元4Minute チョン・ジユン、新曲「BAD」に込めた思いとは…キム・ヒョナのカムバック延期に言及も“何より重要なのは健康”
写真=Astsro Ent
元4Minuteのチョン・ジユンがより発展したパフォーマンスを盛り込んだ新曲「BAD」について語った。今回のシングルはソロアーティストに転向した後、シンガーソングライターとして音楽の実力を磨いてきた彼女がオールラウンドプレーヤーとしての姿を見せるパフォーマンス曲だ。約2年ぶりにカムバックしたチョン・ジユンは「私のキャラクターについての悩みだけで1年ぐらいたったと思います」と語り始めた。「久しぶりに出て妙な気分で緊張していますし、嬉しいです」と付け加えた。
新曲「BAD」は愛する人に裏切られた人の怒りを表現した楽曲で、「はな:花」シリーズの最初の物語「ひ:火」の話を盛り込んでいる。
最初に怒りの「火」を選んだ理由に対し、彼女は「愛する人に傷つけられた時、その感情が消える前、怒りが極限に達した第1段階を表現したかったからです」と説明した。
これはボーカル、ラップ、ダンスのどちらかに偏らず、全ての部分で才能を発揮しているチョン・ジユンが4Minuteの「Hate」以来、ソロとして初めて披露するダンスナンバーでもある。パフォーマンスにおいて、これまで試みたことのない動作をたくさん盛り込み、ユニークなステージを披露している。また、彼女は「精神的な衝撃がそのまま残っている今回の歌は、傷ついた人たちがいるなら、この歌を聴いて少しでも怒りを晴らす時間になることを願って作曲しました」と話した。
「BAD」は、ポップバンドPRSNTとして一緒に活動しているmOnSteR nO.9とチョン・ジユンが手掛けた自作曲で、洗練されたビートとクセになるメロディーメイキングが際立つ。そしてユニークなボイスで注目されているKIMMUSEUMがフィーチャリングとして参加し、完成度を高めた。
また、同じ4Minuteのメンバーだったキム・ヒョナと同時期にカムバックすることになると期待を集めたが、彼女が血管迷走神経性失神という健康上の理由で延期となったため、2人が一緒に活動する姿は見られなかった。これについても「健康が第一」とし、キム・ヒョナの健康が最も重要であることを強調した。
チョン・ジユンの「BAD」は8月24日午後6時、各音楽配信サイトで公開された。
――カムバックの感想を聞かせてください。
チョン・ジユン:約2年ぶりのカムバックなので、私のキャラクターについての悩みだけで1年ぐらいたったと思います。久しぶりに出ることになって妙な気分で緊張していましたが、嬉しいです。
――今回の新曲「BAD」をつくることになったきっかけは何ですか? また、曲に関する特別なエピソードはありますか?
チョン・ジユン:まず、新曲「BAD」には愛する人に裏切られた時に出る本能的な感情である“怒り”を込めました。以前、付き合っていた人に浮気をされた経験があり、その時とても腹が立ったし、時間が経ってからその時の感情である“怒り”を込めた歌を作ってみようと思っていたところ、機会が訪れました。
時間が経てば美化されるものですが、その時の記憶は今まで美しい思い出として忘れられたりせず、その時に受けた傷と初めて感じた怒りの感情をそのまま曲に盛り込みたいと思いました。それで美しく表現するよりは、「殺したい」と思ったあの時の生々しい感情が伝えたかったんです。
――今回の新曲は新しいパフォーマンス3部作「はな:花」の最初のシリーズ「ひ:火」ですね。最初のシリーズを「火」にした理由と、どんなパフォーマンスを準備したのか教えてください。
チョン・ジユン:最初に怒りの“火”を選んだ理由は、愛する人に傷ついた時、その感情が消える前、怒りが極限に達した第一段階を表現したかったので“火”を選びました。この“怒り”を表現するためには何か新鮮な感じが必要でしたし、この曲をカッコよく表現してくれるダンサーをずっと探していて、Instagramのダイレクトメッセージで私が先に「打ち合わせしたい」と要請し、曲を聴かせて振り付けを作ってもらいました。それで、私が試みたことのない動作をたくさん入れて、気に入ったパフォーマンスが完成したと思います。
――シンガーソングライターとして、本人がプロデュースしたいアイドルやソロ歌手がいますか? あるいはコラボしたい歌手はいますか?
