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「サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~」パク・ソジュン、自分の体の中で一番自信がある部分は…?

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パク・ソジュンが、ちょっと鈍感ながら繊細な心を持つドンマンをコミカルに演じた「サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~」。7月3日(火)にはBlu-ray&DVD SET2がリリースを迎えた。

本作の日本リリースを記念して、主演を務めたパク・ソジュンのオフィシャルインタビューが到着! 話題のキスシーンから自身の恋愛観、さらに演技への思いなど率直に語ってくれた。

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――今作への出演の決め手は?

パク・ソジュン:「サム、マイウェイ」は、僕が暮らしている韓国の若者たちの現実を描いています。ウィットに富んだセリフが多く、台本も楽しく読みました。一番気がかりだったのは、ドンマンがプロの格闘家になるという部分でしたね。役柄上、アクションはもちろんですが、上半身の露出が多いからです。撮影スケジュールを考えると、体を作る時間の余裕もなく体力的にも厳しいと思っただけど、内容が面白くキャラも魅力的だったので、断ったら後悔すると思い今作への出演を決めました。


「アクションシーンの95%は自分で…体力的にきつかったです」

――ドンマンという役へのプレッシャーや心配事はありましたか?

パク・ソジュン:ドンマンを演じるのにプレッシャーはなかったです。うまく演じる自信がありました。でも、先ほど言ったように格闘のシーンが心配でしたね。アクションは前作の「花郎<ファラン>」をはじめ、他の作品でも経験していたので自信はありましたが、一番心配だったのはテレビで上半身を見せることですね(笑)。体を作るために努力が必要だったし、時間がかかる作業なのでプレッシャーはありました。それでも魅力的な役だったので楽しく撮影できましたね。

――アクションシーンで大変だったことは?

パク・ソジュン:アクションシーンの95%は自分で演じました。それには事情があって、スタントマンの中に僕と背丈や体形が似てる人がいなかったので、スタントマンに代役をしてもらうと、リアルで迫力のあるシーンにならなかった。なので自分でやりました。武術監督が僕にできそうな技を中心に構成してくれたので、うまくできたしやりやすかったですが、テレビで放送されるのは1~2分ぐらいでも実際10時間以上同じシーンを繰り返し撮っていました。なので体力的にきつかったですね。

――体作りや体調管理で大変だったことは?

パク・ソジュン:正直、体を鍛えて作り上げるほどの時間がなかったんです。寝られる時はしっかり寝て、筋肉を落とさないように常に食べてましたね。料理を味わいながら食べるのではなく体重維持のために摂取していたので、食べることがストレスにさえなっていました。不思議に思われるかもしれませんが、体重維持で食べるのと腹ペコで食べるのとでは天と地ほど違うんですよ。好きな物ではなく塩分が控えめでタンパク質が中心のメニューを食べなければならなかったので、肉を食べてるのかゴムを噛んでるのか分からなくなるほど苦痛に感じていましたね(笑)。おかげで体脂肪は増えませんでした。撮影を終えたあとはやり遂げたことに喜びを感じましたね。監督が「お前は勝者だ」と言ってくれました。僕も努力したけれど、撮影スタッフが時間がない中でいろいろと気遣ってくれて、皆さんのおかげで無事に終えられたと思います。

――ご自分の体の中で一番自信がある部分は?

パク・ソジュン:そうですね……(笑)この体形は親譲りだと思います。韓国では俗に「アヒル尻」というお尻を譲り受けました(笑)。子供の頃はお尻が大きいからよくからかわれたんです。でも今は長所だと思ってますね。
 

「友達から恋人に…十分にあり得ることだと思います」

――エラを演じたキム・ジウォンさんとの共演はいかがでしたか?

パク・ソジュン:共演できると聞いてうれしかったですね。実際に共演してみてやはり印象どおりの人でした。彼女は性格も明るいし社交性もあるので、すぐに親しくなれて息もピッタリでした。ドラマは自分だけが頑張ってもいい作品にはなりません。彼女とは息もピッタリだったし、彼女の芝居をそのまま受け止めるだけで「これは いいシーンになる」そう思うこともありました。学ぶことが多かったですね。彼女のおかげでいい作品になったと思います。

――今作ではスキンシップが多く恥ずかしかったのでは?

パク・ソジュン:どうしても最初の頃はぎこちなかったですが……それよりも僕は序盤の回で歌いながら風呂場から出てきたらエラが部屋にいて驚くシーンが恥ずかしかったです。その時の僕は上半身裸の状態で、撮影している最中は大丈夫なんですが、「カット」がかかってセット待ちの時がすごく恥ずかしかったですね。でも後半になると大勢が見る中で上半身裸で試合をするシーンがあり、それが続くと露出することにだいぶ慣れましたね。最初は恥ずかしかったけど最後は快適になってました。

――記憶に残るラブラブなシーンはありますか?

