような気がします。映画そのものの色感も綺麗で、背景が素敵でした。まるでヨーロッパの映画を見ているような感じでした。
ー特にハン・ヒョジュのクローズアップのシーンが多かった。
ハン・ヒョジュ:事前に別途の告知はなかったのですが、撮り始めてからクローズアップのシーンが多くなったそうです(笑) 演技より顔に対するプレッシャーを感じたのは初めてでした。週に一日ほど休みがあると、とりあえず皮膚科へ走りました。私の人生でここまで皮膚科に熱心に通ったのは初めてでした。ハハハ。綺麗に見せるために早朝や夜明けにはクローズアップを撮らないように配慮してくださいました。また、私の左のほうの顔が女性らしいとおっしゃり、左を集中的に撮影しました。最後には左だけを撮ってしまって困ったとか。照明チームも本当に苦労が多かったです。クローズアップのショットが中心になるとすごく忙しくなりました。多分、前作より照明が2つ追加で入ったと思います。ハハハ。
ーハン・ヒョジュの感性演技が印象的だった。
ハン・ヒョジュ:今回の「ビューティー・インサイド」では逆に演技をしなかったと思います。今回は演技をする感じを与えず演技をしました。もともとイスというキャラクターが私と似ている感性を多く持っていて、自然に溶け込むことができたと思います。ジャンル的に演技をするしかなく、計算が必要なのにそうすることができませんでした。ファンタジーなのにあまりにもリアルでハマってしまいました。イスに慣れてしまって混乱しましたし、それが楽しくもありました。時にはイスのように心が痛かったです。感性演技という言葉で説明するにはあまりにもハマってしまったと思います。ハハハ。
ー「ビューティー・インサイド」で伝えたいメッセージは?
ハン・ヒョジュ:ファンタジーというジャンルが盛り込まれているストーリーはとても哲学的なものだと思います。「あなたが思う本当の愛は何ですか?」という質問を投げかける映画です。私もそのようなところが新鮮でこの作品を選びました。これまでは見たことのない映画ですよね。新しいジャンルを率いることができるという確信がありましたし、そのような長所がこの映画の美徳になれると思います。
ー「ビューティー・インサイド」のように、内面の美しさを見るほうなのか。
ハン・ヒョジュ:ハハハ。実際に外見的な理想のタイプはないほうでした。ほとんどは身長が大きいとか、目はこういう感じがいいとか、それぞれ理想のタイプがありますよね。私はそのようなものがなく、ただその人の魅力に惹かれるほうでした。映画を撮影することになって、もっと大きく感じるようになりました。内面についてです。あまりにも多くの俳優と早く恋に落ちる必要があったので、魅力をキャッチする時間も短縮されました。とても些細な魅力をも見つけ出す能力を学んだとも言えましょうか。ハハハ。例えばキム・ヒウォン先輩は爪がとても愛らしかったです。もう誰でも愛せるような感じです(笑)
ーイスのようにすぐ恋に落ちてしまうタイプではないのか。
ハン・ヒョジュ:全然そんなことはありません。長く見れば見るほど好感が持てると思います。今回はイスを通じて代理満足を感じるような気分でした。多くの方とデートをする気分で撮影しました。ふふふ。
ー21人の俳優と共演したのは今回が初めてか。
ハン・ヒョジュ:その中の一人とも前作で会ったことがありませんでした。元々人見知りなのですが、今回の映画では不思議なことにそんな感じでもありませんでした。どちらかというと早くその人を愛する必要があったからだと思います。ウジンを演じたすべての俳優さんの情熱に驚きました。ほとんど撮影が長くないので気を抜くこともできる思いますが、みんなそれぞれのウジンを研究してきたのです。あの方々の努力のおかげで、変わり続けるウジンを見ながら一度も違和感を感じたり、不思議に思ったりしませんでした。本当に素晴らしい俳優だけが集まったような感じでした。
ー変わり続ける相手役に心配はなかったか。
ハン・ヒョジュ:みんなが心配しているような懸念はありました。気になっていたのが、この映画を撮りながら観客がウジンを一人の人物だと感じることができるだろうかというところでしたが、やはり期待以上の反応があって心配もなくなりました。
ー21人の俳優の中で、特にハン・ヒョジュとのラブストーリーを楽しみにしていた俳優がいたとか。
ハン・ヒョジュ:ククク。チョ・ダルファン先輩ではないでしょうか。チョ・ダルファン先輩が撮影の時に最も幸せそうでしたし、楽しんでいました。ハハハ。エンディングでは多くの俳優と軽いキスシーンがありますが、あの時も楽しんでいたと思います(笑)
ー21人とのキスシーンはどうだったか。
