「別れが去った」U-KISS ジュン“もうすぐ日本に行ってこれを食べるんだ!って日々頑張っています(笑)”
韓国MBCで5月から放送された感動作「別れが去った(原題)」が、早くも9月26日(水)からCS衛星劇場で日本初放送される。
「別れが去った」は、“母”という立場が危うくなった女性と、母になる準備ができていない状態で妊娠した“大学生ママ”が主人公の物語で、ただの愛憎劇ではない、リアリティ溢れるストーリーが視聴者の共感を呼んだ話題作だ。
主人公をベテラン女優のチェ・シラと、「愛の温度」のチョ・ボアが演じ、俳優としても活動中のU-KISSのジュン(イ・ジュニョン)が、チェ・シラ演じるヨンヒの息子であり、チョ・ボラ演じるヒョの恋人、ミンス役を熱演した。
今回、日本初放送を記念して、U-KISS ジュンのインタビューが到着。「別れが去った」の魅力や日本ファンへのメッセージを語ってくれた。
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ジュン:個人的にも、「別れが去った」が日本で放送されたらいいなぁと思っていたんですが、本当に放送されることが決まってすごく嬉しいです!
――「別れが去った(原題)」はどんなドラマですか?
ジュン:今作は、登場人物全員がつらい事情を抱えているんですが、その苦悩を全員で解決しながら成長していく姿を描いた、とても感動的なドラマです!
――今作への出演のきっかけや決めた理由は?
ジュン:初めて台本を読んだ時、僕のことを“ジュンはアイドル (ジュン=アイドル)”と思われている方々の偏見を壊したいという気持ちが生まれたんです。だから、ためらうことなく出演を決めました!
――今作ではOSTにも参加されましたよね?
ジュン:昔から、いつかOSTに参加して歌いたいなぁと思っていたんですが、まさか自分が出演するドラマのOSTを歌えるとは夢にも思っていなかったです。音楽監督さんをはじめとする、たくさんの方々が応援してくださって参加することができました。
「本当にチャラい人物なので、演じていて少し心配な部分もありました(笑)」
――ジュンさんが演じるハン・ミンスはどんな人物ですか?ジュン:最初は、本当にチャラい人物ですね(笑)。本当にチャラい人物なので、僕はアイドルだから少し心配な部分もあったんです。僕のことを知らない方が今作をご覧になって、“あぁ~ジュンってこんな人なんだぁ~”と思われたらどうしよう……って。でもミンスは、最初は本当にチャラいけど、どんどん成長して優しい人へと変化していく人物です!
――自分が父親になることを拒否する男ミンスですが、正直ミンスのような男性をどう思いますか?
ジュン:本当に大嫌いです! もし、僕がミンスの立場なら最初から最後まで、彼女を守り続けます。僕はそういう男です!
――役柄を演じながら、共感した部分、反対に理解に苦しんだ部分はありますか?
ジュン:実は、まったく共感できなかったんですよ。僕自身と性格が正反対なので、どうすればいいんだろう……と悩んだのですが、役作りのために僕がしたことは“母のことを思うこと”です。劇中のミンスは、本当は母親のことを思っているのに、それを表現することができない人物なので、そういった部分は僕自身と似ていると思いましたね。お母さん、大好きです!
――女たらしで世間知らずな大学生、ハン・ミンス役を演じるに当たって、外見・内面などこだわった部分はありますか?
ジュン:よく女たらしな人のことを“カサノバ”って言うじゃないですか。僕の中で、“カサノバ”は誰から見てもカッコよくて、話す時も他人を惹き付ける魅力がある人っていうイメージがあるんですよ。だからいつも、“僕は悪い男だ”“僕はカサノバだ”“世界中の女性は僕のものだ!”とイメージトレーニングしていました(笑)。
――ミンスは家に引きこもってしまった母と2つの家庭を持つ父との葛藤や、恋人の妊娠などにより複雑な感情を抱くようになる人物ですが、感情移入するために努力した点はありますか?
ジュン:僕にとって、役作りする上で一番大事なことは、イメージトレーニングなんです。だから毎日、“僕はつらい家庭環境で育って生きてきたんだ”と思い込むようにしていたのですが、それをやった後に台本を読むと、今まで抱いていた感情に変化が起こるんですよ。ただ単に、台本を読んでいた時とイメージトレーニングして台本を読む時とでは、まったく違うので、いつも考えながら台本を読むようにしていましたね。
――もしも劇中のチョン・ウンインさんが演じる、娘のためならどんなことでもする親バカ、チョン・スチョルのような人が実際に義父になったら、ジュニョンさんはどのように対応しますか?
