「プリースト 悪魔を葬る者」パク・ソダム“エクソシストより怖かったですか?”
まさに今年の発見だ。映画「プリースト 悪魔を葬る者」(監督:チャン・ジェヒョン、制作:映画社ZIP)で悪霊が乗り移った少女ヨンシンを演じたパク・ソダムのことだ。映画「京城学校:消えた少女たち」「王の運命-歴史を変えた八日間-」「ベテラン」で印象深い演技を披露しながら観客に深い印象を残したパク・ソダムは「黒い司弟たち」で今年のフィルモグラフィーの頂点をつけた。
交通事故の後、疑問の症状に悩まされる少女ヨンシンは「プリースト 悪魔を葬る者」の成否を左右する人物と言っても過言ではない。映画のハイライトである長さ40分のエクソシズム(悪魔祓い)シーンを支配するカリスマ性と演技力がなければならない。パク・ソダムはそれを完璧にやりこなした。
パク・ソダムは「プリースト 悪魔を葬る者」のために女優としては容易ではないはずの剃髪、動物の鳴き声、ラテン語、中国語、ドイツ語の演技まで行った。ここ数年間の韓国映画いやハリウッドの映画まで含めても断然印象深い憑依演技だった。
チャン・ジェヒョン監督がヨンシン役の俳優に求めたのは演技力も演技力だが、まさに“大胆さ”だった。ビジュアル的にも、心理的にも極限の演技を引き出した後、カメラがオフになるとさっぱりと抜け出して日常に戻る人が必要だった。その分ヨンシンは難しいと同時に慎重な人物だった。
パク・ソダムは「プリースト 悪魔を葬る者」のオーディションで吠える犬を演じた後、チャン・ジェヒョン監督と晴れやかに対話をした。チャン監督はパク・ソダムのそのような姿からヨンシンという重荷を任せてもよさそうな信頼と度胸が感じられたという。おそらくリュ・スンワン監督、イ・ジュンイク監督もパク・ソダムの新人らしくない、しっかりした姿に魅了されたはずだ。
どんな色のインクも吸収できる俳優になりたいとしっかりと話すパク・ソダム。彼女の将来に韓国映画界の視線が集まっている。
以下は、パク・ソダムとの一問一答である。
―映画がこんなにヒットすると思ったか。
パク・ソダム:実はヒットに対しては何も感じてなかったれど、舞台挨拶で実感した。観客が情熱的な反応を見せてくれた。見慣れないジャンルと素材だけど、その中に盛り込まれた韓国的情緒が面白いとみてくれたと思う。
―オーディションではどんなことを見せたか。
パク・ソダム:1次は自由演技、2次は「プリースト 悪魔を葬る者」のエクソシズムシーンを演じた。意味のわからない文章、ライオンや犬の吠えなどが混ざったト書きを見て困ったと思った。そんなにエネルギーを発散したオーディションは生まれて初めてだった。3次のオーディションではドイツ語、ラテン語、中国語の演技を見せた。
―丸刈りにはいつしたのか。
パク・ソダム:3月の1ヶ月間はミディアムショートのまま撮影に入り、4月初めに剃髪をした。光州(クァンジュ)の撮影現場の扮装室で(笑) いざ剃髪してみたら大丈夫だったけど、むしろ剃髪する前日に震えた。女性としての自尊心が低くなればどうしようと心配した。下に落ちていく髪の毛を見ていると、「これどうしよう?!」と思えて泣くよりは笑い出してしまった。
―「プリースト 悪魔を葬る者」は40分間のエクソシズムシーンのために走っていく映画だ。
パク・ソダム:シナリオを読んだ時は興味深いと思ったけど、プレッシャーは大きかった。ヨンシン、すなわち私が演技をどうするのかによって映画の面白さが変わるから。まず憑依シーンで表現する各種の外国語を完璧に熟知するのが大事だった。すぐに話せるように慣れた後、それぞれの意味を探した。たとえば中国語はもっとグロテスクに、ラテン語は謹厳な感じで演技をした。それぞれの言語に合わせて演技のコンセプトを設定した。
―キム・ユンソク、カン・ドンウォンとの共演はどうだったか。日常的なシーンではないから簡単ではなかったと思う。
パク・ソダム:そうだ。憑依演技自体もヨンシンではなく、もう一人の人格を演技することじゃないか。日常的な演技でもないため、映画の現場自体の雰囲気にたくさん頼った。直接ベッドに縛られてみたら、練習では感じなかった感情が出たことも(笑) 先輩たちも撮影の後は疲れるほど簡単なシーンではなかった。
―擬声語はシナリオにどんな風に書かれていたか。
パク・ソダム:“クアア”“ウルルン”“カンカン”こんな風に(笑) 大劇場で必要そうな腹式呼吸で演技をした。