ハン・ヒョジュ:21人全員と撮影したわけではありませんでした。スケジュールの合う俳優たち約13人と撮影しました。ウジン同士で控室に一緒にいたのがすごくユニークな経験であったとみんな話していました(笑) 「君もここに出ていたのか」とお互いに驚いたり。ふふふ。最初は私も慣れなかったのですが、後からは機械的にキスをしていたと思います。ユ・ヨンソク兄さんはエンディングに出てくる役なので、キスを最初にしてから演技をしました。女優とのキスシーンは初めてでしたが、私よりもコ・アソンに申し訳なかったです。コ・アソンは人生で私としたキスが初めてのキスだったそうです。二日後に、イ・ジュンとキスシーンを撮影したという話を風の便りに聞きましたけど!?(笑) 撮る前に「本当にすみません」と謝りました。ハハハ。
ー上野樹里と恋人関係を演じたのもとてもユニークだ。
ハン・ヒョジュ:今回の映画で上野樹里に初めて会いましたが、本当にキャラクターの研究に熱心でした。シナリオに出ているウジンよりもっと複雑なウジンを研究してきて驚きました。隣にいる時に、偶然上野樹里のシナリオを見ましたが、余白にぎっしりメモが書かれていました。そんな上野樹里の姿を見て私もたくさん学び、力になったと思います。自分の役目はきちんと果たす女優だと思いました。上野樹里と撮影をしてからは複雑だった感情も整理できました。女性なのに男性の内面が感じられるほどなので、完璧と言えるのではと確信が持てました(笑)
ーハン・ヒョジュが演じたイスは21人のウジンの中でどのウジンを基準にしていたか。
ハン・ヒョジュ:劇中でイスは「顔が思い出せない」と話します。本当にそんな感じでした。混乱していたイスの心が自分の心のように感じられました。なので、どのウジンも基準にはしていませんでした。
ー思いに残るウジンはいたか。
ハン・ヒョジュ:今回の映画では久々に私と同年代の俳優たちと撮影したと思います。今までは先輩たちとの撮影が多かったです(笑) なので、同年代の俳優たちが記憶に残っています。みんな撮影が短かったので、寂しさがもっと大きかったようです。パク・ソジュンもソ・ガンジュンもそうですね。その中で年下のイ・ヒョヌが一番名残惜しかったです。たった一日だけの撮影でした。キム・ジュヒョク先輩も来てすぐ別れることになりましたし。ハハハ。
ー毎日変わるウジンと違って固定されているイスに対するプレッシャーも相当だったのでは。
ハン・ヒョジュ:そのようなプレッシャーはありませんでした。逆にその部分は気にしないことにしようと努力しました。多くの俳優と共演することができて光栄で、幸せでした。このような映画は今後も二度とないだろうと思って、もっと楽しめたと思います。
ー実際の恋愛経験が今回のラブストーリーの演技に役立ったか。
ハン・ヒョジュ:少し違うような気がします。今は恋愛の休息期なので(笑) イスは本当に優しい女性です。他の人を配慮できる心のある、器の大きな人です。私はそれほどではないと思います(笑) 素敵な女性でいたいけど、まだそんな女性にはなっていないようです。だからといって、悪い女ではありません。常に仕事が先であるだけでした。今後、誰かに会えたら自分を犠牲にして尽くす恋をしてみたいです。ハハハ。
ー「ビューティー・インサイド」はハン・ヒョジュにとってどんな映画なのか。
ハン・ヒョジュ:逃したらもったいない映画です。これまで映画館で上映されていた映画とは全く違います。心を温めてくれるヒーリングムービーとでもいえましょうか。一番良かったのは、質問を投げかけるということです。明快で痛快な結末を得るわけではないけど、長くずっと思い出すことができそうな映画です。翌日も、またその翌日も余韻が続く「ビューティー・インサイド」です。
カンヌ国際広告祭でグランプリを受賞し、クリオ賞で金賞を受賞したIntel&東芝の合作ソーシャルフィルム「The Beauty Inside」を原作としたファンタジーラブストーリー映画「ビューティー・インサイド」(監督:ペク、制作:ヨンフィルム)はこのような内容の映画だ。毎日顔が変わる男性がいて、そんな男性を愛する一人の女性。まるで夢のような話を女優ハン・ヒョジュ(28)が展開した。
アンティーク家具専門店のママスタジオで働いていた中、偶然客として出会ったウジン(パク・ソジン)にデートに誘われ、家具が好きな自分と似ているところの多いウジンに強烈に惹かれ、恋に落ちるホン・イス。誰もが一度は夢見るような女性になったハン・ヒョジュは美しい童話の主人公であった。昨冬、4ヶ月間とても甘い夢を見た女性だった。
「今まで見たことのないジャンルの映画が誕生したと思います。昨冬から撮影を始め、4ヶ月間イスとして生きましたが、幸せで楽しかったです。代理満足のような気持ちで、可愛く恋したと思います。運がとても良かったです。ハハハ」