ジュン:結婚は、奥さんになる女性のことを愛しているからするものじゃないですか。僕が好きな女性のお父さんだから、何事にも耐えないと! 頑張ります!(笑)
「先輩方との演技…一瞬一瞬を大切にしていました」
――ミンスの両親役である、チェ・シラさんやイ・ソンジェさんをはじめとする大先輩方と共演された感想について教えてください。ジュン:昔から先輩方が出演しているドラマや映画を観て育ってきたので、今作で先輩方と共演させていただいて、本当に光栄に思います。僕の人生に二度と訪れない機会だと思って、一緒に演技する一瞬一瞬を大切にしていました。
――先輩俳優から演技の面で学んだことはありますか?
ジュン:イントネーションのポイントを掴めないセリフがあったんです。そんな時、先輩方が“ここにアクセントをつければうまく言えるよ”といつもアドバイスしてくださったり、“このシーンは、こういった感情を込めて演じたらもっと良くなるよ”と、いつも教えてくださったので本当に感謝していますね。
――例えば、どんな場面だったか覚えてらっしゃいますか?
ジュン:劇中、“これ以上、お母さんには傷ついてほしくない。ありがとう、産んでくれて、育ててくれて、待っていてくれて……。”というセリフがあったのですが、その言葉の“間”をどう話したらいいのか、チェ・シラさんが丁寧に教えてくださったんです。このシーンは僕のお気に入りのシーンですね。
――記憶に残っているシーンやセリフはありますか?
ジュン:う~ん……、たくさんあるので……。特に記憶に残っているセリフは、結婚式の時、僕がチョ・ボアさんが演じるジョンヒョに、“君は僕にとって愛じゃない。神からのお告げだ”というセリフがあったんです(笑)。でも、この言葉は日常生活では使わない言葉なんですよ。ドラマだから言えるセリフですし、撮影しながらすごく心に響いたんです。本当に、心がキュンとしました! 僕にとってファンのみんなも“神からのお告げ”だよ。フフフ
――撮影しながら大変だった点などはありますか?
ジュン:やっぱり物語序盤のミンスの性格は、僕自身の中にはない性格なので、“どうすればチャラく見えるのか”を作り上げるのが一番大変でした。監督さんにも、“ジュニョンが演じたら、優しく見えるからチャラ男に見えない”と言われちゃって、すごくプレッシャーだったんです。だから、毎日“僕は悪い男だ……”と思い込みながら、日常生活で何かをする時も常に強い口調で話すなど、努力をしていましたね。
――今作は少し暗い雰囲気でストーリー展開されながらも、コミカルな場面も多かったと思うのですが、撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
ジュン:僕の友達役だったナムシク(ユ・スビンさんが演じるウ・ナムシク)は、本当に面白いんですよ!(笑) 1つのシーンに対して彼は20個のアドリブを用意してくるんですが、リハーサルの時はそれをやらないんです。だから、笑うことなく平然と演じることができていたんですが、本番になるとまったく違う演技をするので、笑いをこらえることができなかったんですよ。僕のバックショットでナムシクのバストカットを撮影する時も、笑わないように努力したんですが、肩が震えちゃってたみたいで……(笑)。監督さんに、“ジュニョンさん、笑ったらダメですよ~!”ってずっと注意されていましたね。ナムシクとの撮影は、生放送でバラエティ番組を観ているような感じで、本当に面白かったです!
――そのアドリブはどんなシーンだったんですか?
ジュン:(ジョンヒョの父親であるチョン・スチョルの)工場から出て、僕がナムシクの待つ車に戻り“お酒を飲んだから、今日はここに泊まって明日帰ろう”と話すシーンがあるんです。そこで、スチョルのことを怖がっているナムシクが、それを拒否するんですね。だから僕が“じゃあ、お前は車にいろ”と言うと、ナムシクが車の窓を叩きながら“ありがとう友よ! 僕は車で寝るよ!”と言うのですが、その時の顔が面白すぎて(笑)。我慢できなくて大爆笑しちゃいました。その後の撮影では、ただ彼の目を見るだけでも笑いが止まらなかったです(笑)。
U-KISSメンバーからのアドバイス「兄貴たち!僕は男です!(笑)」
――撮影現場のムードメーカー的存在は?ジュン:ムードメーカーは、ウンインさんとソンジェさんでしたね。お二人は同い年で、いつも言い合いをしてらっしゃったんですが、その様子が本当に面白くて(笑)。二人の言い方がきつくて、“この言い合い、大丈夫なのかな……?”と心配した時もあったんですけど、それは言いたいことを言い合える仲だからこそ、できることなんですよ。お二人を見て、“あぁ~こういう関係が本当の友達なんだろうなぁ”って。だから、お二人が揃う現場は、いつもテンションが高くて楽しかったですね。
――目標視聴率を達成した際の公約として、イ・ソンジェさんはジュニョンさんの1日マネージャー、チョン・ウンインさんはコンサート時に移動式カフェ、チョン・ヘヨンさんはジュニョンさんのスタイリスト、チェ・シラさんとチョ・ボアさんはプラカードを持ってコンサートで応援するとおっしゃってましたが、それを聞いた時の気分はいかがでしたか?
