「偽りのフィアンセ~運命と怒り~」イ・ミンジョン、2年ぶりのドラマ出演“どんどん激しい感情が湧いてきて…”
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
イ・ミンジョン:最初に台本を読んだ時、「このク・ヘラという女性は断崖絶壁の先端に立っている」と感じました。そんな主人公が生きるためにどん底から這い上がっていくその過程と、彼女の強いキャラクターに惹かれました。それでこの作品への出演を決めたんです。
――台本を読んで感じた第一印象は?
イ・ミンジョン:台本を読んだ時は「20年前、30年前に流行ったストーリーだなあ」と感じました。そして、その昔風のテイストが気に入ったんです。これまで、私の出演作は明るいラブコメディーが多かったので、かえって新鮮でした。それにクラシックなものは、いつの時代でも人気があるでしょう? つまりこれは、人々が求めている物語だと思いました。それに、初挑戦のジャンルだということにも魅力を感じて、出演することにしました。
――2年ぶりにドラマ出演された感想をお願いします。
イ・ミンジョン:2年のブランクは、私にはそれほど長くは感じられませんでした。子供の相手をしていたら、2年なんてあっという間ですよ。実はこのドラマの撮影はもっと早く始まるはずだったのですが、スケジュールなどの関係で少し遅れたんです。ですから、台本を戴いてから時間的にはかなり余裕がありました。
イ・ミンジョン:ヘラという女性は自分の人生を諦めないんです。自らの力で人生を開拓していくというところに魅力を感じました。メロドラマに登場する女性というのは、男に自分の人生を左右されることが多いですよね。でもヘラは自分の力で生きているんです。そこに惹かれました。
――本作品の見どころは?
イ・ミンジョン:最初に戴いたシノプシスに、「すれ違いの愛」という言葉が書かれていました。運命的な出会いをしたのに、その後すれ違い続けて、最後の最後でやっと始まりの予感がある。そういう終わり方なんです。ドラマの結末は視聴者の解釈に任せる、視聴者に向かって開かれた結末というわけです。そもそも運命的な愛というのは簡単に成就するものじゃなく、様々な問題を乗り越えなければなりません。その乗り越える過程が見どころですね。視聴者の方はじれったかったかもしれません。「早く結ばれてくれ!」と思ったのでは(笑)。
――1番、胸がキュンとしたシーンは?
イ・ミンジョン:ドラマのちょうど中盤あたりだったと思いますが、ヘラが男たちに襲撃される場面があります。インジュンに電話をかけると、インジュンがGPSを使って位置を追跡し助けに来てくれる。そして路地裏で2人がキスを交わすんですが、そのシーンが特に好評でした。いかに強いキャラクターとはいえ、ヘラは男たちに追われて命が危ないわけです。するとそこに助けに来てくれる。そういったシチュエーションが女性たちの心をつかんだようです。
イ・ミンジョン:実はデビューした当時、サンウクさんと同じ事務所だったんです。ですからサンウクさんとはもう長い付き合いで、かれこれ14年くらいになります。初めて共演したのは13年前です。お互いに新人だった頃に週末ドラマで共演して、その後「ずる賢いバツイチの恋」で約10年ぶりに共演しました。この作品は抱腹絶倒のラブコメディーです。コメディー色が強かったので、とても楽しかったですね。でも今回の作品はシリアスで、コメディーの要素はゼロです。でも、撮影中に笑ってしまうことがあって、それが一番大変でした(笑)。とてもシリアスな作品なんですが、でも笑っちゃう時ってあるでしょう? NGを連発してしまうので、そういう時は休憩を長く取っていました。
――チュ・サンウクさんが撮影の合間に皆さんを笑わせたことがあったとか?