以下はハン・ヒョジュとの一問一答である。
ー1年中、最も熾烈な夏の映画シーンに挑戦状を叩きつけた唯一のラブストーリー映画だが。
ハン・ヒョジュ:本当です。思ったよりとてもよくできていて驚きました(笑) こんなに大きな市場に挑戦できるような完成度を誇っています。私自身も見ていてとても面白かったですし、満足した映画の一つです。
ー「ビューティー・インサイド」が連日のように好評を受けているが、特にハン・ヒョジュの美貌に関する絶賛が多い。
ハン・ヒョジュ:ハハハ。私の顔が綺麗だからではなく、ペク監督があまりにも綺麗に撮ってくれて温かく見てくださっているのだと思います。デビューして時間が経ちましたが、まだ自分の顔をスクリーンで見るのは負担に感じます。けど、今回の作品は集中して見れたような気がします。映画そのものの色感も綺麗で、背景が素敵でした。まるでヨーロッパの映画を見ているような感じでした。
ー特にハン・ヒョジュのクローズアップのシーンが多かった。
ハン・ヒョジュ:事前に別途の告知はなかったのですが、撮り始めてからクローズアップのシーンが多くなったそうです(笑) 演技より顔に対するプレッシャーを感じたのは初めてでした。週に一日ほど休みがあると、とりあえず皮膚科へ走りました。私の人生でここまで皮膚科に熱心に通ったのは初めてでした。ハハハ。綺麗に見せるために早朝や夜明けにはクローズアップを撮らないように配慮してくださいました。また、私の左のほうの顔が女性らしいとおっしゃり、左を集中的に撮影しました。最後には左だけを撮ってしまって困ったとか。照明チームも本当に苦労が多かったです。クローズアップのショットが中心になるとすごく忙しくなりました。多分、前作より照明が2つ追加で入ったと思います。ハハハ。
ーハン・ヒョジュの感性演技が印象的だった。
ハン・ヒョジュ:今回の「ビューティー・インサイド」では逆に演技をしなかったと思います。今回は演技をする感じを与えず演技をしました。もともとイスというキャラクターが私と似ている感性を多く持っていて、自然に溶け込むことができたと思います。ジャンル的に演技をするしかなく、計算が必要なのにそうすることができませんでした。ファンタジーなのにあまりにもリアルでハマってしまいました。イスに慣れてしまって混乱しましたし、それが楽しくもありました。時にはイスのように心が痛かったです。感性演技という言葉で説明するにはあまりにもハマってしまったと思います。ハハハ。
ー「ビューティー・インサイド」で伝えたいメッセージは?
ハン・ヒョジュ:ファンタジーというジャンルが盛り込まれているストーリーはとても哲学的なものだと思います。「あなたが思う本当の愛は何ですか?」という質問を投げかける映画です。私もそのようなところが新鮮でこの作品を選びました。これまでは見たことのない映画ですよね。新しいジャンルを率いることができるという確信がありましたし、そのような長所がこの映画の美徳になれると思います。
ー「ビューティー・インサイド」のように、内面の美しさを見るほうなのか。
ハン・ヒョジュ:ハハハ。実際に外見的な理想のタイプはないほうでした。ほとんどは身長が大きいとか、目はこういう感じがいいとか、それぞれ理想のタイプがありますよね。私はそのようなものがなく、ただその人の魅力に惹かれるほうでした。映画を撮影することになって、もっと大きく感じるようになりました。内面についてです。あまりにも多くの俳優と早く恋に落ちる必要があったので、魅力をキャッチする時間も短縮されました。とても些細な魅力をも見つけ出す能力を学んだとも言えましょうか。ハハハ。例えばキム・ヒウォン先輩は爪がとても愛らしかったです。もう誰でも愛せるような感じです(笑)
ーイスのようにすぐ恋に落ちてしまうタイプではないのか。
ハン・ヒョジュ:全然そんなことはありません。長く見れば見るほど好感が持てると思います。今回はイスを通じて代理満足を感じるような気分でした。多くの方とデートをする気分で撮影しました。ふふふ。
ー21人の俳優と共演したのは今回が初めてか。
ハン・ヒョジュ:その中の一人とも前作で会ったことがありませんでした。元々人見知りなのですが、今回の映画では不思議なことにそんな感じでもありませんでした。どちらかというと早くその人を愛する必要があったからだと思います。ウジンを演じたすべての俳優さんの情熱に驚きました。ほとんど撮影が長くないので気を抜くこともできる思いますが、みんなそれぞれのウジンを研究してきたのです。あの方々の努力のおかげで、変わり続けるウジンを見ながら一度も違和感を感じたり、不思議に思ったりしませんでした。本当に素晴らしい俳優だけが集まったような感じでした。
ー変わり続ける相手役に心配はなかったか。
