「リメンバー」ユ・スンホ“容易ではない挑戦…日本でも愛される作品になって欲しい”
ユ・スンホ主演、衝撃と感動のヒューマン・ラブサスペンス「リメンバー~記憶の彼方へ~」のDVD-SET1&レンタルVol.1~5がいよいよ11月2日(水) に待望のリリース!
除隊後初の地上波ドラマ主演となったユ・スンホは、名優チョン・グァンリョル演じる父の濡れ衣を晴らすために奮闘する若き弁護士ソ・ジヌを演じ、緩急自在な演技力とより男らしい魅力で、その進化と実力を証明! ジヌと父の親子愛に感動と涙の嵐が巻き起こる!そして、苦境に立つジヌを支えるヒロインを好演したのが、検事イ・イナ役のパク・ミニョン。その明るさで彼を支え、2人の醸し出す年下男子と年上女子のラブカップルの行方も見逃せない。
今回、DVDのリリースを記念して、主演ユ・スンホのインタビューが到着! 沢山のオファーの中で本作を選んだ理由や初共演のパク・ミニョンについて、そして日本ファンへのメッセージまで、たっぷりと語ってくれた。
ユ・スンホ:「リメンバー」を選択した理由は、ジヌという役柄が魅力的だったからです。記憶を失いゆくアルツハイマーという病気と、また別の誰かの代わりに法廷で戦う弁護士。このように相反する面を持つソ・ジヌという人物が、どのように描かれるのか気になりました。また、作品も緊張感があり、非常に素晴らしいと思ったからです。
―演じられたソ・ジヌ役について、簡単にご紹介をお願いします。シナリオを受け取ったときは、キャラクターのどんなところに魅力を感じましたか? ご自身の性格に近い部分、共感できる部分などはありますか?
ユ・スンホ:事故で母親と兄を失い、父親とふたりで暮らしています。ジヌは純粋で平凡な高校生でした。そんなある日、父親が殺人の濡れ衣を着せられるのですが、その濡れ衣を着せたナム・ギュマンという人物に復讐をしようと弁護士になり、父親を救おうとします。特に共感できた部分があるのですが、父親が濡れ衣を着せられたとき、誰もが背を向け、その悔しさと怒りを僕自身の感情として感じられたところです。
―ドラマの現場に戻った感想をお聞かせください。超記憶症候群で、父の濡れ衣を晴らすために弁護士になるというキャラクターですが、役作りの際にもっとも気を遣ったのはどんな点ですか。参考にした作品や資料などはありましたか?
ユ・スンホ:除隊してからまた現場に戻ったのですが、気持ちはまったく同じです。2年がたちましたが、少し緊張しただけで、すぐに順応できました。一番気を遣ったのは、法廷で弁護するシーンでした。日常生活でも弁護士に接する機会はなかったので、弁護士ものの作品を探し、監督とたくさん話し合いながらジヌというキャラクターを作っていきました。
―“記憶”をテーマとした作品ですが、ジヌのようにすべてのものを記憶してしまう能力を持てるとしたら、手に入れたいと思いますか? また、俳優も記憶力が求められる職業だと思いますが、セリフを覚えるときのコツ、ユ・スンホさんならではのノウハウはありますか?
ユ・スンホ:そうですね。僕が経験したことをすべて記憶できたら本当にいいですよね。僕はセリフを覚えるときに、単にセリフ自体を覚えるだけでなく、その状況を僕の頭の中で想像しながらセリフを覚えるんです。そうすれば覚えやすいですし、そのシーンもずっとよりよいものになるんです。
―ドラマの序盤は高校生として登場し、その後、弁護士となって戦いますが、劇中で変化する姿を演じるうえで気を遣ったのはどんな部分ですか?
ユ・スンホ:学生を演じるときは、声から行動まで、少し子どもっぽく演じました。弁護士になってからは、少し冷たい感じを出し、セリフや行動まで監督と相談しながら役を作っていきました。
―ヒロインのパク・ミニョンさんとの共演の感想をお聞かせください。初共演が決まったときは、どんなお気持ちでしたか? 撮影中に記憶に残っているエピソードなどがありましたら教えてください。
ユ・スンホ:ミニョンさんと撮影するときは、笑ってばかりいたのを憶えています。『ギャグコンサート』(韓国のバラエティ番組) のような感じで、いつも笑ってばかりだったのでNGもたくさん出しましたし。楽しかったので、また別の作品でも共演したいです。
―父の冤罪を晴らすための戦いが描かれますが、パク・ミニョンさんが演じる年上のイナとのラブストーリーの部分ではどんなことに重点を置いて演じましたか?
