「SEOBOK/ソボク」コン・ユ、パク・ボゴムとの共演が話題も“実は一度断った”
写真=マネジメントSOOP、CJ ENM、TVING
俳優コン・ユが「SEOBOK/ソボク」への特別な愛情を示して、観客たちの期待を高めた。コン・ユは最近、オンラインインタビューを行った。映画「SEOBOK」の韓国の劇場とオンライン動画配信サービス(OTT)TVINGの同時公開を迎え多様なエピソードを伝えた。
「SEOBOK」は、人類最初のクローン人間“徐福(パク・ボゴム)”を秘密裏に運ぶ人生最後の任務を任された情報局要員ギホン(コン・ユ)が、徐福を狙う様々な追跡の中で特別な同行をしながら、予期せぬ状況に巻き込まれる物語を描く。「建築学概論」のイ・ヨンジュ監督がメガホンをとった。
コン・ユは劇中、前職情報局要員のギホン役を演じて熱演を繰り広げた。ギホンは過去の事件によりトラウマを抱いて外部と断絶した人生を生きている人物だ。死を控えて明日が切実である彼に、人類初のクローン人間の徐福を安全に移動させる任務が与えられ、予測不可能な状況の中で徐福と思いがけず二人きりの行動をすることになる。コン・ユは複雑な心境を表現する内面の演技から、体を惜しまないアクションまで完璧に演じて、代替不可能な俳優の真価を発揮した。
この日、コン・ユは「SEOBOK」の出演について「実は一度、断りました。僕には無理だと思って怖かったです。だけど、また連絡を受けて、イ・ヨンジュ監督に会って詳しい話を聞いて出演することにしました」とビハインドストーリーを聞かせてくれた。
続けて「『SEOBOK』のシナリオを読んでから『君はなぜ生きるの?』と自分に質問を投げかけたけれど、答えられませんでした。明確にどう答えればいいのかわからなかったんです。それがこの映画の始まりでした。困惑しながらもその瞬間が楽しかったです」と付け加えた。
コン・ユは「『トガニ 幼き瞳の告発』『82年生まれ、キム・ジヨン』など、僕のフィルモグラフィーを見て大変な作品だけ選んだとよく言われたけれど、出演作の共通点を調べてみると、台本を読んだ時に僕を悩ませて、考えさせたということです。無条件の新しさが絶対的な基準ではありません」と伝えた。
彼は「僕は人生について考えが多い人のようです。年を取れば取るほどその年齢に合わせて生きていくことと、誰も分かってくれないけどこの世界でどう生きていけばいいか悩み続けています。台本を読む時に別の台本と思わず比較するようになるけれど、そのような面で『この映画はよく作ったらヒットするだろう』という感じよりは、僕という人を悩ませるのかに重点を置くんです。実際に提案された公開作の中で、ヒット作もあるけれど、悩んだりしませんでした。だけど『SEOBOK』は、韓国映画界ではあまり扱わなかったクローン人間を題材にしていながらも、SF要素に人間の人生、哲学的なメッセージをミックスした点が斬新に感じられたんです。それで、大変な作品だけど、別の台本から感じなかった悩みが伝わってこの作品に出演したいと思いました」と伝えた。
入隊した相手役パク・ボゴムとの呼吸はどうだっただろう。パク・ボゴムは昨年8月31日、海軍文化広報兵として入隊、現在国防の義務を果たしている。
コン・ユは「パク・ボゴムとの呼吸は初めてだったけれど、男の後輩と二人きりで映画撮影したのも初めてでした」と述べた。
彼はパク・ボゴムについて「人柄が素晴らしい俳優です。真面目すぎて面白くないじゃないかと思うほどでした」と絶賛した。
続けて「パク・ボゴムが『SEOBOK』を通じて、確かに以前とはギャップのある眼差しを見せたと思います。以前は見せなかった眼差しを見つけました。それで、パク・ボゴムが除隊したら、新しいキャラクターに出会うことで、幅が広くなるんじゃないかなと思います。『SEOBOK』が少しであっても、その始まりになるでしょう」と演技力を絶賛した。
コン・ユは「パク・ボゴムは疲れてもそれを見せない人です。大変だと文句を言うタイプの人ではありません。その気持ちを分かるから、逆にもっと配慮するようになります。僕はその気持ちを知ってるから。先輩と兄の立場、そして僕が歩いてきた道だと思ってパク・ボゴムに『一人で悩まず、もし気になることがあったら全部表現して言ってよ』とアドバイスしました」と述べた。
またコン・ユは「最近は軍隊で電話もできるそうです。試写会が終わった後、パク・ボゴムから連絡をもらいました。予想もできなかったのに。パク・ボゴムは『SEOBOK』の公開ニュースに喜んで、緊張していると伝えていました」と語った。
ドラマ「トッケビ」に続いて再会したチョ・ウジンについても愛情を示した。コン・ユは「チョ・ウジンは僕が大好きな俳優です」とし「『トッケビ』での出会いが短くて残念に思っていたので、『SEOBOK』で再会して嬉しかったです」と伝えた。
彼は「チョ・ウジンとすべてを諦めて壊れるコメディに挑戦してみたいと言ったことがあります。チャンスがあったら、B級コメディ作品で全く管理が必要ではない、ルーザー役割で会って、二人で遊んでみようと言ったことがあります」と伝えて視線を引き付けた。
今年でデビュー20周年を迎えた感想についてコン・ユは「デビューして何年になったかを今は数えないけれど、ファンの方々が教えてくださいます。今年で20周年になったそうです」と淡々と答えた。
彼は「正直以前より体力が弱くなったと感じます。だけど、その分頑張って運動していて、これからも頑張ります」と伝えた。
またコン・ユは「知人から事前にレーザー施術を受けた方がいいとよく言われます。一瞬にして老化しちゃうんじゃないか、心配しているようです。でも僕は全然管理していません。僕はそんな部分よりも、関節が耐えられるまで汗を流して、運動で健康に体力を管理します。サプリも飲んでいます」と述べた。
続けて「毎日サプリを13個も飲んでいると言ったけれど、実は今は薬の力がなくても元気であるくらい若いです。ただ、激しい運動をしたとき、以前と比べて早く疲れたりします」と伝えて笑いを誘った。
そしてコン・ユは、インスタントコーヒーの広告モデルとしてなんと10年間活動してきたことについて心境を伝えた。彼は「数日前に、僕があるブランドの広告モデルとして10年以上活動してきたという事実に気づきました。自己陶酔ではなく、全く予想できなかったのに、突然主演男優賞を受賞した時よりも感動を受けました。10年間同じ広告のモデルとして活動したという感動が、僕の予想よりも大きかったです。それでありがたさを感じました」と語った。
彼は「最近、僕の過去を振り返るよりは、毎日を大切でありがたい気持ちで生きていて、これからもそんな気持ちで生きていくと思います。与えられた時間と毎日の大切さを感じて、その中で後悔なしに生きています」と伝えた。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ナラ
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