イ・ミンジョン:私たちの撮影スタジオの近くに行きつけの中華料理店があったんですが、彼がそこの従業員の方の声マネをしたんです。俳優ってモノマネが上手じゃないですか。本当に似ていたので居合わせた全員で爆笑しました。その時は涙を流すシリアスなシーンを撮る予定だったのに、監督も笑いが止まらなくなって、30分の休憩を取ることになりました。笑っちゃいけないと思うと、逆に笑ってしまうんです。ダメだダメだと思うと……余計に止まらなくなる(笑)。
イ・ミンジョン:イヒョンさんには何度もビンタされました(笑)。ある時とうとう私が、私を叩こうとする彼女の腕をつかむんです。「ついに私も反撃できる!」と思いきや、押されて転んで終わりでした。彼女は背が高くて、2人の子供の母親だから力も強い(笑)。私を振り払う時も本当にパワーがありました。イヒョンさんとは現場でよくおしゃべりもして一緒に笑って仲よく過ごしていたので、犬猿の仲を演じるのはつらかったです。でも女同士の戦いというのは視聴者にウケるんですね(笑)。すごく好評でした。
――SUPERNOVA ユナクさんとの共演は?
イ・ミンジョン:ユナクさんは私と同い年だったんです。年齢は同じですが私のほうが誕生日が早くて学年は1つ上だったので、どう呼び合うかで悩みました。劇中では私が年上の設定ですし結局、ユナクさんが私を「ヌナ(姉さん)」と呼ぶことで決着がつきました(笑)。彼は明るい性格で何事にも一生懸命です。撮影の時も本当に感心しました。釜山の方言に始まり、乱闘や逃走シーンのアクションもそうで、真剣に取り組んでいるのが伝わってきました。それからヘラとウィゴンとソニョンは、家族のように暮らしている設定です。一緒にご飯を食べるシーンは本当に楽しかったですね。
イ・ミンジョン:実際のところ感情の演技というのは、セリフの読み合わせとはまったく違います。リハーサルと実際に撮影する時とでは、違った演技になる。時には自分でも想定外の演技が引き出されることもあります。もちろん監督からの指示もありますよ。「ここは少し抑えた感じで演じるように」とか、「ここは感情を爆発させて」とか。
でもこの作品は何と言えばいいか……姉が昏睡状態になった経緯を主人公が探り出す話ですよね。家族や自分に深く関わることなので、その感情の振れ幅は恋愛の比ではありません。失恋の悲しみとは次元が違います。犯罪被害者の家族という立場を実際に演じてみると、リハーサルの時よりもっと激しい演技になるんです。撮影後に監督に褒められたのも、そういうシーンでした。後で見てみると、自分でも気づかないうちにイメージしていたよりも激しい感情表現をしていたんです。
実はそういう演技こそ、私がやりたかったものでした。ラブコメディー作品で失恋の演技をする時でも、それなりの感情表現は求められます。でも誰かの死が絡んだ愛憎や葛藤の感情とは激しさの度合いが違います。とにかく撮影中も、テイクを重ねるごとに気を失いそうなほど激しい感情が湧いてきました。いつもリハーサルの時より本番の時のほうが深い感情表現ができたと思います。そう考えるとこの作品には、愛とは別の感情を表現する場面が多かったですね。役に入り込むと、どんどん激情に駆られていく感じでした。
――今まで演じてきた中で、今回のような体験は初めてでしたか?
イ・ミンジョン:例えばあれほど激しく嗚咽したりすることは、他のドラマではなかなかないと思います。ある意味、特殊な経験でした。実の姉の自殺未遂や親友ソニョンの死など、刺激的な要素が多く盛り込まれてますからね。
――激情を表現するのはつらくなかったですか?
イ・ミンジョン:物語後半、事故でまたひとり大切な人を亡くすという展開になりますが、一日中泣きっぱなしの演技で本当につらかったです。人間って泣くと疲れるでしょう? しかもこの時は、全身が汗だくになるほど泣いたんです。気分も落ち込みましたし、体力的にもきつかったです。
イ・ミンジョン:子供の頃に少しだけ声楽を習ったことがあります。ですから歌を習得するのは人より早いですね。今回は中国語の歌ということで、毎日30~40回ずつ歌を聴いてました。録音する際には、間違っている部分や発音を矯正するために中国語の先生が来てくれました。中国語には声調があるじゃないですか。でも歌だと声調を気にしなくていいので、会話より楽でした。「花より男子」では中国語を話すシーンがありましが、随行秘書役の中国の方が録音してくれたセリフを、毎晩200回くらいずつ聞いて練習して発音は完璧になりました。でも「ラァ~」とか「リィ~」とか語尾の上げ下げが難しくて、すごく大変だったんです。歌は発音さえ正確であれば通じるので、かなり楽に感じました。
――記憶に残っているセリフは?