パク・ソジュン:今作はラブコメディなのでラブラブなシーンが多かったですね。記憶に残ってるのはラブラブなシーンよりもエラがつらい時に抱き締めてあげるシーンですね。男友達だけど彼氏みたいにエラを包み込んであげる場面が好きでした。特別な言葉をかけるでもなくただ受け止めてあげる……こんな話を聞きました。「つらい時はアドバイスをしてくれる人より、そばにいて話を聞いてくれる人がいい」と。ドンマンがそういう男ですね。エラが苦しんでる時は必ず助けてあげるし、どんな時でも守ってあげる。そういうところが視聴者に愛されたんだと思います。

――ドンマンとエラのように友達から恋人になることをどう思いますか?

パク・ソジュン:十分にあり得ることだと思いますね。よく知っているからこそ恋人になりにくい時もあるけど、その逆のパターンもあると思います。僕はそういう経験がないので、どんな気持ちか分からなくて、想像しながら演じてましたね。もし実際に起きればそれはいい経験になると思います。でもエラとドンマンはそれとは違ってたなと……。友人のフリをした恋人だったと思いますね。

――パク・ソジュンさんにとって理想の恋人関係とは?

パク・ソジュン:一番は互いの考えに共感できることですね。何か問題が起きた時に相手の主張を受け入れることができる関係……円滑な意思の疎通ができ、理解し合えるのが理想的な恋人関係だと僕は思いますね。

――男女の間に友情は成立すると思いますか?

パク・ソジュン:はい、十分にあり得ますね。不可能ではないと思います。

――キスシーンを美しく見せる秘訣はありますか?

パク・ソジュン:画面越しにいかに美しく見えるかが一番大事だと思います。もちろん感情を表現しながら演じるのは芝居の基本ですが、カメラのアングルをしっかり把握して、枠から外れず美しく見えるように角度を考えるのも大事ですね。だけど最も重要なのは演出だと思います。撮影監督の撮り方次第で僕が表現したものがより美しく見えるはず。芝居も映像も音楽もそれぞれが大事で、これらが一体化することで美しいシーンになると思います。
 

「仲良し4人組が集まるとおしゃべりばかりしてました」

――恋のライバルを演じたチェ・ウシクさんとの共演はいかがでしたか?

パク・ソジュン:ウシクは親しい友人の1人なので、いつかまた共演したいと思っていました。以前の共演から5年が経って、ようやく同じ作品に出ることができました。役柄上、ウシクは恋のライバルでしたが、現場の雰囲気もよく、楽しく撮影できました。体力的にきつい状況だったけど、一緒のシーンは常に笑ってましたね。疲れを忘れるほど撮影が楽しかったです。

――ドンマン、エラ、ジュマン、ソリの仲良し4人組が住むナミル・ヴィラでの撮影の雰囲気はどうでしたか?

パク・ソジュン:4人が集まるとおしゃべりばかりしてました。リハーサル中も普通に話してましたね。お互いの作品や役柄の話をしたり、個人的な話をするうちに親しくなっていったので、4人のシーンをもっと増やしてほしいと思うほどでしたね。最終話のラストでエピローグのようにカメラに向かって4人で「バイバイ」と手を振るんですが、あのシーンは明け方、日が昇ると同時に撮影したんです。撮ってる時はこれで大丈夫かな? と心配しながらやっていましたが(笑)、放送で観ると意外とよかった。会話の内容は覚えてないけど楽しそうな雰囲気が出てたと思います。ああいうラストはドラマじゃ珍しくて、いい経験でしたね。

――格闘技のコーチを演じたキム・ソンオさんとの共演はどうでしたか?

パク・ソジュン:ソンオさんのことは兄のように慕っています。今作でも共演できてうれしかったですね。「彼女はキレイだった」ではソンオさんがゲスト出演をしてくれました。その時から好印象だったんです。いつか共演したいと思っていたら、願いが叶いましたね。格闘技のシーンはすべてモンタージュで、テキストすらない状態で1つずつ作っていったのでアドリブも多かったです。僕が交わしたらそれに合った動きをしたり、その反対も。そうやってシーンを作っていきました。

――ドンマンの夢はテコンドーの国家代表でしたが、パク・ソジュンさんの学生時代の夢は何でしたか?

