韓国のお父さんは大変!?爆笑&ボロ泣き必至の視聴率40%超えドラマ!年末年始に観たい「家族なのにどうして~ボクらの恋日記~」見どころコラム Vol.2
「『家族なのにどうして』のスンボン氏は、私に過去を振り返る時間旅行をさせてくれました。劇中のガンジェが、ダルボンが、若い頃の私でした。何を間違っていたのかもわからずにここまで年を取りましたが、今になって自分が何を間違っていたのか、カン・ウンギョンさんの脚本で知ることができました。本当に幸いで、とてもありがたいです」
2014年12月、KBS演技大賞に輝いたユ・ドングンは、授賞式の壇上で目を潤ませながらこんな感想を語りました。さらに、「アボジ、オモニ、本当に申し訳ありません。過ぎし日の僕を許してください。僕の子供たちが順調に育つように見守っていてください」と続いた彼の言葉は、出席者と視聴者の心に深い感動を呼び起こしました。
韓国で最高視聴率44.4%を叩き出し、国民的週末ドラマとして愛された「家族なのにどうして~ボクらの恋日記~」。この授賞式では、大賞に加えて脚本賞、最優秀演技賞ほか計8冠を達成する快挙を成し遂げました。
スンボンの長女、ガンシム(キム・ヒョンジュ) は大企業の会長秘書として働くキャリアウーマン。隙のないファッションとメイクで完全武装し、早朝に出勤していきます。長男のガンジェ(ユン・バク) は胃がん専門医で、父とは違う人生を生きようと猛勉強して医大に進んだクールな青年です。そして、就職に苦戦中の末っ子ダルボン(ヒョンシク) は父親を困らせてばかりの問題児。
父の誕生日を忘れてしまうほどの三姉弟は、決して親孝行者とは言えないものの、スンボンを愛していないわけではありません。ただ、大都会ソウルでの生活は忙しすぎて、彼らには家族を気遣う余裕がまったくないのです。
一方、ダルボンに会うために田舎から上京したソウル(ナム・ジヒョン) は、思いやりにあふれ、スンボンにも実の家族以上に心配りができる今どき珍しい女の子。それもそのはず、ソウルを育てた祖父は儒教的な礼儀礼節を重んじる昔気質の男性なのです。
孫の様子を見るためにスンボンの家を訪れたソウルの祖父は、帰宅するやいなや自室に直行するガンジェを見て目を丸くし、30代後半のガンシムがまだ結婚していないことに驚愕。ダルボンが自分より先に水を飲もうとすると、「順序というものを知らないのか?」と叱りつけ、しつけについてスンボンに説教をします。「おじいさん、マジ怖いだろ?」というダルボンに、「ああ、マジで怖い……」と答えるスンボン。コミカルながら、韓国の男性像の変化やダルボンとソウルが育った環境の違いが端的に表れているシーンです。
しかし、こんなスンボンの行動には隠された理由がありました。子育ての見返りを求めるのではなく、子供たちをしつけ直しながら、少しでも一緒に過ごせる時間を作ることが彼の真の目的。「めんどくさい」と不満顔の子供たちに隠れて、「これは実現した」とリストに丸いシールを貼っていくスンボンの姿に胸を締めつけられます。
スンボンの作戦と子供たち3人の恋愛・結婚模様がコミカルかつ巧みに絡み合い、やがてドラマは感動的な結末へと向かっていきます。そして、スンボンのやりたいことリストには、実はまだ続きが……! 子供たちにも明かされていない内容と、それがどんな形で実現されるのかは、ぜひドラマをご覧になって確かめてみてくださいね。
笑って、泣けて、温かい感動に包まれる「家族なのにどうして」。年末年始のお休みや週末に、ご家族で気軽に楽しめるドラマとしてもおすすめです。視聴後は、いちばん身近な家族なのに今までできなかったささやかなこと、時間ができたらいつか実現したい夢 ――“家族だからこそ、一緒にやりたいこと”をリストアップしてみたくなるかもしれません。
2014年12月、KBS演技大賞に輝いたユ・ドングンは、授賞式の壇上で目を潤ませながらこんな感想を語りました。さらに、「アボジ、オモニ、本当に申し訳ありません。過ぎし日の僕を許してください。僕の子供たちが順調に育つように見守っていてください」と続いた彼の言葉は、出席者と視聴者の心に深い感動を呼び起こしました。
韓国で最高視聴率44.4%を叩き出し、国民的週末ドラマとして愛された「家族なのにどうして~ボクらの恋日記~」。この授賞式では、大賞に加えて脚本賞、最優秀演技賞ほか計8冠を達成する快挙を成し遂げました。
身近な父親像に幅広い世代が共感