イ・ミンジョン:このドラマで一番よく出てくるセリフ、「いい靴を履くと人生が開ける」です。私も「靴はいいものを履け」と言われて育ちました(笑)。
――印象に残るシーンは?
イ・ミンジョン:ヘラがヘリコプターから降りてきて、チャ・スヒョンにビンタされるシーンです。何と言うか……ヘラはそれまで縁のなかった世界へ飛び込み、人生が開ける経験をします。でも絶頂を味わった直後に殴られてドレスを破られてしまう。あのシーンはヘラの人生を象徴してると思うんです。上昇志向が叶って人生が開けたかと思いきや、必ず落ちるしかない環境にいる。だから印象に残っています。
イ・ミンジョン:苦労したことと言えば寒さとの戦いですね。でもこのドラマを撮影した冬は、恐れていたほど寒くはありませんでした。ただ、私の役は雨に打たれたり素足のシーンが多かったんです。靴の話なので靴を脱いで歩くとか、靴を見せるために地面の上で靴を脱ぐとか。序盤では雨に打たれながら裸足で歩くシーンもありました。ドレスを着ていても裸足で歩くことが多かったです。最近のテレビ画面は高画質なので、ストッキングを履くと見えてしまうので、零下でも本当に裸足で歩かなければなりません。寒い中で裸足だと足の皮がむけやすいんですよ。傷も出来やすいので苦労しましたし、生傷も絶えなかったし足も凍りそうでした。ドレスを着るシーンが多かったのも大変でしたね。ドレス姿だと特に寒いですから。
――面白かったエピソードは?
イ・ミンジョン:とても楽しい現場でしたね。スタッフもキャストも面白い方ばかりだったので、和気あいあいとした雰囲気でした。ドラマの内容はシリアスなのに、カメラが止まるといつも笑っていましたね。ほとんどいつも、皆さん笑顔で撮影に臨んでいたんです。
――衝撃的な展開が多かったですよね。台本を読んで一番驚いたのは?
イ・ミンジョン:インジュンを刑務所送りにしたことです(笑)。「本当に刑務所に入れていいのか」「ヒロインがすることなのか」と悩みました。インジュンを刑務所送りにした後に真実を知るという展開なのですが、私はそうなる前に真相を知るだろうと予想していたんです。だから、インジュンの手に手錠が掛けられるという予想外の展開に衝撃を受けました。戸惑いながら演じましたね。
イ・ミンジョン:どの役を演じる時でも、初めて経験することはたくさんあります。今回の作品で新鮮だったことと言えば……演じる役にかわいらしさが皆無だったことです。これまで私が演じてきた役というのは、破産した元富豪の末娘とか、あるいはどんくさくてかわいい教師とか、バカだけどかわいい感じの役が多かったんです。でもこの作品では、たとえヘラという人物に愛嬌があったとしても、その部分はまったく描かれません。すごくシリアスで深い傷を抱えている役なので、その点が新鮮でしたね。作品を通してヘラが笑顔を見せるのは1、2回だけです。明るく笑う場面は皆無だったと思います。
――この作品を心待ちにしている日本のみなさんへメッセージを。
イ・ミンジョン:「偽りのフィアンセ」でク・ヘラ役を演じたイ・ミンジョンです。日本の皆さんもぜひご覧くださいね。インジュンとヘラのすれ違いの愛を気をもみながら見守ってください。よろしくお願いします。
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イ・ミンジョン:最初に台本を読んだ時、「このク・ヘラという女性は断崖絶壁の先端に立っている」と感じました。そんな主人公が生きるためにどん底から這い上がっていくその過程と、彼女の強いキャラクターに惹かれました。それでこの作品への出演を決めたんです。
――台本を読んで感じた第一印象は?