ユ・スンホ:「リメンバー」のロマンスは、単純な“愛”だけではありません。劇中でイナが「私があなたの記憶になってあげる」というセリフがあったのですが、このセリフにはたくさんの意味が含まれています。異性としての感情もありますが、記憶を失っていくジヌの傍で、しっかりと、頼もしく応援する“愛”でもあります。この部分は本当に難しい感情表現でした。ミニョンさんとも、監督とも相談しながらロマンスを作り上げていきました。
―チョン・グァンリョルさんとは「王と私」「ペク・ドンス」など、これまでにも共演をなさっていますが、今回の親子としての共演はいかがでしたか? また、撮影現場での印象に残っているエピソードがありましたらお聞かせください。
ユ・スンホ:先輩たちと共演するのは本当にプレッシャーなんです。でも、チョン・グァンリョルさんは、僕が子役のときから多数の作品をご一緒させていただきましたので、緊張はせず、より集中できました。また、プレッシャーがない分、気が楽だったので、よりよい結果を出すことができました。今回の「リメンバー」で共演させていただきながら、多くのことを学びました。僕が尊敬する先輩です。
―父の弁護人を演じたパク・ソンウンさんとは特に一緒に演技をするシーンが多かったと思いますが、共演はいかがでしたか。
ユ・スンホ:はじめは怖かったです……。でも、とても愉快で、近所のお兄さんのような親近感を感じました。劇中で僕が恨まなければいけない人物だったのですが、先輩を見ていると笑ってしまって。そして冗談もよく言われるのでNGがたくさん出ました。でも、本当に楽しくて、感謝しています。
―またソ・ジヌと対決する真犯人ナム・ギュマン役を演じたナムグン・ミンさんとの共演についてお聞かせください。緊張感あふれる対決のシーンがたびたび登場しましたが、どんなことが印象に残っていますか?
ユ・スンホ:激怒するシーンを撮るときは、本当に怖かったです。本当のナム・ギュマンという人物を見ている感じでした。でも、カメラが回っていないときは、笑いでいっぱいでした。
―数々の名場面がありましたが、ユ・スンホさんにとって特に思い出深いシーンを教えてください。
ユ・スンホ:法廷で最後の弁護をするシーンが記憶に残っています。父親は亡くなった後でしたが、父親の冤罪を晴らそうとするジヌの姿が非常に切実で、痛ましかったです。
―同時間帯視聴率1位を記録して映画のような作品だと絶賛されましたが、撮影現場はどんな雰囲気でしたか? また、ドラマの人気を実感できたエピソードなどがありましたら教えてください。(「視聴率17%を超えたらユ・スンホさん、パク・ソンウンさんと一緒にフリーハグをする」というパク・ミニョンさんの約束を守って、3人で大学でフリーハグイベントを行ったそうですが、感想をお聞かせください)
ユ・スンホ:視聴率1位だっただけに、現場の雰囲気も1位だったのではないかと思います。いつも現場には笑いが絶えませんでした。また、皆がお互いにたくさん話しながらドラマの完成度を高めようと努力しました。スタッフみんなのおかげで、雰囲気もよく、撮影も無事に終えることができました。
―「リメンバー」で新たに挑戦できたこと、俳優として成長や変化を感じた部分はありますか?
ユ・スンホ:今回の弁護士役を演じながら、壁にぶちあたることが多かったです。僕の演技力がまだまだなんだな、と実感しましたし、より多くのことを経験し、作品もたくさん見て、研究もして、僕が役者として成長できるように助けてくれた作品です。
―今後の活躍にも大きく期待が寄せられていますが、目指している俳優像はありますか? また、現代劇から時代劇までさまざまなジャンルの映画やドラマに出演していますが、作品作を選ぶときの基準は?
ユ・スンホ:現代劇、時代劇といったことは関係なく、ドラマ全体が成功する、いい作品であればいいと思っています。
―日本のファンのみなさんに見どころの紹介とメッセージをお願いいたします。
ユ・スンホ:日本のファンの皆さん、ユ・スンホです。今回「リメンバー」という作品で苦難に立ち向かう弁護士役を演じました。僕にとっては容易ではない、挑戦作でしたが、多くの方々に助けられて、無事に作品を終えることができました。韓国でも多くの関心を寄せていただいたように、日本でも皆さんに愛される作品であればと思います。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部
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