「ロボットじゃない~君に夢中!~」ユ・スンホ“撮影中に着た軍服は僕が実際に兵役中に着ていたものなんです”
ユ・スンホのラブコメ初主演作として話題を集めている「ロボットじゃない~君に夢中!~」。待望のDVD-SET2が10月2日(火)発売を迎える。
数々の話題作・ヒット作への出演で多くの演技賞に輝き、幅広い世代から支持される人気トップ俳優ユ・スンホが今作では、ツンデレ御曹司を熱演。本作で“ツンデレ”という新境地を開拓し、ずっと避けてきたというトロけるようなセリフや胸キュンシーンに初挑戦した。
今回、DVDのリリースを記念して、ユ・スンホのオフィシャルインタビューが到着。今作で演じた御曹司ミンギュの気持ちや、初挑戦となるラブコメへの感想、さらに趣味まで幅広く語ってくれた。
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ユ・スンホ:このドラマはラブコメというジャンルですが最初はそのことをあまり考慮しませんでした。いつか挑戦するにしても今ではないと思っていました。でもロボットというユニークな題材に惹かれました。ロボットを扱うこと自体が非現実的ではありますが実際にはロボットを演じるヒロインと繰り広げる恋物語なので説得力があると思いました。
面白いことが起きるのは台本を最後まで読まなくても想像できたんです。それからミンギュという人物は人間アレルギーのせいで外部との接触を断ち独りぼっちです。そんなミンギュが恋愛を経験しながらだんだん変わっていくんです。
そういう展開なのでラブコメを難しく感じてた僕でも無理なく演じられると思い出演を決めました。
――ラブコメというジャンルに挑戦した感想は?
ユ・スンホ:すごく緊張しました。今までのドラマでも恋模様は描かれてましたが、本格的な恋愛ものは初めてでしたからこのドラマは全16話ですがもし第1話から恋愛模様が描かれてたら戸惑ったし負担を感じたでしょう。でもミンギュは人を遠ざけて独りで過ごすキャラでした。彼が感じる気持ちやそこに至る過程を物語の進行と同時に僕も体験するので彼を理解するようになりました。それで後半になる頃にはこのドラマが日常のようになじんできました。ミンギュがつらい時は僕の気持ちもすさんできて……。新鮮な経験でした。
――チョン・デユン監督と仕事をした感想は?
ユ・スンホ:僕としてはもしチャンスがあってお呼びがかかればまたご一緒したいです。まず役者の意見を尊重してもらえたのがよかったです。それにささいなシーンでも適当に撮ることなくベストを尽くして演出されるんです。何より監督と僕はドラマの方向性と人物像に関して考えが同じでした。そのおかげで気負わずに演じられたしいい効果を生み出せたと思います。またご一緒したいですね。
――演じたキム・ミンギュについて教えてください。
ユ・スンホ:ミンギュは基本的に優しい心の持ち主で内気なところもあります。子供の時周りの人にひどく傷つけられて人を遠ざけます。そのまま15年が過ぎて人付き合いができず"世間知らずで無邪気な面もあります。そして人から受けた傷が人によって癒やされます。愛の力で成長していくキャラクターです。
――ミンギュの役作りにおいて監督から特別な注文はありましたか?
ユ・スンホ:特にありませんでした。自然に変化していくミンギュの姿を僕も感じながら演じました。
――アレルギーのシーンは特殊メイクですか? CGですか?
ユ・スンホ:特殊メイクをしてもらってさらにCGで加工しました。人間アレルギーは実在しない病気なので"発症したら どうなるかは創作するしかありません。だから あの症状は想像して形にしたものです。人間アレルギーを表現するためには肌の症状が分かりやすいのでよかったと思います。
――特殊メイクは大変だったのではないでしょうか?
ユ・スンホ:個人的には好きじゃありません。アレルギーが発症すると疱疹が出るんですが、そのメイクは早くて1時間。大がかりだと3時間かかります。そんな具合だからただでさえ時間が足りないのにメイクだけで3時間ほどかかってしまい大変だと思う部分もありました。でも仕上がりには満足です。苦労しながら手間暇かけて撮影したかいがありました。
――チェ・スビンさんの印象は共演後変わりましたか?
ユ・スンホ:同じです。初めて会った時も明るくてはつらつとした雰囲気でした。ドラマを撮影してると徹夜もするし大変な時もあります。それで神経質になることがありますが彼女は変わりませんでした。落ち着きがあるし笑顔を絶やさないので"すごく助かりましたね。
――チェ・スビンさんとは初めから息が合いましたか?
