キム・ドンウク、ドラマ「君は私の春」放送終了の思いを語る“演じたキャラクターのように生きたいと…”
写真=キーイースト
俳優キム・ドンウクが「君は私の春」を通じてもう一つの人生キャラクターを作り上げた。キム・ドンウクは、韓国で最近放送が終了したtvN月火ドラマ「君は私の春」で精神科医師チュ・ヨンド役を務め、メロ、コメディ、スリラーを行き来する幅広い演技力を披露、もう一度“信頼できる俳優”タイトルを証明した。
特に今回の作品で温かく、甘い余韻を残したキム・ドンウクのロマンス演技が深い印象を残した。キム・ドンウクはソ・ヒョンジンと幻想的な息を見せながら時にはおぼろげなメロの感性を、時にはコミカルなラブコメの感性を披露、お茶の間にときめきと笑いを与えるなど、今まで見せてなかった多彩な魅力をアピールした。
真剣で成熟な面に隠れた抜けた部分のあるイメージで愛らしい魅力をアピールしたキム・ドンウクの演技は、韓国国内だけでなく、海外のファンも熱狂させた。恋愛の素人であるチュ・ヨンドの動作までディテールに活かしたキム・ドンウクのリアルな演技は視聴者の共感と好評を得た。
このようにキム・ドンウクは人生の多くの部分を誰かを生かすために生きてきて、自身の傷も愛する人を通じて癒やすチュ・ヨンドの様々な面を現実感と深みのある演技で描き、多くの視聴者を慰めた。
――作品終了後の感想はいかがですか?
キム・ドンウク:作品を終える度に思いますが、良い人たちと一緒に作った良い作品がもう一本増えました。全ての俳優とスタッフが同じ心で最善を尽くした現場でした。このようにかっこいい人々と一緒に作業できてありがたいです。また、多くの方々が「君は私の春」を愛し、応援してくれたから最後までみんな力を出して走ってくることができたと思います。もう一度お礼申し上げます。
――今まで霊媒、勤労監督官、アンカーなど数多くのキャラクターを演じてきましたが、今回の作品でキム・ドンウクさんが思った“チュ・ヨンド”の一番大きな魅力は何ですか?
キム・ドンウク:ヨンドが施す善意の行動の目的は、ひたすら相手の痛みを癒すためでした。どんな状況でも、対象が誰でも、いつも心から最善を尽くすところがチュ・ヨンドというキャラクターの魅力でした。
――チュ・ヨンドは精神科専門医ですが、心臓移植患者に子ども時代の傷も抱いた立体的な人物でした。淡々とした表現がより現実的だったという評価が多いですが、演技的に重点をおいた部分はありますか?
キム・ドンウク:自分より他人のことを先に考える利他的な人生を生きる人なので、演技をするときも相手の話をより集中して聞こうと努力しました。あまりにも演技の上手な俳優たちに出会ったおかげで、チュ・ヨンドというキャラクターがより立体的に仕上がったと思います。
――繊細なメロの演技も好評でしたが、コミカルなシーンも反応が良かったです。たくさん苦労したと思いますが、自然なコミカル演技の秘訣は?
キム・ドンウク:笑わせたい本能があるようです。体を使うことにはある程度自信があるから、ギャグが怖くありません(笑)。全部楽しく撮影しましたが、楽しく見ていただいて感謝しています。
――相手役だったソ・ヒョンジンさんをはじめ、ユン・バクさん、ナム・ギュリさん、病院の人々、友人まで完璧なケミ(ケミストリー、相手との相性)を誇りました。共演の感想と今思い出せる現場のエピソードがあれば教えて下さい。
キム・ドンウク:みんなあまりにも演技が上手な俳優たちだったので、一緒に演技をする時はいつも楽しみで、やりがいを感じました。撮影現場のエピソードは、じゃんけんで負けた人がおやつを奢っていましたが、僕は一度も奢ったことがないから満足しています(笑)。
――「君は私の春」とチュ・ヨンドはキム・ドンウクさんにとってどんな作品、キャラクターとして残ると思いますか。また、視聴者にはどんな作品として記憶に残ってほしいですか?
キム・ドンウク:チュ・ヨンドのような善良な心で生きたいし、そうするために努力しようと思いました。「君は私の春」に登場する人物の大半が願う人たちです。この作品を通じて日常の幸せ、当たり前のように思っていた人々との関係と思い出をもう少し大切に感じる機会になってほしいです。
――休まず活動していますが、キム・ドンウクさんにとってどんな時間でしたか。そして力を出せる原動力は何ですか?
キム・ドンウク:僕にとっては全ての作品が思い出で、滋養分です。いつも一生懸命に演技をしたいし、そうさせる原動力は家族です。今後良い作品で、新しい姿で挨拶できるように努力します。
キム・ドンウクは「君は私の春」終了後、すぐに次期作であるTVINGオリジナル「豚の王」の撮影準備に入る。彼は20年前のいじめの記憶を忘れずに生きているファン・ギョンミン役を務め、強烈な変身を予告した。完成度の高いスリラードラマの誕生が楽しめる。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ミョンシン
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