「恋する泥棒～あなたのハート、盗みます～」チ・ヒョヌ“ソヒョンとの再会シーン、最も濃いキスになりました”

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
「恋する泥棒～あなたのハート、盗みます～」の主演を務めた俳優チ・ヒョヌがドラマに対する愛情と共に、共演した俳優たちとのエピソードを公開した。

チ・ヒョヌは先日開かれたMBC週末ドラマ「恋する泥棒～あなたのハート、盗みます～」終了記念インタビューで、「『恋する泥棒』は平凡な家族ドラマではなく、新しい挑戦のある作品でした。3～4作品ほど相次いで恋愛ドラマをしませんでしたが、『恋する泥棒』にはそれなりにイチャイチャするシーンも入っていて、週末ドラマだけれど、週末ドラマらしくない雰囲気のドラマだったので出演しました。作品を引っ張っていかなければならないというプレッシャーもあったけれど、上手くやり遂げたい気持ちのほうが大きかったです」と話した。

また、チ・ヒョヌは「恋する泥棒」の撮影を終えた後、自身の評価を聞かせてほしいという質問に対して、「当然100％満足することはできません。時間が限られていたので、セリフを覚えるだけで精一杯なのに、演技もしてアクションもしなければならなかったので、いつも不十分に感じました。後になっては『あそこではこうすべきだったのに』という後悔と残念な気持ちだけが残ります。それにもかかわらず、慰めになるのは、どの作品よりも上手くやりたかったし、一生懸命にしようと努力した点です。格別な愛情を持っていました」と振り返った。

「恋する泥棒」には独立運動家と親日派の子孫たちの話や、スポーツ八百長などさまざまな社会風刺が登場した。このような要素を週末ドラマで披露するために多くの努力が必要だったはず。チ・ヒョヌは「キム・ジフン兄さんが演じたハン・ジュニやチェ・ジョンファン先輩のユン・ジュンテはやや堅苦しくて重い役でした。雰囲気を軽くすることができるキャラクターが少なかったため、ともすると暗いドラマになりかねなかったです。だから真剣な時は真剣に、明るくいられる時は茶目っ気あふれるようにしました。休んでいくタイミングはいつか、視聴者たちが一息する時はいつかを考えながらやりました」と話した。

チ・ヒョヌは「今回の作品を通じて立体的な姿を披露したかったです。長いドラマであるため、さまざまな姿を披露できると思いました。一定のロールの中でさまざまな姿を披露し、ふりをするのではなく、本当にやろうとする演技を披露したかったです」とし、一番大変だった点として「普通の家族ドラマはさまざまなキャラクターが登場するけれど、『恋する泥棒』は主人公チャン・ドルモクのストーリーがほとんどでした。僕がユン・ジュンテと戦いながらカン・ソジュ(ソヒョン)とデートもして、地図を探しながらあらゆる場所に登場しました。だから体力的に一番大変でした」と伝えた。

また、チ・ヒョヌは「これまでドラマ『愛しの金枝玉葉』のように長い作品をしたことはあるが、50部作というドラマを完全に自身で引っ張っていくのは初めてだった」と話した。ドラマ「錐」に続き「恋する泥棒」でも共演したイ・ジョンウンが特に力になったという。チ・ヒョヌは「イ・ジョンウン姉さんは個人的にも好きな女優です。僕が大変な時にメッセージもたくさん送ってくれるし、たくさん応援してくれました。先輩なのに謙遜しながら心よりエネルギーをたくさん送ってくれた。だからすごく力になりました。『恋する泥棒』に出演した俳優たちはみんな特に尖ったところなく、みんな謙虚で良い方々でした。だから僕も気楽にやることができました」とチームワークを見せつけた。

特に、チ・ヒョヌは今回の作品を通じて、7歳年下のソヒョンの恋愛相手として共演した。チ・ヒョヌは「その人がデビューしたばかりの頃、美容院が一緒で頻繁に会ったけれど、元気よく可愛かった姿を覚えています。そんな彼女がもう27歳になり、ソヒョンに“お姉さん”と呼ぶ後輩たちができるのを見ながら、「僕がもうこんな歳か」と思って、歳月を実感しました。キム・ジフン兄さんとも20代前半に出会ったけれど、もう30代になりました」とし、笑いを誘った。

劇中、死んだと思っていたチャン・ドルモクが記者会見の後、カン・ソジュに会ってキスをするシーンは多くの話題を呼んだ。チ・ヒョヌは「ソジュとしては死んだと思っていた彼氏が現れて、ドルモクもあれだけ慰めてあげたかったソジュに会ったのだから、激情的な感情にならざるをえないと思いました。だからこれまであったキスシーンの中で一番濃いキスシーンになりました。本当ならもっと濃いものになったんじゃないでしょうか。週末ドラマだったため適切にしました。ドラマの中で2人とも恋愛経験がないという設定があったので、キスシーンをもっと落ち着いた雰囲気にしました」と裏話を打ち明けた。

“カントルカップル”という名前で愛されたことに対して、チ・ヒョヌは「キャラクターのカップルに名前をつけるのは最近のことです。その間に僕が恋愛ドラマに出演しなかったせいか、こんなニックネームを得たのは初めてで、不思議です」とし、視聴者に感謝の気持ちを伝えた。

11月に韓国で放送が終了した「恋する泥棒～あなたのハート、盗みます～」は、韓国を左右する既得権勢力にダメージを与える泥棒たちのストーリーを愉快で痛快に描いたドラマで、チ・ヒョヌのほか、ソヒョン、キム・ジフン、イム・ジュウンらが出演した。