“入国禁止処分”ユ・スンジュン、20年間続くロサンゼルス総領事館との対立…1回目の弁論期日を開催
アメリカ国籍の歌手ユ・スンジュン(アメリカ名:スティーブ・ユ)が、韓国への入国拒否に関連して、ロサンゼルスの総領事館と依然として激しく対立している。
ソウル行政裁判所第5部で6月3日午後、ユ・スンジュンが米ロサンゼルスの韓国総領事館を相手に起こした査証(ビザ)発行拒否処分の取消訴訟の1回目の弁論期日が開かれた。
ユ・スンジュンの法定代理人はこの日行われたの公判で、20年余り韓国に入国できないようにしたロサンゼルス総領事館の処分は、比例や平等の原則に反しており、不当だと主張した。
ユ・スンジュンは、「兵役逃れの目的で、(アメリカ市民権を)取得したものではない。最初の入国拒否の処分からほぼ20年が経っているのに、20年間ここまで問題になる案件なのかが疑問だ」と主張した。
一方でロサンゼルス総領事館の弁護人は、兵役逃れの目的で外国の市民権を取得した人には、法の枠の中で処分を下していると主張し、ユ・スンジュンが兵役逃れの目的でアメリカ市民権を取得したと疑っている。
2回目の弁論期日は、8月26日に開かれる予定だ。
ユ・スンジュンは韓国での活動当時、当初は入隊の意思を見せていたが、2002年にアメリカ市民権を取得し、兵役免除を受けて兵役逃れの疑惑が浮上した。その後、出入国管理法第11条に基づき、大韓民国への入国禁止対象となった。
彼は2015年8月、在外同胞滞在資格の査証発行を申請した。ロサンゼルス総領事館が、ユ・スンジュンの兵役義務回避を理由に査証の発行を拒否し、2015年10月からビザ発行拒否の処分を取り消してほしいとし、ロサンゼルス総領事館を相手に訴訟を起こした。
ユ・スンジュンは2017年3月、最高裁判所に上告状を提出した。最高裁判所特別第3部は2019年7月、ユ・スンジュンの査証発行拒否の取消訴訟に関する上告審宣告公判で、原審の判決を覆して事件をソウル高等裁判所に差し戻した。
ソウル高等裁判所の第10行政部は2019年11月、ユ・スンジュンが米・ロサンゼルス韓国総領事館を相手に起こした査証(ビザ)発行拒否処分取消訴訟の破棄差戻しの宣告公判で、「第1審判決の処分を取り消す。原告に対する査証拒否処分を取り消す」と言い渡した。ロサンゼルス総領事館が裁量権を行使せず、ただユ・スンジュンにかつて入国禁止の決定があったという理由だけでビザの発行を拒否したのは正しくないと判断したのだ。
これに対して、外交部の代理人である政府法務公団は2019年12月、ソウル高等裁判所第10行政部(部長判事:ハン・チャンフン)に再上告した。
しかし、最高裁判所は昨年3月に再上告審で原審(原告人ユ・スンジュンの勝訴判決)を確定した。最高裁は、ソウル高等裁判所の判決に重大な法令違反など特別な事由がないと判断し、審理不続行棄却決定(本案審理をせず終了する決定)を下した。
ユ・スンジュンは昨年10月から、ビザの発行を拒否されてきた。カン・ギョンファ外交部長官は昨年の10月26日、国会外交統一委員会国政監査で「最高裁判所で外交部が十分に裁量権を行使しなかったため、(ユ・スンジュンを)必ず入国させろというものではなく、手続き的な要件を備えるように、外交部に裁量権を行使することが違法であると判決したのだ」とし、「ビザの発行を許可しないことに決定した」と明らかにした。
ソウル行政裁判所第5部で6月3日午後、ユ・スンジュンが米ロサンゼルスの韓国総領事館を相手に起こした査証(ビザ)発行拒否処分の取消訴訟の1回目の弁論期日が開かれた。
ユ・スンジュンの法定代理人はこの日行われたの公判で、20年余り韓国に入国できないようにしたロサンゼルス総領事館の処分は、比例や平等の原則に反しており、不当だと主張した。
ユ・スンジュンは、「兵役逃れの目的で、(アメリカ市民権を)取得したものではない。最初の入国拒否の処分からほぼ20年が経っているのに、20年間ここまで問題になる案件なのかが疑問だ」と主張した。
一方でロサンゼルス総領事館の弁護人は、兵役逃れの目的で外国の市民権を取得した人には、法の枠の中で処分を下していると主張し、ユ・スンジュンが兵役逃れの目的でアメリカ市民権を取得したと疑っている。
2回目の弁論期日は、8月26日に開かれる予定だ。
ユ・スンジュンは韓国での活動当時、当初は入隊の意思を見せていたが、2002年にアメリカ市民権を取得し、兵役免除を受けて兵役逃れの疑惑が浮上した。その後、出入国管理法第11条に基づき、大韓民国への入国禁止対象となった。
彼は2015年8月、在外同胞滞在資格の査証発行を申請した。ロサンゼルス総領事館が、ユ・スンジュンの兵役義務回避を理由に査証の発行を拒否し、2015年10月からビザ発行拒否の処分を取り消してほしいとし、ロサンゼルス総領事館を相手に訴訟を起こした。
ユ・スンジュンは2017年3月、最高裁判所に上告状を提出した。最高裁判所特別第3部は2019年7月、ユ・スンジュンの査証発行拒否の取消訴訟に関する上告審宣告公判で、原審の判決を覆して事件をソウル高等裁判所に差し戻した。
ソウル高等裁判所の第10行政部は2019年11月、ユ・スンジュンが米・ロサンゼルス韓国総領事館を相手に起こした査証(ビザ)発行拒否処分取消訴訟の破棄差戻しの宣告公判で、「第1審判決の処分を取り消す。原告に対する査証拒否処分を取り消す」と言い渡した。ロサンゼルス総領事館が裁量権を行使せず、ただユ・スンジュンにかつて入国禁止の決定があったという理由だけでビザの発行を拒否したのは正しくないと判断したのだ。
これに対して、外交部の代理人である政府法務公団は2019年12月、ソウル高等裁判所第10行政部(部長判事:ハン・チャンフン)に再上告した。
しかし、最高裁判所は昨年3月に再上告審で原審(原告人ユ・スンジュンの勝訴判決)を確定した。最高裁は、ソウル高等裁判所の判決に重大な法令違反など特別な事由がないと判断し、審理不続行棄却決定(本案審理をせず終了する決定)を下した。
ユ・スンジュンは昨年10月から、ビザの発行を拒否されてきた。カン・ギョンファ外交部長官は昨年の10月26日、国会外交統一委員会国政監査で「最高裁判所で外交部が十分に裁量権を行使しなかったため、(ユ・スンジュンを)必ず入国させろというものではなく、手続き的な要件を備えるように、外交部に裁量権を行使することが違法であると判決したのだ」とし、「ビザの発行を許可しないことに決定した」と明らかにした。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ファン・ヘジン
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