―声と発声がいい。
パク・ソダム:呼吸と発声の勉強をずっとしてきたけど、「プリースト 悪魔を葬る者」できちんと活用した。
―「エクソシスト」や「オーメン」など同じジャンルの映画を参考にしたか。
パク・ソダム:もともとホラー映画が苦手だし、監督もあえて見なくてもいいと言っていたから見なかった。むしろ私の想像力を邪魔すると思った。
―「プリースト 悪魔を葬る者」が「エクソシスト」より怖いという意見も多い。
パク・ソダム:ウハハ、本当? 私もこれを機に「エクソシスト」の鑑賞にチャレンジしてみようか?(笑)
―「京城学校:消えた少女たち」「ベテラン」「王の運命-歴史を変えた八日間-」に「プリースト 悪魔を葬る者」まで、大作に相次いでキャスティングされた。
パク・ソダム:昨年と今年、オーディションを受けて撮影に参加した作品が全部今年公開されることになった。昨年は本当にたくさんのオーディションを受け、たくさん落ちた。5月には1ヶ月間でなんと19回もオーディションを受け、ほとんど落ちて憂うつに過ごした。運よくキャスティングされた作品が全部とても素晴らしい監督の大作映画なので感謝している。
―ユ・アイン、カン・ドンウォンと共演した。「だから今最もホットなんだ」と思った瞬間があるか。
パク・ソダム:二人ともスターであると同時に俳優じゃないか。俳優という職業をとても愛する方たちだ。プライドや責任感もすごい。
―特にカン・ドンウォンは最近シンドロームになっている。
パク・ソダム:私も「オオカミの誘惑」の時からファンだった。ルックスは人間くさくないけど、実際はとても気さくで配慮深いタイプ。舞台挨拶に行くといつも食べ物を渡してくれる。撮影中にも細かいことまで配慮してくれたし。感謝するという言葉では足りないくらいだ。
―キム・ユンソクはどうだったか。
パク・ソダム:わ、最初はまっすぐ目を見ることができないほどエネルギーがすごかった。でも撮影が終わるととても温かい方だ。私にとっては父親のような方だ。
―自身に対する好評や期待感にプレッシャーは感じないのか。
パク・ソダム:プレッシャーになるのは事実だけど、気持ちのいいプレッシャーだ。初心を失ってはいけないと思う。何事ももう一度悩み、考えることになる。どうしたらもっといい姿を見せられるのだろうと悩んでいる。
交通事故の後、疑問の症状に悩まされる少女ヨンシンは「プリースト 悪魔を葬る者」の成否を左右する人物と言っても過言ではない。映画のハイライトである長さ40分のエクソシズム(悪魔祓い)シーンを支配するカリスマ性と演技力がなければならない。パク・ソダムはそれを完璧にやりこなした。
パク・ソダムは「プリースト 悪魔を葬る者」のために女優としては容易ではないはずの剃髪、動物の鳴き声、ラテン語、中国語、ドイツ語の演技まで行った。ここ数年間の韓国映画いやハリウッドの映画まで含めても断然印象深い憑依演技だった。
チャン・ジェヒョン監督がヨンシン役の俳優に求めたのは演技力も演技力だが、まさに“大胆さ”だった。ビジュアル的にも、心理的にも極限の演技を引き出した後、カメラがオフになるとさっぱりと抜け出して日常に戻る人が必要だった。その分ヨンシンは難しいと同時に慎重な人物だった。
パク・ソダムは「プリースト 悪魔を葬る者」のオーディションで吠える犬を演じた後、チャン・ジェヒョン監督と晴れやかに対話をした。チャン監督はパク・ソダムのそのような姿からヨンシンという重荷を任せてもよさそうな信頼と度胸が感じられたという。おそらくリュ・スンワン監督、イ・ジュンイク監督もパク・ソダムの新人らしくない、しっかりした姿に魅了されたはずだ。
どんな色のインクも吸収できる俳優になりたいとしっかりと話すパク・ソダム。彼女の将来に韓国映画界の視線が集まっている。
以下は、パク・ソダムとの一問一答である。
―映画がこんなにヒットすると思ったか。
パク・ソダム:実はヒットに対しては何も感じてなかったれど、舞台挨拶で実感した。観客が情熱的な反応を見せてくれた。見慣れないジャンルと素材だけど、その中に盛り込まれた韓国的情緒が面白いとみてくれたと思う。
―オーディションではどんなことを見せたか。
パク・ソダム:1次は自由演技、2次は「プリースト 悪魔を葬る者」のエクソシズムシーンを演じた。意味のわからない文章、ライオンや犬の吠えなどが混ざったト書きを見て困ったと思った。そんなにエネルギーを発散したオーディションは生まれて初めてだった。3次のオーディションではドイツ語、ラテン語、中国語の演技を見せた。