イ・ミンジョン:台本を読んだ時は「20年前、30年前に流行ったストーリーだなあ」と感じました。そして、その昔風のテイストが気に入ったんです。これまで、私の出演作は明るいラブコメディーが多かったので、かえって新鮮でした。それにクラシックなものは、いつの時代でも人気があるでしょう? つまりこれは、人々が求めている物語だと思いました。それに、初挑戦のジャンルだということにも魅力を感じて、出演することにしました。
――2年ぶりにドラマ出演された感想をお願いします。
イ・ミンジョン:2年のブランクは、私にはそれほど長くは感じられませんでした。子供の相手をしていたら、2年なんてあっという間ですよ。実はこのドラマの撮影はもっと早く始まるはずだったのですが、スケジュールなどの関係で少し遅れたんです。ですから、台本を戴いてから時間的にはかなり余裕がありました。
(C)2018. 2019 Hobakdungkul &iHQ all rights reserved.
――ク・ヘラというキャラクターの魅力は?イ・ミンジョン:ヘラという女性は自分の人生を諦めないんです。自らの力で人生を開拓していくというところに魅力を感じました。メロドラマに登場する女性というのは、男に自分の人生を左右されることが多いですよね。でもヘラは自分の力で生きているんです。そこに惹かれました。
――本作品の見どころは?
イ・ミンジョン:最初に戴いたシノプシスに、「すれ違いの愛」という言葉が書かれていました。運命的な出会いをしたのに、その後すれ違い続けて、最後の最後でやっと始まりの予感がある。そういう終わり方なんです。ドラマの結末は視聴者の解釈に任せる、視聴者に向かって開かれた結末というわけです。そもそも運命的な愛というのは簡単に成就するものじゃなく、様々な問題を乗り越えなければなりません。その乗り越える過程が見どころですね。視聴者の方はじれったかったかもしれません。「早く結ばれてくれ!」と思ったのでは(笑)。
――1番、胸がキュンとしたシーンは?
イ・ミンジョン:ドラマのちょうど中盤あたりだったと思いますが、ヘラが男たちに襲撃される場面があります。インジュンに電話をかけると、インジュンがGPSを使って位置を追跡し助けに来てくれる。そして路地裏で2人がキスを交わすんですが、そのシーンが特に好評でした。いかに強いキャラクターとはいえ、ヘラは男たちに追われて命が危ないわけです。するとそこに助けに来てくれる。そういったシチュエーションが女性たちの心をつかんだようです。
撮影現場で大爆笑!?「サンウクさんのモノマネが…」
(C)2018. 2019 Hobakdungkul &iHQ all rights reserved.
――チュ・サンウクさんとは「ずる賢いバツイチの恋」でも共演されました。本作で再びご一緒された感想は?イ・ミンジョン:実はデビューした当時、サンウクさんと同じ事務所だったんです。ですからサンウクさんとはもう長い付き合いで、かれこれ14年くらいになります。初めて共演したのは13年前です。お互いに新人だった頃に週末ドラマで共演して、その後「ずる賢いバツイチの恋」で約10年ぶりに共演しました。この作品は抱腹絶倒のラブコメディーです。コメディー色が強かったので、とても楽しかったですね。でも今回の作品はシリアスで、コメディーの要素はゼロです。でも、撮影中に笑ってしまうことがあって、それが一番大変でした(笑)。とてもシリアスな作品なんですが、でも笑っちゃう時ってあるでしょう? NGを連発してしまうので、そういう時は休憩を長く取っていました。
――チュ・サンウクさんが撮影の合間に皆さんを笑わせたことがあったとか?
イ・ミンジョン:私たちの撮影スタジオの近くに行きつけの中華料理店があったんですが、彼がそこの従業員の方の声マネをしたんです。俳優ってモノマネが上手じゃないですか。本当に似ていたので居合わせた全員で爆笑しました。その時は涙を流すシリアスなシーンを撮る予定だったのに、監督も笑いが止まらなくなって、30分の休憩を取ることになりました。笑っちゃいけないと思うと、逆に笑ってしまうんです。ダメだダメだと思うと……余計に止まらなくなる(笑)。
(C)2018. 2019 Hobakdungkul &iHQ all rights reserved.
