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チョン・ウソンが語る #静かなる海 #制作者としての思い #イ・ジョンジェ #イカゲーム

OSEN
写真=Netflix
「静かなる海」の制作者チョン・ウソンが、作品が公開された日の心境をはじめ、「イカゲーム」により高まったプレッシャー、“ソウルメイト”のイ・ジョンジェについてまで、さまざまな話を語った。

最近、オンラインでNetflixオリジナルシリーズ「静かなる海」に関するチョン・ウソンのインタビューが行われた。

「静かなる海」は資源の枯渇により荒廃化した近未来の地球で、特殊任務を受けて月に捨てられた研究基地に発った精鋭隊員たちの物語を描く。韓国ならではのSFミステリースリラー作品で、2014年「第13回ミジャンセン短編映画祭」で好評を博したチェ・ハンヨン監督の同名の短編映画を長編にシリーズ化した。

さらに、俳優のチョン・ウソンは制作者として参加すると知られ、公開前から大きな関心を集めた。彼はこれまで映画「私を忘れないで」「ザ・ガーディアン/守護者」を制作し、今回はNetflix作品の制作に携わり、様々な分野に活動領域を広げている。

オンラインコンテンツサービスランキング集計サイトFlix Patrolによると、「静かなる海」はNetflixのTVショー部門で3位となり、関心が高まった。

写真=Netflix
チョン・ウソンは「人類が水を求めて月に行くという逆説的なところが魅力的だと思いました。限定された空間から地球を離れて宇宙へ行きますが、制限された空間の中で具現化する韓国的なSFとして表現できると思いました」と話した。

続いて「制作した感想は、やはり難しいです」とし「最初の映画は、人間関係の中で愛という観念や想像を語ったのですが、それほど難しくないだろうと思っていたんです。しかし出演と制作の両方をやり、第3者的な視点を逃してしまいました。今回の『静かなる海』には完璧に制作者として参加し、現場で何か起きた時に対応できる瞬発力をより必要としました。制作は依然として難しいです」と首を振った。

彼は「静かなる海」が公開された日を忘れられないとし、「24日から25日まで、正気ではなかったと思います。私が俳優として出演した時は、キャラクターをどれだけうまく具現するのかということだけを悩めばいいのですが、今回は完成度をはじめ、多くの反応を見守らなければなりませんでした」と当時を振り返った。

また、「グローバルストリーミングサービスを利用し、『イカゲーム』によって世界中の方々の韓流コンテンツへの関心が高まりました。それだけ視線が集まるということは大きなプレッシャーになりました。今もあちこちから聞こえる意見を冷静に聞こうとしています。制作者として逃したものはなかったか、それは何なのか、ずっと反省しています」と話した。

ペ・ドゥナ、コン・ユなど後輩俳優たちと制作者として会い、共に映画を作っていったチョン・ウソンは「実は、彼らと会話をするのが難しいと感じました。私が俳優としては先輩であり、意見交換が単なる意見交換にはならないかもしれないと思いました」とし「制作者の立場なので一言を言っても受け入れる立場では負担になることもあります。ですのでどんな言葉で近づけばよいか、隣でどのようにいればよいか、どんな視線で見ればよいか、よく考えなければなりませんでした」と告白した。

制作者チョン・ウソンと俳優たちは時間が流れながら一緒に現場にいる時間が増えて“人対人”に近づく時間が多くなって親しみを感じることになったと。

チョン・ウソンがトップスターであるだけに、カメオ出演の話も出たが、「私が『口にもしないで』と言いました。ドラマを見る時、視線を分散させたらだめだと言いました」と辞退したエピソードを明かした。

写真=Netflix
これに先立ち、昨年9月にNetflixで公開された「イカゲーム」は、世界的なブームを巻き起こしメガヒット作になった。世界中の人々に韓流コンテンツを知らせる良い機会になったが、それ以降のNetflixの作品は、高くなった興行の基準にプレッシャーを持つようになった。

これに関連してチョン・ウソンは「(興行の基準が『イカゲーム』に合わせられていることは)過酷ですね」と笑い、「私たちはその基準から早く離さなければなりません。世界的な突風で社会現象でした。そういった現象を起こせる作品はハリウッドでも何作あるでしょうか。世界的に見ても数作になるかと思います。それは簡単に得ることはできない運命的な現象です。そういった基準で全ての作品を見ると、今後楽しく見ることができるでしょうか。作品固有の面白さやメッセージを逃してしまうかもしれないと思います」と率直な心境を打ち明けた。

「イカゲーム」にはチョン・ウソンの親友イ・ジョンジェが出演したが、2人はかつて清潭洞(チョンダムドン)で頻繁に見かけられ、“清潭夫婦”という愛称ができたほどだ。俳優を超えて制作や投資、そして映画の演出まで同様の歩みを見せている。

彼は「ある共通の意思決定については一緒に話をします。各自の活動領域があります」とし「例えば『静かなる海』は全面的に隣で見守り、応援してくれました。私も見守って応援します。これは尊重です。あるがままを見て理解し、何を表現しようとしているのか、その表現がうまく伝えられるように、一緒にいるそのままを認めます。私たち2人はそれぞれの性格があり、それが合うのだと思います」と話した。

「イ・ジョンジェさんが世界的に愛された時はどう感じましたか?」という質問に「うれしかったですし、胸がいっぱいになりました。その時一緒に撮っていた映画の現場でも、たくさんからかっていました。それを横で見守っているのも楽しかったです」と笑った。

「静かなる海」にはSpecial Thanks(スペシャルサンクス)としてイ・ジョンジェの名前が一番先に出てくる。チョン・ウソンは「いつも横で特別な話はしなくても見守っていてくれて、応援してくれる人です」とし「現場で何かをしたり、プレゼントをしてくれたり、そういったことを超えて、ただただ感謝しています。だから最初にあげるしかない人です」と深い愛情と信頼を示した。
元記事配信日時 : 
記者 : 
ハ・スジョン
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