ユ・スンホ:リハーサルを何度も繰り返しました。最初はお互いのことをよく知らないので練習を重ねて監督とも相談しました。コミカルな部分を出すためによく話し合いました。そして後半は……後半でも相談はしましたがコミカルなシーンでは欲が出てきました。それで僕が相談なしにアドリブを振るとスビンさんがうまく合わせてくれました。そんなシーンがいくつかあって彼女とは息がぴったり合うと感じました。
――ユ・スンホさんは身近な人にいたずらをしたりしますか?
ユ・スンホ:親しくなるとよくいたずらをしますね。でも初対面の人には積極的に近づけませんがそこは時間が解決してくれます。
もしロボットが持てるなら?「誤解されそうですが…」
――今作の見どころを教えてください。ユ・スンホ:ラブコメというジャンルだと言いましたがただ面白くて笑えるだけのドラマではありません。深いメッセージが込められています。ミンギュは子供の頃人に心を傷つけられますがそれは この時代を生きる全員に通じる話です。人に傷つけられた心を慰めてくれるのは動物や物の可能性もありますが最終的には人だと思います。本作を観ると そのようなことをいろいろと考えさせられます。コミカルな要素もあって思わずクスクス笑ってしまうシーンも多いし大きな感動や教訓を得られるシーンもあります。いろんな意味で面白くて心温まるドラマです。何も考えずに楽しく観てるとハッとさせられると思います。
――演じていて照れくさかったシーンは?
ユ・スンホ:ドラマの後半になってミンギュはジアの正体に気づきます。その時から本格的な恋に発展しますが、このような恋愛を演じたのは初めてです。だからすごく照れくさかったです。でも なぜかイヤとは感じず面白かった。演じる時は むずがゆくてたまらなかったシーンも"放送で確かめてみると面白かったしドラマの中に溶け込んでいて違和感はありませんでした。
――そんな面白いシーンに仕上がるまで、NGはたくさん出ましたか?
ユ・スンホ:どうだったんだろう……。“もっともっと”と言われて、何度もやり直す形でNGを出しました。
――有名な映画「E.T.」のパロディーシーンがありましたね。
ユ・スンホ:「E.T.」を最後までは観ていませんが、有名ですよね。大きい月を横切る自転車の場面や指と指を合わせる場面は知ってました。実は今もなぜドラマの中で指の触れ合いを再現したのか、監督に聞いていないので、分かりません。僕の推測では童話のような感じやぬくもりを感じさせたかったのかと、そんな監督の意図があったと思います。
――もしロボットが持てるならどんなロボットが欲しいですか?
ユ・スンホ:前にも同じ質問を受けて答えたんですが誤解されてしまいました。何て答えたかというと体を洗ってくれるロボットが欲しい、でした。撮影期間中は夜遅く疲れ果てて帰宅してもまた朝早く仕事に行かないといけません。そんな日が続くと30分のシャワー時間が、とても大きな時間のロスに感じるんです。だから僕がじっとしててもロボットが体を洗ってくれてそのまま眠れるといいですね。誤解の余地が……十分ありますね(笑)。
――ゲームで遊ぶシーンもありますが、ゲームは好きですか?
ユ・スンホ:昔は好きだったんですが今はあまりしません。たまに友達と会ってやることがないとネットカフェに行きます。「バトル グラウンズ」を1回くらい……。1位は不可能です。好きだけど得意じゃありません。
――得意なゲームは?
ユ・スンホ:ゲームをたくさんやってて韓国で流行ってたのはほとんどやりました。特に得意なものはなくひととおり遊んだ程度です。
――傘を差してのキスシーンは大雨で大変だったのではないでしょうか?
ユ・スンホ:はい、あの日は確か……12月だったと思います。冬だったんですが雨もたくさん降らせましたし夜遅くまで撮影が続きました。他は我慢できても寒さだけは体にこたえましたね。
――寒さで2人とも唇が真っ青になったと聞きました。
ユ・スンホ:はい、カイロで暖を取りました。
「撮影中に着た軍服は僕が実際に兵役中に着ていたものなんです」
――軍服を着るシーンもありましたが、除隊後のドラマで軍服を着た感想はどうでしたか?ユ・スンホ:あの軍服は僕が実際に兵役中に着ていたものなんです。ドラマの終盤は時間が足りなくて、衣裳が用意できなかったんです。それで僕が着ていた軍服を持ってきました。それを着た感想を言うなら兵役中のことも思い出したし……軍服を着ると理由もなくイライラして、急に体が重く感じる。でも久しぶりに着たら悪くなかったです。
――運転シーンも多かったですが、免許はいつ頃取得しましたか?