――ソ・イヒョンさんとの共演で、一番印象に残っているシーンは? イ・ミンジョン:イヒョンさんには何度もビンタされました(笑)。ある時とうとう私が、私を叩こうとする彼女の腕をつかむんです。「ついに私も反撃できる!」と思いきや、押されて転んで終わりでした。彼女は背が高くて、2人の子供の母親だから力も強い(笑)。私を振り払う時も本当にパワーがありました。イヒョンさんとは現場でよくおしゃべりもして一緒に笑って仲よく過ごしていたので、犬猿の仲を演じるのはつらかったです。でも女同士の戦いというのは視聴者にウケるんですね(笑)。すごく好評でした。
――SUPERNOVA ユナクさんとの共演は?
イ・ミンジョン:ユナクさんは私と同い年だったんです。年齢は同じですが私のほうが誕生日が早くて学年は1つ上だったので、どう呼び合うかで悩みました。劇中では私が年上の設定ですし結局、ユナクさんが私を「ヌナ(姉さん)」と呼ぶことで決着がつきました(笑)。彼は明るい性格で何事にも一生懸命です。撮影の時も本当に感心しました。釜山の方言に始まり、乱闘や逃走シーンのアクションもそうで、真剣に取り組んでいるのが伝わってきました。それからヘラとウィゴンとソニョンは、家族のように暮らしている設定です。一緒にご飯を食べるシーンは本当に楽しかったですね。
激しい感情を表現「自分でも気づかないうち…」
――激しい感情を表現するシーンが多かったですが、演じるうえで気をつけたことは?イ・ミンジョン:実際のところ感情の演技というのは、セリフの読み合わせとはまったく違います。リハーサルと実際に撮影する時とでは、違った演技になる。時には自分でも想定外の演技が引き出されることもあります。もちろん監督からの指示もありますよ。「ここは少し抑えた感じで演じるように」とか、「ここは感情を爆発させて」とか。
でもこの作品は何と言えばいいか……姉が昏睡状態になった経緯を主人公が探り出す話ですよね。家族や自分に深く関わることなので、その感情の振れ幅は恋愛の比ではありません。失恋の悲しみとは次元が違います。犯罪被害者の家族という立場を実際に演じてみると、リハーサルの時よりもっと激しい演技になるんです。撮影後に監督に褒められたのも、そういうシーンでした。後で見てみると、自分でも気づかないうちにイメージしていたよりも激しい感情表現をしていたんです。
実はそういう演技こそ、私がやりたかったものでした。ラブコメディー作品で失恋の演技をする時でも、それなりの感情表現は求められます。でも誰かの死が絡んだ愛憎や葛藤の感情とは激しさの度合いが違います。とにかく撮影中も、テイクを重ねるごとに気を失いそうなほど激しい感情が湧いてきました。いつもリハーサルの時より本番の時のほうが深い感情表現ができたと思います。そう考えるとこの作品には、愛とは別の感情を表現する場面が多かったですね。役に入り込むと、どんどん激情に駆られていく感じでした。
――今まで演じてきた中で、今回のような体験は初めてでしたか?
イ・ミンジョン:例えばあれほど激しく嗚咽したりすることは、他のドラマではなかなかないと思います。ある意味、特殊な経験でした。実の姉の自殺未遂や親友ソニョンの死など、刺激的な要素が多く盛り込まれてますからね。
――激情を表現するのはつらくなかったですか?
イ・ミンジョン:物語後半、事故でまたひとり大切な人を亡くすという展開になりますが、一日中泣きっぱなしの演技で本当につらかったです。人間って泣くと疲れるでしょう? しかもこの時は、全身が汗だくになるほど泣いたんです。気分も落ち込みましたし、体力的にもきつかったです。
(C)2018. 2019 Hobakdungkul &iHQ all rights reserved.
――中国語で歌うシーンは、大変でしたか? イ・ミンジョン:子供の頃に少しだけ声楽を習ったことがあります。ですから歌を習得するのは人より早いですね。今回は中国語の歌ということで、毎日30~40回ずつ歌を聴いてました。録音する際には、間違っている部分や発音を矯正するために中国語の先生が来てくれました。中国語には声調があるじゃないですか。でも歌だと声調を気にしなくていいので、会話より楽でした。「花より男子」では中国語を話すシーンがありましが、随行秘書役の中国の方が録音してくれたセリフを、毎晩200回くらいずつ聞いて練習して発音は完璧になりました。でも「ラァ~」とか「リィ~」とか語尾の上げ下げが難しくて、すごく大変だったんです。歌は発音さえ正確であれば通じるので、かなり楽に感じました。
――記憶に残っているセリフは?