パク・ソジュン:僕は中学3年生の時から役者になりたいと思っていました。演劇教室にも通ってましたね。日本ではどうか分かりませんが、韓国の場合、人文系高等学校では夜間自習があり、ほとんどの学生が学校で自習しなければならないんです。僕は自習の時間に演劇教室に通ってましたね。いま考えるとあの頃、地下鉄に乗ってたのがよかったと思います。というのも、地下鉄移動は人間観察ができる貴重な時間だったからです。今は公共交通機関ではほとんどの人がスマホを見てますが、僕が高校生の頃はスマホも普及していなくて、さまざまな人を見られた。いい経験だったし、人間観察が習慣になりました。役者にとっては重要なことだと思ってます。
 

「支持される理由?自分では分かりませんね(笑)」

――ドンマン役を演じて心境の変化などはありましたか?

パク・ソジュン:ドンマンは夢への思いを否定しつつ、心の中では葛藤していました。そして、機会が巡ってきたら何の迷いもなく夢に向かって突っ走り、夢を叶えるため粘り強く取り組んでいきます。そういうドンマンの自信に満ちていて意志を貫こうとする姿はカッコいいと思いましたね。もし自分がドンマンだったら同じようにはできず、もっと消極的になっていたと思います。新しい経験をすることに対して、ためらっていたはずです。ドンマンを演じていて、これまで彼みたいに行動してたら今よりも多くの経験をしていたんじゃないかと考えさせられましたね。

――パク・ソジュンさんの主演作が支持される理由は何だと思いますか?

パク・ソジュン:理由を聞かれても、自分では分かりませんね(笑)。ただ僕が目指してる芝居のスタイルは、不自然に何かを作り出すのではなく状況に合った自然な流れを大事にするというものです。それをどう表現するかいつも悩んでいます。そういう僕の考えが芝居にあらわれて共感する人が多いからではないでしょうか?

――作品選びで大事にしていることはありますか?

パク・ソジュン:一番重要視しているのは、ストーリーに共感できるかです。それからどのくらい僕の興味をかき立てるか……つまり1ページ1ページを楽しく読めて「僕が演じたらどうなるか」を想像できる作品ですね。だけど面白いと思っても、僕には無理だと感じた時は潔く諦めます。でも少しでもできそうだと思ったら、自分の中で役柄やストーリーについてじっくり考え始めます。一番大事なのはシナリオですね。
 

「役者という職業を選んだことがマイウェイ」

――これから挑戦してみたい役は?

パク・ソジュン:僕はいつも年齢的に合う、もしくは近い役ばかり選んできました。なぜなら今でなければ見せられないからです。僕はそう思っているので、今後も同じように選ぶはずです。でも まったく違う自分を見せたい時もあります。例えばこれまで一度も演じたことがない悪役に挑戦してみたい気持ちは常にありますね。だけど悪役を演じたいと思ったとしても、実際にできるとは限らないですし、その時の状況に応じて役を選ぶしかない。だから僕はこの役をやりたいという気持ちより、その時にオファーが来た役を何よりも大事にしてますね。次回作も同じような理由で出演を決めるでしょう。パク・ソジュンはそういうふうに作品を選んでいる、と覚えててほしいですね。

――パク・ソジュンさんの“マイウェイ”とは?

パク・ソジュン:役者という職業を選んだことがマイウェイだと思います。最初は両親にも反対され、それでも大学で演技を勉強しましたが、そのうち「役者という職業を選んで、芸能界に入るのは正しいことだろうか」と疑問が湧いたりもしました。だけど今までで一番楽しかったのが演じることだったし、努力してきたからやってみようと思った。あの時の決心が正しかったから、今インタビューをしてもらえています。役者の道を突き進むことが僕のマイウェイです(笑)。

――日本の視聴者にメッセージをお願いします。

パク・ソジュン:日本の皆さんこんにちは。「サム、マイウェイ」は僕が暮らしている韓国の若者たちの現実を描いています。全体的にとてもユーモラスで、ドンマンだけではなくエラ、ジュマン、ソリの人生も描かれています。夢に向かって成長していく若者たちの姿を多くの方に見ていただき、共感してほしいですね。面白い作品になるよう努力したので、楽しく観ていただけると思います。このドラマは体力的に限界を感じた作品でしたが、撮り終えてみると心が満たされていました。今作でまた1歩成長したパク・ソジュンをぜひ見てください。

「サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~」リリース情報

●Blu-ray
・SET1 ¥17,200+税
・SET2 <約120分特典映像DVD付き> ¥18,200+税

●DVD
・SET1(お試しBlu-ray 付き) ¥15,200+税
・SET2<約120分特典映像DVD付き>(お試しBlu-ray付き) ¥16,200+税

※DVD Vol.1~13 好評レンタル中
※U-NEXT にて独占先行配信中 https://bit.ly/2ldSQsZ

発売・販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント Licensed by KBS Media Ltd.
(C)2017 KBS. All rights reserved

公式サイト:http://kandera.jp/sp/myway/

元記事配信日時 : 
記者 : 
Kstyle編集部
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