「ルーガル」チェ・ジニョク、自ら人工眼をリセット…衝撃の展開に

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
チェ・ジニョクが自ら人工眼をリセットして倒れた。

10日に韓国で放送されたOCN土日ドラマ「ルーガル」第14話では、カン・ギボム（チェ・ジニョク）が人工眼を阻止するために、自ら後頭部の人工チップを外して衝撃を与えた。ルーガルプロジェクトに関するすべての真実を知ったカン・ギボムは、チェ・グンチョル（キム・ミンサン）局長に利用されたという事実に怒りを感じた。カン・ギボムが心理的に動揺し、人工眼は彼の感情状態を利用して、絶えず人々を殺すように命令し、同僚まで攻撃して暴走していたカン・ギボムは、すべてを止めさせるために、危険な選択を下した。

自分自身の人生を崖っぷちに追い詰めた人がチェ・グンチョルだったという真実を知ったカン・ギボムは、裏切られた気分になり、彼に向かって銃を突きつけた。やっと再会できた妻を失って衝撃と絶望に陥った彼は、激しく揺れた。その瞬間、人工眼はチェ・グンチョルを攻撃するようにという命令を下した。カン・ギボムはチェ・グンチョル局長に向かって銃を撃ち、これを防いだハン・テウン（チョ・ドンヒョク）と衝突した。かろうじて攻撃は止めたが、人工眼は引き続き同僚とチェ・グンチョルを攻撃するように命令し、カン・ギボムを苦しめた。結局、カン・ギボムはルーガル本部を離れた。

本部を出たカン・ギボムは、妻を殺して自身の人生を壊した人々に復讐を始めた。カン・ギボムは真っ先にミン・ダルホ（ユ・サンフン）のもとを訪れて、人工眼の命令に従って彼を殺した。カン・ギボムは殺気を持つ人間兵器に変わり、人工眼はますます彼を侵食していった。カン・ギボムは人間兵器を作るために自身と妻を利用したチェ・グンチョル局長を許すことができなかった。妻を殺したファン・ドゥクグ（パク・ソンウン）も、彼の復讐の対象であった。カン・ギボムを心から大切に思うルーガルのメンバーたちが彼を探し始めたが、すでに変わってしまった心を変えることはできなかった。

カン・ギボムは人工眼を利用してチェ・グンチョルとファン・ドゥクグに関する情報を探していた中、2人が「F100H」というコードでつながっていることに気づいた。かつて倉庫で「実験体F100H」という名前のハードディスクを見たことを思い出したカン・ギボムは、ルーガル本部に向かった。チェ・グンチョルが席を外している間に、ハードディスクをコンピューターにつなげると、衝撃的な動画が再生された。映像の中には苦しまれている被験者ファン・ドゥクグと、彼に耐えろと怒鳴るチェ・グンチョルの様子が収めれれていた。ルーガルの初期実験の過程にファン・ドゥクグがいたということは、思いがけないどんでん返しだった。ルーガルプロジェクトの初の実験体がファン・ドゥクグであり、チェ・グンチョルが正義のために多くの人々を利用して不幸にしたという事実にカン・ギボムは再び怒りを感じた。カン・ギボムは、チェ・グンチョルを終わらせようと決心した。

カン・ギボムは再び会ったチェ・グンチョルに、容赦なく攻撃を浴びせた。そんなカン・ギボムを止めたのはルーガルのメンバーたちだった。人工眼のささやきに従って殺人を犯し始めたカン・ギボムを放っておくことはできなかったためだ。結局ハン・テウンがカン・ギボムと対戦した。ルーガルも何ももう意味がないというカン・ギボムに、ハン・テウンは「君の目が見たように決定せず、君が決めたことを最後まで守れ」とし、ソン・ミナ（チョン・ヘイン）も「局長がいくら憎くても、ファン・ドゥクグほどではない。私たちが本当に殺すべき奴はファン・ドゥクグだから」とし、カン・ギボムの心を変えようとした。メンバーたちは心からカン・ギボムのことを大切に思っており、彼もこのことを知った。しかし、人工眼は絶えず罪のない仲間と人々を殺すようにささやいた。カン・ギボムは、徐々に耐えられなくなった。

カン・ギボムは、自分自身を暴走させた人工眼を止めさせることにした。人工眼をリセットして、苦しい記憶を消去してこそ、次の人生を生きることができた。カン・ギボムはハン・テウンを呼んで、再び対決した。そしてわざわざ人工チップが埋め込まれている後頭部を出した。人工腕の強力な攻撃を受けた彼は、そのまま倒れた。ぼんやりとなっていく意識の中で、カン・ギボムは人工眼が確実に止まるように後頭部の人工チップを自分で抜いてしまった。血を吐くカン・ギボムを抱えたまま、ハン・テウンは泣き崩れた。

ジレンマに陥ったカン・ギボムの状況は、予測不可能の展開を積み重ねていき、その過程で発生する危機とどんでん返しが緊張感を高め、集中力を高めた。カン・ギボムの復讐と絶望を利用したのは、ファン・ドゥクグとチェ・グンチョルだけではなかった。カン・ギボムは絶えずささやく人工眼、すなわち自分自身とも戦わなければならなかった。結局、彼は仲間たちを守るための選択をした。ファン・ドゥクグが再びカン・ギボムを狙い始めた中、カン・ギボムとルーガルの重大な危機は激しく吹き荒れるファイナルラウンドを予告した。最後まで予測不可能などんでん返しが続く「ルーガル」の最終チャプターに関心が高まる。