チョン・ジユン:プロデュースは任せていただけたら、どんなアーティストの方でも嬉しいですが、最近はガールズグループのITZYに注目しています。本当に立派な方々で「私の特色を入れてプロデュースをしたら、どんな結果が出るのだろうか」とよく思います。なので機会があれば、彼女たちに良い曲をあげたいと思いました。その他に必ずコラボしてみたいのはEPIK HIGH先輩です。
――YouTubeコンテンツ「チャプジユン」を通じて、普段番組では見たことのない様々な魅力を見せていますね。YouTubeで新しく見せたいコンテンツはありますか?
チョン・ジユン:新しいコンテンツは今構想中ですが、まだ具体的にどんなものをするか決めていません。アルバムの活動が終われば、すぐコンテンツを作る考えなので、緊張して見つけてください(笑)。
――シンガーソングライターとして様々なジャンルの音楽をしていますが、曲を作る時にメロディーと歌詞はどこからインスピレーションを受けますか?
チョン・ジユン:本当に様々なジャンルをしていると思っています。それと同時に、私の音楽の幅が広がるような気がして、いつも学ぶ姿勢で臨みながら楽しんでいます。
曲を作る時、私はいつもどんな話をするかテーマについてよく考えます。その次に「こんな話をしなければならないなら、あのメロディーが似合うだろう」と思いますし、その次に全体的な枠をつくる編曲スタイリングレファレンスを企画します。インスピレーションは主に私がよく見る映画や日常生活の中で経験したこと、そして友達の話からたくさん得ています。
――4Minuteの活動が終わってからソロ歌手として個人事務所をつくり、今年初旬に今の事務所に入りましたね。どんなところが違いますか?
チョン・ジユン:個人事務所だった時は、企画から制作・流通まで1人でしようとしていたので、とても大変で、文字通り「吐きそう」と思いました(笑)。なぜかというと、スタッフなしで完全に私1人の力で全てのことを解決しましたが、音楽だけ作るのも大変な時間でした。その時間が過ぎ、今の事務所に出会ってとても幸せです。そして何より会社の代表、マネージャーさんたちが本当によくしてくださって幸せに活動できると思います。音楽にだけ完全に気を使うことができるところもとてもいいです(笑)。
でも、1人でやっていた時間を全く後悔していません。今、会社のスタッフの方々がどれほど苦労されているか、はっきり分かるのでもっと感謝するようになりました。
――約4年ぶりに披露するパフォーマンスで、ときめきや緊張、幸せど万感の思いだったと思います。再びパフォーマンスを準備しながら何を感じましたか?
チョン・ジユン:正直に申し上げますと、私が3年間踊らなかったので最初に再開した時は、何からすればよいか複雑な気持ちでした。しかし、音楽を作ってみると「やっぱりパフォーマンスの方がいいのかな」と思ったのが、曲を作れば作るほどもっと様々なアイディアが頭に思い浮かんで、上手くできるという自信がどんどん出てきました。最初は辛かったですが、練習で克服できると思って歯を食いしばってたくさん練習しました。ダンスの練習をしながら体重が6kgも減りました。ダンスがかなり激しいんです。もしダイエットしたいと思う方なら 「BAD」のダンスを真似してみてください。2週間で4kgは痩せると思います (笑)。
――昨年10周年、新しい事務所で11周年を迎えましたね。自身が思うこれからの10年はどうでしょうか?
チョン・ジユン:私のこれからの10年は音楽で人々に感動と癒しを届けたいですし、私の周りの人たちと楽しく幸せに暮らす計画です。いつも私の人生の最大の目標は、みんな一緒にうまくいって幸せになることなんです。
――同じ4Minuteのメンバーだったキム・ヒョナさんが健康上の理由でカムバックを延期し、同じステージでなくても同時期に活動する2人の姿を見たいと思っていたファンが残念がっています。自身も同僚としてかなり残念だと思いますが、どうですか?
チョン・ジユン:私も一緒に活動できるとは予想していなかったので、ファンの方々が期待しているとは思っていませんでした。最初に健康に気を付けて、それから次のことを考えるのが正しいと思います。何より重要なのは健康だと思います。
――最後に長い間、パフォーマンスを待ってきたファンの皆さんに一言お願いします。
チョン・ジユン:本当に「長い間お待たせして申し訳ありません」とお伝えしたいです。最近活動があまりできなかったにもかかわらず、私のことを好んで待っていてくださって苦労したファンの皆さん、私が全部覚えていますし、これから音楽でたくさん恩返しします。今回の歌、たくさん聴いて愛してください。「I LOVE YOU」。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- チェ・ナヨン
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