経済成長や女性の社会進出などによって男性優位の家族構造が変化し、儒教的な家父長制が崩壊しつつある韓国。本作が大ヒットした要因のひとつは、どこにでもありそうな現代の一般家庭を舞台に家族の大切さを描いたところにあります。ユ・ドングンが演じたチャ・スンボンは妻に先立たれ、小さな豆腐屋を営みながら3人の子供たちにすべてを捧げてきたお父さん。財閥会長や政治家ではなく、親しみやすい父親像と家族の物語は幅広い世代の共感を集めました。スンボンの長女、ガンシム(キム・ヒョンジュ) は大企業の会長秘書として働くキャリアウーマン。隙のないファッションとメイクで完全武装し、早朝に出勤していきます。長男のガンジェ(ユン・バク) は胃がん専門医で、父とは違う人生を生きようと猛勉強して医大に進んだクールな青年です。そして、就職に苦戦中の末っ子ダルボン(ヒョンシク) は父親を困らせてばかりの問題児。
父の誕生日を忘れてしまうほどの三姉弟は、決して親孝行者とは言えないものの、スンボンを愛していないわけではありません。ただ、大都会ソウルでの生活は忙しすぎて、彼らには家族を気遣う余裕がまったくないのです。
一方、ダルボンに会うために田舎から上京したソウル(ナム・ジヒョン) は、思いやりにあふれ、スンボンにも実の家族以上に心配りができる今どき珍しい女の子。それもそのはず、ソウルを育てた祖父は儒教的な礼儀礼節を重んじる昔気質の男性なのです。
孫の様子を見るためにスンボンの家を訪れたソウルの祖父は、帰宅するやいなや自室に直行するガンジェを見て目を丸くし、30代後半のガンシムがまだ結婚していないことに驚愕。ダルボンが自分より先に水を飲もうとすると、「順序というものを知らないのか?」と叱りつけ、しつけについてスンボンに説教をします。「おじいさん、マジ怖いだろ?」というダルボンに、「ああ、マジで怖い……」と答えるスンボン。コミカルながら、韓国の男性像の変化やダルボンとソウルが育った環境の違いが端的に表れているシーンです。
家族と一緒にやりたいことは何ですか?父が作った“やりたいことリスト”
そんな中、エスカレートする子供たちの親不孝ぶりにスンボンの怒りがとうとう爆発。養育費の返還を求める訴訟を起こし、3人を仰天させます。さらに、スンボンは3ヶ月限定で子供たちに5つの条件を提示。その内容は、「家族全員で朝食をとる」「一日1回は父に電話で連絡」「ガンシムは10回お見合いをし、嫁に行くこと」「ガンジェ夫婦は実家に戻って暮らすこと」「ダルボンは父に毎月100万ウォンの小遣いを渡すこと」というものでした。しかし、こんなスンボンの行動には隠された理由がありました。子育ての見返りを求めるのではなく、子供たちをしつけ直しながら、少しでも一緒に過ごせる時間を作ることが彼の真の目的。「めんどくさい」と不満顔の子供たちに隠れて、「これは実現した」とリストに丸いシールを貼っていくスンボンの姿に胸を締めつけられます。
スンボンの作戦と子供たち3人の恋愛・結婚模様がコミカルかつ巧みに絡み合い、やがてドラマは感動的な結末へと向かっていきます。そして、スンボンのやりたいことリストには、実はまだ続きが……! 子供たちにも明かされていない内容と、それがどんな形で実現されるのかは、ぜひドラマをご覧になって確かめてみてくださいね。
笑って、泣けて、温かい感動に包まれる「家族なのにどうして」。年末年始のお休みや週末に、ご家族で気軽に楽しめるドラマとしてもおすすめです。視聴後は、いちばん身近な家族なのに今までできなかったささやかなこと、時間ができたらいつか実現したい夢 ――“家族だからこそ、一緒にやりたいこと”をリストアップしてみたくなるかもしれません。
ライター:藤田麗子
「家族なのにどうして~ボクらの恋日記~」
■DVD-SET1~4 好評発売中
■DVD-SET5 2016年年1月5日(火)発売
各¥13000+税 ※DVD レンタル 9/2 より順次開始
発売元・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
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DVD 公式サイト:http://kandera.jp/sp/kazoku/
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- 記者 :
- Kstyle編集部
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