―丸刈りにはいつしたのか。
パク・ソダム:3月の1ヶ月間はミディアムショートのまま撮影に入り、4月初めに剃髪をした。光州(クァンジュ)の撮影現場の扮装室で(笑) いざ剃髪してみたら大丈夫だったけど、むしろ剃髪する前日に震えた。女性としての自尊心が低くなればどうしようと心配した。下に落ちていく髪の毛を見ていると、「これどうしよう?!」と思えて泣くよりは笑い出してしまった。
―「プリースト 悪魔を葬る者」は40分間のエクソシズムシーンのために走っていく映画だ。
パク・ソダム:シナリオを読んだ時は興味深いと思ったけど、プレッシャーは大きかった。ヨンシン、すなわち私が演技をどうするのかによって映画の面白さが変わるから。まず憑依シーンで表現する各種の外国語を完璧に熟知するのが大事だった。すぐに話せるように慣れた後、それぞれの意味を探した。たとえば中国語はもっとグロテスクに、ラテン語は謹厳な感じで演技をした。それぞれの言語に合わせて演技のコンセプトを設定した。
―キム・ユンソク、カン・ドンウォンとの共演はどうだったか。日常的なシーンではないから簡単ではなかったと思う。
パク・ソダム:そうだ。憑依演技自体もヨンシンではなく、もう一人の人格を演技することじゃないか。日常的な演技でもないため、映画の現場自体の雰囲気にたくさん頼った。直接ベッドに縛られてみたら、練習では感じなかった感情が出たことも(笑) 先輩たちも撮影の後は疲れるほど簡単なシーンではなかった。
―擬声語はシナリオにどんな風に書かれていたか。
パク・ソダム:“クアア”“ウルルン”“カンカン”こんな風に(笑) 大劇場で必要そうな腹式呼吸で演技をした。
―声と発声がいい。
パク・ソダム:呼吸と発声の勉強をずっとしてきたけど、「プリースト 悪魔を葬る者」できちんと活用した。
―「エクソシスト」や「オーメン」など同じジャンルの映画を参考にしたか。
パク・ソダム:もともとホラー映画が苦手だし、監督もあえて見なくてもいいと言っていたから見なかった。むしろ私の想像力を邪魔すると思った。
―「プリースト 悪魔を葬る者」が「エクソシスト」より怖いという意見も多い。
パク・ソダム:ウハハ、本当? 私もこれを機に「エクソシスト」の鑑賞にチャレンジしてみようか?(笑)
―「京城学校:消えた少女たち」「ベテラン」「王の運命-歴史を変えた八日間-」に「プリースト 悪魔を葬る者」まで、大作に相次いでキャスティングされた。
パク・ソダム:昨年と今年、オーディションを受けて撮影に参加した作品が全部今年公開されることになった。昨年は本当にたくさんのオーディションを受け、たくさん落ちた。5月には1ヶ月間でなんと19回もオーディションを受け、ほとんど落ちて憂うつに過ごした。運よくキャスティングされた作品が全部とても素晴らしい監督の大作映画なので感謝している。
―ユ・アイン、カン・ドンウォンと共演した。「だから今最もホットなんだ」と思った瞬間があるか。
パク・ソダム:二人ともスターであると同時に俳優じゃないか。俳優という職業をとても愛する方たちだ。プライドや責任感もすごい。
―特にカン・ドンウォンは最近シンドロームになっている。
パク・ソダム:私も「オオカミの誘惑」の時からファンだった。ルックスは人間くさくないけど、実際はとても気さくで配慮深いタイプ。舞台挨拶に行くといつも食べ物を渡してくれる。撮影中にも細かいことまで配慮してくれたし。感謝するという言葉では足りないくらいだ。
―キム・ユンソクはどうだったか。
パク・ソダム:わ、最初はまっすぐ目を見ることができないほどエネルギーがすごかった。でも撮影が終わるととても温かい方だ。私にとっては父親のような方だ。
―自身に対する好評や期待感にプレッシャーは感じないのか。
パク・ソダム:プレッシャーになるのは事実だけど、気持ちのいいプレッシャーだ。初心を失ってはいけないと思う。何事ももう一度悩み、考えることになる。どうしたらもっといい姿を見せられるのだろうと悩んでいる。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・スジョン、写真 : チョ・ソンジン
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