イ・ミンジョン:このドラマで一番よく出てくるセリフ、「いい靴を履くと人生が開ける」です。私も「靴はいいものを履け」と言われて育ちました(笑)。
――印象に残るシーンは?
イ・ミンジョン:ヘラがヘリコプターから降りてきて、チャ・スヒョンにビンタされるシーンです。何と言うか……ヘラはそれまで縁のなかった世界へ飛び込み、人生が開ける経験をします。でも絶頂を味わった直後に殴られてドレスを破られてしまう。あのシーンはヘラの人生を象徴してると思うんです。上昇志向が叶って人生が開けたかと思いきや、必ず落ちるしかない環境にいる。だから印象に残っています。
素足&ドレスで…寒さとの戦いに苦労
(C)2018. 2019 Hobakdungkul &iHQ all rights reserved.
――撮影中に苦労したことは? イ・ミンジョン:苦労したことと言えば寒さとの戦いですね。でもこのドラマを撮影した冬は、恐れていたほど寒くはありませんでした。ただ、私の役は雨に打たれたり素足のシーンが多かったんです。靴の話なので靴を脱いで歩くとか、靴を見せるために地面の上で靴を脱ぐとか。序盤では雨に打たれながら裸足で歩くシーンもありました。ドレスを着ていても裸足で歩くことが多かったです。最近のテレビ画面は高画質なので、ストッキングを履くと見えてしまうので、零下でも本当に裸足で歩かなければなりません。寒い中で裸足だと足の皮がむけやすいんですよ。傷も出来やすいので苦労しましたし、生傷も絶えなかったし足も凍りそうでした。ドレスを着るシーンが多かったのも大変でしたね。ドレス姿だと特に寒いですから。
――面白かったエピソードは?
イ・ミンジョン:とても楽しい現場でしたね。スタッフもキャストも面白い方ばかりだったので、和気あいあいとした雰囲気でした。ドラマの内容はシリアスなのに、カメラが止まるといつも笑っていましたね。ほとんどいつも、皆さん笑顔で撮影に臨んでいたんです。
――衝撃的な展開が多かったですよね。台本を読んで一番驚いたのは?
イ・ミンジョン:インジュンを刑務所送りにしたことです(笑)。「本当に刑務所に入れていいのか」「ヒロインがすることなのか」と悩みました。インジュンを刑務所送りにした後に真実を知るという展開なのですが、私はそうなる前に真相を知るだろうと予想していたんです。だから、インジュンの手に手錠が掛けられるという予想外の展開に衝撃を受けました。戸惑いながら演じましたね。
(C)2018. 2019 Hobakdungkul &iHQ all rights reserved.
――本作を通じて、俳優として初めて経験したことがあれば教えてください。 イ・ミンジョン:どの役を演じる時でも、初めて経験することはたくさんあります。今回の作品で新鮮だったことと言えば……演じる役にかわいらしさが皆無だったことです。これまで私が演じてきた役というのは、破産した元富豪の末娘とか、あるいはどんくさくてかわいい教師とか、バカだけどかわいい感じの役が多かったんです。でもこの作品では、たとえヘラという人物に愛嬌があったとしても、その部分はまったく描かれません。すごくシリアスで深い傷を抱えている役なので、その点が新鮮でしたね。作品を通してヘラが笑顔を見せるのは1、2回だけです。明るく笑う場面は皆無だったと思います。
――この作品を心待ちにしている日本のみなさんへメッセージを。
イ・ミンジョン:「偽りのフィアンセ」でク・ヘラ役を演じたイ・ミンジョンです。日本の皆さんもぜひご覧くださいね。インジュンとヘラのすれ違いの愛を気をもみながら見守ってください。よろしくお願いします。
「偽りのフィアンセ~運命と怒り~」リリース情報
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各¥19,000+税 発売・販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
(C)2018. 2019 Hobakdungkul &iHQ all rights reserved.
トレーラー:https://youtu.be/eygMAF4oB94
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