ハン・ヒョジュ:みんなが心配しているような懸念はありました。気になっていたのが、この映画を撮りながら観客がウジンを一人の人物だと感じることができるだろうかというところでしたが、やはり期待以上の反応があって心配もなくなりました。
ー21人の俳優の中で、特にハン・ヒョジュとのラブストーリーを楽しみにしていた俳優がいたとか。
ハン・ヒョジュ:ククク。チョ・ダルファン先輩ではないでしょうか。チョ・ダルファン先輩が撮影の時に最も幸せそうでしたし、楽しんでいました。ハハハ。エンディングでは多くの俳優と軽いキスシーンがありますが、あの時も楽しんでいたと思います(笑)
ー21人とのキスシーンはどうだったか。
ハン・ヒョジュ:21人全員と撮影したわけではありませんでした。スケジュールの合う俳優たち約13人と撮影しました。ウジン同士で控室に一緒にいたのがすごくユニークな経験であったとみんな話していました(笑) 「君もここに出ていたのか」とお互いに驚いたり。ふふふ。最初は私も慣れなかったのですが、後からは機械的にキスをしていたと思います。ユ・ヨンソク兄さんはエンディングに出てくる役なので、キスを最初にしてから演技をしました。女優とのキスシーンは初めてでしたが、私よりもコ・アソンに申し訳なかったです。コ・アソンは人生で私としたキスが初めてのキスだったそうです。二日後に、イ・ジュンとキスシーンを撮影したという話を風の便りに聞きましたけど!?(笑) 撮る前に「本当にすみません」と謝りました。ハハハ。
ー上野樹里と恋人関係を演じたのもとてもユニークだ。
ハン・ヒョジュ:今回の映画で上野樹里に初めて会いましたが、本当にキャラクターの研究に熱心でした。シナリオに出ているウジンよりもっと複雑なウジンを研究してきて驚きました。隣にいる時に、偶然上野樹里のシナリオを見ましたが、余白にぎっしりメモが書かれていました。そんな上野樹里の姿を見て私もたくさん学び、力になったと思います。自分の役目はきちんと果たす女優だと思いました。上野樹里と撮影をしてからは複雑だった感情も整理できました。女性なのに男性の内面が感じられるほどなので、完璧と言えるのではと確信が持てました(笑)
ーハン・ヒョジュが演じたイスは21人のウジンの中でどのウジンを基準にしていたか。
ハン・ヒョジュ:劇中でイスは「顔が思い出せない」と話します。本当にそんな感じでした。混乱していたイスの心が自分の心のように感じられました。なので、どのウジンも基準にはしていませんでした。
ー思いに残るウジンはいたか。
ハン・ヒョジュ:今回の映画では久々に私と同年代の俳優たちと撮影したと思います。今までは先輩たちとの撮影が多かったです(笑) なので、同年代の俳優たちが記憶に残っています。みんな撮影が短かったので、寂しさがもっと大きかったようです。パク・ソジュンもソ・ガンジュンもそうですね。その中で年下のイ・ヒョヌが一番名残惜しかったです。たった一日だけの撮影でした。キム・ジュヒョク先輩も来てすぐ別れることになりましたし。ハハハ。
ー毎日変わるウジンと違って固定されているイスに対するプレッシャーも相当だったのでは。
ハン・ヒョジュ:そのようなプレッシャーはありませんでした。逆にその部分は気にしないことにしようと努力しました。多くの俳優と共演することができて光栄で、幸せでした。このような映画は今後も二度とないだろうと思って、もっと楽しめたと思います。
ー実際の恋愛経験が今回のラブストーリーの演技に役立ったか。
ハン・ヒョジュ:少し違うような気がします。今は恋愛の休息期なので(笑) イスは本当に優しい女性です。他の人を配慮できる心のある、器の大きな人です。私はそれほどではないと思います(笑) 素敵な女性でいたいけど、まだそんな女性にはなっていないようです。だからといって、悪い女ではありません。常に仕事が先であるだけでした。今後、誰かに会えたら自分を犠牲にして尽くす恋をしてみたいです。ハハハ。
ー「ビューティー・インサイド」はハン・ヒョジュにとってどんな映画なのか。
ハン・ヒョジュ:逃したらもったいない映画です。これまで映画館で上映されていた映画とは全く違います。心を温めてくれるヒーリングムービーとでもいえましょうか。一番良かったのは、質問を投げかけるということです。明快で痛快な結末を得るわけではないけど、長くずっと思い出すことができそうな映画です。翌日も、またその翌日も余韻が続く「ビューティー・インサイド」です。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- チョ・ジヨン、写真 : キム・ジェチャン
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