ユ・スンホ:僕は車が好きで高3の誕生日が過ぎてすぐ取りました。カーレースも出てるんですが、何か趣味を作ろうと思ったんです。車の運転が何よりも好きなので休みの日は趣味としてカーレースを楽しんでます。
――カーレースを始めたきっかけは?
ユ・スンホ:前から車でできることをやりたいと思ってました。でもカーレースというのはハードルが高いし情報もあまりないですよね。それで先延ばしにしてたんですが心から楽しめることを趣味にしたくて去年から本格的に始めました。
――ミンギュはスーツ姿が多いですがユ・スンホさんはどうですか?
ユ・スンホ:実際の僕の服装はミンギュとは正反対です。ファッションに疎いほうです。特に興味があるというわけでもなく、普段はいつも着ている服をずっと着続けていますね。オシャレな服より楽な服に手が行きます。家ではジャージ、外出する時はジーンズ、そしてスニーカーです。
――料理シーンもありましたが、ユ・スンホさんの好きな料理は?
ユ・スンホ:基本的には韓国料理が好きです。チゲや麺が好物で特にラーメンが大好きです。料理するシーンがたくさんありましたね。実は料理に興味はあったけど作ったことはないんです。こういうのを何て言ったっけ、鍋を振るしぐさを……鍋振り? 一度も経験がないのに鍋を振ってみろと言われて手の代役をやってくださったシェフに教わって演じました。少しですがやってみたら面白くていつか料理も習ってみたいです。
――好きなラーメンは?
ユ・スンホ:韓国のも好きですし……日本にはファンミでも訪れましたし、個人的にも何度か行ってますが、行くたびに食べるラーメンがあります。店の名前は何だっけ……思い出せませんが、日本に行くと必ず食べるほど好きです。ラーメンにも種類がたくさんありますね。みそラーメンや豚骨ラーメン何でも好きです。麺ならおいしく食べます。
――オム・ギジュンさんとの共演はいかがでしたか?
ユ・スンホ:オム・ギジュン先輩は、最初は何と言うか……とても冷たそうなイメージがありました。しかもかなり年上なのでかなり緊張しましたが、いたずら好きです。たぶん今回の撮影現場ではサンタマリアの研究員も含めてギジュン先輩がムードメーカーでした。すごく明るいです。それからスビンさんや僕に合わせようと努めてくれて本当に助かりました。いい先輩です。
――今作で大変だったシーンは?
ユ・スンホ:特に大変なシーンはなかったです。最初にも言いましたがミンギュの感情の変化を僕もそのまま感じたので難しいと思ったことはありません。今回のドラマは本当に楽しみながら気楽に演じられました。
――今後の予定は決まっていますか?
ユ・スンホ:次回作はまだ決まっていない状態です。遊びたくて……趣味も楽しみたいし少し余裕を持って次に進みたいです。僕自身をうまく表せる作品に巡り合えたら出演します。
――日本の映画やドラマは見ますか? 印象に残っている作品はありますか?
ユ・スンホ:日本のドラマや映画はよく分かりません。日本はアニメが有名ですよね。最近 映画館で観たのは「君の名は。」です。それが最近です。それから、あれはマンガかアニメか……。前は一切 観なかったんですが最近、知り合いが勧めてくれて「ソードアート・オンライン」というアニメを……思わずハマってしまいました「ソードアート・オンライン」それから「オーバーロード」「東京喰種 トーキョーグール」そんなアニメにハマってよく観てます。面白いですね。最近 観始めたんですがすごく面白いです。
――日本のみなさんへメッセージをお願いします。
ユ・スンホ:このドラマを日本の皆さんにお届けすることができて僕としてはすごく光栄で幸せです。このドラマには楽しく笑える面白さや心温まる感動もあり視聴者の心をつかむ魅力がいっぱい詰まっています。とても楽しく撮影しましたし今 思い返してみても美しい思い出として語れるありがたい作品です。皆さんもこのドラマをご覧になれば、きっと同じことを感じられると思います。
「ロボットじゃない~君に夢中!~」リリース情報
DVD-SET1 好評発売中
DVD-SET2 10月2日(火)発売
各15,200円+税 ※DVD好評レンタル中
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
(C)2017-2018 MBC
公式サイト:http://kandera.jp/sp/robot/
予告編:https://youtu.be/aptQesbOKK0
※U-NEXTにて独占先行配信中!
https://bit.ly/2M0Wwd8
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部
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