ジュン:実は撮影序盤の頃は、“僕は新人だから、何が何でも頑張らなきゃ!”といつも緊張していたんです。でもこの時、先輩方が僕のことを話してくれて“僕のことをこんなに考えてくださってるんだ”と感じて、一気に気持ちが楽になりましたね。
――ドラマ出演は「付岩洞<プアムドン>の復讐者たち」から二作目になりますが、二作目を経て、ご自身の演技に何か変化はありましたか?
ジュン:涙を流すシーンの時、以前は“このタイミングで涙を流さなきゃ!”と思いながら演じていたんですけど、今回、お母さん役のチェ・シラさんとのシーンで、そう思わなくても自然と涙がこぼれたんです。僕自身もビックリしましたし、本当に“やった~!”と思いましたね。個人的にすごく嬉しかったです。
それから、「別れが去った」に僕が出演していることを知らない方々は、今でも道端で僕を見ると、「付岩洞<プアムドン>の復讐者たち」で演じた役名で“スギョム君”と呼んでくださるんですよ。街中を歩いていると、30代~40代くらいの女性の方に“もしかして、「付岩洞<プアムドン>の復讐者たち」に出ていた学生役の方じゃないですか?”と聞かれて、“はい、そうです!”って。ドラマに出演する前までは、どこを歩いていても誰にも気付かれなかったんですよ。それはそれで気楽だったんですが、心の中では“僕も芸能人なのにな……”って思う時もあって(笑)。今は、僕のことをたくさんの方に知ってもらえるようになったので嬉しいですね。
――U-KISSメンバーから今作について何かアドバイスやコメントはありましたか?
ジュン:“ジュンはうまくやろうと思えば思うほど、うまくできないタイプだから、自由にやればいいんだよ”って言ってくれました。それと、今作では僕とボアさんのキスシーンがあったんですが、それを観て、“おぉ~ジュンも男になったなぁ”ってからかわれちゃいました。兄貴たち! 僕は男です!(笑)。
――次はどんな役を演じてみたいですか?
ジュン:以前からずっと思っているのは、サイコパス役ですね。いつか絶対挑戦してみたいです!
「もうすぐ日本に行ってこれを食べるんだ!って日々頑張っています(笑)」
――グループ活動、役者……多方面で活躍していますが、忙しいスケジュールをこなす自分ならではのコツは?ジュン:以前は“今も忙しいけど、もっと忙しくなればなぁ……”と思っていたんです。その願いが叶ったので、今は毎日、本当に幸せですね。最近は、睡眠時間が2~3時間しかない日もあるんですが、忙しいこと自体がただただ嬉しいです!
――忙しいスケジュールを乗り切るためにやっている、ジュニョンさんならではストレス解消法は?
ジュン:今やっている仕事は、僕がずっとやりたかったことなので、ストレスはないですね。自分がやりたいことができるって本当に幸せなことじゃないですか。それが、まさに今の僕の状態です! だからストレスはまったくありません!
――最近ハマっているマイブームがあれば教えてください。
ジュン:休みの日には、ボウリングや卓球をしたり……。スポーツ全般が好きなので、父とサッカーをする時もありますね。
――U-KISS活動で日本に行く機会も多いと思うのですが、時間があると必ず行く場所や飲食店はありますか?
ジュン:あります! “つけめんTETSU”というお店なんですけど、つけ麺が本当に美味しいんですよ! いつも日本に行ったら、滞在中に20回くらいは食べに行きますね。話している今も、食べたいです(笑)。僕のケータイに、つけ麺の写真を保存しているんですけど、それを見ながら、“頑張ろう! もうすぐ日本に行ってこれを食べるんだ!”って日々頑張っています!(笑)。
――今後の活動計画について、教えてください。
ジュン:僕たちがこれからも日本で活動を続けるためには、皆さんの応援が必要です! 10月にはU-KISSの新しいシングルが発売されるので、楽しみにしていてください!
――これからドラマをご覧になるファンにメッセージをお願いします。
ジュン:ドラマ「別れが去った」で僕はハン・ミンスという役を演じたのですが、彼は主人公にひどいことをしてしまう男なんです。それでファンの皆さんに“ドラマ絶対観ないでください!”と言ったことがあります(笑)。でもそれは冗談です。頑張って撮影したので、ぜひ観てください! お楽しみに!
■放送情報
「別れが去った(原題)」
CS放送局・衛星劇場にて、9月26日(水)より日本初放送!
毎週(水)午後11:00~深夜1:30 (2話連続放送)
再放送 翌週(火)午後1:30~4:00 (2話連続放送)
2018年/MBC/全20話
演出:キム・ミンシク
脚本:ソ・ジェウォン
出演:チェ・シラ、チョ・ボア、チョン・ヘヨン、イ・ソンジェ、イ・ジュニョン(U-KISS ジュン)
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部
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